フエフキダイの味と値段は?刺身などの料理・食べ方も調査!

あまり有名ではないけれど知る人ぞ知る、美味しい魚・『フエフキダイ』。そんなフエフキダイという魚は一体どんな味でどれくらいのお値段の魚なんでしょうか…?そこで今回は、フエフキダイの特徴や味・値段などについて徹底調査してみましょう!また、魚の定番の食べ方といえば刺身ですが、フエフキダイはどんな食べ方をするのがおすすめなのでしょうか…?刺身などの定番料理以外のフエフキダイの食べ方についても併せて調査してみましょう!

フエフキダイの味と値段は?刺身などの料理・食べ方も調査!のイメージ

目次

  1. 1フエフキダイという魚が絶品と評判らしい?
  2. 2フエフキダイってどんな魚?
  3. 3フエフキダイはどんな味の魚で値段はどのくらい?
  4. 4フエフキダイの料理と食べ方
  5. 5フエフキダイは美味しく食べられる魚

フエフキダイという魚が絶品と評判らしい?

私たちは非常に多くの種類の魚介類を日常的に食べています。日本でも、サケ・サバ・さんま・マグロ・味・ぶり・タラ・イワシなどなど…非常に多くの魚が食べられています。しかし、私たちが思っている以上に魚の種類は多いです。過去に発表された研究によると、地球上には約28500種・日本とその周辺海域には約4400種の魚類が生息しているのではないかと言われています。

これほど多くの種類の魚類が存在している中、食用として用いられる魚の数は減りますが、それでもかなりの数の食用魚が存在しています。そんな中でも多くの方が「聞いたことない…」という魚が『フエフキダイ』です。知っている方は少ないけれども、実際に食べたことがある方たちの間では、この『フエフキダイ』という魚が絶品だと評判を集めているようです。

フエフキダイってどんな魚?

ポピュラーではないけれども、知る人ぞ知る『フエフキダイ』。絶品だと言われている『フエフキダイ』ですが、一体どんな魚なのでしょうか…?初めて知るという方も多いでしょうから、まずは『フエフキダイ』がどんな魚であるかについて学んでみましょう!

フエフキダイという魚について

『フエフキダイ』は、スズキ目スズキ亜目フエフキダイ科フエフキダイ属に分類される魚です。『フエフキダイ』の名前の由来は、口笛を吹いているような口の形をしているためです。漢字では『笛吹鯛』と書きます。フエフキダイは全長45cm程度で、体は卵形に近く,側扁しています。

フエフキダイの口内は鮮紅色であり、この見た目から和歌山や高知・熊本などでは「クチビ」「クチミ」などと呼ばれています。まだまだ不明な点が多いと言われているフエフキダイですが、旬は夏だと思われると言われています。

『フエフキダイ』は、フエフキダイ類の中で最も北にまで分布する魚であり、日本海に多く、太平洋岸や南西諸島には少ないと言われています。主に、新潟県以南の日本海沿岸・神奈川県以南の太平洋沿岸・東シナ海・南西諸島・台湾沿岸・南シナ海などに分布しています。沿岸の岩礁域から水深100メートル以浅の砂泥底に生息しており、甲殻類や小形の魚類などを餌としています。

フエフキダイとフエダイは別の魚

名前が似ていることもあって、『フエフキダイ』は『フエダイ』と勘違いされることが多いですが、『フエフキダイ』と『フエダイ』は別の魚です。『フエダイ』も『フエフキダイ』と同じくスズキ目スズキ亜目フエフキダイ科フエフキダイ属に分類される魚ではありますが、『フエダイ』の方が認知度が高いです。

しかし、『フエダイ』は本州では珍しい魚とされています。ですが、九州南部や沖縄などでは高級魚として人々に愛されている魚です。また、鹿児島県・宮崎県では初夏の風物詩的なものと言えるほどの愛されっぷりなんだとか。『フエフキダイ』と『フエダイ』は大きさこそ同じくらいですが、見た目の色や味も異なります。

フエフキダイの特徴

フエフキダイの体型は、マダイのように扁平ですが比較的大きな尾びれを持っている特徴が挙げられます。また、タイ科の魚と間違われやすいフエフキダイですが、頬にウロコがあることや両あごに門歯や臼歯がないことなどといった特徴がフエフキダイにはあります。また、フエフキダイは昼夜で体色の変化する種類が存在するなどとまだまだ詳しい事が不明な魚でもあります。

フエフキダイはどんな味の魚で値段はどのくらい?

