ドジョウの種類と見分け方を写真で解説!その生態から料理方法まで!

ドジョウもかつては水田や用水路などで、当たり前のように見かけた身近な種類の魚です。ですが水田の減少や農薬の使用に水質汚染などが重なって、その姿を見かけることはずいぶんと減ってしまいました。それでも日本には11種類のドジョウが今も住んでいます。ドジョウは古くから食用魚としても重宝されてきたため、養殖されたドジョウがスーパーなどで生きたまま売られているのを見かけたこともあるでしょう。日本に存在しているドジョウの種類とその見分け方や生態だけでなく、ドジョウの美味しい料理方法まで紹介します。

ドジョウの種類と見分け方を写真で解説!その生態から料理方法まで!のイメージ

目次

  1. 1ドジョウにはどれくらいの種類がいる?
  2. 2ドジョウの種類と見分け方!
  3. 3ドジョウの生態について
  4. 4ドジョウはウナギに匹敵する栄養がある!おすすの料理方法
  5. 5ドジョウを見分けられる目利きになろう!

ドジョウにはどれくらいの種類がいる?

ドジョウはコイ目ドジョウ科に分類される淡水魚の一種類で、以前から日本各地の水田や用水路など、さまざまな場所で普通に見られる魚です。昔から食用としても親しまれ、ちょっと出かけて晩御飯用に捕まえてくることも珍しくなかった、身近にいる魚の一種です。そんなドジョウについて種類別に紹介していきます。

日本に存在しているドジョウは11種!

日本で生活しているドジョウは日本だけに住む固有種も含め、マドジョウ・アジメドジョウ・アユモドキ・シマドジョウ・スジシマドジョウ・ヤマトシマドジョウ・ホトケドジョウ・ナガレホトケドジョウ・エゾホトケ・イシドジョウ・ヒナイシドジョウがいます。中でもアユモドキは国の天然記念物にも指定されているドジョウです。他に「ヒドジョウ(緋泥鰌)」と呼ばれるドジョウがいますが、これはマドジョウの白変種で同じ魚です。

ユーラシア大陸に広く分布し、日本では北海道だけに住んでいるドジョウとして、フクドジョウというドジョウもいます。ただし名前や見た目はドジョウですが、マドジョウを始めとした日本のドジョウがコイ目ドジョウ科であるのに対し、フクドジョウはコイ目タニノボリ科の親戚筋の魚であって、ドジョウそのものではありません。今だに日本ではドジョウ科としている図鑑もありますが、内部器官の構造から別の魚に区別されています。

将来的に絶滅危惧種になる可能性?

日本では古くからなじみのある魚でもあるドジョウですが、近年外国産ドジョウによる交雑や生息域競争により、存在自体が危ぶまれています。実際遺伝子的に混ざりあっている交雑の実例も出てきて、環境省では実態把握を急ぐとともに、判断するのに必要な情報が足らないとして、「環境省レッドリスト」にもドジョウを登録するまでになっています。

外来種の脅威だけでなく、ドジョウが減ったのには他にも理由があります。コイ目の魚は水質汚染には強いものが多いですが、生活場所である水田が減ったり、農薬の使用や川へ直接生活排水が流入したり、川や用水路をコンクリートで固める護岸工事なども、ドジョウから生活場所を奪う原因のひとつになっています。そのため外来種の駆除だけでなく、在来種の生活環境を整えてあげるのも、ドジョウの保護には大切なことなのです。

ドジョウの種類と見分け方!

日本のドジョウたちは、図鑑を広げてみても一見どれも同じに見えるかもしれません。ですが写真を並べて見比べてみると、なかなか個性のある模様を持つものも多く、見分け方が簡単なのもいます。全てのドジョウを写真や見た目だけで見分けるのは専門家でもないと難しいですが、その模様や形だけでも楽しめるドジョウも多いです。日本固有の種類を含むドジョウ11種類と、白変種であるヒドジョウを加えた12種類をご紹介します。

マドジョウ

日本では最も一般的なドジョウがこのマドジョウ(Misgurnus anguillicaudatus)でしょう。日本の平野部の水田や湿地帯など全国的に生息しているため、通常図鑑でも写真でもドジョウと言ったらこのマドジョウです。以前はどこの水田でもいくらでも捕まえられるくらい、たくさんのマドジョウが見られたものの、ここ最近はその数が目に見えて減っているため、存続が心配され始めている種類です。

