ハーブの寄せ植えのポイントは?組み合わせの相性や使う土など解説!

素敵で憧れる、ハーブのある暮らし。春になるとお花屋さんの店先に様々なハーブの苗が並び始めます。数種類のハーブの寄せ植えをして香りや花を楽しみハーブティーやお料理に使用したりと便利なハーブを楽しんでみませんか?どのような土が相性が良いのか?どのような鉢が良いのか?寄せ植えにするにはどのようなハーブを組み合わせたら良いのか?を調べてから、庭にベランダーに屋内でとハーブの寄せ植えを楽しんでみましょう。

ハーブの寄せ植えのポイントは?組み合わせの相性や使う土など解説!のイメージ

目次

  1. 1ハーブの寄せ植えを楽しむ
  2. 2ハーブ栽培に合う土
  3. 3ハーブの寄せ植えの為の鉢やプランター
  4. 4相性の良いハーブを実際に寄せ植えする
  5. 5人気のハーブ、ミントとバジルは寄せ植え出来る?
  6. 6相性の良い組み合わせとは
  7. 7ハーブと花を寄せ植えしてみる
  8. 8ハーブの寄せ植えを贈る
  9. 9相性の良いハーブ同士を寄せ植えしてみよう

ハーブの寄せ植えを楽しむ

家庭菜園やベランダでの栽培として人気のハーブ栽培。ハーブは香り良く、お茶にデザートに料理にアクセサリーやリースに、そしてアロマや害虫予防にもなるのです。香りを楽しんだり花を楽しんだりと色々な形で楽しんでいる方が多いかと思います。目的などに応じてお気に入りのハーブを探して栽培をしてみましょう。基本的にはハーブは丈夫で育て易いので、まずはチャレンジをしてみることです。

ハーブの寄せ植えを行う上で最も大切な事は、ハーブごとにどのような環境が望ましいのかを把握しておくことです。殆どのハーブは日当たりが良いところが適していますが、種類によっては直射日光が苦手で茎や葉が固くなってしまい、ハーブ本来の味わいが楽しめないものがありますので注意が必要です。また、土に関しても質や水加減もハーブによって異なりますので、それぞれの性質をしっかりと調べてから寄せ植えをしましょう。

多くの種類のハーブは繁殖力が強い物が多いので出来れば単独で植えた方がベストですが、場所があまりない、鑑賞が主たる目的なら組み合わせを考えて寄せ植えをしてみましょう。ハーブの種や苗を購入する前に土や鉢をまずは決めてから、ハーブを配置するデザインを考えてから苗などを購入しましょう。

寄せ植えをする前のチックをしたいことがあります。そのハーブの繁殖力、一年草なのか多年草なのか、冬の寒さに強いのか弱いのか、移植に強いのか弱いのか、どのくらいの湿度を好むのか(水はけや水やりはどのくらい)といったことを考慮して同条件を好むハーブを一緒に寄せ植えをするようにハーブの相性を考えて寄せ植えを楽しみましょう。

ハーブ栽培に合う土

ハーブ栽培に適した土は、水はけが良くしかも水持ちが良いという難しそうな土になりますが、実は簡単。大玉や中玉、小玉といった粒子の異なった土を使うことで水はけは良くなります。多くのハーブは地中海沿岸地方から来たこともあり、地中海沿岸地方の土壌がアルカリ性という事もありハーブは弱アルカリ性の土を好みます。

ハーブの寄せ植えを行う前にまずは土を作ります。赤玉土、鹿沼土、腐葉土、バーミキュライト、ピートモスなどをブレンドしてハーブ栽培に適した土を自身で作ってみても良いでしょう。それぞれの土によって効果や栄養が異なるのでしっかりと調べてみて下さい。土の組み合わせが出来るようになったら上級者です。

ハーブ栽培はしてみたいけれど、土作りからというのは本格的過ぎてちょっと大変という方には、そのまま使えるハーブ用の土がホームセンターなどで購入できますので、安心してハーブ栽培に気軽に挑戦してみて下さい。土の組み合わせの心配がなく、袋から土を出しそのまま使用出来るのでチャレンジしやすいでしょう。

ハーブの寄せ植えの為の鉢やプランター

どのような素材、どのくらいの大きさ、どのような形の鉢がハーブの寄せ植えには適しているのだろう?ハーブと鉢のサイズの相性は?どのようなハーブをどのくらいの株数植えるのかを考慮して、更にはハーブが成長することを予想して余裕を持ったサイズ選びをします。ハーブを元気に長く育てていくにはハーブ同士の相性だけでなく、ハーブと鉢の相性も大切です。