フエフキダイという魚が一体どんな特徴がある魚なのかについて学べたところで、次に気になるのが味や値段です。フエフキダイと間違われることが多いというフエダイは非常に味がいい魚と言われ、九州南部や沖縄などでは高級魚といわれているそうですが、フエフキダイはどんな味の魚で、値段はどのくらいするのでしょうか…?お次は、フエフキダイの味や値段を調査してみましょう。

フエフキダイは西日本では良く食べられている魚

フエフキダイはあまりまとまって水揚げされる魚ではないため漁獲量は少ない魚ですが、西日本では良く食べられている魚です。少ないながらも希に関東などにも入荷してきます。フエフキダイの主な産地は、長崎県・熊本県・鹿児島県などといった九州地方が多いです。フエフキダイは産地などでは他の魚と同じく、食用白身魚として普通に利用しています。刺身や煮付け・塩焼きなどといった定番の食べ方をします。

フエフキダイの味は人によって評価が違う?

西日本では馴染みの魚とされているフエフキダイ。西日本ではよく食べられているフエフキダイですが、東日本にお住まいの方たちや、これまで食べた事がない方にとっては「どんな味をしているんだろう…?」と、気になるところです。そこで、フエフキダイの味について調査してみたところ、フエフキダイはほどよく繊維質で身離れがよく、クセがない味だと言われているそうです。

刺身や塩焼きなどといった料理に用いられる事が多いフエフキダイ。クセがなくて美味しいと言われているのなら、万人ウケしそうなフエフキダイですが、実は人によって味の評価が分かれる魚でもあるそうです。その理由は、フエフキダイの皮や内臓・身から磯臭さが感じられるからです。

私たちが「美味しい!」と脳に感じさせる時、味覚だけではなく視覚や嗅覚も関係してきます。そのため、どれだけクセがない味だと言われ、味覚が満足されていたとしても、磯臭さが感じられてしまうと、どうしてもその美味しささえも壊されてしまうものです。嗅覚に敏感な方などは特にフエフキダイの磯臭さが苦手に感じ、「まずい…」と遠ざけてしまう方も多いそうです。

フエフキダイの値段は?

人によって味の評価が違うと言われ、好き嫌いが分かれるフエフキダイ。そんなフエフキダイの気になる値段は一体どれくらいなのでしょうか…?フエフキダイの値段を調査してみたところ、時期や販売地域によってフエフキダイの値段は変動しますが、あまり高くないようでです。

西日本を中心に食べられているフエフキダイですが、少ないながらも関東などにも入荷してきます。しかし、関東などは出荷もそれほど多くないため、フエフキダイを食べる事があまりないためか関東などでのフエフキダイの認知度が高くありません。

そのため、関東などでのフエフキダイの値段は安くなっているそうです。好き嫌いが分かれると言われているフエフキダイだからこそ、高いのに購入して「おいしくなかった…」なんて事になると余計悲しくなってしまいますので、安価な値段で購入できるといった点は嬉しい点と言えるでしょう。

フエフキダイの料理と食べ方

ほどよい繊維質で身離れがよく、クセがない味だと言われているフエフキダイ。そんなフエフキダイは一体どんな料理でどんな食べ方をするのがオススメなのでしょうか?お次は、フエフキダイの料理とおすすめの食べ方について調査してみましょう!

フエフキダイの刺身

迷った時に試してほしい魚料理・食べ方はやっぱり刺身です。刺身にすると、魚の味や食感が最大限に感じられるので、新鮮なフエフキダイを入手した際などに試したい食べ方です。しかし、強くはないものの磯臭さが残っているフエフキダイですから、下処理はしっかりしておきましょう。酢醤油やわさび醤油と一緒にどうぞ。

フエフキダイのカルパッチョ

フエフキダイの刺身に飽きたら、『フエフキダイのカルパッチョ』などはいかがでしょうか?カルパッチョはイタリア料理の一種で、牛肉または魚肉を生のまま薄切りにしてオリーブ油・スパイスなどで和えた料理です。刺身は魚を薄切りして醤油などをつけて食べるの『和』を感じられる料理に対し、カルパッチョはオリーブ油やスパイスなどを和えてた食べる『洋』を感じられる料理です。

新鮮なフエフキダイをたくさん入手した際には、刺身とカルパッチョの両方を楽しんでみるのも良いでしょう。フエフキダイのカルパッチョのレシピ材料(2人分)は、フエフキダイ・100g〜200g、玉ねぎ・4分の1、小口ねぎ・少量、オリーブオイル・適量、塩胡椒・適量、マヨネーズ・適量です。

フエフキダイのカルパッチョの作り方は、まず玉ねぎをヨコに切って繊維を断ち切るようにスライスして重ならないようにバットに玉ねぎを広げてそのまま20分〜1時間放置して辛味抜きをしておきます。お皿に黒胡椒を振っておき、辛味抜きできた玉ねぎをお皿に盛ります。スライスしたフエフキダイを玉ねぎの上に盛り付け、塩胡椒を振ります。