どこにでもいるドジョウではありますが、見分け方としては背中は砂利や泥にまぎれやすい、漠然とした黒や白などの斑点模様が混ざり合ったような色をしているのに対し、わき腹から下半分は模様がないだけでなく白っぽい色一色です。大きさは10cm~15cmで、長めのひげが上あごに6本、短いひげが下あごに4本あります。

このマドジョウは日本の固有種ではありません。中国や朝鮮半島など広範囲にわたって生息していて、日本を含む東アジアでは養殖も行われる、一般的な食用魚です。スーパーで売っているドジョウは中国からの輸入品が一般的で、国産の養殖ドジョウは高級品として扱われています。このこともマドジョウの数の減少振りが見て取れる事例といえるでしょう。

ヒドジョウ

ヒドジョウは種類としてはマドジョウとまったく同じ種類のドジョウです。ただしその体はオレンジ色一色という、写真栄えもする綺麗な色をしています。色素が減って生まれた白変種と呼ばれるもので、遺伝的欠損によるアルビノとは異なります。

他のドジョウとの見分け方は一目瞭然のその体色ですが、あまりにドジョウらしからない体色ゆえに、ドジョウに見えず図鑑で調べて初めて納得できるようなドジョウです。錦ヒドジョウと呼ばれる、白地にオレンジや黒の模様付きまでいます。単なる観賞魚としてだけでなく、雑食性で水槽内の掃除用の魚としても人気があります。

ヒドジョウは元々色素が少ない白変体の種類のためか、アルビノもそれなりに出回っています。アルビノと通常のヒドジョウの見分け方は、目を見るとわかります。通常のヒドジョウは目はちゃんと黒い色をしていますが、アルビノのヒドジョウは色素自体がないため、目も赤っぽい色をしています。

アジメドジョウ

アジメドジョウ(Niwaella delicata)は日本の固有種で、大阪府・岐阜県・京都府・滋賀県・富山県・長野県・福井県・三重県と、日本中部に集中しています。体調は約10cmほどで、他のドジョウと比べると細い体型をしています。良く似た模様のシマドジョウとの見分け方は、目を通る線状の模様があるかないかで見分けられます。

他にも見分け方としては、全身に線や大きな斑点模様があるものの、背びれ・胸びれ・尻びれが体の後方にあることと、背びれの後ろからの斑点模様が背中に虫食い模様のように付く固体が多いこともあげられます。ただし生息域や固体によって柄に変異が大きいため、図鑑で見ても見分けにくいドジョウです。口は頭の下にあり、岩に吸い付くようにして移動します。口ひげも6本とマドジョウよりも本数が少ないです。

アジメドジョウは他のドジョウと同じく雑食性ながら、主食は藻類のため泥臭さがなく他のドジョウよりも美味しいとされていることもあり、乱獲に開発での生息域減少が加わって、環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU・絶滅危惧では一番低いランク)に指定されています。ペットショップでも売られていることがありますが、生息域以外で放流すると、種の交雑や病気汚染の危険性があるため、外部への投棄・流出は禁止されています。

アユモドキ

アユモドキ(Parabotia curta)は国の天然記念物に指定されている、環境省のレッドリストでも絶滅危惧IA類(CR・絶滅危惧の最高ランク)という、希少な日本固有種のドジョウです。他のドジョウとの見分け方は、名前を見てもなんとなく予想が付くくらいの、独特な体形です。

背びれまでは他の川魚を思わせるような少し面長な顔つきの魚ですが、背びれから先は少し太めのドジョウといったような体つきをしています。図鑑で他のドジョウと並べてあるのを見ても、形だけで「この魚、変じゃない?本当にドジョウ?」と思うようなドジョウです。写真で見ても角度次第では全く別の魚に見える、不思議なドジョウです。固体によってははっきりとした縞模様が出るのも特徴です。

生息域は非常に限られていて、京都府亀岡市の桂川水系と岡山県の旭川・吉井川水系のみです。琵琶湖・淀川水系や岡山県の高梁川水系および広島県の芦田川水系では、全滅かほぼ全滅と見られています。アユモドキは学術的にも日本の淡水魚の起源と分散経路の手がかりとして、非常に重要で貴重な魚と見られていますが、カワウや人が持ち込んだオオクチバスなどに食べられたり、密漁も問題になっている魚です。

