インデアンカレーは大阪名物で美味しい!人気メニューや店舗は?

大阪インデアンカレーは大阪に7店舗、兵庫に1店舗、東京に1店舗ある創業70年の老舗人気カレー店です。昔からある大阪インデアンカレーは今や大阪のソールフードで甘くて辛さが強いカレーは、美味しいくてまた食べたくなる中毒性があるカレーです。メニューは多くて5品少なくて1品で、店舗によっては扱っていないメニューもあり1品のみで営業している店舗もあります。この記事ではインデアンカレーをはじめ提供しているメニューの美味しさと、大阪インデアンカレーの各店舗を紹介します。

インデアンカレーは大阪名物で美味しい!人気メニューや店舗は?のイメージ

目次

  1. 1大阪インデアンカレーは母の味
  2. 2大阪インデアンカレーの美味しさ
  3. 3大阪インデアンカレー店舗の個性
  4. 4大阪インデアンカレーのテイクアウト
  5. 5インデアンカレーは一番の人気
  6. 6インデアンスパゲッティは食べ応えあり
  7. 7ミートスパゲッティは昔懐かしい味
  8. 8綺麗なオレンジ色が特徴のハヤシライス
  9. 9焼きめしに近いピラフ
  10. 10その他おすすめのトッピング
  11. 11大阪インデアンカレーとその他のインデアンカレー
  12. 12大阪のソールフードインデアンカレー

大阪インデアンカレーは母の味

大阪インデアンカレーの創業者は芦屋の主婦だった故・奥内ハルミさんです。お料理好きで料理人を招いては料理を習っていた中で神戸のインドの料理人の先生を招いてカレー作りを教わります。「戦後の不景気の中で活力のある美味しいものを出す店を創ろう」との思いで日本人の口に合うようにカレーをアレンジをして、戦後間もない1947年に大阪はミナミの法善寺横丁に最初の大阪市インデアンカレーの店を出しました。
 

戦後から大阪人の胃袋を支えてきた大阪インデアンカレーは、大阪のソールフードになっています。大阪の食と言えばたこ焼き、お好み焼き、うどんといった粉もんから通天閣の串カツとどて焼きと、たくさんある中で、食に対してシビアな大阪人が大阪インデアンカレーを支持してきた理由は、単純な美味しいさでなくまた食べたくなる中毒性の強いカレーである事が、今日大阪のソールフードと呼ばれるようになりました。

大阪インデアンカレーの美味しさ

沢山のスパイスに野菜とフルーツを使い長時間煮込んだ大阪インデアンカレーを口に入れた瞬間は甘さを感じますが次に辛さで口いっぱいになります。辛さは結構強めで食べ進めていくと額から汗が流れてきます。けどスプーンが止まりません。中毒性が強いのがよくわかります。

大阪インデアンカレーのレシピの全容を知る人は、会社の中でも社長と一部の人しか知りません。創業当時からの変わらないお母さまの作りだした大阪インデアンカレーは一子相伝。秘伝の味で、それは今もしっかり守り続けられています。現在は創業者のお孫さんが株式会社インデアンを継いでいます。

株式会社インデアンの社員の方々は、みなさんがセントラルキッチンで長い修行を経てご飯を盛り付けたり、カレーをかける事ができます。アルバイトが昨日の今日で出来る仕事ではありません。「ルーは生き物。お客さんはこの味を求めて来られますから、気を使います。」という真剣な気持ちでいらっしゃいます。大阪インデアンカレーは社長はじめ社員一人一人の職人気質が守り続けている真面目なカレーなのです。

大阪インデアンカレー店舗の個性

現在、国内にある大阪インデアンカレーの店舗は、大阪市内に7店舗と、兵庫県の芦屋に1店舗あと東京の丸の内に1店舗の全部で9店舗のみです。どの店舗も行列のできる人気店ですが店舗でによって提供されるメニューの数が変わります。そしてそれは店舗の立地に関係しているのではないかと言われています。阪急三番街は大阪にある店舗の中で一番お客さんの回転率が高い店舗です。

大阪インデアンカレー梅田阪急三番街店

JR西日本で最多の乗降客が利用する大阪駅と京都・兵庫から電車が乗り入れている終着駅の阪急梅田駅に併設されたショッピングセンター「阪急三番街」の南館の地下2階にあるのが大阪インデアンカレー阪急三番街店です。

