じゃがいもの保存方法と期間は?上手な冷凍と解凍に常温と冷蔵のコツも!

野菜の中でもとりわけ使い勝手が良いじゃがいもですが、以外と知られていないのが長期期間上手に保存する方法です。じゃがいもの保存方法として、冷蔵庫や冷凍保存を選択する方が多いのですが、見た目は無骨ですがやはりじゃがいもも野菜です。しっかりとした保存方法を選択することでじゃがいもも美味しく保存する事がが可能ですが、誤るとじゃがいもそのものがダメになることも多いのです。そんなデリケートな野菜であるじゃがいもの保存方法のコツについてご紹介しています。

じゃがいもの保存方法と期間は?上手な冷凍と解凍に常温と冷蔵のコツも!のイメージ

目次

  1. 1じゃがいもを長期間保存する方法とは?
  2. 2じゃがいもの保存方法と保存期間
  3. 3保存期間を伸ばす!じゃがいもの保存方法
  4. 4じゃがいもの常温保存方法
  5. 5じゃがいもの冷蔵庫での保存方法
  6. 6じゃがいもの冷凍保存方法
  7. 7切ったじゃがいもの冷凍保存方法
  8. 8冷凍や冷蔵保存したじゃがいもが変色する理由
  9. 9保存方法失敗!じゃがいもの皮が緑になる理由は?
  10. 10緑色のじゃがいの中毒が出る量とは?
  11. 11じゃがいもが緑になるのを防ぐ保存方法とは?
  12. 12じゃがいもの保存方法で最適な場所は?
  13. 13じゃがいも保存に林檎が必須?
  14. 14常温保存方法がOKな野菜は?
  15. 15【まとめ】じゃがいもの保存方法で失敗しないためのコツ

じゃがいもを長期間保存する方法とは?

じゃがいもは、いろんな料理に利用する事が出来る野菜の一つですが、たくさん購入した際に、出来るだけ長い期間保存できる方法をご紹介しています。じゃがいもの保存方法として最適なのは常温保存なのか、それとも一般的な冷蔵保存の方が良いのか、それとも冷凍保存が有効なのか、じゃがいもを長期保存させるための方法についての疑問に詳しくお答えしています。

じゃがいもの保存方法と保存期間

野菜の中でもじゃがいもは、保存期間が比較的長いのが特徴です。じゃがいもは、常温保存方法で60日から90日、冷蔵保存方法で60日前後、冷凍保存方法であれば30日間程度となっています。また、じゃがいもそのものを保存する場合とじゃがいもを加工して冷蔵、冷凍保存する方法とでは、保存期間が違います。

じゃがいもを長期間保存しておこうと思うであれば、もちろん調理済みのじゃがいもよりも、皮がついたままの状態で保存する方法が長期保存に向いています。その上で保存方法は、常温が良いのか、冷蔵が良いのか、冷蔵が良いのか知れべています。無骨な見た目のじゃがいもですが適切な保存方法を知っておくことで、じゃがいもを美味しく食べることが可能です。

保存期間を伸ばす!じゃがいもの保存方法

じゃがいもの保存方法として最適なのは、常温保存ですがじゃがいもを保存する際は、風通しの良い冷暗所で新聞紙に包んで保存する方法が長持ちする秘訣です。日光があたることで、じゃがいもにダメージを受けたり、じゃがいもの芽が出やすかったりします。

特に夏になると常温保存の場合は、気温が高くなるためじゃがいもが痛むスピードがあがるので、梅雨時期から夏場にかけての6月から8月までは、冷蔵保存が良いでしょう。その期間は、常温保存が向いていないため1週間から10日程度を保存目安とすると良いでしょう。

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じゃがいもの常温保存方法

野菜といえば冷蔵保存がどれも最適に思われがちですが、じゃがいもは常温保存方法が最適な野菜の一つと言えます。そんなじゃがいもの常温保存方法についてまとめてみました。

常温保存方法の手順

まずは、じゃがいもを新聞紙で一つづつ包みます。ここでは面倒臭がらずに数個を新聞紙1枚で包むというよりは、じゃがいも1個につき1枚の新聞紙で包むようにした方が、じゃがいもの長期保存に向いています。じゃがいもは湿気があると痛むのが早いので新聞紙で湿気を防止することが可能です。
 

