センマイの部位を解説!ホルモンの違いや栄養・美味しい食べ方も紹介

センマイという名前聞くと分からない人と分かる人といます。センマイは牛のある部分の部位なのですが、ホルモンのなかでもなかなか出回らない部分の為にあまり牛のホルモンの部位としては希少な部位だそうです。しかし実際見てみると「え?」となる部位でもあります。そんな謎が満ちたセンマイについて今回は、栄養を始め食べ方や違いなどを含めて細かく調べてきたのでご紹介しましょう。

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目次

  1. 1センマイってどこの部位?
  2. 2そもそもセンマイの部位はどうして黒いの?
  3. 3センマイという部位の味と食感
  4. 4センマイの部位と他の部位の違い
  5. 5センマイの部位が持つ栄養
  6. 6センマイの部位の食べ方としてセンマイ刺し
  7. 7センマイの部位の下処理は大事
  8. 8センマイの部位の美味しい食べ方
  9. 9センマイの部位を使った美味しいアレンジレシピ
  10. 10センマイという部位をさらに美味しく食べよう

センマイってどこの部位?

最近ホルモンが大ブームです。いろんなホルモンが世の中に出てくると同時にたまに「これなに?」となるホルモンもあります。ホルモンによってはなかなか取れなかったりする事もありすべてのホルモンが必ずしもこのホルモンが食べれるとは限りません。その中で最近女性の間でも栄養があるのは知っているけど食べ方が分からないというホルモンがあります。それは、「センマイ」というホルモンです。センマイについて触れましょう。

センマイとはいったいどこの部位なのか正直気になりませんか?実はセンマイは牛の胃です。しかし牛の胃は全部で4つあるのですが、センマイはその胃の一つ第3の胃なのです。しかしセンマイは画像を見た通りすごく黒くて初見の人だと「これ、食べれるの?」となる人が多いです。しかし実はこのセンマイは意外と栄養が高く美味しい食べ方があるのです。そこで他の胃との違いを入れてセンマイの栄養や食べ方について紹介します。

そもそもセンマイの部位はどうして黒いの?

ではここでどうしてセンマイがこんなに黒いのか不思議ではないでしょうか?そもそも他のホルモンでここまで黒い状態のホルモンを見た事がない人が多いでしょう。それはセンマイには鉄分が豊富なのです。その為にセンマイは黒いと言われています。しかし稀に白いセンマイもあって、そちらも食べれます。殆どは黒いセンマイが圧倒的に黒いセンマイだと下処理も軽く済むために焼肉店などでも愛用されているホルモン焼きです。

センマイという部位の味と食感

センマイの部位の味

センマイという部位の味について触れたいと思います。センマイの味は見た目の生々しさとに反して味は脂少な目でさっぱりしています。ホルモンの中でもカロリーが低く、コリコリとした歯ごたえや食感が特徴的です。どうしてそんなにホルモンの中でもカコリコリしているのかというと牛の第3の胃であるが故の特徴からコリコリしているのではないかと言われています。そもそも第3の胃はどんな役目があるのかご紹介しましょう。

センマイの味が見た面たいしてさっぱりしているのは第3の胃の役目と関係あるのではと言われています。牛は一度食べた草を反芻(はんすう)つまり一度食べたものを再び口に戻して咀嚼するため、胃を4つも持つ動物です。その中で第3の胃としてセンマイが存在します。醗酵物が通る胃なので、下処理はかならず必要です。醗酵物が通っていく場所だからこそシンプルな味わいになるようです。見た目に対して味はシンプルなのです。

センマイの部位の食感

センマイの食感としてはコリコリしていて食べやすいと言われています。それはおそらくセンマイの形に関係していると言われており、内壁が幾重にもヒダになって重なっているところがセンマイなのですが、その重なっているからこそコリコリ感が出るのではないかと言われています。しかしセンマイ自身あまり市場に出回らない事が多いのでコリコリしている感触の理由は形以外にあるのかもしれません。気になる所です。

センマイの部位と他の部位の違い

牛の4つある胃の一つであるセンマイですが、他の胃との違いはあるのでしょうか?うちの胃は第1の胃がミノ、第2の胃がハチノス、第3の胃がセンマイ、第4の胃がギアラと名前で違いがあります。ミノに関しては知られているホルモンなのでここでは計略します。ハチノスは名前通りハチノスの様になっていて、中華料理やフランス料理で使われます。しかし下処理がものすごくめんどくさいホルモンでもあり、ここで違いがあります