大阪インデアンカレーの店舗の中で常に混みあっている人気の大阪インデアンカレー阪急三番街店は、地元の方はもちろん大阪に仕事に来たほとんどの大阪インデアンカレーファンは、ほぼ阪急三番街の店舗を利用します。交通アクセスが良くサクッと行けるちょうど良い所に大阪インデアンカレーの店舗があるからです。

昼時には行列のできる阪急三番街店ですが、テキパキした隙のないオペレーションで注文をさばきます。なので、お客さんの回転が速く行列が早く進み余り待たずに着席ができるそうです。大阪インデアンカレー阪急三番街店で提供されるメニューは看板メニュー2つのみです。インデアンカレーとハヤシライスです。この限られたメニューも素早くお客さんに商品を提供する要因です。

大阪インデアンカレーとまさかのコラボ!

阪急メンズオンラインストアーでまさかの大阪インデアンカレーとストリート系メンズファッションのスティーロのコラボ企画商品が!阪急三番街に大阪インデアンカレー店があるよしみ?でしょうか?Tシャツとトートバックが販売中です。もとい、トートバックは売り切れていました。阪急百貨店さんに追加販売を熱望します。

大阪インデアンカレー堂島店

阪急三番街の店舗から歩いて15分の所に大阪インデアンカレー堂島店があります。この店舗は3つの地下鉄に直結した「ドージマ地下センター」内にある店舗で、たくさんのビジネスマンが行き交う場所です。お昼時には混みますが店内は広い作りで意外とゆったりと食事ができる雰囲気があります。こちらで提供されるメニューは、インデアンカレー、ハヤシライス、インデアンスパゲッティ、ミートスパゲッティの4つです。

大阪インデアンカレーアバンザ店

堂島店から少し北に行ったところに、書店として関西最大規模で幅広い品揃えが自慢の大型書店のジュンク堂がテナントに入っているオフィスビル「アバンザ」があります。そのオフィスビルの地下1階に大阪インデアンカレーアバンザ店があります。店内はこじんまりしていてお昼時はすぐに満席になります。こちらで提供されるメニューはインデアンカレー、ハヤシライス、インデアンスパゲッティ、ピラフの4つです。

大阪インデアンカレー中の島フェスティバルプラザ店

大阪インデアンカレー中の島フェスティバルプラザ店は、フェスティバルシティと言われるエリアのフェスティバルプラザの中の地下1階にあります。このエリアにはコンサートホールや美術館、多目的ホールなど大阪の新しいランドマークです。

コンサートや美術館に来る人やミュージシャンや文化人に利用されている店舗なのか、小綺麗な外観で店内もきれいです。こちらで提供されるメニューはインデアンカレー、ハヤシライス、インデアンスパゲッティ、ミートスパゲッティ、ピラフの5つとメニューが豊富です。

大阪インデアンカレー淀屋橋店

大阪インデアンカレー淀屋橋店は大阪のビジネス街の中にある商業施設「淀屋町odona」地下1階にあります。大阪市役所や大阪本店の銀行などの多くの会社が集中しているエリアで、ここで働くビジネスマンに人気の店舗です。こちらの店舗もお昼時は行列のできる店舗で、提供されるメニューはインデアンカレー、ハヤシライス、インデアンスパゲッティ、ミートスパゲッティの4つです。

大阪インデアンカレー長堀店

北から南にのびる大きな通りの四ツ橋筋から東に向かい若者の街心斎橋を通って大きな通りの堺筋まで「クリスタ長堀」という長い地下街があります。そこの地下街の長堀駅近くに比較的若者に人気の大阪インデアンカレー長堀店があります。

クリスタ長堀は地下街の暗いイメージはなくとても明るく開放的なキレイな地下街です。おしゃれなアパレル店や雑貨店が多くあり若い女子が多いです。こちらで提供されるメニューは大阪中の島インデアンカレーの店舗と同じ5つのメニューがいただけます。

