うなぎ屋で京都のおすすめは?老舗や美味しい人気の名店を紹介

暑い夏を乗り切るにはうなぎを食べるといいとはよく言われます。祇園祭が行われる京都の夏はとりわけ暑いので、うなぎ丼やうな重を食べたくなります。スイーツや上品な懐石料理が有名な古都京都ですが、実はうなぎの名店も数をそろえていて、中には創業300年以上の老舗もあります。うなぎと言えば蒲焼ですが、違うメニューを看板にしている名店もあります。今回はそんな京都のオススメうなぎ屋さんを紹介しながら、京都のうなぎ料理の特徴も取り上げます。

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目次

  1. 1京都のうなぎは美味しい?
  2. 2京都のうなぎ屋さんの特徴
  3. 3うなぎの焼き方の違い
  4. 4ひつまぶしとひつまむしの違い
  5. 5京都のうなぎ屋オススメ店:老舗の中の老舗「わらじや」
  6. 6京都のうなぎ屋オススメ店:嵐山の高級うなぎ屋「廣川」
  7. 7京都のうなぎ屋オススメ店:ひつまむしといえば「美登里」
  8. 8京都のうなぎ屋オススメ店:名店の中の名店「松乃鰻寮」
  9. 9京都のうなぎ屋オススメ店:きんし丼といえば「かね正」
  10. 10京都のうなぎ屋オススメ店:庶民的なうなぎ屋「味菜 のと与」
  11. 11京都のうなぎ屋オススメ店:自分で釣って焼ける?「しお富」
  12. 12京都のうなぎ屋オススメ店:板東太郎ブランドの「江戸正」
  13. 13まだまだあるオススメ京都のうなぎ屋
  14. 14京都のうなぎ屋は個性豊か!

京都のうなぎは美味しい?

京都からうなぎをすぐ連想する人はあまりいないかもしれませんが、意外にも京都はうなぎと縁のある年です。京都の夏はとても暑いです。その夏を乗り切るためにうなぎは昔からよく食べられていました。創業100年以上のうなぎ屋さんも京都にはあります。

また、京都はうなぎの生息する川があります。淀川はその筆頭で有名です。昔はそうした川で天然のうなぎを釣って焼いて食べていたと想像されます。昔はうなぎを開かずに、横にぶつ切りにして焼いていたといいます。

京都のうなぎは美味しいのでしょうか?残念ながら京都に限らず天然のうなぎはほとんど市場に出ることはなくなってしまいました。しかし京都の老舗の名店は、その中で厳選したうなぎをこだわりをもった材料で調理しています。調理も蒲焼だけでなく京都ならではのメニューがあります。京都では美味しいうなぎに出会うチャンスがたくさんあります。

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京都のうなぎ屋さんの特徴

多くの外国人が訪れる京都です。多くの外国人にとって「うなぎ」は未知の食べ物ですから、ぜひ食べてみたいと多くの観光客がうなぎ屋さんを訪れます。人気の安いうなぎ屋さんは行列ができることもしばしばあります。こうした外国人観光客に対応するため外国人が店員として働いていたりします。

お店によっては有名ブランドの養殖うなぎを扱っていたり、特定の養殖場のうなぎのみ仕入れていたり、はたまたうなぎを釣って食べられることをウリにするお店もあります。天然うなぎはほとんど市場にでていませんが、仕入れ状況によって天然うなぎの料理を出す店もあります。

うなぎの調理方法も千差万別で、関東風関西風、うなぎ丼や蒲焼だけでなくスープや雑炊がメインのお店もあります。値段も京都だから高いと思われがちですが、高級そうなお店に見えて割と安いこともあります。多様多彩が京都のうなぎ屋さんの特徴と言えます。

うなぎの焼き方の違い

関東と関西では、うなぎの裂き方と焼き方が違うといいます。まず裂き方ですが関東ではうなぎの背を裂きますが、関西では腹です。関東が背開きにするのは、武士の時代には腹を切るのを「切腹」と考えられ嫌われたということです。また、背開きにすると身崩れしにくく腹にある脂を焼き落とすことができるという料理上の効果もあるといいます。一方関西の腹開きは、「腹を割って話そう」という商人的発想から来ているそうです。

