マスタードシードの使い方を調査!カレーやピクルスに使う調味料?

マスタードシードが何か知っていますか?マスタードシードはどのように使うのでしょうか?マスタードシードの使い方を調査しました。カレーなどのインド料理やピクルスにも使われるマスタードシードの効能や種類・おすすめの使い方・保存方法について詳しく紹介します。また、マスタードシードを使った簡単レシピも紹介します。読めばマスタードシードを使いこなせるようになること間違いなしです。

マスタードシードの使い方を調査!カレーやピクルスに使う調味料?のイメージ

目次

  1. 1マスタードシードとは?
  2. 2マスタードシードの産地
  3. 3マスタードシードの種類
  4. 4マスタードシードの使い方は?
  5. 5マスタードシードにはどんな効能がある?
  6. 6マスタードシードの選び方
  7. 7マスタードシードを使った料理のレシピ
  8. 8マスタードシードの簡単な使い方
  9. 9マスタードシードの保存方法
  10. 10マスタードシードを使ってみよう!

マスタードシードとは?

マスタードシードを知っていますか?マスタードシードとは、マスタードの種のことです。マスタードはアブラナ科の1年草です。細長いさやの中に小さな丸い種子が入っています。日本へは中国から伝わり奈良時代の文書にマスタードに関する記述があります。薬としても使用されています。マスタードシードの使い方や効能・マスタードシードを使ったレシピなども紹介しますので参考にしてください。

Thumbディジョンマスタードとは?ソースやドレッシングなど使い方も調査! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

マスタードシードの産地

マスタードシードの産地は世界中にあり、暖かい地域で栽培されています。マスタードシードの原産地はレバノン・イスラエル地方です。日本に輸入されるマスタードシードは主にカナダ・インド・タイ・オーストラリア産です。日本でも昔は和がらしの材料であるオリエンタル種のマスタードシードが生産されていましたが、現在は100%がカナダからの輸入です。

マスタードシードの種類

マスタードシードにはいくつか種類があります。マスタードシードの主なものとそれぞれの特徴を紹介します。

ブラック・マスタードシード

ブラック・マスタードシードとは、黒がらしとも呼ばれる外皮が黒いマスタードシードで主な産地はイタリアやエチオピアです。ブラック・マスタードシードは小粒でマスタードシードの中では最も辛味が強いのが特徴です。ブラック・マスタードシードを売っている店は少ないようですがインターネットでは数種類のものが購入できます。

ブラウン・マスタードシード

ブラウン・マスタードシードの主な産地は中国・インド・ポーランドです。ブラウン・マスタードシードは小粒でブラック・マスタードシードよりも辛味成分は少なめです。比較的購入しやすいマスタードシードです。

ホワイト(イエロー)・マスタードシード

ホワイト・マスタードシードは白がらしとも呼ばれ、ヨーロッパ・カナダ・アメリカ・エチオピアなどで栽培されています。マスタードシードの中では大粒で外皮の色が薄いのが特徴です。ホワイト・マスタードシードは辛味が少なく、まろやかな風味です。こちらも比較的購入しやすいマスタードシードです。

オリエンタル・マスタードシード

オリエンタル・マスタードシードは和がらしとも呼ばれ、インドや中東・カナダなどで栽培されています。オリエンタル・マスタードシードは日本の和からしの材料としてカナダに生産委託しています。オリエンタル・マスタードシードは、スパイスとしてのマスタードシードとしてではなくほとんどがパウダー状で売られています。

Thumbマスタードとからしの違いを調査!マスタードソースの作り方も! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

マスタードシードの使い方は?

マスタードシードの使い方は、種類によって違います。ブラック・マスタードシードは粒マスタードなどに使われます。ブラウン・マスタードシードはインド料理のカレーなどに使われます。ホワイト・マスタードシードはホットドッグなどにつけるマスタードやピクルスなどに使われます。また、薬用としての使い方もあります。

マスタードシードは生や乾燥した状態では辛味は感じられません。マスタードシードは油や水分と混ぜ合わせることで、辛味が生まれます。ですので、使い方はカレーのときは油で炒め、ピクルスやマリネのときは酢に漬け込んで油分・水分と反応させます。

マスタードシードにはどんな効能がある?

