豚ロースのカロリーは低い?薄切り・厚切り・赤身別に対策!

とんかつや生姜焼きなど定番の料理に使われる食材が豚ロースです。豚ロースは豊富な栄養素を含んでいる食材である反面、カロリーが高めであるデメリットも持っています。豚ロースは薄切り、厚切り、赤身と販売されているスタイルも多様です。カロリーを左右するのは脂肪分です。豚ロースのカロリーを徹底紹介します。栄養素を逃がさない調理方法や、カロリーオフの調理方法も紹介します。

豚ロースのカロリーは低い?薄切り・厚切り・赤身別に対策!のイメージ

目次

  1. 1豚ロースのカロリーが気になる!
  2. 2豚ロースはどこの部位?
  3. 3豚ロースはダイエット効果がある?
  4. 4豚ロースの注目の栄養成分とは?
  5. 5豚肉の気になるカロリー
  6. 6豚ロースの切り方別カロリー対策
  7. 7豚ロースのメニュー毎のカロリーを紹介!
  8. 8豚ロースのカロリーを抑えてダイエットに活用しよう!

豚ロースのカロリーが気になる!

柔らかくて美味しいのが特徴の豚ロースは、健康や美容にも大きな効果があると人気の食材です。一方カロリーが高めの食材とも言われています。スーパーで手頃に入手することができる豚ロースは様々な調理法があり、厚切りや薄切り、赤身などその種類も豊富です。どの豚ロースを選べば一番カロリーが低く、ダイエット効果があるのでしょうか?栄養豊富な豚ロースはどのような調理方法が一番適切でしょうか?

豚ロースを上手に選び、上手に調理すれば、豚ロースの栄養素を効果的に摂取し、カロリーも控えめでダイエット効果もあります。それを実現するには豚ロースを構成する成分や特徴を理解しておくのが一番です。何気なく食卓に登場する豚ロースのカロリーや栄養成分について紹介します。また、ダイエット中でもカロリーを気にせずに食べることができる調理方法なども紹介します。

豚ロースはどこの部位?

豚ロースは豚のどこの部位であるかご存知ですか?豚ロースは豚の背中に近い部分にある肉です。牛のロースが高級部位であると同じように、豚肉の中でも高価な部位が豚ロースです。肉質が柔らかく、一番おいしい部位として人気があります。旨味を出す成分に脂身があります。ヒレ肉など脂肪分が少ない高級部位もありますが、豚ロースは脂肪分が肉の柔らかさを生み出しているのが特徴です。

豚特有の旨味を出しているのがこの脂身ですが、脂肪分ですので当然カロリーも高めです。牛の脂身と比較すると不飽和脂肪分と呼ばれるコレステロールを抑える成分が多いのですが、他の部位と比較してもカロリーが高めです。生活習慣病のもとにもなる高カロリーは避けたいものですが、脂質を上手にカットすることでカロリーと栄養素とうまみを両立させることができます。

豚ロースはダイエット効果がある?

カロリーは高めの反面、豊富な栄養素

豚ロースには健康維持にはかかせない豊富な栄養素がふんだんに含まれています。一見脂身の多い豚ロースのため、カロリーが高めでできる限り摂取しないほうが良いと思われがちです。カロリーが高いのは事実ですが、反面豊富な栄養素をたくさん摂取できるのが特徴です。体の健康をのための栄養素が多い分、高いカロリーを消費することができるのです。たんぱく質やビタミンなどの栄養素が豊富です。

豚ロースは低糖質な食品です。糖質制限ダイエットを行っている人にはおすすめです。豚肉は全体的に低糖質ですが、豚ロースは群を抜いて糖質が低いのが特徴です。ただし糖質が低いからと言って食べすぎるとカロリーを過剰摂取することになるため、注意が必要です。豚ロースにはたんぱく質が豊富です。たんぱく質は体の中の筋肉を作るのを助けてくれる役割を持っています。脂肪を増やさず筋肉を増強します。

筋肉を増やすことは基礎代謝のアップにつながります。つまり一日の消費カロリーを高めてくれる働きを持っているため、多少のカロリーの過剰摂取も相殺させることができます。たんぱく質は痩せやすい体づくりには欠かせない栄養素であるため、たんぱく質を多く含む豚ロースはダイエットに魅力的な食品です。カルニチンも多く含まれています。カルニチンは、脂肪燃焼に効果を発揮します。

体に脂肪がついてしまった場合、除去することは難しいのですが、蓄積された体脂肪の燃焼も助けてくれるのがカルニチンです。摂取するだけでどんどん脂肪を燃焼させる働きを持っているため、豚ロースを食べ続けるのはダイエット効果をもたらします。ビタミンB1の効果もあります。ビタミンB1は糖質の代謝を促します。インスリンの分泌を抑える働きを持っています。肥満の予防に効果があります。

豚ロースの注目の栄養成分とは?

