メロンの栽培と育て方のコツは?種まきや収穫時期など調査!

みなさん「メロン」のイメージをどう感じていますか?きっと高級フルーツという印象が強いでしょう。メロンの栽培、育て方とはいったいどんなものなのでしょうか?気になるところです。もし自宅でメロンが栽培できる育て方があったとしたら感動ものでしょう。ですが、メロンが簡単に栽培できたらここまで高級フルーツとして出回ってないでしょう。きっとメロンの栽培についての、育て方のコツがあるはずです。メロンがより身近になるようにメロンの栽培と育て方のコツを調査していきます。

メロンの栽培と育て方のコツは?種まきや収穫時期など調査!のイメージ

目次

  1. 1メロンの起源とは?
  2. 2日本で一般的に食されるようになったプリンスメロン
  3. 3メロンの栽培と育て方のコツ:種から苗を栽培する場合
  4. 4メロンの栽培と育て方のコツ:プランターなどに植え替える場合
  5. 5メロンの栽培と育て方:水やり
  6. 6メロンの栽培と育て方:肥料
  7. 7メロンの収穫と育て方:摘芯・整枝
  8. 8メロンの栽培と育て方:誘引には支柱やネットを使おう!
  9. 9メロンの栽培と育て方:人工受粉のやり方
  10. 10メロンの栽培と育て方:収穫
  11. 11メロンの栽培と育て方:メロンの種類ネット種編
  12. 12メロンの栽培と育て方:メロンの種類ノーネット編
  13. 13メロンの栽培と育て方:害虫や病気について
  14. 14まとめ:メロンの栽培と育て方はさまざま!

メロンの起源とは?

僅かな酸味と舌の上でとろけるような甘みを感じさせてくれる高級フルーツメロン。スイカなど厳格には野菜の分類に入るのですが、気品溢れる王者のフルーツというイメージが世間にはあります。この貴婦人のようなメロンはいったいどこからやってきたのでしょうか?2つの起源があるようです。1つはアフリカ大陸、もう1つはインドからやってきたというものです。

世界各地で栽培され始めたメロン

メロンの、栽培の歴史は古く、古代エジプト、ギリシャ、シリア、アジアでは中国でも紀元前13世紀の時期にメロンの記録が残っています。ヨーロッパのイタリアでは11世紀の時期、フランスやスペインでは15世紀の時期にはもう栽培されていたらしく、イギリス、アメリカといった大国でも16世紀の時期にはメロンを栽培していたようです。日本ではどうだったのでしょうか?

日本にはいつメロンがやってきた?

日本でメロンが栽培されたのは弥生時代あたりだそうです。メロンと同じ種になる瓜で、いわゆる「マクワウリ」の炭化した種の発見でそれが判明しています。今、みなさんが食べているようなメロンが日本に入ってきた時期は明治時代の後期にヨーロッパから渡ってきて、温室メロンと呼ばれる物が栽培され始めた時期は、大正14年でアールス・フェボリット品種の種がイギリスから運ばれた事がきっかけです。

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日本で一般的に食されるようになったプリンスメロン

日本には古来からあるマクワウリが存在しています。これもメロンの仲間になるので日本産のメロンとも呼べます。12世紀の時期に美濃(現在の岐阜県あたり)真桑村でおおいに栽培されていたようです。日本で大衆向けに食べられるようになったプリンスメロンはマクワウリの一種”ニューメロン”と、欧米で大衆向けの品種であるカンタロープの一種”シャランテメロン”を交配させた結果できました。

日本で大衆受けして広まったプリンスメロンは60年近く愛されています。プリンスメロンという名前の由来は横浜の青果店グループの名前からつけたようです。プリンスメロンは黄色く変色している部分がありますが、それはマクワウリの名残で、マクワウリは実が熟すと黄色く変色するところから遺伝してるのかもしれません。プリンスメロンはアンデスメロンが生まれるまで日本で1番の大衆向けメロンでした。