インド料理などで使われるスパイスには歴史があり、漢方のように様々な効能があると言われ薬にも使われてきました。インドのアーユルヴェーダでは、食事療法で様々な効能を持つスパイスを料理に取り入れて体調を整えることを説いています。インドでは体調によってカレーに使うスパイスを変えるそうです。その日の体調に合った効能を持つスパイスを使うことで健康を維持しています。マスタードシードにも様々な効能があります。

マスタードシードにはどのような効能があるのでしょうか?マスタードシードにはカビや細菌の繫殖を抑える効能があります。ピクルスに入れるのは、マスタードシードのカビや細菌の繫殖を抑える効能が長期保存に役立つためです。また塗り薬や湿布薬として、打ち身や痛風・神経痛・咳止めなどに使われています。日本で風邪のときにしょうが湯を飲むように、スパイスの効能を活用することがインドでは日常生活に溶け込んでいます。

マスタードシードの効能には高い抗酸化作用もあり、免疫力アップやアンチエイジングなどが期待できます。その他にもマスタードシードには様々な効能がありますので、料理にもぜひ取り入れていきたいものです。

Thumb粒マスタードの作り方とレシピは?ないときの代用のおすすめは? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

マスタードシードの選び方

様々な効能がありカレーやピクルスなどに使われるマスタードシードですが、種類によって辛味や特徴が違いますので、使い方によって選んでください。それぞれ特徴に違いのあるマスタードシードですが、産地によっても粒の大きさや味に微妙な違いがありますので、いろいろ試してみるとよいでしょう。マスタードシードの使い方別におすすめのマスタードシードの種類を紹介します。

ピクルスにおすすめのマスタードシード

ピクルスに使うマスタードシードでおすすめなのはホワイト・マスタードシードです。ホワイト・マスタードシードは、カビや細菌の繫殖を抑える成分がピクルス液に漬ける際に揮発しにくいという特徴があります。ピクルスと同じように液に漬け込むマリネにも、ホワイト・マスタードシードの効能が発揮されます。

カレーにおすすめのマスタードシード

カレーにはどのマスタードシードも使えます。熱を加えると辛味はあまり感じられなくなりますので好みのマスタードシードを選んでください。2種類以上を混ぜて使ってもよいでしょう。カレーのスパイスはスタータースパイスと呼ばれますが、使い方は多めの油で他のスパイスと一緒にじっくりと加熱して香りを引き出してから具材を炒めます。

粒マスタードにおすすめのマスタードシード

粒マスタードは市販されていますが、自分で作ることもできます。手作りすると自分の好みの味にできるのでおすすめです。粒マスタードにはどのマスタードシードも使えますので、辛味の好みで使ってください。2種類のマスタードシードを混ぜて使うのも味に深みが出るのでおすすめです。

エスニック料理におすすめのマスタードシード

ピリッとした辛味のあるエスニック料理には、辛味の強いブラック・マスタードシードが使われることが多いようです。

マスタードシードを使った料理のレシピ

マスタードシードの効能を生かしていろいろな料理に使ってみましょう。マスタードシードを使ったピクルスや粒マスタードは出来上がりまで少し日にちを置かないといけませんが、出来上がりを待つ間も楽しいものです。上手に作れたらおすそ分けしたくなりそうです。カラフルな色のピクルスにラベルを付けてプレゼントすると、おしゃれでよろこばれるでしょう。

マスタードシードを使ったピクルス

ピクルスが苦手な人もいますが、自分で好みの味に作ると意外と好きになるかもしれません。ピクルスの作り方は簡単ですので挑戦してみてはいかがでしょうか?保存が効きますので家庭菜園などで野菜がたくさんあるときは便利です。野菜やスパイスの種類はお好みで漬けてみてください。マスタードシードは、抗菌作用の成分が揮発しにくいホワイト・マスタードシードがおすすめです。