次に串打ちですが、関東では開いたうなぎの皮と身の間を縫うように竹串で刺します。関西では頭もヒレもつけたまま金串で刺します。関東が竹串なのは、焼く前に蒸す工程が入っているため焼く時間が短いためです。一方関西では、蒸す工程が無くていきなり焼き始めるので焼く時間が長いためです。

関東と関西のうなぎの蒲焼の作り方で一番異なっているのは、蒸す工程があるかどうかでしょう。関東では最初に蒸すためにふっくらと柔らかい蒲焼ができます。関西では最初からたれをつけて焼くので、焼く時間が長く何度もひっくり返しながら焼き上げます。そのため、カリッとした濃厚な蒲焼になります。関西風美味しい蒲焼は「表面はカリッと、中はふっくら」しているはずです。

京都のうなぎ屋さんは、関東風の調理をするところも多くあり、むしろ関西風の方が少ないといいます。関東で創業した名店が京都に出店していることも多くあり、京都で有名なお店になっています。

ひつまぶしとひつまむしの違い

京都のうなぎ屋さんの紹介サイトを見ると「ひつまむし」という言葉を見かけます。うなぎを3度に分けて味わい尽くす「ひつまぶし」は名古屋で始められ、現在では全国的に有名な食べ方です。「ひつまむし」とは何でしょうか?「ひつまぶし」の間違いかタイプミスのようにも見えます。実は、京都には「ひつまむし」という少し違う食べ方があるのです。

名古屋発のひつまぶしは、広く知られているように①うな重として食べる(蒲焼きとご飯を別々に食べる)、②薬味とともにご飯とうなぎを混ぜて食べる、③お茶漬けにして食べると3ステップでうなぎを味わい尽くします。ひつまぶしの語源は、「お櫃(ひつ)に入ったうなぎを塗(まぶ)して食べる」だそうです。

では、ひつまむしはどんな意味なのでしょうか?京都では昔、うなぎをまむしと呼んでいました。なので「ひつまむし」とは「お櫃にはいったうなぎ」という意味になります。そして食べ方ですが、ひつまぶしのステップ1の「うな重として食べる」がありません。つまり、最初から混ぜて食べなければいけないということです。

京都では「ひつまむし」を出す店と、「ひつまぶし」を出す店があります。まさに京都のうなぎ屋さんの多彩さが表れています。

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京都のうなぎ屋オススメ店:老舗の中の老舗「わらじや」

創業1642年という、「何時代?」とすぐには思い起こせないほど歴史を持つ老舗の中の老舗です。歴史を紐解くと、あの徳川家光が将軍だった時代だそうです。また「寛永の大飢饉」があった年でもあります。そして、店の名前の「わらじや」は、かつて豊臣秀吉がこの家でわらじをはいたという言い伝えから来ているそうです。

このわらじやは京都国立博物館の近くにあり、博物館に行った帰りに立ち寄るとよいお店です。京都駅からも比較的近いロケーションにあります。

さて肝心の食事ですが、メニューは「うずふすい」コース1つだけになります。この雑炊が絶品と有名です。単品で蒲焼きや白焼きもありますが、食事としてたべるメニューはこれだけです。お値段は6706円と安いとは言えないお値段で、ランチとして食べるには贅沢ですが、食べてみればその価値はあると納得します。

京都のうなぎ屋オススメ店:嵐山の高級うなぎ屋「廣川」

京都中心地より少し離れた嵐山のうなぎ専門店です。京都駅から最寄り駅の嵯峨嵐山駅までおよそ15分です。山荘のような落ち着いた建物で、内装は高級感があるレストランです。

メニューは、うな重がメインですが、うなぎの白焼き、肝焼き、お吸い物といった様々なうなぎの料理とどじょうや鯉といった川魚も扱っています。これを食べれば当分うなぎは食べなくてもいいと思えるようなうなぎ尽くしのコースもあります。お値段はうなぎ丼が2400円、うな重定食が4500円と安いとは言えませんが、老舗の有名店としてはそれほど高い値段ではありません。