このように長い歴史がありながら日本でも幅広く食べられるようになったメロンの栽培、育て方などを調査します。育てるのに適した時期や種まきのコツ、収穫方法などメロンについてもっと知っていきましょう。実はまったくメロンを栽培した事がない人でもやり方によってはプランターなどを使い栽培できる育て方があります。そういった栽培や育て方、種まきなどを紹介していきます。

メロンの栽培と育て方のコツ:種から苗を栽培する場合

高級フルーツのメロンですから育てるのも難しいと考えられている方も多いでしょう。特に家庭菜園で栽培するには難易度が高く感じられます。それも種まきから始めるとなると大変そうです。種まきの方法や栽培のコツを抑えておけば作れない事もないのです。食物繊維も豊富でしかも美味しいメロンが自宅で作れるとしたら素敵です。

メロンを種まきから栽培する育て方になると、時期は3~5月には種をまきたいところです。そうなると収穫の時期は8月あたりになります。種まきに使う種は、自分が食べたメロンの種を種まきしたいと考える人も多いかもしれませんが、その食べたメロンが美味しかったとしても、必ずしも食べたメロンと同じメロンが収穫できるわけではないので、新しい種を買ってきてそれを種まき用にしましょう。

種まきのコツは直径9センチから10.5センチぐらいのポリポットを用意します。そこに通気性の良い「赤玉土」を入れて1センチほどの掘った部分に2、3粒メロンの種まきをします。軽度に土を被せると手のひらで抑え、十分に水をやります。発芽が起こるまで濡れた新聞紙を被せて乾かないように気をつけましょう。温度が低くならないように常に日中は20度から30度、夜間は15度を目安に保温に注意する必要があります。

全体の7割が発芽したらここからの育て方としては、新聞紙を外し、本葉が3枚ほどになるまでさらに育てます。この時、生育状態の悪い株は根本からハサミで切り取り、土が乾燥していたら、晴れた日の朝に水をやります。この段階の育て方はきめ細かい湿度管理、温度管理が重要になります。本葉が5枚ぐらいになったら地面や、プランターに植え付けていきます。

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メロンの栽培と育て方のコツ:プランターなどに植え替える場合

メロンの栽培と育て方・苗植えプランター編

メロンの栽培には種から育てた苗や市販の苗をプランターなどに植える過程が必要です。種からの苗作りを紹介しましたが、初心者は市販の苗を買った方が、簡単に確率良い育て方ができるでしょう。ここではプランターに苗植えするコツを報告します。苗は市販の物だと茎が細く、緑が濃い物が良いです。時期としては、苗植えは収穫時期から逆算して4月から5月にかけて行います。

収穫時期からの逆算もありますが、メロンは寒さに弱いので気温が上がる4~5月が良いのです。メロンはとても長いつるを伸ばし、深い根をはる植物です。プランターは深い60センチぐらいの物を選びましょう。60センチぐらいのプランターに2株ほどを植えていきます。苗を植える前には根幹が崩壊しないように、ポット苗に前もって水をやっておきます。

メロンの苗を入れるプランターの底には鉢底ネットを敷いて、鉢底石を入れます。その上から野菜用培養土を入れます。市販の培養土でもいいですし、小粒の赤玉土7、腐葉土2、バーミキュライト1を混ぜこんだ土に大さじ1杯程度の緩効性化学肥料を加えたものでも代用できます。培養土を平らにならし作業をしたら、苗をうえつける予定の場所にポット苗を仮置きしましょう。

植え付ける位置がだいたい決まったら、メロンの、苗の根本が全部入るぐらいの植え穴をスコップで掘ります。植え穴に水をたっぷり入れておくのが大事です。プランターの底から水が染み出るぐらいやってもOKです。それくらいたっぷり水を入れておきましょう。温度が下がった時を考えてホットキャップ、寒冷紗で寒冷対策をとりましょう。