豚ロースには高い効能が期待できます。まず健康維持です。良質な動物性のたんぱく質は体を作る源です。血管や臓器、筋肉などを作るのもすべてたんぱく質の働きです。ダイエット中の人にもおすすめですが、成長過程の中にある子供にも積極的に摂取してほしい食品の一つです。病気予防にも効果があります。たんぱく質を構成しているアミノ酸は、アルコール代謝を助ける働きを持っています。肝臓の病気予防にもなります。

次に疲労回復です。日ごろから疲れやすいと感じている人に豚ロースは効果があります。疲労回復に役立つ栄養素はビタミンB1です。体にたまった疲労の要因は糖質です、その糖質の代謝を促進するとともに、体の疲労を取り除く働きを持っています。運動や飲酒はビタミンの消費が多くなります。そのため、スポーツや飲酒をよく行う人は豚ロースを摂取することで疲労しにくい体にすることができます。

そして基礎代謝のアップです。健康維持にも役立ちますが、筋肉の増強だけでなく、修復や強化をする働きも持っています。筋肉量が増えれば、必然的に基礎代謝がアップします。太りにくい体を作るには基礎代謝をアップさせるのが一番効果的で、ダイエットのリバウンドなどを発生させにくくなります。運動能力の高い体を作るのに効果があり、スポーツ選手などの基礎代謝アップにも効果があります。

うつ病の防止にも役立つのが豚ロースです。トリプトファンと呼ばれる成分は精神的に安定させる働きを持っています。脳の発達や劣化防止に効果があるため、うつ病になりにくい体にするほか、子供の脳の発達の強化や老人のボケ防止や認知症防止にも高い効果が期待できます。記憶力の強化にも役立つため、受験生などにもぜひ食べてほしい食品が豚ロースなのです。

豚肉の気になるカロリー

豚肉には豊富な栄養素があり、期待できる効果も非常に高いものになっています。しかし反面、カロリーが高いデメリットもあります。高カロリーな食品は健康上あまり良くないと敬遠されがちです。豚肉のカロリーについて紹介します。豚肉のカロリーは部位によって大きく異なります。糖質は共通して低いのに対してカロリーは部位によって大きく変化します。その理由は脂肪分です。

豚ロースの赤身のカロリーが100グラム当たり150キロカロリーに対して脂身つきの場合、260キロカロリーになります。ももの部分では赤身が14キロカロリーであるのに対して脂身は180キロカロリーです。脂身がある箇所はとてもカロリーが高くなっています。一方脂身がほとんどないヒレ肉は130キロカロリーにとどまっています。脂身の部分だけで100キロカロリー以上多くなります。

脂身は動物性の油であるラードです。脂肪酸が豊富に含まれています。美味しい豚肉料理であるとんかつやしゃぶしゃぶなどはこの脂身であるラードが作りだしている食感です。美味しいと感じる豚肉はラードの部分です。カロリーを気にするのであれば、この脂身をできる限りカットした調理を行うことがおすすめです。もちろんすべてカットすると豚肉本来の美味しさが損なわれるため、カット量を調整することが大事です。

豚バラ肉はスーパーなどで一番手頃に入手できる豚肉です。いろいろな料理に使えるのが特徴ですが、脂肪分が常につきまとうのがばら肉です。他の部位は脂肪をカットすることもできますが、ばら肉だけは脂肪が組み込まれた状態の肉であり、カットするのが難しくなっています。ばら肉を食べるよりは脂肪分をコントロールできる豚ロースの方がダイエットなどには適しています。特に豚ロースの赤身は脂肪分が少なく魅力です。

同じことはひき肉に対しても言えます。ひき肉はばら肉以上に脂肪分が組み込まれて加工されています。そのため、カロリーは非常に高めです。ばら肉は白い脂肪部分ができる限り少ないパッケージを店頭で選ぶことも可能ですが、ひき肉の場合には見た目でも判別つきにくくなります。そのため、カロリーを気にしている場合、ひき肉はできる限り控えめにすることがおすすめです。