じゃがいもを新聞紙で包んだあとは、風通しが良く冷暗所に保存しておくことがポイントです。上記でも記載しましたが、じゃがいもは湿気と光があるところに保存しておくと日持ちがしません。またじゃがいもに土が付いている際は、湿気がよるのが早いので泥はしっかりと落としておく方が良いでしょう。

じゃがいもの常温保存で1個1個新聞紙に包むのが面倒であれば、4個から5個程度は1枚の新聞紙に包んでも良いですが、その分湿気がよるのが早いので新聞紙が湿気を帯びた場合は、すぐに交換することをお勧めします。または、木箱などに新聞紙を敷き詰めてその中にじゃがいもを保管しておく方法でも大丈夫です。

じゃがいもの常温保存で新聞紙を利用する理由は、湿気をとることと光からじゃがいもを遮断するためです。じゃがいもに光があたると、野菜なので光合成が進み、じゃがいもの芽が出たり、緑化したりするため光を遮断することは、常温保存では必ず守ることをお勧めします。
 

じゃがいもの冷蔵庫での保存方法

上記で記載したとおり、じゃがいもは野菜の中でも常温保存に向いている野菜です。じゃがいもは他の野菜のように安易に冷蔵庫で保存すると、食感や風味、味が落ちるため注意が必要です。また常温保存に比べると保存期間が短くなるため、一般的な野菜の保存方法とは分けておいた方が良いでしょう。

ただし、気温が上がる夏の期間に関しては、じゃがいもも一般的な野菜と同じく冷蔵保存に切り替える必要があります。じゃがいもは湿気や光にも弱いですが、気温の上昇した環境では腐りやすいため、夏の時期は常温保存より冷蔵保存が最適です。

じゃがいもの冷蔵保存のデメリットとメリット

夏の期間だけ他の野菜と同じく、じゃがいもも冷蔵庫で保存する方法が良いですが、風味や食感が変わり落ちたりするデメリットもあります。しかし、じゃがいもを冷蔵保存する際のメリットもあります。なんとじゃがいもは冷蔵庫で保存することで、でんぷんが糖分へとチェンジします。
 

じゃがいものでんぷんが糖分へと変わるため、食べたときに常温保存に比べると甘味がアップしています。そういった特性を生かし煮物や肉じゃがなどには最適です。ただし冷凍保存することで、じゃがいものホクホクした食感や風味が落ちるというデメリットも抱えています。

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冷蔵庫の野菜室で保存する場合

じゃがいもを冷蔵庫で保存する際は、一般的な野菜と同様に野菜室に入れると思いますが、そのまま入れるのはアウトです。なぜなら冷蔵庫の中は乾燥しているため、2日から3日ほど入れておくとシワシワのじゃがいもになってしまいます。見た目もそうですが味や風味、食感が大幅に落ちます。

冷蔵庫の野菜室でじゃがいもを保存する場合も、常温保存同様に1個1個じゃがいもを新聞紙に包むか、木箱保存のように新聞紙を敷き詰めて直接の冷蔵庫の冷気からじゃがいもを守るようにしましょう。そうすることで、じゃがいもの乾燥を防ぐことが可能です。

じゃがいもを冷蔵庫で保存する際の温度

冷蔵庫でじゃがいもを保存する場合の設定温度ですが、あまりに低すぎるとじゃがいもだけに留まらず、他の野菜もダメージを受けます。野菜室の適切な温度設定は5度前後が最適です。冷蔵庫と冷蔵庫の野菜室では温度が違うため、野菜室があるのであれば5度前後に設定し、積極的に利用しましょう。

じゃがいもの冷凍保存方法

じゃがいもは常温保存が一番最適な野菜ですが、冷凍保存することが可能かどうかというと、じゃがいもも冷凍保存することが可能です。ただし、そのまま冷蔵庫の冷凍室にじゃがいもを入れると、回答した際に水分が奪われボソボソして風味や味も激減するので、じゃがいもの冷凍保存にはコツが必要です。

じゃがいもの冷凍保存方法のコツ

野菜を冷凍するというと、どういう風に冷蔵保存するのかクエスチョンがついてしまいますが、じゃがいもの場合は、そのままの状態で冷凍保存することは適していいません。じゃがいもの皮がついたまま生野菜の状態で保存すると、組織が分解されるので、じゃがいもの風味や味が各段に落ちます。