アユモドキは15cm~20cmになる、ドジョウの中では大型のものです。他にも頭までうろこで覆われるなど、他のドジョウとは異なる点が多く、見分け方の簡単なドジョウです。口ひげは他のドジョウ同様ちゃんとあり、上に4本、下に2本の計6本です。1977年に国の天然記念物に指定され、2004年には種の保存法でも国内希少野生動植物種に指定されています。

地元でも写真や図鑑でしか見れない魚にならないよう、グッズの販売や学校や公共施設での飼育・展示を通した啓蒙活動や、生息域で生産された米の売り上げの一部を保護資金に当てるなど、地域ぐるみで保全活動に当たっています。もし売っているのを見かけても、安易に買って飼育したり食べたりすると法律に抵触することもあるので、まずは役所に問い合わせたほうが無難という、非常に貴重な種類のドジョウです。

シマドジョウ

シマドジョウ(cobitis biwae)は地域によって多数の亜種があるため、同じシマドジョウでも見分け方が困難なドジョウです。図鑑片手に判別しようとしても、地域ごとに名前があることからもわかるように、模様だけでなく大きさまで異なるほど、地域ごとに同じ種類の魚とは思えないほど違っていることが当たり前というドジョウです。

山口県西部・四国南西部を除く、ほぼ日本全国に生息しているこのドジョウの見分け方は、胸びれの一部が独特な形になるという、専門化向けの見分け方しかないというくらい、地域ごとに独自の適応を見せている種類のドジョウです。シマドジョウだけで写真展をやっても、きっと誰も同じ種類のドジョウとは思わないのでは?というくらい、亜種が多いのがこのシマドジョウの一番の特徴です。

シマドジョウはペットとしても人気があり、海外に輸出までされています。ひげは左右に3本ずつ持っていて、体長は地域ごとに違います。瀬戸内地方には自然変異で特殊な遺伝子を持つ地域もあり、シマドジョウだけでも立派な図鑑が作れるほどに、多様な亜種がいるドジョウです。

スジシマドジョウ

スジシマドジョウ(Cobitis sp.)は、生息域が濃尾平野から西の本州と四国の北部、九州の有明海沿岸という、日本固有種のドジョウです。シマドジョウのところでも紹介したように、胸びれに専門家でもないとわからない程度の違いしかないような、図鑑や写真では見分けをつけるのが困難なドジョウです。

このスジシマドジョウも地域色が強く、もともとはスジシマドジョウ1種だったものが、大型種・中型種・小型主と分けられ、さらに生息地ごとに分けられ、ついに代表的なものでも5種類を超える品種分けが行われ、学名まで付けられた経歴を持つドジョウです。

スジシマドジョウは種類は増えたものの、その多くの種類が絶滅危惧種に指定されています。見分け方も体長や生息地がわからないと、素人では図鑑でも写真でも見分けが付きません。ただし雄と雌の見分け方は比較的簡単です。雄の胸びれは先が尖り、雌の胸びれは丸みを帯びています。ひげはこちらも6本で、目の下にとげ状の骨があり、体調は雌の方が大きくなる特徴があります。

ヤマトシマドジョウ

ヤマトシマドジョウ(Cobitis matsubarae)は、山口県と九州地方に生息する、日本の固有種のドジョウです。シマドジョウとの見分け方は、体の側面中央から上にしか模様がなくお腹が白いことと、尾びれの付け根に縦に2つの黒い斑点があることです。そのためシマドジョウの仲間の中では、写真でも見分けやすい種類のドジョウと言えます。

ヤマトシマドジョウの体長は、雄が8cmほどで雌は10cmほどと、こちらも雌の方が大きいのが特徴です。さらに雄の胸びれの付け根にある期間の形状から2種類に分けられる可能性が高く、まだまだ研究途上のドジョウです。以前は大陸にもいるシマドジョウとされていましたが、遺伝子検査で日本固有主と確認された経歴も持っているドジョウです。

ホトケドジョウ

ホトケドジョウ(Lefua echigonia)は、コイ目ドジョウ科として扱われたり、コイ目タニノボリ科として扱われるなど、図鑑によっても扱いが異なる日本固有種です。マドジョウとの見分け方は、マドジョウと違って腹にも砂のような模様があることです。ひげも上に6本、下に2本と合計8本しかありません。

ホトケドジョウは青森県と中国地方西部を除く、本州・四国に分布していますが、絶滅危惧IB類(絶滅危惧の真ん中のランク)に位置づけられる品種です。一方で愛嬌のある姿とおとなしい性格からペットとして人気があり、ペットショップでも売られています。