同じ胃でも違いがあるです。そして第4の胃ギアラは唯一胃としての動きをしている胃というセンマイとはっきりした違いがあります。センマイと比べて表面が滑らかで薄く、柔らかいのが特徴的で、全体的に脂肪が多く味わいは濃厚とも言われてます。同じ胃でもこれだけの違いがあるのも面白いです。食べた時の食感も味も4つの胃はそれぞれ違いがはっきりあります。これなら一度は胃のホルモンの違いを食べ比べするのもおすすめです。

センマイの部位が持つ栄養

では次にセンマイに含まれている栄養についてお話しましょう。そもそもセンマイは見た目もグロいのであまり食べたいと思わないですが、なによりも市場に出回る回数が少ないホルモンです。だからこそ余計にどんな栄養が入っているのか気になります。そこでここではセンマイに含まれている栄養について栄養成分を含めて色々ご紹介していきましょう。きっとこの栄養が足りない人は思わずセンマイを食べたくなるかもしれません。

最初に紹介するのはセンマイにある栄養素は「亜鉛」です。「亜鉛」は免疫力を高めてくれる栄養素であります。また『亜鉛』は体の細胞分裂に不可欠で、特に人の目につきやすい、お肌や髪の毛、爪などを元気にするのも亜鉛の役割です。不足すると、カサカサ肌やパサパサ髪、爪割れなどの原因にもなり見た目の印象を悪くさせてしまいます。亜鉛は傷ついた細胞の修復に必要な栄養成分でもあるので、センマイを食べるのはおすすめです。

次に紹介するセンマイにある栄養素は「ビタミン12」です。別名『造血のビタミン』ともビタミンB12は、“葉酸”と協力して、赤血球を作りあげます。つまり、ビタミンB12が足りないと、赤血球が作られず、貧血状態になってしまう、ということでもあります。センマイはそのB12が豊富なので、貧血で悩む人は、食べてみるのがお勧めです。センマイの栄養素は色々身体にいいものばかりなので食べる価値は十分あります。

最後に紹介するセンマイの栄養は「ビタミンB2」です。脂質代謝を進めてくれます。栄養ではありませんがホルモンの中でも最も低カロリーのセンマイは、ダイエット中でも躊躇なく食べられる食材です。スライスして刺身にしたり、モツ煮込みやモツ鍋の材料としても利用できますがもちろん、普通の肉のように、野菜炒めなどの具として利用ながら、自分好みにセンマイをアレンジしてキレイと元気を一度に手に入れていきましょう。

センマイの部位の食べ方としてセンマイ刺し

栄養素についても話したところで、次はセンマイという部位を美味しく食べる方法です。これだけ栄養素が豊富な部位なので、せっかくならば美味しく食べたいところです。そんなセンマイの部位を美味しく食べる食べ方として一番の人気はセンマイ刺しです。つまりセンマイを刺身にして食べる食べ方です。焼肉店でも焼く以外にもおすすめしている食べ方で取り扱っていればメニューにも載っています。ではセンマイ刺しの食べ方です。

センマイの刺身って生じゃないの?と不安な人もいると思いますがそこは大丈夫です。本当に生の肉を刺身で食べる訳ではなく湯通ししてあります。お湯でさっとボイルし、表面の灰色の膜を剥がして処理したものを、ポン酢や辛子酢味噌、コチュジャンのタレなどで頂く食べ方をするのがセンマイ刺しです。センマイはそもそも生で食べると非常に危ない部位なので、必ず湯通しされています。センマイ刺しの食べ方が分かった所で次です。

センマイの部位の下処理は大事

センマイという部位について大分分かってきた所で次に食べる方法について紹介します。そもそもセンマイはまず生で食べません。必ず湯通しとすることが前提です。というのもセンマイについている多くのヒダの隙間に汚れが溜まりやすく、しっかり下処理するのが必須です。その汚れを取らずに食べてしまうとなんたらの体調不調を起こしかねません。ちなみに店で売っているセンマイは殆ど下処理済なのでそのまま食べる事が出来ます。

もし生のセンマイの部位を貰ったり、買ったら必ず次の下処理のやり方をして下さい。最初に流水で汚れをよく洗い流します(ここは大事です)たっぷりの熱湯で軽く下茹でします。因みにスプーンなどを使って表面の灰色の皮を剥がしたものは白センマイになります。次に冷水にとり、粗熱を取ります。粗熱が落ち着いた所で細切りにすればもうあとはどんな料理に使っても大丈夫です。センマイという部位は生では食べてはいけません。

センマイの部位の美味しい食べ方

センマイの美味しい食べ方

所でセンマイという部位は黒センマイと呼ばれているものと白センマイと呼ばれているものがあります。それらが分かれて出てくる時は殆ど下処理ですが、それでもどうやって食べればいいのかわからないです。おいしい食べ方が分かれば白センマイでも黒センマイでも食べてみたいところです。ちなみに中華料理屋フランス料理などで使われるセンマイは殆どが黒い方です。白い方はあまり使われないそうです。どうしてなのでしょうか?