そのため、じゃがいもを冷凍保存する場合はいったん皮を向いて、じゃがいもに火を通しておくことが必要になります。じゃがいもの保存方法の中でも冷凍保存が一番保存期間が短いのに、わざわざする冷蔵保存する必要は無いですが、じゃがいもを多くカットした後に、使いきれない場合は、冷蔵保存が一番最適です。

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切ったじゃがいもの冷凍保存方法

他の野菜と同様にじゃがいもをカットして使いきれない場合は、そのまま冷蔵庫や冷凍庫に入れるのは止めましょう。いったんレンシレンジでも良いですし、手間がかかりますが茹でる、蒸すなどで加熱が必須です。一度じゃがいもに火を通した後はじゃがいもが十分に冷えてから、ラップやジップロックに入れて、冷蔵庫または冷蔵保存することになります。

ちなみに、冷凍庫で保存した場合は2日から3日程度が保存期間となります。カットしたじゃがいもや野菜は、加熱が必要ですが冷蔵保存であれば、おおよそになりますが30日程度の期間保存が可能となります。たくさん野菜は切ったけど、すぐに使わない場合は、加熱した後に冷蔵保存が望ましいです。

マッシュポテトも冷凍保存可能

じゃがいもの調理方法として、マッシュポテトやポテサラにすることが多いと思いますが、じゃがいもの冷凍保存に適しているのは、カットしたじゃがいもよりもマッシュポテト状態が一番冷蔵保存に適しています。マッシュポテトにした後はしっかりと余熱が抜けきった後に、冷凍保存してください。

そうすることで、マッシュポテトを解凍したあとにボソボソとして、気味の悪い食感は避けることが可能になります。またラップなどに1回分使うだけ、マッシュポテトを個々に保存する方法も、一人暮らしの方にはお勧めです。そのまま回答してポテトサラダにすることが可能です。

マッシュポテトの回答方法は、レンシレンジや茹でるなどの方法よりは面倒ですが自然解凍がおすすめの方法です。自然解凍することで作った際の状態に近い味や風味が楽しめます。もちろん時間が無い場合は、味や風味が落ちますが電子レンジで解凍するのも良いでしょう。

冷凍や冷蔵保存したじゃがいもが変色する理由

じゃがいもの皮がついた生の状態で保存した冷蔵保存に起こりにくいですが、カットしたあとに冷蔵や冷凍保存したじゃがいもは、解凍後に変色することがあります。その理由はじゃがいもの成分でチロシンが解凍後に空気にあたり酸化されるためです。

このじゃがいもが変色してしまう症状は、ほかの野菜や果物では林檎やバナナや多くの芋類で起こります。林檎は切ったあとに放置しておくと褐色化していくことを見た事があるかもしれません。じゃがいも同様に空気に触れて酸化するために起こります。

これはじゃがいもや他の野菜に含まれるアミノ酸やチロシンが酸化し、メラニンという成分に変わるため起こります。ちょうど私たちで言えば、日光にあたると日焼けして褐色化する肌に似ています。

冷凍保存したじゃがいもを自然解凍する場合には、空気に触れるためにどうしても褐色化してしまいますが、問題なく食べることは可能です。生のじゃがいもや林檎などの褐色化を防ぐ方法は、切ったあとに塩水にしばらくつけて置く事で、酸化するのを防ぐことが可能です。

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褐色化したじゃがいもは食べれるの?

野菜やじゃがいもが綺麗な元の色から酸化して、褐色化した場合はちょっと食べるのを躊躇してしまいますが、特に菌に侵されたり、病気になったいる訳ではありませんので、変色しても食べることは可能です。酸化したじゃがいもは、時間が立てばたつほど、酸化がすすむので早く食べるか処分した方が良いでしょう。
 

ただし、じゃがいもが酸化して褐色化した場合は見た目や味は落ちますが食べることは可能ですが、じゃがいもの皮が緑色に変色した場合は、食べるのは避けた方が良いでしょう。なぜならじゃがいもが緑色に変わった際は、ソラニンやチャコニンという有毒成分が発生している事が多く、腹痛や嘔吐、中毒症状が起こる場合があります。

このじゃがいものの皮が緑になった場合は、じゃがいもを加熱しても茹でてもソラニンやチャコニンという有毒成分は分解されませんので注意が必要です。緑色の皮になったじゃがいもは基本的に、使わない方が無難です。どうしても緑色のじゃがいもを利用したい場合は、緑色の皮の部分をすべて切り落として変色していない部分だけ使うなど工夫が必要です。

保存方法失敗!じゃがいもの皮が緑になる理由は?