店主のウナギ料理へのこだわりが、材料一つ一つに表れています。まず、うなぎは日本の養殖場から厳選したものだそうです。天然うなぎもメニュー外で取り扱っているそうです。うなぎの泥抜きに使う水は、嵯峨野の地下水を使っているといいます。そのうなぎを関東の流れをくむ料理人が素早く裂いて、最高級の紀州備長炭で焼き上げるそうです。

廣川は、現在の埼玉県熊谷で天保年間(1840年頃)に創業したうなぎ屋の老舗です。京都の嵐山のお店は昭和42年(1967年)開業だそうです。したがって料理方法は関東風になっています。蒲焼に使う「秘伝のタレ」は、その天保年間のころからのつぎ足しといいます。

有名店なので席が埋まっていることは多々あり、席に着くまで待つことは多いようです。お店の中に座って待てるスペースはあります。注文を受けてから調理を始めるので、30分くらい料理が出てくるまで時間がかかるそうです。お店に入ってからうなぎに出会うまで1時間かかったという口コミも多くあります。ゆったりとおいしいうなぎを楽しみたい人向けのお店です。

京都のうなぎ屋オススメ店:ひつまむしといえば「美登里」

京都駅から近鉄京都線で1駅の東寺駅近くにあるスーパーフレスコの2階にあるのが、外国人向けガイドブックにも載るうなぎ屋「美登里」です。スーパーの2階にあるので庶民的な内装のお店です。

この店の目玉は何と言っても、京都独自の「ひつまむし」です。ひつまむしは、「ひつまぶし」と違って食べ方は2ステップで、最初から薬味、うなぎ、ご飯を混ぜて食べて、最後にお茶漬けで締めます。ひつまむしは3000円と庶民的な内装のお店から安い値段を期待していると高いと感じるかもしれません。

うなぎ屋さんとして有名なお店ですが、スーパーの2階という立地の都合上、親子丼などの各種丼ものもメニューにあるそうです。店主は京懐石料理の老舗の中の老舗「瓢亭」にて修行していたそうで、吸い物はさすがの味わいだといいます。また、うな重はご飯の中にもうなぎが挟まれているそうです。関西では、ご飯に挟んでうなぎを蒸すといいますが、その伝統が現れています。

口コミの中には、「あまり口に合わない」というものもありました。関東風のうなぎ屋さんが京都でも幅を利かせている中、美登里は完全関西風京都風のウナギ料理を出します。せっかく京都に来たのだから関西風のうなぎを味わいたいという人には、オススメのお店です。

京都のうなぎ屋オススメ店:名店の中の名店「松乃鰻寮」

洛北にある1939年創業の松乃鰻寮は老舗とは言えませんが、まさに名店の中の名店です。料理もそうですが、建物も陶芸家の上田恒次さんが設計した純日本風民家で、「美食は芸術」を体現しています。場所は、叡山電鉄の木野駅の近くにあります。京都を初めて訪れる人には、少し分かりにくい場所です。電車やバスで京都駅から40分から1時間かかります。アクセスの不便さにも名店感や芸術性を感じる人はいるかもしれません。

この店で有名なのは、何といっても「うスープ」です。「試す価値あり」、「今まで食べたことのない味わい」という口コミが多くあります。松乃鰻寮のサイトのメニューを見ると、「うスープ」は単品ではありませんでした。「う鍋」かコース料理を頼むと出るようです。

このお店も最大のこだわりを持ってうなぎ料理に向き合っています。まず、うなぎは静岡県浜松市から一本釣りを取り寄せているといいます。そして取り寄せたうなぎは、洛北の地下水で生け簀にしているそうです。蒸し器は特製品で、コメはうなぎの味にあう銘柄を厳選し、たれは2割詰め手法でこくの出るたれを作っているといいます。

裂き方や焼く前に蒸すのは、関東風の調理方法ですが、焼き方にひと工夫しているようです。それにより関西風の表面がカリッとする食感を出しているようです。

うスープ以外にも、普通のうな重や、白焼き、蒲焼など一通りのうなぎ料理があります。うな重など普通のうなぎ料理では、「今まで食べたうなぎの中で一番おいしい」という絶賛する声もありますが、「普通。値段が高すぎる」という値段から期待できるほどの味ではなかったという声もありました。やはり、うスープを含めた「う鍋」やコースでこそ最高の味わいを楽しめる店かもしれません。