ホトケドジョウの名前の由来は、その優しそうな顔つきから仏を連想させて付けられた、と思われていると言われています。ですが真偽の程はいまだ定かではないものの、人懐こい性格をしていて餌をあげると泳いで食べに来るようになる、写真の被写体としても人気のペットです。

ナガレホトケドジョウ

ナガレホトケドジョウ(Lefua sp.)は、和歌山県から岡山県までの瀬戸内海側と、兵庫県の日本海側、そして徳島県に分布する、以前はホトケドジョウと同じ種類とされていたドジョウです。見分け方は全身が褐色で細かい斑点が全身にあるものの、ひれの斑点は薄いかまったくない点と、ナガレホトケドジョウは目から口に向かってはっきりと黒っぽい線があることです。

性格もまったく異なっていて、ホトケドジョウがおっとりしていて人懐こいのに対して、ナガレホトケドジョウは活発ですぐ逃げ出そうとします。ナガレホトケドジョウもホトケドジョウ同様に、絶滅危惧IB類の指定を受けている絶滅危惧種です。

エゾホトケ

エゾホトケ(Lefua nikkonis)は、名前のとおり北海道と青森県に生息する日本固有種のドジョウです。青森県にいるエゾホトケは人為的に持ち込まれたものと思われていましたが、最近の研究でDNA配列が北海道のものと違うことから、自然に入ってきたものとして認められました。将来的には青森県のエゾホトケも種類分けされる可能性も出ています。

エゾホトケは体長8cm~12cmで、上から見ると頭が大きく胴が詰まって見えるため、他のドジョウと比べて写真でも比較的見分けやすいドジョウです。横から見ればそれなりに胴長で、ドジョウらしく見える面白い体型をしています。ひげの位置が少し変わっていて、上唇に6本、左右の鼻腔前に1本ずつの計8本があります。

エゾホトケも絶滅危惧IB類(EN)に登録されていますが、本場の北海道では比較的その姿を良く見るドジョウです。それもあくまで現状であって、開発による生息域の減少は続いているため、いつ姿を消してもおかしくないドジョウのひとつです。

イシドジョウ

イシドジョウ(Cobitis takatsuensiss Mizuno,1970)は、学名は発見場所の島根県高津川から、和名の「イシ」は石の多いところに住んでいることから付けられたという、日本固有種のドジョウです。生息地は名前のとおり島根県と広島県、山口県に福岡県と、かなり限られた地域に生息しているため、絶滅危惧IB類(EN)に指定されている絶滅危惧種です。

体長は5cm~7cmで、口から目を通って背中を走る黒い線と、頬から体の側面中央を走っていく黒い線があり、背びれや尾ひれにも線のような模様があるのが特徴です。シマドジョウとの見分け方は、尾ひれに向かって細くなっていかないので、胴体にいきなり尾ひれが付いたような寸胴型をしています。ひげは6本生えています。

1970年に発見された比較的新しい種類のため、まだまだわかっていないことが多いドジョウです。警戒心も強いため、観察しづらい難点もあります。卵が体の大きさに対して大きく数が少ないことがわかっているものの、稚魚の生活も謎だらけという研究途上のドジョウです。

ヒナイシドジョウ

ヒナイシドジョウ(Cobitis shikokuensis Suzawa,2006)は、2006年11月にイシドジョウから新種として種分けされたドジョウです。四国にのみ生息する日本固有種で、イシドジョウとの見分け方は頬の線がないことと、体の側面中央を走る線が斑点状になっているものもいます。日本のドジョウの中でも最も小さいドジョウでもあり、体長は7cmで雄より雌の方が大きくなります。

四国の中でも愛媛県と高知県にしかいないことと、2006年に新種登録されたばかりということもあり、地元の人でも知らないことが多いドジョウです。そのため乱獲の危険も高く、愛媛県や高知県でも県指定の絶滅危惧種です。環境省のレッドリストでも絶滅危惧IB類(EN)に指定されているなど、保護が急がれているドジョウです。

ドジョウの生態について

ドジョウは主に水の流れの緩やかなよどみや水路、水田や沼地に多く生息しています。雑食性でプランクトンからイトミミズや蚊の幼虫までさまざまなものを食べるため、水槽の掃除屋さんとしてペットとしても人気があります。

