ワカサギを使った料理方法は?下処理から美味しい食べ方まで紹介!

ワカサギの臭み取りの方法や定番の天ぷら以外の食べ方を探している方にご紹介したい料理方法などをご紹介します。ワカサギは湖やダムなど比較的水質が悪くても育ち1年中、手に入る身近な魚です。安定した水揚げができる魚ですが、下処理をしないと臭みが残ってしまう厄介な魚でもあります。その為、下処理が重要なポイントです。この記事で確認できたらワカサギの美味しい食べ方を参考に料理してみましょう。

ワカサギを使った料理方法は?下処理から美味しい食べ方まで紹介!のイメージ

目次

  1. 1ワカサギが美味しくなる下処理方法と料理まで紹介!
  2. 2失敗しないワカサギの下処理方法とは
  3. 3気になるワカサギの内臓の処理方法
  4. 4 ワカサギはぬめりが厄介で料理は敬遠がち
  5. 5ワカサギのおいしい料理方法が知りたい
  6. 6定番料理のワカサギの天ぷらの衣のアレンジ方法
  7. 7変わったワカサギ料理だけどおすすめ
  8. 8ワカサギを使った料理方法と下処理や食べ方のまとめ

ワカサギが美味しくなる下処理方法と料理まで紹介!

1年中料理できるワカサギですが、最盛期は冬期(10月から3月程度)で、特に油がのって美味しい旬は3月の桃の節句前後です。はじめてワカサギ料理を検索している方はあまりに「下処理」と言う言葉が出て来るので「何か特別な魚?」と思っていることと思います。

ワカサギは体のヌメリ取りを失敗するとどんなにおいしい衣の天ぷら料理が出来たとしても鼻から抜けるような泥臭い感じがします。上手な下処理の方法や季節に合った美味しい食べ方や定番の天ぷらのアレンジ料理など変化に出会えるようワカサギの料理方法を紹介していきます。

失敗しないワカサギの下処理方法とは

問題の大事な下処理を成功させておいしい料理に仕上げる方法です。ここで手を抜くと臭くて、とても食べられません。小さい魚なので扱いには勇気がいりますが、しっかり行いましょう。

この下処理なら上手く料理できる

まず魚のしっぽから頭にかけて包丁の背を滑らせてウロコと体の汚れを取り、水でさっと洗いキッチンペーパーで体の水を拭き取ります。ワカサギに塩をまぶして再び水で洗い流します。それを2~3回繰り返して最後にしっかり水分をキチンペーパーでしっかり取り下処理の完了です。これで安心して料理ができます。

ポイントは水分を取るためには大量のキッチンペーパーが必要になります。もったいないので新聞紙の上にキッチンペーパーを3枚程度敷いて行うと節約になります。水分をしっかり取っておくと、天ぷら料理にした時にパチパチと油が跳ねにくいです。

気になるワカサギの内臓の処理方法

ワカサギって魚なのに内臓は取らないで料理するの?

ワカサギの内臓は取りません。取ると体の水分が腹の切り目から出ていき、パサパサの魚になります。おせんべいなどの料理ならパサパサになって良いのですが、定番の天ぷら料理などはふっくら美味しくいただきたいので、内臓は触れずにいて大丈夫です。

と言われてもワカサギのエサが入った内臓を本当に食べても良いの?

素人が楽しむワカサギ釣りのイメージでは赤虫などウニョウニョした、ちょっと目をそむけたくなるエサを使っています。ご自分で釣った際の判断はお任せします。ただ、一般的に流通しているワカサギの漁の方法は刺し網や定置網といった網で揚げられる為、先述のエサは使用していません。余計な心配はせずに料理ができます。安心してお召し上がりください。

ワカサギはぬめりが厄介で料理は敬遠がち

湖や川に近い魚は、体にぬめりが多くあります。しかも、このぬめりが魚臭いとか水質を表すかのような臭いに化けています。その為、下処理の中で紹介したように塩をまぶして水で流す方法がこのぬめりと臭い取りに役立ちます。どうかおいしいワカサギ料理を敬遠しないでください。