店内は、いかにも隠れ家レストラン的な雰囲気があります。お座敷の個室には棟方志功の掛け軸があったという口コミもありました。洛北の比叡山をはじめとする山々に囲まれながら、ゆったりと「美食倶楽部」のような風情を持つレストランでうなぎを味わうのは最高の贅沢になりそうです。

松乃鰻寮はこのように贅沢なお店ですが、お値段も「うスープ」が味わえる「う鍋」で6000円、コース料理は15000円とお財布にやさしくありません。京都駅に近い四条河原町に、姉妹店の「祇をん松乃」があります。う鍋はありませんが、うな重などの料理が松乃鰻寮より安い値段で味わえます。

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京都のうなぎ屋オススメ店:きんし丼といえば「かね正」

京都シティーの中心街で京都駅からも近い河原町から鴨川を渡った、祇園四条に「かね正」はあります。実際に行くと少し分かりずらいロケーションのようです。お店の外観を見ると、「お茶漬け」を大きな文字がのれんや看板にあり、肝心の店の名前が小さく載っています。

幕末から続く老舗のお店ですが、高級志向のうなぎ屋さんとは違いメニューが庶民的で値段が安いのが特徴です。うな丼1300円、きん糸丼1500円と安いです。

京都創業の老舗ですから、焼き方は完全に関西風です。腹で裂き、蒸さずに焼きます。そして、このお店で有名な評判メニューは何と言っても京都ならではのきん糸丼でしょう。うな丼の上に細切りの卵焼きが載っています。このきん糸丼で海外からの観光客にも知られるようになり、比較的安い値段も魅力となって行列のできる店となりました。

昼時には、1時間以上待つこともあるようです。行列に加えて、注文を受けてから作り始めるので出てくるまで20分ほど時間がかかります。それでも「待った甲斐があった」と言わせる美味しさだそうです。関西風の濃い味の蒲焼、たっぷりかかったきん糸卵焼きとたれがしみ込んだご飯が絶妙なバランスだそうです。

かね正の目玉メニューはもう一つあります。昭和天皇もお気に入りだったという「お茶漬け鰻」です。白焼きしたうなぎを醤油やみりんで漬けたものだそうです。お店でも食べられますが、お土産として買う事もできます。

京都のうなぎ屋オススメ店:庶民的なうなぎ屋「味菜 のと与」

京都駅から地下鉄で3駅目の四条駅から徒歩7分の錦市場に川魚屋「のとよ西店」があります。その2階にある「味菜 のと与」はうなぎも出す庶民的な川魚料理店です。気取らず新鮮で美味しいうなぎを食べたいときにうってつけの店です。

このお店の目玉は、鯉の洗いもついているうなぎ御前です。小鉢が4つもついている豪華版です。

メニューにはありませんが、裏技として店員さんに聞けば単品のうなぎ丼も食べられるそうです。皮はパリっと中はふっくらした味わいだそうです。945円という安い値段で食べられたという口コミがありました。

1階の川魚屋さんでは、うなぎの蒲焼などの単品料理が売っているそうです。時間やお金の節約にここで単品を買ってテイクアウトもいいでしょう。うな重弁当もあるそうです。

京都のうなぎ屋オススメ店:自分で釣って焼ける?「しお富」

京都駅からJR奈良線で1時間ほどの宇治は、宇治抹茶や源氏物語宇治十帖の舞台として有名です。ここに一風変わったうなぎ屋さん「しお富」があります。このうなぎ屋さんでは自分でうなぎを釣って、それを自分で焼くというツアーがあります。

このお店はうなぎの蒲焼をメインにしていますが、実際は川魚屋さんでうなぎ以外の川魚の料理も手広く扱っています。鮎、鮒(フナ)、岩魚などの季節の川魚の塩焼きや様々な料理がメニューにあります。

京都ネイティブのお店ですので、裂き方焼き方は関西風です。うなぎの蒲焼の味わいは、カリッとふっくらしているそうです。

体験ツアーでは、お店で生け簀になっているうなぎを自分で釣りあげます。うなぎを裂くのは店主が行いますが、串差しと焼くのは自分でやります(関西風なので蒸しはありません)。自分で捕まえて生きているうちに触れたうなぎを焼いて食べるのは、格別な味わいがしそうです。