①酢200cc・水200cc・砂糖50g・潰したにんにく1片・鷹の爪1本・ブラックペッパーホール10粒・ホワイトペッパーホール10粒・マスタードシード小さじ1を鍋に入れ、沸騰したら火を止め粗熱が取れたら冷蔵庫で冷まします。②野菜を好みの大きさに切ってたっぷりのお湯でさっと茹で水を切ります。③密閉容器に熱々の野菜を移し、ピクルス液を注ぎ冷蔵庫で冷やします。

2~3日目から食べ頃になりますが、野菜を小さく切れば1日目から食べられます。きゅうりやプチトマトなど柔らかい野菜は加熱しなくてもかまいません。長期保存したいなら瓶は煮沸消毒しましょう。砂糖を減らす場合は酢の割合を減らすとよいでしょう(酢を減らした分水を足します)。カラフルな色が食欲をそそります。酢や砂糖の種類もいろいろありますので好みの味を見つけてみてはいかがでしょうか?

自家製粒マスタード

粒マスタードの作り方は実はそんなに難しくありません。自分で作ると辛味や酸味を調節できますので、おすすめです。ウインナーやベーコン・サラダ・ステーキ・ポトフ・サンドイッチなど様々な料理に使える粒マスタードを手作りしてみてはいかがでしょうか?ビネガーの種類は米酢でも白ワインビネガーでもお好みで選んでください。お好みで砂糖を入れると酸味が和らぎます。

①ホワイト・マスタードシード50g・ブラウン・マスタードシード30gを40ccのビネガーに1~2晩漬けて常温で水を吸わせます。手で潰せるほどの状態になればOKです。夏場は短め、冬場は長めに漬けるとよいでしょう。②すり鉢でマスタードシードの粒が残る程度に潰します。③ビネガー40cc・塩小さじ1を加え混ぜ合わせます。④瓶に入れて1週間ほど寝かせたら出来上がりです。

出来立ての粒マスタードはまずいので味見はしない方がいいです。味がなじむと美味しくなります。市販の粒マスタードで好きな味があれば材料をチェックしてみて研究してみてもよいでしょう。料理サイトなどにもいろいろなレシピがありますので、試してみて好みの味を探してみてはいかがでしょうか?粒マスタードは加熱しないので、マスタードシードの辛味をそのまま味わうことができる調味料になります。

Thumbマスタードの作り方を解説!簡単に作れる自家製の粒マスタードも紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

マスタードシードの簡単な使い方

マスタードシードをカレーに使ってみよう

スパイスを使って本格的なインドカレーを作ってみたいけど、大変そうな気がしませんか?そこでおすすめなのは市販のカレールウにマスタードシードなどのスパイスをプラスすることです。鍋に油を入れ弱火にかけ温まったらマスタードシードや好みのスパイスを入れます。マスタードシードを熱するとパチパチと飛び跳ねますので火傷には注意してください。十分に加熱して香りが出てきたら具材を炒めていつも通りにカレーを作ります。

熱に弱いスパイスは後から加えてください。いつものカレーがワンランクアップして、スパイスの香り高いカレーになります。手軽にできるのでぜひ試してみてください。スパイスの効能を調べたり香りの好みでいろいろ試してみるのも楽しいことでしょう。マスタードシードは熱を加えると辛味はあまり感じられなくなりますので、種類は選ばず使えます。

マスタードシードをマサ―ラーチャイに使ってみよう

インドでチャイというと砂糖と一緒に甘く煮出したミルクティーのことで、スパイスを入れたものをマサ―ラーチャイと呼ぶことが多いようです。呼び方はお店によっても違います。植民地時代のインドでは上質な茶葉はイギリスに送られていましたので、商品にならないくずのような茶葉を美味しく飲むためにチャイが生まれたということです。