ワカサギは比較的小さな魚の為とても面倒な処理ですが、これをしないと口の中に入った時に「悪い水質の臭い」がしてきます。そこで気づいてももう料理は台無しです。面倒ですが、少しの手間をしっかり行いましょう。

ワカサギのおいしい料理方法が知りたい

年中おいしく料理できる魚ですが、季節の素材を生かして食べると変化があって、楽しいです。ワカサギの天ぷら天つゆだけのワンパターンから脱出する季節ごとの料理方法を紹介します。全てワカサギの下処理済まで完了した段階からの料理です。さて、どんな食べ方があるでしょう。

春に食べたい料理ワカサギの竹の子と新たまねぎのタルタル南蛮

チキン南蛮のワカサギ版料理です。春が旬の竹の子と新たまねぎで季節の変わり目を体から取り入れましょう。料理方法は

しょうゆ小さじ2、酢100CC、砂糖大さじ3、塩少々を鍋に入れ沸騰させておきます。ワカサギと竹の子に片栗粉をまぶして170度の油で色づくまで揚げ、先ほどの沸騰させた鍋に入れます。次に、タルタルソースを作ります。新玉ねぎの薄切りとゆで卵を崩しながら混ぜ、マヨネーズ、レモン汁、塩コショウで味を調えます。ワカサギと竹の子は皿に盛り、タルタルソースをかけて完成です。あれば彩りにパセリを散らします。

夏に食べたい料理ワカサギとナスの揚げびたし

暖かくても冷たくてもお好みでどちらの食べ方もできます。甘酸っぱい揚げびたしは食欲がない夏にぴったりの料理です。では、料理方法は

ワカサギに片栗粉をまぶして170度の油で色づくまで揚げます。ナスは1cmぐらいの厚さに切りフライパンで両面を焼きます。酢醤油に砂糖を加え沸騰させワカサギとナスを入れます。皿に盛り、ミョウガの千切りを上に散らすとさらに臭み消しにもなります。

秋に食べたい料理ワカサギときのこの佃煮

年中食べているきのこですが秋に旬を迎えます。新鮮なものを佃煮にします。ワカサギは煮ている間に形が崩れてしまう料理ですがしっかり良い色の佃煮になるまで煮詰めるとご飯との相性バッチリです。

きのこを小さく手でちぎって鍋に入れ炒め、ワカサギを入れます。その後、醤油とみりん各100CCと砂糖100gとだしの素大さじ1を入れ軽く混ぜ、火でゆっくり煮詰め完了です。汁気がなくなるので、焦げ付かないように最後はしっかり見張りましょう。あればショウガの千切りを上に散らすと良いです。

冬に食べたい料理ワカサギの柚子胡椒あえ

柚子胡椒は冬の鍋などの時期によく料理されるスパイスです。辛みが強いので少しずつ混ぜて調節しましょう。

魚グリルにワカサギを並べ、焼き色がつくまで焼きます(内臓破裂に注意)。柚子胡椒少々で混ぜ合わせて完成です。

定番料理のワカサギの天ぷらの衣のアレンジ方法

ワカサギを買ったらフワフワの天ぷら料理を食べたいです。粉で揚げるだけではなく、味のバリエーションを紹介します。お好みの食べ方を探してみてください。

青のり

磯辺揚げになります。魚と青のりは抜群の相性です。青のりの香りで臭みも更に飛んでいくので嬉しい料理です。

カレー粉

臭みを感じることなくカレーの刺激も加わり天ぷらが更にお美味しく感じます。カレー粉は調味料入りのものが塩コショウなども入っている為、簡単に料理ができます。

じゃがいも

どういうこと?と思われたことでしょうが、千切りのじゃがいもを衣に見立ててワカサギの周りにつけて揚げます。香ばしいポテトの香りとサクサク感で塩だけで美味しいおつまみが出来上がります。立派な主食料理にもなります。じゃがいもは魚の体に付け辛いのでワカサギを卵にくぐらせてからしっかりとじゃがいもを周囲にまとわせます。