野菜の中でも常温保存が最適なじゃがいもですが、保存する際に日光に長くあたるとクロロフィルが生成され、じゃがいもの皮が緑色に変わります。緑色のじゃがいもはなにか若々しい感じがしますが、上記でも説明しましたが有毒な成分に切り替わっていますので食べるのは避けましょう。

緑のじゃがいもの中毒事例とは?

じゃがいもが緑色の皮に変わってしまい、ソラニンやチャコニンが発生した状態になります。その状態で起こる中毒症状は、嘔吐、下痢、ふらつき・めまい、頭痛、腹痛、脱力感などが起こります。稀ですが免疫力や体力が無い子供やお年寄りなどは死亡例があるので、緑色になったじゃがいもは思い切って処分しましょう。

緑色のじゃがいの中毒が出る量とは?

すでに緑色になったじゃがいもを食べてしまったという方で、とくに中毒症状はでていませんという方もいらっしゃるかと思いますが、食中毒を起こす量は、緑色のじゃがいも1.2キロから3.2キロ程度の摂取量となります。これは大きいじゃがいものであれば5個から6個。小さいじゃがいもであれば15個から20個となります。

ただし、子供の場合はおおよそ10分の1程度の量で中毒症状が起こります。大きいじゃがいもんであれば、半分程度の量になるので子供がいる家庭であれば、緑色の皮になったじゃがいは極力利用しない方が良いです。

じゃがいもが緑になるのを防ぐ保存方法とは?

じゃがいもは野菜の中でも常温保存ができ、かつ低カロリーでいろんな料理に利用できますが、保存方法を間違ってしまうと中毒を起こす成分であるソラニンやチャコニンが発生します。無骨な見た目の野菜ですが取扱いに注意が必要となります。そんな野菜のじゃがいもですが、きっちりとした保存方法を守りましょう。

毒性の緑色のじゃがいもにしない保存方法

おさらいになりますが、新聞紙に包んで涼しくて暗い場所に保存することが第一になります。光にあたるとクロロフィルが活発化し毒性の成分が発生するので、常温保存の場合は注意が必要です。一般的にスーパーや八百屋で売られているじゃがいもは、比較的緑色に変色しにくいですが、常温保存方法は新聞紙にくるんで風通しが良い冷暗所に保存することで、長期間おいしく保存できます。

じゃがいもの保存方法で最適な場所は?

常温保存可能な野菜であるじゃがいもですが、新聞紙でくるんだ後は一般的に段ボールなどに入れて保存する方法を選択している方が多いです。段ボールはスーパーなどで無料で手に入り、ダメージを受けた後に取り換えが肝がんですが、ただし段ボールはダニが湧きやすくというデメリットもあります。

また野外に保存している場合は、雨風に段ボールは弱いため中の野菜もひどいダメージを受けることも多いのです。そのため常温保存が必要なじゃがいもやニンジン・たまねぎなどの野菜の保存場所として、テラコッタの野菜ストッカーという商品が人気があります。

テラコッタの野菜ストッカーとは?

あまり聞き馴染の無い商品名のテラコッタの野菜ストッカーですが、取れた野菜を常温保存する場合に、鮮度を保ったまま長い期間保存できることから、欧米では愛用される方が多いようです。テラコッタとは素焼きの焼き物の意味です。細かな空気穴があいており、通気性や調質性・放熱性に優れているため、常温保存が必要なニンジンやたまねぎ・じゃがいもの保存場所として非常に有効です。

また中の温度は室温より低く保ち、必要な水分も逃しにくくなっています。テラコッタの蓋つきなのでほこりを寄せ付けず、野菜の通気性を維持するのに最適です。テラコッタの野菜ストッカーの底にすのこを引くことで、より通気性がアップしたりします。

テラコッタの野菜ストッカーの値段は?

テラコッタの野菜ストッカーは、楽天やAmazonの大手通販サイトやディノスなどで通販購入することが可能です。お値段はおおよそ1個で7000円前後と割高ですが、長い期間利用することを考えると、一家に一個は所有しておいて損はなさそうです。また以前は、素焼きのためオレンジや茶色のような色しかありませんでしが、現在は白い色をしたテラコッタの野菜ストッカーも販売されており人気です。

テラコッタの野菜ストッカーに7000円も出すのはちょっと高いなと思う方は、同じくテラコッタ植木鉢の大きいものにじゃがいもを入れ、すし桶で蓋をする保存方法を試している方もいるようです。テラコッタの野菜ストッカーに比べると保存期間は落ちるかもしれませんが、安くて似たような効果を検討している方は、一度試してみるのも良いでしょう。

じゃがいも保存に林檎が必須?