素焼きの鉢とプラスチックの鉢

通気性、保温性、排水性が良い素焼きやテラコッタ鉢は熱伝導性が悪いので外気温の影響をあまり受けないので植物にとっては優しい条件がそろっていますが、重い、割れ易いというデメリットもあります。低価格で市場に最も出回っているのがプラスチック製の鉢になります、耐久性に優れ軽いので鉢の移動は行い易くなります。ただ、熱伝導性が高いので鉢カバーを使用して外気熱を調整することをおすすめ致します。

陶器、化粧鉢

素焼きの鉢に釉薬などを塗って表面に塗装加工などを施した陶器の鉢はお洒落で高級感がありインテリアとして素敵です。塗装加工をした釉薬が保水性を上げるので保温性もあり屋外でも栽培しやすい鉢になります。デメリットは折角の素焼きの鉢ですが釉薬を塗装していることにより通気性が落ちるという事です。

ブリキの鉢、缶の鉢

お洒落でアンティークな感じが出せるブリキや缶の鉢は100均などで購入する事も出来ますし、使用済みの缶をリメイクしてもオリジナリティが出て素敵です。メリットは安価であったり、ただでオリジナルの鉢が作成できるという事。軽くて耐久性に優れていますが、デメリットもあります。通気性、耐水性が悪い、熱伝導性が悪いので外気温の影響を受けやすいので食物の根腐れや凍結に注意が必要。

木製の鉢

木製の鉢は植物同様、自然素材なのでハーブの寄せ植えを行うにおいても相性が良い素材だといえます。通気性や排水性も良いのでハーブ栽培に適しているといえます。デメリットとしては自然素材なので腐りやすいのでまめに移植を行うか直接鉢として使用するよりも鉢カバーとして使用するほうがお薦めです。

セメント、コンクリートの鉢

しっかりとした安定感があるので倒れにく、安定性があるので野外での栽培には適しています。水に濡れるとアルカリ成分が溶けやすいので適さないハーブもあるので確認が必要です。デザイン性はありますが、移動などには重くて苦労をします。

ガラスの鉢

ガラスの鉢は見た目に涼し気な感じですが、ハイドロカルチャーなどの水耕栽培、カラーサンドを使用して土を使いたくない場合には良い方法ですが、底に穴が空いていないものが多いので水はけが悪く根腐れがしやすくなってしまいます。ハーブの寄せ植えにはあまり適さずに相性のよい植物は観葉植物や多肉植物などになります。

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相性の良いハーブを実際に寄せ植えする

土や鉢のことが少し解ってきたら、料理にアロマ、ハーブティ、害虫予防など、使用目的を考慮しながらハーブ同士の相性を考えて早速ハーブの寄せ植えを体験してみましょう。まずは、ハーブの苗を購入してきます。ポットから苗を取り出したら苗の下部の根をほぐし、少し根を切ると根付きが良くなります。

プランターの底にはネットが付いておりますのでそのまま土を入れて大丈夫ですが、鉢の場合は底の丸い穴の部分にネットを敷き、底石を入れてから土を入れていきます。苗を植えたらたっぷりの水やりをします。

乾燥した環境を好むハーブの寄せ植え

人気のハーブ、ローズマリーは「若返りのハーブ」と云われ、お花はラベンダーにも似ていて可愛く、高温多湿に弱いので水やりも比較的楽で丈夫でとても繁殖力が強いハーブで、組み合わせとして相性が良いハーブは寒さに強く、多湿を嫌うものになります。様々な寄せ植えで楽しみたい場合は挿し木で増やせますので色々チャレンジしてみては。

肉料理、魚料理の香りづけとして良く使用され、栽培も比較的簡単なローズマリー。具体的に相性が良いハーブ、乾燥を好むハーブはローズマリー、タイム、セージ、オレガノ、ラベンダー、ゼラニウム、ヒソップ等となります。これらを組み合わせて寄せ植えをすると良いでしょう。

湿った環境を好むハーブの寄せ植え

アニスヒソップ、コリアンダー(パクチー)、シソ、バジル、パセリ、ミント、レモングラス、レモンバーム、ワイルドストロベリー などは湿気があり栄養分がしっかりと含まれている土が理想です。15°~25°位のあまり高温過ぎない気温で少し涼しい場所で育てると良く成長致します。ハーブティーとして使用できるハーブも多いので相性の良いハーブ同士で寄せ植えをして鑑賞用やハーブティーとして楽しんで下さい。

風味が良くなるハーブの寄せ植え

マーガレットを可憐にしたようなローマンカモミールは「植物のお医者さん」とも云われていて寄せ植えしていて弱ったハーブを元気にしてくれる効果があります。クレソンやルッコラなどのアブラナ科のハーブはそのままサラダでも食べることが出来ますし、カモミールとと寄せ植えをしておくと害虫を退治してくれて成長を促進してくれますのでとても相性が良い組み合わせとなります。

カモミールはハーブティーとして楽しまれているのがジャーマンカモミールで、ローマンカモミールはアロマオイルとして使用されることが多いのですが、両方共に香はリラクゼーション効果があります。