豚ロースの切り方別カロリー対策

薄切り

豚ロースは脂肪分がある程度塊になっているため、それを取り除くことができます。美味しい脂肪の部分を調理段階でカットしたくない気持ちもありますが、カロリーを気にする場合には、脂肪分を取り除くことで大幅にカロリーカットできます。豚ロースにも調理に適したサイズで販売しています。大きく薄切りと厚切り、そして赤身として販売しています。それぞれのカロリー対策について紹介します。

薄切りの豚ロースは豚しゃぶしゃぶや炒め物などに利用します。薄切りだからと言ってカロリーが低いとは限りません。同一グラム数のカロリー量は切り方の厚さとは無関係です。もちろん少量の豚肉しか摂取しないのであれば、カロリー量も比例して少なくなりますが、摂取できる栄養素も少なくなります。薄切りの豚肉は脂肪分をカットしやすいのが特徴です。白い脂身を包丁を用いて切り落としてあげるだけです。

すべてを切り落とす必要はありません。白い脂身の部分は豚肉の美味しさの部分もあります。根こそぎ取ってしまうと美味しさが半減してしまいます。目立つ白い部分をカットするように落とすのがコツです。しゃぶしゃぶなど茹でる場合には、脂肪分が茹でている最中にカットされます。カット率はおおよそ5パーセント程度です。そのため、炒め物にするよりは多めに残しても構いません。

下ごしらえの段階だけでなく、調理中の工夫もできます。炒め物の場合には、油でいためることが多いのですが、この油の量を減らす工夫もできます。脂肪分と油で油分が非常に多い料理は見た目にも高カロリーです。そのため、脂肪分をカットして、少ない油で炒めることでさらにカロリーを削ることが可能です。切り取ったラードを上手に利用して炒め物の油に活用することもできます。

厚切り

続いて厚切りの豚ロースです。厚切りの豚ロースの料理の定番はとんかつです。ジューシーなとんかつは、とても美味しい料理ですが、とても高カロリーです。揚げものであるとんかつは厚切りを使っている分、油分が多く、カロリーがさらに高くなります。ダイエット中はとんかつを控えるのが定番ですが、どうしても食べたい場合には、カロリーを控えめにしたとんかつを工夫して作ることをおすすめします。

厚切りの豚ロースから白い脂肪分を取り除くことは簡単ではありません。包丁できれいに取ることが難しいからです。そのため、スーパーで購入するときには、厚切りよりも少し薄めの豚ロースを選ぶことをおすすめします。摂取する豚肉の絶対量を少なくすることでカロリーを低くすることができます。また、包丁で脂身をカットしやすいのも特徴です。白い部分をできる限り少なくしてとんかつにするのがベストな方法です。

とんかつにするには衣をつけます。卵やパン粉なども低カロリーなものを選ぶのがおすすめです。卵を使わないフライ料理をするなど調理方法を工夫することでカロリーを抑えることも可能です。また、油で揚げる時には少なめの油で揚げると効果的です。油が多いとどうしてもカロリーが高めになります。油を少なめにすると吸収する油の量が物理的に減ります。厚切りより薄くすることで油を経済的に利用できる効果もあります。

赤身

豚ロースを購入するときにカロリーを気にしているのであれば、赤身を選択するのが一番効果的です。脂身のある薄切りや厚切りに比べるとグラム当たりの価格は若干高めになりますが、脂肪分が少ないのが魅力的です。カロリー換算すると100グラム当たり100キロカロリー以上少なくなります。カロリーを考えると一番おすすめなのが赤身です。もともと柔らかい部位である豚ロースの赤身はそれ自体で美味しく調理できます。

とんかつ料理で比較するとカロリーの違いは明らかです。厚切りの脂肪分がついた状態で調理したとんかつのカロリーは450キロカロリーです。これに対して同じ厚さの赤身で調理したとんかつの場合には、380キロカロリーです。70キロカロリーの差があります。もちろん、とんかつ自体カロリーが高い調理方法であるため、赤身でもカロリーが高めですが、赤身は厚切りよりも低カロリーにすることが可能です。

豚ロースのメニュー毎のカロリーを紹介!

ダイエット中は低カロリーの調理方法がおすすめ!

