高級な日本酒ランキング!プレゼントにおすすめのお酒も紹介!

開店祝い、誕生祝い、父の日などでもプレゼントにおすすめしたい「日本酒」。日本酒ならではの香りや後味を楽しめるものから、フルーティーで白ワインのような味わいのものまで、種類も豊富にあります。そんな日本酒の中でも注目される高級とされプレミアムな価値がついている銘酒をランキングで紹介します。標準的な価格から、実際に手に入れようとするとかなり高額な値段がついているものもあります。比較的手に入れやすく、値段も安定していてプレゼントにおすすめの高級な日本酒もあわせて紹介します。

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目次

  1. 1高級な日本酒は何が違う?
  2. 2高級な日本酒ランキング第5位「菊理媛」
  3. 3高級な日本酒ランキング第4位「石田屋」
  4. 4高級な日本酒ランキング第3位「義侠」古酒
  5. 5高級な日本酒ランキング第2位「朱金泥能代」
  6. 6高級な日本酒ランキング第1位「双虹」
  7. 7プレゼントにしたい高級な日本酒とは?
  8. 8プレゼントで喜ばれる高級な日本酒ランキング第5位「黒龍」
  9. 9プレゼントで喜ばれる高級な日本酒ランキング第4位「田酒」
  10. 10プレゼントで喜ばれる高級な日本酒ランキング第3位「獺祭」
  11. 11プレゼントで喜ばれる高級な日本酒ランキング第2位「磯自慢」
  12. 12プレゼントで喜ばれる高級な日本酒ランキング第1位「而今」
  13. 13高級な日本酒で喜ばれるプレゼントを

高級な日本酒は何が違う?

一升瓶で10万円を超える高級なものもある日本酒ですが、手に入りやすいものと比べて、何が違うのでしょうか。1つには、原料となる酒米に磨きをかけて、精米歩合を低くし使う部分を厳選しているということが言えます。また、毎年酒造りをしている、酒造メーカーにあっても、ゆっくりを時間をかけて醸しだし、貯蔵する年数をかけて仕上げるという、醸造工程に時間をかけているということもあります。

ここに加えて、元々の醸造量が少ないということでプレミアムな価値が付き、高価格で取り引きされるものもあります。今回は、一升瓶の値段で5万円以上するものを高級な日本酒としてランキングで紹介します。ただし、ボトルそのものが高価な素材を使用しているものもありますが、今回はそうしたものは除き、あくまでも日本酒そのものの価値と値段をみて、高級なものを紹介します。

高級な日本酒ランキング第5位「菊理媛」

石川県にある菊姫合資会社が造り出す「菊姫 菊理媛(くくりひめ)」が、高級な日本酒の第5位です。菊姫の中でも、その年ごとに最高の醸造と認めた吟醸酒を、さらに十年以上の時間をかけて、ゆっくりと熟成させているのが「菊理媛」です。霊峰白山の麓にある蔵で造られた美酒が、京に伝わり「菊姫」の名を受けることとなり、それ以降銘酒「菊姫」が全国的に知られるようになりました。

その菊姫の中の姫ということで、白山比咩神社の御祭神にあやかり「菊理媛」と命名されたそうです。仕込みの際に、理想的な発酵状態となるために、あえて小さな仕込みで行い、品格あるしなやかな味わいの日本酒になっています。原料米は山田錦、精米歩合は製造年によりばらつきがありますが、50%以下、酵母は速醸と使っています。

酒蔵で保存している分のみを、注文があってから出荷するということで、希少価値の高い日本酒です。ウェブ上では標準価格として50,000円の値がついています。720mlサイズを販売しているところもあり、半額の25,000円以上の値段です。「酒亭菊姫」という直営のお店が東京都港区新橋にあり、購入はできませんが、味わうことはできます。