半日陰や日陰を好むハーブの寄せ植え

強い日差しに弱く、柔らかな日差しの場所で元気に育ってくれるハーブの寄せ植えにはチャイブやチャービルがお薦めです。チャイブはネギの仲間で春から秋にかけてが成長旺盛な時期になり茎の下の部分を4~5cm残して収穫すると2週間ほどで新たな茎が成長してきます。育て方も簡単で繁殖率も高いので育てやすいハーブとなります。寄せ植えにはチャービル(セルフィーユ)などが相性が良いでしょう。

チャービルは「美食家のパセリ」といわれているくらい、パセリに似ていますがパセリよりも軟らかい葉でマイルドで若干甘みを感じるハーブで育てやすくチャイブの紫の花とチャービルの白い花がマッチングして鑑賞用としても愛らしい寄せ植えとなります。

害虫駆除に役立つハーブの寄せ植え

コリアンダー(パクチー)の香りはアブラムシやコナガなどを寄せ付けない、レモンバームはカメムシを寄せ付けないという効果が期待できます。害虫駆除予防?と聞くと驚いてしまうかもしれませんが、コリアンダーは別名最近人気のパクチーであり、サラダやエスニック料理に使用出来ますし、レモンバームはハーブティーに利用してリラックスタイムを楽しむことも出来ますので是非寄せ植えを楽しんでみて下さい。

人気のハーブ、ミントとバジルは寄せ植え出来る?

爽やかな夏の香りのミントとイタリアンのお料理に欠かせないバジルは共に育て易く、繁殖力も旺盛で人気がありますが、一緒に育てる寄せ植えは避けた方が良いでしょう。ミントもバジルも様々な種類があるのでミント同士、バジル同士の異なる品種での寄せ植えならば問題はないと思います。ミントもバジルもカットしてもカットしても次々に新しい芽が出てきますのでハーブを育てる楽しみを経験するにはお薦めです。

バジルは水はけがよく栄養豊富な土に植え付け、よく日のあたる場所で育てると良いのですが、ミントは日当たりが良すぎる場所だと、葉が萎れたり枯れたりするため、半日陰の風通しの良い場所が適していますので日当たりという面では全く異なるので寄せ植えには適していないということです。

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相性の良い組み合わせとは

同じような環境を具体的に記したいと思います。乾燥を好むハーブ、湿気を好むハーブ、寒さに強いハーブ、暑さに強いハーブ、肥沃は土を好むハーブ、やせた土を好むハーブ、日陰を好むハーブ、日向を好むハーブと好む環境が似ているハーブ同。繁殖力が強いハーブと繁殖力が弱いハーブとを一緒に寄せ植えすると繁殖力が強いハーブに弱いハーブが侵食されてしっかりとした成長が出来なくなったり、枯れてしまうので注意をしましょう。

ハーブと花を寄せ植えしてみる

育つ環境が同条件の相性の良いハーブ同士を寄せ植えするのは勿論のこと、ハーブはお花が咲くものもあるけれどグリーンの部分が多くてちょっと寂しいと感じたらハーブと同じ環境を好むお花の苗を組み合わせて寄せ植えしても素敵です。ハーブのみよりもカラフルで華やかになります。

ハーブの寄せ植えを贈る

お洒落なママ、ハーブティ-が好きな友人、お料理好きなお母様や母の日のプレゼントにハーブの寄せ植えのプレゼントは如何でしょうか?可愛い鳥や花などのピンを挿したりリボンやラッピングでお洒落にアレンジすれば小物のアレンジの組み合わせ次第でオリジナルのギフトになります。

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相性の良いハーブ同士を寄せ植えしてみよう

ハーブの寄せ植えを行うに当たってはハーブ同士の組み合わせが大切だという事が解かったかと思います。好きなハーブをただ組み合わせて植えてもそのハーブが好む環境を把握し、相性の良いハーブ同士を組み合わせて寄せ植えしないと、生育環境が異なるので上手く生育しないのです。逆に同じ環境を好むハーブ同士を組み合わせて寄せ植えすれば相乗効果が働きより良い環境下でより一層丈夫に育ってくれます。

種まきから育てる、挿し芽で増やすというハーブの育て方もありますが、初心のころは花屋さんなどでポット植えの苗を購入して来て鉢やプランター、直接土(畑や花壇)に植える方が育て易くなります。慣れてきたらローズマリーやミントを挿し木で増やして寄せ植えを増やしていっても楽しいです。

ハーブの寄せ植えを行う際、育つ環境が同じようになるように苗を選ぶのは基本的に必要事項ですが、ハーブの使用目的、キッチンハーブとして、ハーブティーとして、オイルやワインの香付けにする、ポプリに加工する、リラグゼーションの香りとして等、ポプリの楽しみ方は多種多様です。様々なハーブを寄せ植えして、成長した後も色々と楽しんでみて下さい。

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