豚ロースには様々な調理方法があります。調理方法によって大きくカロリーが異なるのも豚ロースの特徴です。一番カロリーが高い調理方法はとんかつです。そのためダイエット中の人にはおすすめできない調理方法です。他にも生姜焼きやしゃぶしゃぶなどの調理方法もあります。ポークソテーもあります。調理方法の中には豚ロースの脂質をカットしてくれるものもあります。工夫して調理することでカロリーオフできるのです。

豚ロースは煮物や茹でるとカロリーダウン

豚ロースのヘルシーな食べ方を紹介します。一つ目は豚ロースを使ったサラダです。薄切りの豚ロースを使います。豚ロースは茹でると脂質がカットされる性質を利用して先ず豚ロースの薄切りを下茹でします。冷ましてから野菜と一緒に皿に盛り、ドレッシングをかけて食べます。豚ロース本来の美味しさを脂質カットで楽しめます。野菜と一緒に食べるレシピのため、とてもヘルシーで健康的です。

生姜焼きも豚ロースの効果的なカロリーオフしたメニューです。薄切りの豚ロースを利用します。薄切りの赤身を利用するとさらにカロリーオフできます。生姜焼きの生姜は体を温める働きがあり基礎代謝をアップさせてくれます。そのため、カロリー以上の効果を期待することができます。カロリーが高くても消費カロリーをアップさせることができます。豚ロースの脂身を利用して生姜焼きを焼くのがさらに効果的です。

高野豆腐の肉巻きもおすすめレシピです。このレシピも薄切りもしくは赤身の薄切りを利用します。脂身が少ないほうがおいしいレシピです。豚ロースで高野豆腐を包み、片栗粉を付けてフライパンで焼くだけです。高野豆腐の栄養素とかさが増える分の効果により少ない量でも満腹感を得られるのが特徴です。ヘルシーな調味料で味付けすれば、さらにカロリーを抑えることができます。

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脂肪分を取り除く調理法

豊富な栄養素を含んでいる豚ロースですが、調理方法によっては栄養素が壊れてしまうなどのリスクもあります。せっかくの栄養素を摂取できないばかりでなく、カロリーまで高くなってしまったら豚肉効果を得ることができません。そのため、栄養素を壊さないように調理する工夫が大事です。カロリーを抑えつつ、栄養素を壊さないような調理方法で一番おすすめなのが蒸し料理です。豚ロースの蒸し料理です。

逆に炒め物は栄養素が逃げやすい環境にあります。生姜焼きなどは薄切りの豚ロースを使ったメジャーな調理方法ですが、栄養素が逃げてしまいやすく、豚肉効果を最大限得ることができません。野菜と豚ロースを一緒に入れて蒸したものに調味料をかけて食べる方法がおすすめです。豚肉を使った肉しゅうまいや肉餃子を蒸すのも効果的です。もともとカロリー高めなひき肉料理ですが、栄養素を高く維持できます。

脂肪分をうまく相殺する

豚ロースは単体で食べるよりも他の食品と食べ合わせることで美容や健康に効果的になるケースもあります。まず豚ロースとネギの組み合わせです。ビタミン豊富な豚ロースですが、ネギはビタミンの吸収率を高める効果を持っています。ビタミンは体の中で維持することができない栄養素であるため、できる限り摂取率を高めるのが効果的な方法です。疲労回復やストレス軽減に効果的です。

もうひとつは豚ロースとトマトです。トマトに含まれる豊富なビタミンは美容に好影響を与えます。豚ロースに含まれるビオチンも美容には効果があり、これらの組み合わせで相乗効果を出すことができます。薄切りの豚ロースの生姜焼きや厚切りのとんかつにトマトを添えるケースはよく見かけますが、一緒に食べることで美容にとても良い効果を出します。トマトは豚ロース料理のつけ合わせに最適です。

豚ロースのカロリーを抑えてダイエットに活用しよう!

豚ロースは食卓によく登場する肉です。様々な料理に使うことができる万能食材です。しかも豚肉の中でも特に柔らかい部分でとても食感が良い特徴を持っています。高い栄養価値を持っており、ダイエット中の人や子供にも積極的に食べてほしい食材の一つです。半面、脂肪分が多くカロリーが高めなデメリットもあります。基礎代謝を高める効果を持っているため、カロリー消費も助長しますが、敬遠しがちな傾向にもあります。

しかし、豚ロースの脂肪分を上手にカットしたり、とんかつなど油ものの料理を避けたり、脂肪を溶かす工夫をしてカロリーを抑えたヘルシーな豚ロース料理を作ることも可能です。食べ合わせする食品によっては相乗効果をもたらすケースもあります。カロリーを抑えて調理すれば最高の食材である豚ロースを活用してみませんか?薄切り、厚切り、赤身にあったレシピを活用することで健康、美容を維持できます。

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