保存方法を間違うと有毒な成分がでたり、じゃがいもの芽がでたりちょっと保存に手間がかかる野菜ですが、ある果物を一緒にじゃがいもと保存しておくことで、上手な保存ができます。それは果物の林檎です。林檎とじゃがいもを一緒に保存しておくことで保存期間が長くなります。
 

なぜ林檎と一緒にいれると保存期間が伸びる?

じゃがいもは栽培すると休眠期間に入るのですが、その期間が過ぎてしまうことでじゃがいもの芽が出たり、ソラニンという毒性の成分が生成されたりします。しかし林檎と一緒に保存することで林檎が排出する植物ホルモンで休眠期間が伸びるため長期期間保存が可能なります。この植物ホルモンはエチレンという、植物の生成や熟成にかかせいないホルモンになります。
 

林檎と一緒に保存する方法のポイント

じゃがいもを有効に保存するのに林檎の排出する植物ホルモンであるエチレンガスは非常に有効ですが、ほかの野菜や果物と一緒に保存する場合は注意ポイントがあります。バナナやアスパラガスなどと一緒に保存すると、熟成が早くなるため保存期間が短くなります。

エチレンガスは、成長スピードを速めるため近くにある果物を熟成させる働きがあります。その効果を狙って熟していない柿やキュウイフルーツと一緒に保存しておくことで、熟成期間を速めることが可能です。林檎はエチレンガスを出す果物ナンバーワンですが、一緒に保存する野菜や果物はよく考えたほうが良さそうです。
 

常温保存方法がOKな野菜は?

じゃがいも以外に常温保存が最適な、保存方法である野菜があります。主に常温保存に最適な野菜は、土の中で育つ野菜です。具体的な野菜は、たまねぎ、にんじん、じゃがいも、ごぼう、かぼちゃなどです。かぼちゃに関しては外の皮も厚いため最長で3か月ほど保存することが可能な野菜になります。

そのほかに大根や長ネギ、同じイモ類の里いもやさいつまいもなども常温保存可能です。どれも土の中で育つため泥がついている野菜は、どろをしっかりと払って、新聞紙やキッチンペーパーに包んで保存しましょう。ちなみ常温保存可能な温度は20度前後です。夏などは期間が上がりますので、常温保存方法の選択が難しくなります。

常温保存方法に向いていない野菜

じゃがいもやニンジン、大根などの根菜類などは常温保存方法が有効ですが、同じ野菜でも葉物野菜は、暑さに弱く常温保存に向いていないものが多々あります。冷蔵庫に入れておいた方が良い野菜は、ほうれん草、小松菜、春菊などの葉物野菜になります。

葉野菜になるので、常温保存にしておくことで水分が飛びやすくすぐにしおれてしましまいす。キャベツやレタスなども、同じく葉野菜になりますが暑い期間以外は常温保存方法でも、長期間保存が可能な野菜です。

そのほか、キノコやもやし、カイワレ大根などはもはや常温保存方法の選択の余地がありません。ともに水分がなくなるとダメージが大きく、一定の温度が保てる冷蔵庫にすぐにしまっておいた方が無難です。そのほかスーパーで販売されているかカットされた野菜も日に日に鮮度が落ちるため、ニンジンやダイコン、キャベツなどでも冷蔵庫で保存しましょう。

実はこんな野菜も常温保存方法が最適

夏に収穫されるお野菜である、トマトやきゅうり、なすびなども冷蔵庫より常温保存方法のほうが鮮度を保ちます。ともに見た目や触った感じがじゃがいもやニンジンに比べると柔らかいの冷蔵庫の方が良いのではと思ってしまいますが、暑さに強いという特徴があります。もちろんカットしたあとは、密閉して冷蔵庫に保存した方が良いです。
 

【まとめ】じゃがいもの保存方法で失敗しないためのコツ

じゃがいもの上手な保存方法についてご紹介させて頂きました。じゃがいもは色んな料理に利用することが可能で、きちんとした保存方法を守ることで、2か月から3か月ほど保存することが出来ます。常温・冷蔵・冷凍保存、どれが最適なしっかりと理解した上で、より効率的で健康的な食卓環境を整えましょう。

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