メロン栽培はとてもつるを長く伸ばすので、1メートルぐらいの支柱を立ててネットを張るなどの育て方をすると、立体栽培ができます。ネットにメロンのつるを誘引し、支柱に緑のつるが巻きついてきて緑のカーテンにもなります。つるが伸びてきたら水やり時に土の跳ね返りがないように敷きワラをしておきます。プランターで栽培する場合は、なるべく横につるが伸びるように、横に広くつるが伸びるような大型プランターが良いです。

メロンの栽培と育て方のコツ:苗植えの地植え編

地植えでの育て方を紹介します。まずメロン栽培に適した土作りをしなければなりません。苗植えする14日ほど前の時期に土の性質バランスと保つため苦土石灰100グラムだいたい1メートルの土に混ぜます。

7日前の時期には土を柔らかくするため、堆肥2キログラムの堆肥とコップ一杯ほどの化学肥料を混ぜ合わせ、幅が80センチほど、高さは10センチ程度の畝を作ります。畝とは畑などでよく見かける、細長い盛り上がった直前状の土の事です。雑草は邪魔になるので、土の表面にはワラなど敷いて保湿してやりましょう。夜間は冷えますので、保温のためにホットキャップなどを被せてやりましょう。

ネットメロン系は雨風に弱いのでトンネル栽培を使った育て方もおすすめです。トンネル栽培はまず幅3メートル、高さは20センチほどの畝を作り、黒マルチで畝を覆います。マルチの端には土を盛り、固定してください。輪っかのようなトンネル支柱を50センチ間隔で設置します。マイカ線をつける器具を畝の端に打ち込みます。

畝の中央に穴を空け、畝の間に60センチ間隔で植え穴を空けます。植え穴にかなり多めに水を注ぎ、苗株を植えます。トンネルを全部農プリで覆います。その時、農ポリが風で飛ばされないようにパッカーで支柱を固定します。農ポリの上にマイカ線を渡し、テントを張るように両端を金具で取り付けます。マルチが熱くなりすぎるとつるが焼けてしまうので、ワラ等を敷いて、トンネルの完成です。

メロンの栽培と育て方:水やり

メロンの栽培や育て方で、水やりはどうすればいいのでしょうか?ここで紹介します。プランターで栽培しているケースですと、土の表面が乾いていると、プランターの底から水が漏れるぐらい水をやります。実ができた物ですと、葉が枯れてくるあたりで水を控えめにすると、甘いメロンが収穫できます。

基本的にメロンは高温で乾燥した環境を好みます。地植えだと1個実るまでは降雨だけで過ごし、その後は朝晩だけたっぷり水をやります。数量の水をこまめに与えるのはやめましょう。株の、元の土がやせていくと、水が溜まりやすくなってしまいます。もし株の元がやせていたら増し土するか、周囲の土を株の元へ集めて水が溜まってしまわないようにしましょう。

メロンの栽培と育て方:肥料

メロンは種まきから収穫までの時期が長いです。長い時間育てる必要があります。ですから、追肥が必要になります。苗を植え付けた日から14日~21日経ったら追肥しましょう。化成肥料を与える場合は半月に1回与えます。便利な液体肥料を使う場合は7日に1回、規定どおりの量を水の代わりに与えます。

植え付けの時に肥料を与えた後は、実が付いた後、実が大きくなり始めた時の2回、株元に10グラムほどの緩効性化学肥料まきます。具体的に実が大きくなり始めた頃というと、実が卵大の大きさになったあたりです。地植えの場合ですと、つるの先端あたりに追肥してください。追肥は不定期ではなく定期的にやるのが理想の育て方です。

メロンの収穫と育て方:摘芯・整枝

メロンの栽培、育て方の過程で「摘芯・整枝」は重要な作業です。時期は本葉が5枚ほどになった6月、子づるや孫づるが多く生え伸びてくる7月上旬の2回つるの整枝をします。メロンは孫づるに雌花が咲き、孫づるの花に着花します。そのため「摘芯」が必要となってきます。本葉が5枚ほどになると、親づるの生長点を摘み取ります。この摘芯を行うと、脇芽が生育していきます。この脇芽が子づるになります。