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高級な日本酒ランキング第4位「石田屋」

福井県、九頭竜川の伏流水を使って酒造りをしている「黒龍酒造」の熟成酒「石田屋」が、高級日本酒ランキングの4位です。黒龍からは、全国に先駆けて「龍」という大吟醸を発売し、それ以降もこだわりを持ち続け、旨い日本酒を造り出しています。特に、淡麗さをベースにして、華やかな吟醸香、ほど良い甘みはクセがなく、飲みやすい吟醸酒を出していることからも、人気があります。

純米大吟醸酒を低温で熟成させることで、まろやかさが加わり、おだやかな香りとうま味のある熟成酒になっています。屋号である「石田屋」と名付けられています。原料は山田錦、精米歩合は35%、日本酒度はプラス2.5となっています。黒龍酒造が醸す日本酒のなかでは、辛さ甘さ、飲み口ともに中間的なものとなっていて、角のないまろやかさが口当たり好く、黒龍酒造の最高峰といえる仕上がりです。

「黒龍石田屋」の標準価格は、720mlで10,000円です。11月に販売され、数量限定ですが、高級な日本酒の中でも、比較的手に入りやすい価格ですが、数量限定ということで、ウェブ上ではその5倍以上の値で取引きされることも多々あります。3万円代なら安い方ですが、売り切れていることも多く、5万円代となっていることもあります。

高級な日本酒ランキング第3位「義侠」古酒

愛知県西部にある山忠本家酒造が造り出す「義侠」の古酒が、高級な日本酒ランキングの3位です。木曽御岳の地下伏流水を使い、酒米の力を引き出すために、低温で熟成させています。酒造のメインとなる「義侠(ぎきょう)」は、兵庫県の特A 地区の山田錦を100%使い、お米の良さがしっかりと味わえる日本酒で、純米酒好きの方に特に人気があります。

ワインのように、ねかせることで引き出される米の旨味を追求していることから、人気の熟成酒が誕生しました。山田錦を40%まで磨いて醸した純米原酒を3年以上熟成した「慶(よろこび)」と、同じく山田錦を30%まで磨いたものを5年以上熟成させた「妙(たえ)」があります。「慶」は、しっかりとした味わいがあり、日本酒度プラス3、720mlで標準価格として6,000円です。

「妙」は年月を経たことで奥深さがありながらも、繊細な味わいで日本酒度はプラス1です。720mlで12,000円が標準価格ですが、どちらも12月限定の出荷で、取扱店が少ないこともあって、希少価値が高くなっています。特に「義侠 純米吟醸」で平成10年代前半に醸造されたものは、一升瓶で2万円以上、昭和63年醸造のものは、6万円の値で取引きされています。

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高級な日本酒ランキング第2位「朱金泥能代」

秋田県にある喜久水酒造が造り出している「大吟醸 朱金泥能代醸蒸多知(しゅこんでいのしろかむたち)」が、高級な日本酒ランキングの2位です。フランスのワイナリーの地下トンネル貯蔵庫を視察した際に、トンネルを利用した貯蔵のアイデアを思いついた六代目が、年間11度に保たれたトンネルで貯蔵を始めました。この貯蔵庫で寝かせた大吟醸酒の内、年間60本ほどしか生産されないため、蔵元での値段も一升瓶で10万円です。

「醸蒸多知(かむたち)」とは、喜久水酒造で行われている酒造りの体験型の研修制度のことです。12月から3月の醸造期間中、1週間の杜氏と共に同じ釜の飯を食べながら、寝泊まりして酒造りを体験した人には、喜久水の醸造工程を盗み取ってもよいという特権が与えられます。日本酒の研究者や、酒造りを体験したいという人、売る人などが「醸蒸多知」の称号をもらえるよう、酒造りを体験しています。

酒の女神ともいわれる醸蒸多知の逸品と謳われるもので、山田錦を33%まで磨き、日本酒度はプラス5となっています。長期熟成したまろやかさがありながら、日本酒ならではの風味が心地よく鼻にぬけるようで、一瞬で極上の世界へ誘われるような味わいです。桐箱に友禅を貼った、贅沢な化粧箱に入っています。