マサ―ラーチャイに使うスパイスはシナモン・スターアニス(八角)・カルダモン・クローブ・しょうがなど様々ですが、好みで2種類以上使うとよいでしょう。マスタードシードもチャイに使えるスパイスです。2~3人分のレシピを紹介します。①マスタードシードと好みのスパイスをすり鉢などで潰します。潰した方が香りが出ますが省略しても大丈夫です。②鍋に水400ccと茶葉ティースプーン1杯とスパイスを入れて火にかけます。

③沸騰したら弱火にして好みで砂糖を入れます。④3分経ったら再び強火にして沸騰させ、牛乳150~200ccを入れ、沸騰したら弱火にして2~3分加熱します。また強火にし沸騰したら火を止めます。茶こしでこしてティーポット(ないときはカップに直接)に入れ、カップに注ぎます。

カフェで飲むようなスパイスの香り高い美味しいチャイができますので、ぜひ作ってみてください。チャイの茶葉にはアッサムティーなどが向いていますが、ティーバッグなどの安い茶葉でも十分美味しくなります。マスタードシードの種類やスパイスや茶葉の種類もいろいろ試して、好みの味を見つけてみてください。

マスタードシードをマリネに使ってみよう

マリネというと揚げた魚や肉を漬けるイメージでなんだか面倒くさそうな気がしませんか?魚や肉を省略してメインではなくサラダ感覚で作るとぐっと簡単になります。2人分の基本的なマリネ液のレシピを紹介しますので、好みの野菜を入れて気軽に作ってみてください。マリネ液にはどのマスタードシードでも使えますので好みで選んでください。

①器にマスタードシード・サラダ油大さじ1、酢小さじ1と1/2、塩小さじ1/2を入れて混ぜ合わせます。②キャベツなら食べやすい大きさに切ってふわっとラップをかけてレンジで2分程度加熱し水気を軽く絞って温かいうちにマリネ液に漬けます。マリネはマスタードシードの抗菌作用で、食材が傷みやすい季節にもおすすめの調理法です。

マスタードシードを炒め物に使ってみよう

マスタードシードを炒め物に入れるといつもの野菜炒めがスパイシーになって美味しくなります。①フライパンにサラダ油とマスタードシード・鷹の爪・潰したにんにく・好みのスパイスなどを入れて弱火にかけます。②香りがしてきたら食べやすく切ったオクラなど季節の野菜を入れて炒めてください。

カレー粉を入れたらカレー味の炒め物になりますし豚肉やイカなどを入れても美味しいでしょう。野菜炒めといえば塩胡椒やウスターソースという味付けが多いですが、マスタードシードなどのスパイスを使うと全く違う料理のようになるのがおもしろいところです。マスタードシードは炒めると辛味はそれほど感じられなくなりますので、辛いものが苦手な方でも大丈夫です。簡単にできるので作ってみてはいかがでしょうか?

マスタードシードの保存方法

マスタードシードは直射日光や高温多湿を避け常温で密閉保存します。小さな瓶で売られているマスタードシードがおすすめですが、袋入りのものは残ったら密閉容器に移し替えるようにしましょう。特にブラックとブラウン・マスタードシードは香りが飛びやすいので、たくさん使わない場合は少量のものを買う方がよいでしょう。他のスパイスについても同じことが言えます。

マスタードシードを使ってみよう!

マスタードシードの種類や使い方・効能などについて紹介しましたがいかがでしたか?マスタードシードは意外と取り入れやすいスパイスです。マスタードシードの種類や産地によっても味や特徴が違いますので、いろいろ試してみてお気に入りのマスタードシードを探してみてください。

たくさんの効能があって美味しいマスタードシードを使って、カレーやピクルス作りなどに挑戦してみてはいかがでしょうか?オリジナルのマスタードシードの料理を考えるのも楽しいです。マスタードシードなどのスパイスを取り入れることで料理の幅もきっと広がることでしょう。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