伸びてきた子づるの中で育ちの悪いものは切り、育ちの良い物を2~3本残します。子づるが伸びてきたら、その次は整枝を行います。整枝をする事により、つるの状態が分かりやすくなり、どの枝の雌花に着花させるか判断しやすくなり、孫づるの扱いも分かりやすくなるのです。繰り返し言いますが、メロンの栽培、育て方ではメロンの孫づるに着果させる必要があります。メロンの孫づるに雌花ができやすい特性があるからです。

7月上旬になると本葉20枚ほどつけて子づるの先端を摘芯し、子づるの先端を摘芯する必要があります。この時、子づるの四節目に生えている孫づるは摘み、その先にある花は残しておきます。つまりどの孫づるでも良いというわけではないのです。子づるの10節目から15節目あたりに生えている孫づるに発生した雌花に着果させるようにしましょう。

着果させる前に生えた孫づるは、全て摘み取ってしまいます。着果させた後に生えた孫づるは葉を2枚つけて摘芯します。こうすることによって、残りの葉の付け根に雌花が生えやすくなります。このようにメロンの栽培、育て方の段階の中盤では細かい作業が必要になってきます。摘芯、整枝は面倒くさいと感じる方もいらっしゃるでしょうが、こういう細かい作業が収穫の夏に繋がるのです。

メロンの栽培と育て方:誘引には支柱やネットを使おう!

支柱やネットを使い空中でメロンを栽培する育て方を紹介します。空中栽培するケースは、時期は種まきから苗が生え、苗植し、親づるを摘芯する頃にやります。あんどん支柱を使う手もありますが、例えばプランターで育てるならどうしてもプランターに収まるあんどん支柱がない場合があります。そういう時は格子状のスクリーン仕立てを使う、多いのはネットを利用するというものが主流です。

空中栽培ではなく収穫を地面でする場合は、つるを這わせている場所にワラを敷いたり、すだれを敷いたりします。とにかく地面に直接つるが付着しないように心掛けましょう。子づるが伸びてきたら、つるがごちゃごちゃに伸びて絡み合わないように、こまめに伸びたらその分だけ誘引してやる事が大事です。誘引をこまめにしてやる事で、つるが絡みあったり、強風が吹いた時につるが折れてしまうのを防ぐ効果があるのです。

メロンの栽培と育て方:人工受粉のやり方

メロンの栽培や育て方について、人工受粉を紹介します。虫を使えないと人工受粉という手段をとります。特に家庭でメロンを栽培する育て方をする場合だと人工受粉が主流になるでしょう。時期てきには6月の中頃から下旬あたりです。雌花が開花したら午前中に同じく開花した雄花を摘み取り、花びらを取り除き、直接雌花に花粉をつけていきます。

花も新鮮なうちが大事です。メロンの雌花の寿命は長くて2日間の時期、良くて1日程度の時期と、とても短いのです。そうなると人工受粉ができるタイミングは1回だけ、早朝から9時ぐらいまでが1番適した時間帯になります。開花した雌花に、翌日に受粉する事も可能ですが、開花した日に人工受粉を行った場合に比べると、受粉が成功する確率は低くなる可能性が高いです。

このように雌花が開花したら朝のうちに順次人工受粉していき収穫の準備を進めていきます。雌花雄花の見極め方ですが、花の付け根がぷくーと膨らんでいるのが雌花、膨らんでいないものが雄花です。人工受粉のやり方は雄花をつるから摘み取り、花びらも取り除き、雄しべの先っぽを雌花の柱頭へこすりつけてやりましょう。人工受粉を使った育て方は孫づるに雌花が開花したら、日々観察を怠らないようにする事です。