高級な日本酒ランキング第1位「双虹」

山形県にある高木酒造が造っている人気の「十四代」のシリーズは、どれも高級な日本酒といえますが、その中でも特に「龍泉」「龍月」「双虹」は、最高峰ともいわれるものです。ただ、龍泉は古酒でほとんど手に入らず、龍月も手に入れられることがほとんどないため、「双虹(そうこう)」を高級な日本酒ランキングの1位としました。

「十四代双虹」は、大吟醸で山田錦を精米歩合は35%まで磨き、七垂二重貫という、大量の酒米からわずかに滴り落ちるものだけを集めて、氷温熟成させた限定醸造品です。七色の虹が二つで十四になることから、十四代シリーズの最高級クラスにふさわしい名前をつけたという説もあります。日本酒度はプラス4、酸度1.1、アルコール度数は高めの17%で、フルーティーな香り、とろみも感じつつキレもある味わいです。

十四代の最高峰シリーズは、ウェブ上での取引き価格が数十万円となることもありますが、標準としては一升瓶で1万円ほどです。十五代当主のこだわりと、戦略もあり、醸造量を抑えて、最高の味のものを限定数のみ、信頼できる販売店にしか出荷しない、といったことからプレミアムな価値がついています。この「双虹」は10万円以上、20万円以上の値段であれば手に入れることができる高級な日本酒です。

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プレゼントにしたい高級な日本酒とは?

日本酒が好きな人へのプレゼントとして考えた時、何のお酒を贈ったらよいのか日本酒選びに迷うことはあります。好きな銘柄や、飲んでみたいと話していたものが分かっていれば、その日本酒を贈ることで喜ばれますが、どんな銘柄が好きか分からない時には、日本酒ファンの中で、美味しいと言われているものがおすすめです。

どの程度の値段のものが高級なのかは、人によって違いますが、標準的な価格で、5千円以上、特に1万円以上の日本酒は高級といえます。通常一升瓶であれば、値段は2,000円から3,000円代のものでも、十分に旨いといえるものも多々あります。そこでウェブ上での値段が5千円以上で、日本酒好きなら憧れともいえる銘柄で、プレゼントにしたい時に手に入りやすい銘柄のものを5位から1位までランキングで紹介します。

プレゼントで喜ばれる高級な日本酒ランキング第5位「黒龍」

高級な日本酒としても紹介した「黒龍 石田屋」の、ベースとなる「黒龍」がプレゼントにもおすすめな日本酒の5位です。福井県にある黒龍酒造では、白山山系の雪解け水を使い、軟水だからこその、やわらかくしなやかな口当たりを造り出しています。酒米には、山田錦と福井県の五百万石を使用し、昭和初期から吟醸酒を手掛けている、吟醸酒の老舗醸造所です。

黒龍は大吟醸で、山田錦を50%に精米し、日本酒度はプラス3の淡麗で、花のような香りとがしつつ、コクは深く、さわやかな後味と人気があります。通年販売されているもので、一升瓶で5千円の値段が標準的ですが、他の黒龍シリーズの人気と重なり、1万円近くの値段となることもあります。お酒好きな人へのプレゼントには、手に入りやすく、それでいて飲み心地も楽しんでもらえる「黒龍」シリーズです。

プレゼントで喜ばれる高級な日本酒ランキング第4位「田酒」

青森市にある唯一の酒造「西田酒造店」が造り出す、「田酒(でんしゅ)」がプレゼントにおすすめな高級日本酒の4位です。田んぼ以外の生産物である醸造用アルコールや糖類を一切使用しないことを主張した、純米酒に「田」の酒として「でんしゅ」と名付けました。青森県で育つ、華吹雪という酒米を津秋、辛口ながらも深みがあり、香りも爽やかで、日本酒を普段あまり飲まない人にもおすすめの1本です。