ツアーの料金は5400円と出来上がったうな重(上2800円)を食べた方が安いのが明らかですが、ただ食べるよりも中身の濃い経験になりそうです。

京都のうなぎ屋オススメ店:板東太郎ブランドの「江戸正」

京都駅から地下鉄で1駅の五条にあるのが、本格関東風うなぎ屋さん「江戸正」です。このお店は北関東利根川で養殖されているうなぎのブランド「坂東太郎」を使っていることで有名です。

「坂東太郎」は、日本一といわれる利根川の天然うなぎに近い味わいを求めて餌や徹底した品質管理にこだわって養殖されたウナギです。品質にばらつきのある天然うなぎより確実に旨味のあるうなぎになっているといいます。この坂東太郎が食べられる店は、西日本ではこの「江戸正」だけといいます。

関東風のうなぎの蒲焼が好きな人には、京都中心街に居ながら最高の関東風うな重がたべられるいいお店と言えるでしょう。人気も高く、いつも満席だそうです。

坂東太郎は、まさにうなぎの霜降りです。脂がほどよく載っています。それを丁寧に蒸しあげて、しょうゆとみりんだけのタレであっさり焼き上げています。京都らしく、きん糸の卵焼きがうなぎの上やサイドに乗ったうな重もメニューにはあるようです。坂東太郎でないうなぎのメニューもあり、こちらの方が安い値段になっています。

まだまだあるオススメ京都のうなぎ屋

明治創業京都の代表的うなぎ屋:かねよ

明治時代に創業されたというかねよは、京都の代表的な老舗のうなぎ屋さんです。とくにぶ厚いだし卵がのったきんし丼が有名です。どんぶりにはみ出すように「羽毛布団」のように掛けられた丼もあります。お店がいかにも老舗の雰囲気で海外観光客にも人気です。きんし丼は税抜2200円で、京都のうな丼としては安いほうというのも人気の理由かもしれません。

京都のお店として紹介しましたが、実はこのかねよの所在地は京都府ではなく滋賀県です。しかし、京都駅から乗り換え1回20分ほどで最寄り駅の大谷に着きます。

京都駅近の庶民的うなぎ屋:江戸川 近鉄京都駅店

京都駅内唯一のうなぎ屋さんが「江戸川」です。庶民的な安い値段でうな重や定食が食べられます。名前が示すように焼き方は関東風です。京都駅に着いたら立ち寄ってうなぎを味わう人もいるようです。

桶で食べるうな重で有名:祇をん う桶や う

お店の名前が大変ユニークで、いったい何と読むのか迷ってしまいます。読み方は「ぎおん・うおけや・う」だそうです。名前が示すように、お店は京都駅から20分ほどの祇園四条の近くにあります。

このお店は、何といっても桶に入ったうな重の「う桶」が有名な目玉メニューです。一番小さいもので3人前だそうです。3人前で10000円は安いとは言えませんが、高いともいえない感じでしょうか?とはいえ、数人のグループで桶からよそりながら食べる楽しみは格別です。裂き方焼き方は江戸風ですのでふっくらしています。

京都でひつまぶしが食べられる店:炭櫓 四条河原町店

京都駅からはバスで15分ほどの四条河原町にあるうなぎ屋さんです。このお店の看板メニューは、備長炭で香ばしく焼き上げたうなぎの松おひつまぶしです。京都風の呼び名「おひつまむし」を使わず、全国区の呼び名「おひつまぶし」としていますが、焼き方は関西風です。蒸しは行いません。このお店ではうなぎの品質によって焼き方を変えるというこだわりを見せています。

京都のうなぎ屋は個性豊か!

いかがだったでしょうか?京都のうなぎ屋さんと一口に言っても、特徴やこだわりはお店ごとにずいぶん違っていました。お値段も思ったより安い店、思ったより高い店さまざまではなかったでしょうか?スペースの都合上紹介できなかった注目のうなぎ屋さんは京都にはまだあります。京都に行けばさまざまなスタイルのうなぎ料理を堪能できるのは確実です。

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