小梅

粉を冷水で固めに溶き、小梅を切り刻んだものを合わせて衣にします。食感と時々感じる梅の塩辛さがおすすめです。ワカサギの柔らかさとカリカリの小梅の食感が楽しい料理です。

 

ガーリックの粗みじん

恐らくイメージしている通りです。ガーリックの良い香りで食欲増進する料理方法です。皆の手がとまらず、大量にワカサギが必要になるかもしれませんよ。食卓に行ったら、もう無くなっていたなんてことにならないよう自分用を隠して確保した方が良いかもしれません。粗く切ったガーリックを衣に混ぜて揚げます。スライスでも良いのですが、ワカサギが小さくてはがれやすいので、粗みじんで料理することをおすすめします。

変わったワカサギ料理だけどおすすめ

ワカサギが大量に手に入ったら贅沢に料理したいものです。天ぷらばかりでは大量には消費できません。変わりレシピですが、是非挑戦してほしいおすすめの料理です。

ワカサギのつみれ汁

ふんわりしたワカサギの身は、すり身にすると優しい食感のつみれ料理が出来ます。少量のワカサギだと、大変なばかりで出来高が少なく達成感がありません。大量にある時の料理です。

ワカサギの顔と内臓も取り、すり鉢ですりつぶし(又は、フードプロセッサーにかける)しょうがを少々加ええます(チューブでも切り刻んだものでも良い)。しょうゆ少々で下味をつけておきます。大根、ごぼう、人参など野菜を薄くスライスして鍋にかぶるぐらいの水を入れて茹で、火が通ったらだし汁としょうゆと酒少々を煮立たせます。鍋にワカサギのすり身をスプーンですくって団子状にして入れ、鍋の中で浮いてきたら完成です。

ワカサギせんべい

身をつぶす手間が面倒という方には、簡単でチーズ味が美味しいワカサギのおせんべいはいかがですか?香ばしく焼けたワカサギとチーズのせんべいは軽くてパリッとした食感は止まらない勢いです。油で揚げないのでたくさん食べられる上に、骨ごとワカサギを食べら是非お子様にもすすんで食べてほしいです。チーズの塩気でビールがすすむ料理です。

ワカサギの内臓を取ります。顔は取らなくても良いが、触感でやや硬い所が残ります。ラップに片栗粉を軽く振り、ワカサギを並べ、上から片栗粉を敷いて挟んで、綿棒などで薄く延ばします。綿棒がなければ鍋の底などを上から押しあてても良いです。身が柔らかいので優しくしましょう。

フライパンにオーブンシートを敷き、延ばしたワカサギとその上に溶けるチーズを置き、弱火で焼き色がつき、パリパリになるまで焼きます。味付けは不要ですが七味や一味をお好みで振っても良いです。そして冷めてチーズがパリッとしたら食べごろです。

ワカサギを使った料理方法と下処理や食べ方のまとめ

いかがでしたか。ワカサギでどうしてもぶつかる臭み取りの下処理方法について、やれそうな気持になれたでしょうか。今日は臭いかな?どうかな?なんて恐る恐る料理するのは辛いし、口にはしたくないです。キッチンペーパーでしっかり出てきた水分を取るのが大事なポイントです。

本当に厄介な下処理ですが、上手くできた時のワカサギ料理はなんと美味しいこと。是非、ガーリックやジャガイモなどの変わり衣も使って同じ天ぷらでもアレンジ料理に挑戦してみてください。おせんべいはもともとチーズ自体がパリッと焼きあがる為、ワカサギが多少まだ柔らかい状態でも美味しくいただけます。骨まで食べられるワカサギ料理をどうぞこれからも楽しくお召し上がりください。

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