危険を感じるとそのぬるぬるした体を使って泥や砂に潜るため、ペットとして買うときは細かい砂利を使わないと泥を巻き上げてかえって水を汚してしまったり、水草も石や流木への活着性の物か浮き草系を使わないと、根元をほじくり返して抜いてしまったりします。飼育図鑑を使うなどしてプランを立ててから買うようにしましょう。

ドジョウの特徴として、ひげの先に人の舌にある味蕾(みらい)と言う味を感じる器官が付いています。このひげを使って、簡単に餌を見つけ出すことができるのも、ドジョウの持つ特別な能力のひとつです。

さらにドジョウはエラだけでなく皮膚でも呼吸ができ、さらには空気を直接吸い込んで腸でも呼吸することができます。残った空気はそのまま対外に排出されるため、ドジョウは魚でありながら「おならをする」と写真の被写体としても人気です。図鑑でもドジョウの特徴としてよく紹介されています。

ドジョウはメスのほうが大きくなる特徴があります(写真は上が雄でしたが雌)。また寿命も長く、上手に育てれば10年近く生きることもあります。自然界では水田の水抜きで、親も稚魚も死んでしまうことがあるため、一般的には4年~5年ほどとされています。

ドジョウはウナギに匹敵する栄養がある!おすすの料理方法

昔から「ウナギ一匹、ドジョウ一匹」と言われるくらい、ドジョウは栄養豊富な魚です。ドジョウは鉄分が豊富で、ビタミンB2は魚類でトップの含有量を誇ります。また、内臓を温めて体内の余分な水分を排出させるなどの解毒作用もあります。そのため貧血予防・むくみ改善・疲労回復などに効果的で、昔から夏バテ予防にはウナギよりもドジョウのほうが一般的だったのです。そんなドジョウを使った料理を紹介します。

ドジョウの下処理を忘れずに

ドジョウは泥の中に潜って暮らしていることも多く、餌も泥ごと吸い込んでしまいます。そのためまずは、綺麗な水にドジョウを入れて、しっかり泥を吐かせましょう。ドジョウは水洗いはしますが、ぬめりは血液を綺麗にして細胞を活性化させるだけでなく、炎症やがんの抑制効果もあると言われるコンドロイチン硫酸を多く含むため、取り除かずに使うほうがおすすめです。

基本的にドジョウは生きたまま料理に使います。ですがぬめぬめと動かれていては料理どころではありません。そのため料理に使う5分ほど前に、ドジョウを深い器に入れてから酒を注いでおくと、ドジョウがおとなしくなって使いやすくなります。お酒を入れた瞬間は大暴れするので、蓋付きの容器を使ったほうがおすすめです。

夏バテ予防に「ドジョウ鍋」

酒でおとなしくさせたドジョウを、サラダ油を引いた鍋で炒め軽く焦げ目が付き始めたら、ささがきごぼうと好みの野菜にだし汁を足し、豆腐や油揚げを入れても良し、さらに野菜を足しても良しで、全体に火が通るまで煮込みます。最後に火を止めてから味噌で味付けをすれば、「ドジョウ鍋」の完成です。味噌で味を付けずに醤油ベースの味付けにして、最後に溶き卵で閉じると柳川鍋になります。

揚げ物もいける!「ドジョウの唐揚げ」

大き目のドジョウは捌いて鍋物にしてもいいですが、せっかく開くなら唐揚げにしてはどうでしょうか?アナゴと同じように捌けますが、なにぶん小型の魚なのでそのまま使っても大丈夫です。ただし大きいと骨もしっかりしているので、捌く手間を省くのであれば、なるべく小型のドジョウを選びましょう。

酒でおとなしくさせたドジョウの水分を、油がはねないように軽く叩いてふき取ります。そこに塩・胡椒・片栗粉の順番でまぶします。後は約180度の油で4分~5分ほど、ドジョウの大きさに合わせて揚げ時間を調節しつつカラッと揚げれば、「ドジョウの唐揚げ」の完成です。おかずにもお酒にも合う一品です。

ドジョウを見分けられる目利きになろう!

ドジョウは図鑑で調べても写真を見比べてもわかりにくいものもいますが、逆に簡単に見分けやすいものも多くいます。また、身近な魚でありながら絶滅寸前の種類もいるなど、大切にしていきたい魚でもあります。写真や図鑑の中だけの魚にならないよう、時には近くの水田や小川でドジョウを探してみませんか?

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