「田酒」に特別純米酒は一升瓶での値段が6千円前後と、プレゼントにも選びやすい価格です。ただ、田酒の純米大吟醸や限定醸造品になると1万円を超える値段のものもあります。予算さえ見合えば、純米酒と吟醸酒の田酒の組み合わせでのプレゼントも、日本酒好きな方へはおすすめです。

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プレゼントで喜ばれる高級な日本酒ランキング第3位「獺祭」

世界に発信されている日本酒ともいえるのが「獺祭(だっさい)」です。山口県の酒蔵「旭酒造」では、純米吟醸酒のみを造るこだわりで、酒米の精米歩合を繊細なまでに変えて、数種の銘酒を誕生させています。獺祭のネーミングは、酒蔵のある地名が「獺越(おそごえ)」ということで、その昔カワウソ(獺)が捕らえた魚を岸に並べる様子が、祭りをしているように見えるということに由来しています。

獺祭は、山田錦を25%まで磨くことから、さらに2%磨き上げるために挑戦を続け、それを名前にした「二割三分」というものもあります。獺祭の入門としても、プレゼントにもおすすめは山田錦を50%磨いた「純米大吟醸50」で、出荷量を多いので入手しやすくなっています。フルーティーな香りを楽しむために、ワイングラスで味わうのもおすすめです。こちらは3千円ほどの値段のものもあります。二割三分は1万円ほどの値段です。

プレゼントで喜ばれる高級な日本酒ランキング第2位「磯自慢」

高級な日本酒としてプレゼントにおすすめな日本酒2位は、洞爺湖サミット、伊勢志摩サミットで乾杯用の日本酒として飲まれたことでも、世界的に有名になった「磯自慢」です。特に年間1000本のみ出荷される「中取り純米大吟醸」は、シリアルナンバーも付き、贅沢な日本酒のプレゼントになります。「磯自慢」は、静岡県の磯自慢酒造で造られていて、山田錦に静岡産の酵母をあわせていて、海外向けの商品も造られています。

磯自慢には、酒米を変えたものや、純米大吟醸、大吟醸などありますが、日本酒好きな方へのプレゼントなら、「磯自慢大吟醸」がおすすめです。磯自慢の原点ともいえるもので、甘いフルーツの味わいがしつつ、余韻はすっきりとしています。値段は一升瓶なら8千円ほど、720mlなら4千円ほどです。本醸造ならもっとお安く手にはいり、限定醸造品のブルーのボトルに入ったものは720mlサイズで1万円の値段もついています。

プレゼントで喜ばれる高級な日本酒ランキング第1位「而今」

プレゼントして喜ばれる高級な日本酒1位は「而今(じこん)」です。過去にも未来にもとらわれることなく、今をただ精一杯生きるという意味から、三重県にある木屋正酒造六代目が「而今」と名付けました。地元の伊賀産の山田錦を中心に、好適米の愛山、酒未来、千本錦、五百万石など、毎月違う種類の而今が出荷され、酒好きの人なら、酒米によっての飲み比べもできるというのも魅力の日本酒です。

火入れをしているのに、生酒のようにフレッシュと評価が高く、濃密な舌触りながら、軽やかで最高峰といわれます「而今」は標準価格では一升瓶の値段が3千円程ですが、日本酒ファンの間での需要が高く、個人で購入するのが難しいこともあり、どの銘柄も1万円前後と高価格になっています。それでも、720mlサイズであれば1万円代で購入できることもあるので、プレゼントにおすすめさせていただきます。

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高級な日本酒で喜ばれるプレゼントを

高級といわれる日本酒は、口当たりもよく、日本酒を飲みなれていない人でも、味わいやすいものも多くあります。希少価値の高いものは、贈った時の話題にもなり、味わってからの会話も弾みます。プレゼントに迷った時には、ぜひ参考にしてください。

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