最後に、オリーブオイルを全体に回しかけて小口ネギ・マヨネーズをかけたら完成です!カルパッチョは刺身よりは一手間かかるものの、見栄えの良さは倍になります!華やかなのに簡単に作れるので、おもてなしメニューなどにおすすめです。

フエフキダイの潮汁

フエフキダイはあら・骨などからいいダシが出るので、『フエフキダイの潮汁』といった食べ方もオススメです。フエフキダイの潮汁のレシピ材料(4人分)は、フエフキダイのあら・200g、塩・小さじ2杯、水・適量、昆布・適量、酒・大さじ3、塩・小さじ4分の1杯、だししょうゆ・小さじ2杯です。

フエフキダイの潮汁の作り方は、まず、フエフキダイのあらに塩を振って20分ほど置き、出た水分をキッチンペーパーで拭き取ります。鍋に沸かしておいたお湯に、フエフキダイのあらを入れて身が白くなったら取り出します。ボウルに水とフエフキダイのあらを入れ、うろこや血合いを取ります。最後に流水でよく洗い、水気を拭いておきましょう。

別の鍋に水と昆布を入れて火にかけ、沸々としてきたら昆布を取り出して沸騰したところでフエフキダイのあらと料理酒を入れて、再度沸騰させます。中弱火にしてアクを取り、塩・だし醤油を入れて15分程加熱すれば完成です!お好みでネギなどをトッピングしても美味しいです。

フエフキダイのムニエル

カリッとした皮の食感がたまらない『フエフキダイのムニエル』。見た目が美しく、高級感があるのでリッチな気分が楽しめます。そんなフエフキダイのムニエルは、皮を剥がずに皮つきの切り身を使用するようにしましょう。フエフキダイのムニエルのレシピ材料(2人分)は、フエフキダイの切り身・2枚、塩・少々、胡椒・少々、小麦粉・少々、バター・適量です。

フエフキダイのムニエルの作り方は、まず、フエフキダイに塩を振って20分ほど置き、出た水分をキッチンペーパーで拭き取ります。皮に数本切れ目を入れ、フエフキダイの身に塩・胡椒を振って、小麦粉を薄くはたきつけます。熱したフライパンにバターを入れ、身から焼いていきます。身に焦げ目が付いてきたらひっくり返して、フライ返しなどで押さえつけながら皮がカリっとするまで焼けば完成です!

フエフキダイの塩焼き

素朴な味わいで、魚の美味しさを実感しやすい料理といえば『塩焼き』です。フエフキダイの塩焼きも、シンプルながらも非常に美味しいです!焼くとフエフキダイの身が少し硬く締まります。全長45センチ程度のフエフキダイを丸々一匹塩焼きにすると、インパクト大でおすすめです!フエフキダイの塩焼きのレシピ材料(4人分)は、フエフキダイ・1尾、塩・小さじ2杯〜、粗塩・大さじ1杯〜です。

フエフキダイの塩焼きの作り方は、まず、フエフキダイの鱗や内臓を取り除き、しっかり洗って水分を拭き取っておきます。フエフキダイの尾っぽやヒレなどに粗塩をつけます。粗塩をつけた所をアルミホイルで覆い、全体に塩をまぶしていきます。あらかじめ200度に予熱しておいたオーブンに鯛を入れ、40分〜50分程焼いていきます。

焦げそうな時はアルミホイルをかけてあげましょう。なお、ご使用のオーブンによって火力が異なりますので、こまめに見ながら調理を行いましょう。焼きあがったら、お皿にフエフキダイを盛り付けて完成です!切り身であれば下処理がそれほどありませんが、フエフキダイを丸々1匹使用する時は下処理が大変です。しかし、出来上がって食べるフエフキダイの塩焼きはかなり美味なので頑張りましょう!

フエフキダイは美味しく食べられる魚

フエフキダイの味・値段・料理・食べ方調査まとめのご紹介はどうでしたか?フエフキダイはフエダイと間違えられたりと、まだまだあまり知名度が高いとは言えない魚です。そんなフエフキダイですが、西日本では好まれて食べられている種類の魚です。また、フエフキダイは味のクセがないので刺身をはじめとし、和食洋食問わずに様々な料理に使用して楽しむ事ができます。

味のクセがないので様々な料理に用いられるフエフキダイ。価格自体も高いものではないので、もしもスーパーや魚屋などでフエフキダイを見かけた際には一度購入してみてはいかがでしょうか?好みが分かれるフエフキダイですが、その美味しさに気付けたのならば、フエフキダイを使った様々な料理に挑戦してみてくださいね!

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