白センマイは黒センマイ以上になかなか捕れない為に使われることがありません。下処理の段階で出る事もありますが、殆どの料理人は使わずに黒センマイの方を使う事が多いのです。なので黒センマイの美味しい食べ方をご紹介します。黒センマイ刺しで使うタレであるピリ辛のタレです。意外と黒センマイと味が合うのです。コチュジャン、お酢、砂糖を1:1:1で混ぜ、ごま油を少量加えたら完成です。他に色々添えても大丈夫です。

センマイの部位を使った美味しいアレンジレシピ

さてここからはセンマイを使った料理をご紹介しましょう。せっかくセンマイを貰ったのにセンマイ刺しや焼肉などに使うよりも他にいろんな料理があるのではないのか?と思う人もいるとこともいます。そこで今から美味しいセンマイを使ったアレンジレシピをご紹介していきましょう。ただ焼くだけ、刺しにして食べるだけだったセンマイの料理の幅が広がっていきます。

センマイの部位を使ったアレンジレシピ①炒め物

最初に紹介するセンマイを使ったアレンジレシピは「センマイ炒めの温玉乗せ」です。名前通りセンマイを他の野菜と炒めて作った料理です。野菜は家にあるあまりもので十分作れるのでお勧めです。因みに温玉と書いていますが、普通に生卵をを仕上げに乗せても大丈夫です。味付けももちろん普通の野菜炒めで使う感じでも大丈夫ですし、自分の好みの味を作るのもおすすめです。シンプルにゼンマイを味わう事が出来る料理です。

ゼンマイ炒めレシピは「センマイとニンニクの芽の中華炒め」です。センマイ150g、ニンニクの芽1/3、人参1/3、ニンニク2かけ、ごま油大1/2、中華スープの素小2、塩少々です。作り方はセンマイと人参は細切り、にんにくの芽を5㎝に切り、にんにくはみじんぎりにするフライパンに油をしき、にんにく、にんじんとニンニクの芽をいれて炒める。しんなりしてきたらセンマイ、中華スープのもと、ごま油、塩を入れ炒めたら完成です。

最後は「センマイの中華塩炒め」です。センマイ150g、塩小さじ2、ごま油小1、ニンニク1かけ、ネギ油小2、ネギ3cm、パクチー3本、チューブニンニク5cmです。センマイをよくあらいほそぎりにする。にんにく、ねぎ、パクチーはみじんぎりにする。フライパンにねぎ油をしれて温めます。その後センマイ、チューブにんにく、塩をいれてよくいため、油がまわったらごま油をたらしてまぜて火を止めて、お皿に乗せれば完成です。
 

センマイの部位を使ったアレンジレシピ②煮込み

次は「センマイの煮込み」です。作り方は煮込み料理なのでとても簡単です。センマイを一時間ほど下茹でしてから細かく切り分け、お鍋に入れていきます。ニンニク・唐辛子の香りをじっくり移したアツアツのオリーブオイルでタマネギを炒め、臭みの抜けたセンマイと冷蔵庫にあったニンジンとセロリあたりをぶち込みホールトマトと共に二時間ほど煮込むだけです。最後に塩胡椒で味付ければ完成です。イタリアン風で美味しいです。

最後は「牛筋とセンマイの韓国煮込み」です。鍋を温め、ごま油を引く。センマイを入れて炒める。すぐに臭いニオイが襲ってくるが我慢する。牛スジを入れて一緒に炒めていき、大体火が通ったら砂糖と味りんを入れて2~3分炒めます。その後にすりニンニクをたっぷり入れ、香りよく炒めて、そこへ濃口醤油を入れる。味噌は隠し味落し蓋をし、弱火で8~10分コトコトすれば完成です。辛子も自分好みで調整してください。
 

センマイという部位をさらに美味しく食べよう

センマイについて細かくご紹介してきました。センマイの種類はもちろんですが、栄養素や美味しい食べ方などそしてどこの部位のものであるかなど知ることが出来てよかったと思います。センマイ自身あまり市場に流通しない上なかなか見かけない事が多いですし、取り扱う店も少ないです。しかしセンマイと部位がどういうものなのか知ることでもし見かけたときに食べてみたくなると思います。センマイを見かけたら食べて下さい。

見た目は初見だとグロテスクに見えてうっとなりますが、味はシンプルで、美味しいですしなによりも栄養価が凄く高いホルモンです。必ず下処理が必要な部位ですが、しっかりすれば安心して食べる事ができます。また他の胃の部位との違いを楽しみながら食べる食べ方などいろんな楽しみ方があるので、ぜひ見かけた時は一度手に取ってみて下さい。

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