大阪インデアンカレー南店

こちらの南店は大阪インデアンカレー1号店になりコアな大阪インデアンカレーファンに人気の店舗です。この店舗があるエリアは大阪ミナミとか難波と言われるエリアで、少し行くと道頓堀があり多くの人でにぎやかな大阪の人気観光地の近くにある店舗です。

千日前通りから横に入った所に法善寺横丁がありそこから直ぐ、真新しい周りの店とは明らかに違う歴史を感じさせる店構えの大阪インデアンカレー南店があります。店内は落ち着いた雰囲気で、こちらで提供されるメニューは人気のインデアンカレー1つだけです。覚悟というか清々しさを感じさせる居心地の良い店舗です。

大阪インデアンカレー芦屋店

大阪インデアンカレー芦屋店は、兵庫県芦屋市のJR芦屋駅から直ぐの「ラポルテ」西館内1階にあり、ファミリー層に人気の店舗です。ここ芦屋店には「お子さまセット」があります。ピラフかハヤシライスにジュースと、プリンかゼリーが付いた特別メニューです。そして、大阪の7店舗には無いファミリーにはうれしいテーブル席が存在します。

芦屋店の特別メニューお子さまセットを含め、こちらで提供されるメニューはインデアンカレー、インデアンスパゲッティ、ミートスパゲッティ、ハヤシライス、ピラフと6つのメニューがあります。そして、気のせいか店舗に若干高級感があります。

大阪インデアンカレー丸の内店

東京の玄関口駅として多くの人が利用しているターミナル駅で、その東京駅から直ぐの東京ビル「TOKIA」地下1階にインデアンカレー丸の内店があります。2005年ついに東京進出をし、大阪のインデアンカレーを堪能できる関東唯一大阪インデアンカレーの店舗です。

こちらで提供されるメニューはインデアンカレー、インデアンスパゲッティ、ミートスパゲッティ、ハヤシライスの4つで、東京でも大阪と変わらず人気の大阪インデアンカレーの店舗です。

大阪インデアンカレーのテイクアウト

大阪インデアンカレーの各店舗で提供されているメインメニューをお持ち帰りできます。ですが、お持ち帰りに関する賞味期限で「10分以内にお召し上がりください。」がとてもシビアです。またルーのみ、たまごのお持ち帰りができません。ルーとご飯の別々のお持ち帰りも出来ません。必ずご飯にルーがかかった状態でお持ち帰りします。

以前はこの様なシビアな条件付きのお持ち帰りが無い時代がありましたが、その時にお持ち帰りしたお客様がお持ち帰りのインデアンカレーを食べて「インデアンカレーの味が違う」という問題が起きました。お持ち帰りのインデアンカレーも店内で提供しているインデアンカレーも同じカレーです。ただし、お弁当の温度やカレーをいただく環境で味は多少は変わります。よくある出来立てほやほやが一番美味しいと思える感覚です。

とは言えその些細な変化で味がかわる大阪のインデアンカレーは、逆に言えばとても繊細なカレーと言えます。職人思考の一番ベストの美味しさの状態でインデアンカレーを提供したいと言う会社の姿勢が垣間見えます。「ルーは生き物」の言う意味が良く解かります。

ルーとご飯の別々の持ち帰りができない代わりのおすすめのお持ち帰り方法があります。インデアンカレー店内でも出来る事ですが、ルーの横かけです。ルーとご飯の境目は混ざりますが別盛りに近い状態です。あと、大阪の7店舗と兵庫の1店舗でお持ち帰りができますが、東京の丸の内店ではお持ち帰りができません。

インデアンカレーは一番の人気

大阪インデアンカレー全店舗で一番人気のインデアンカレーには、玉ねぎやジャガイモといった具材はなく、具材はお肉のみでたくさんの野菜やフルーツがルーに溶けて美味しくなっています。そして、絶妙なスパイスの配合で甘くても辛さが際立つカレーになっています。付け合わせのキャベツのピクルスがインデアンカレーの辛さを和らげよく合います。阪急三番街店で提供される二大看板メニューの一つです。

インデアンスパゲッティは食べ応えあり

インデアンカレーのカレーを茹でたスパゲッティにかけたインデアンスパゲッティです。スパゲッティと言うとパスタの麺が少し芯のあるアルデンテが一般的になっていますが、大阪インデアンカレーのインデアンスパゲッティの麺は中太ソフト麺タイプを炒めて提供されます。

ミートスパゲッティは昔懐かしい味

大阪インデアンカレーのミートスパゲッティはトマトベースのミートスパゲッティです。こちらのミートスパゲッティも中太ソフト麺タイプ炒めた麺を使っています。炒めた中太麺に香味野菜が丁寧に煮込まれたミートソースは、昔懐かしい味のミートスパゲッティです。

綺麗なオレンジ色が特徴のハヤシライス

よく見かけるハヤシライスの赤茶色と違い、大阪インデアンカレーのハヤシライスは綺麗なオレンジ色です。そして具材に玉ねぎ、ニンジン、豚肉がモリモリ入ってます。味はトマトベースの甘めのハヤシライスなので老若男女、美味しくいただけます。阪急三番街店のもう一つの看板メニューです。

焼きめしに近いピラフ

ピラフとは、炒めた米に肉やえびなどの具材を入れてスープで炊いた料理です。インデアンカレーのピラフは炊いたお米を具材と炒めた、大阪で言う「焼きめし」にちかいピラフです。具材に玉ねぎ、ニンジン、グリンピース、コーン、ネギ、卵です。ますます焼きめしです。お米一粒一粒パラパラとしていて油っぽくない軽い口当たりで中華屋さんの焼きめしより美味しいピラフです。

その他おすすめのトッピング

インデアンカレーの基本のトッピンです。インデアンカレーはかなり辛いのでたまごをトッピングする方が多いです。又たまごは卵黄のみですが全卵に変更ができます。ちなみに、大阪インデアンカレーファンの間ではたまごを2つトッピングすることを目玉といいます。

そして、隠れた人気メニューがピクルスです。大阪インデアンカレーで提供されるピクルスはキャベツのピクルス1種類です。甘酸っぱい甘酢漬けでこの味が辛いインデアンカレーによく合います。大阪インデアンカレーの常連の客さんの大半がこのキャベツのピクルスの大盛りを頼みます。

大阪インデアンカレーとその他のインデアンカレー

「インデアンカレー」とネット検索すると、1、主に関西で展開しているカレーチェーン店。2、北海道帯広市にある藤森商会が運営するカレーチェーン店。3、主に北陸で展開しているカレーチェーン店。と結果としてだいたいこの3つが出てきます。この3つのカレー店全て別々のインデアンカレー店を指しています。

北陸で展開のインデアンカレーは「金沢カレー」というカテゴリー中のカレーの一つで、石川県金沢市を中心に発展してきた、カレーのルーが色濃くて千切りキャベツが添えてあるインデアンカレーです。

北海道帯広市のインデアンカレーは、帯広の老舗レストラン「ふじもり」の当時のオーナーが、大阪インデアンカレーの美味しさに感動し帯広市でインデアンカレーが生まれました。なので、藤森商会が運営しているインデアンカレーの店舗のターバン巻いたおじさんのマークが酷似にているのは、オーナーの大阪インデアンカレーへのリスペクトだそうです。

Thumbインデアンカレーは帯広のソウルフード!その魅力やメニュー・店舗を紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

大阪のソールフードインデアンカレー

江戸時代から「天下の台所」として様々な食材が大阪の地に集まり食文化が発展してきた大阪で、平成29年で70周年を迎えた大阪インデアンカレーは、今も同じ変わらない味でお店をやっている事にまず驚きます。他にも長く続いている飲食店はありますが、多くの飲食店が大阪インデアンカレーのように提供メニューが少なくはありません。

お客さんが飽きないようにメニュー数が多かったり工夫したり、安くしたり味を変えたりと試行錯誤している飲食店がほとんどの中で、大阪インデアンカレーは真逆の事をしています。時代の流れや食の流行が変わっていく中で味を変えない努力は多くの大阪インデアンカレーファンを作りだしました。

子供の時代大阪インデアンカレーを辛くて食べれなかった思い出が、大人になり再チャレンジしたらその美味しさにハマった。なんてエピソードがある大阪インデアンカレー。これからも創業者の意思を受け継ぎ、いつ食べても変わらない美味しい大阪インデアンカレーを末永く食べさせて欲しいです。

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