メロンの栽培と育て方:収穫

果実の付近にある葉が茶色くなり、色あせてくると収穫時期の合図です。日にちの目安は交配させた後、だいたい50日から60日、ネット種とノーネット種で収穫時期が変わってきますが、ネット種だと50~55日、ノーネット種なら45日~50日で収穫できるほど成熟してきます。収穫にはコツがあり、つるになった実を全部大きくしてしまうのはあまり良くないです。

メロンの実はこぶし大ぐらいの大きさに成長したら、1本の子づるに2個ぐらい実を残して残りは切り落とします。こういう風に育成した実は完全に成熟すると、ヘタの周囲にリング状の亀裂ができます。マクワウリは果実の方向へ伸びたつるに細かい亀裂が入るのが成熟の証拠です。特にネット種は実の周辺の葉が黄色から褐色になり枯れていき、ヘタ付近のネットに盛り上がりが見えたらいよいよ収穫時期になります。

しかし、メロンの種類によって収穫時期は微妙に変わりますので、交配させた時期からしっかり日記に記録しておき、着果した日付を書いた立て札を雌花の付近に置いておくのも良いかも知れません。またはカレンダーにメモをしておくと収穫時期の目安として便利です。何個か試しに切り落として食べてみて、味の良し悪しをたしかめて収穫すれば、甘いメロンが収穫できます。

メロンの栽培と育て方:メロンの種類ネット種編

メロンの栽培と育て方:ネット種マスクメロン

メロンの栽培と育て方で、収穫についてと時期についてを紹介します。収穫の時期は品種にもよります。メロンは大きく分けてネットメロンとノーネットメロンに大別されます。ネットメロンは、その名よりマスクメロンという呼び名の方が、みなさん聞き覚えがあるでしょう。西洋から伝わってきたもので、果肉が黄緑色、オレンジ色のものがあります。

メロンの栽培と育て方:アールスフェボリットメロンとは?

大衆向けというより、高級メロンとして有名です。果肉の色は綺麗な黄緑色で、温室で育てられる事が多いメロンです。みずみずしく、香りが良く、さっぱりした甘みが特徴です。栽培過程で実を1株につき1つという風に剪定し、1個の、メロンの甘さが凝縮するようになっています。T字のつるが残ったままになっています。1年中出回っているので、収穫の時期は特に決まっていませんが、普通のメロンと代わりないでしょう。

メロンの栽培と育て方:アンデスメロンとは?

大衆向けのメロンとして有名です。マスクメロンより安価なのが特徴です。真偽のほどは定かではないですが、大衆の味方という意味で安心ですという意味からアンデスと名付けられたという説があるそうです。旬の時期は初夏から夏になります。

その他のネットメロンの栽培と育て方

ネット種のイバラキングは茨城産地のメロンです。5月から6月が旬になります。熊本オンリーで生産されているメロンに肥後グリーンというメロンがあります。甘みが強くマスクメロン並の甘みが特徴です。他にも夕張メロンは果肉が見事なオレンジ色で有名です。とろけるような果肉が特徴になります。6月から7月中旬が旬で贈り物としても需要があります。日持ちするといえばルアレッドという品種のメロンもあります。

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メロンの栽培と育て方:メロンの種類ノーネット編

メロンの栽培と育て方:ノーネット種の特徴

皮に網目がないメロンがノーネット種の特徴です。日本でも古来から存在するノーネット種のメロンがマクワウリです。冷蔵庫などがない時代から井戸の水などで冷やして食べるマクワウリの存在は日本に昔からある光景です。しかし最近は、プリンスメロンが流行り、マクワウリはあまり見かけなくなっています。

メロンの栽培と育て方:プリンスメロンとは?

プリンスメロンはハウス栽培が主流になっているマスクメロンに対して、露地栽培ができるメロンです。皮に網目がなく、切って中身を見てみると、黄緑色であり、マスクメロン並に果汁をたっぷり含んでいます。旬の時期は2月から7月までです。

メロンの栽培と育て方:ホームランスターとは?

網目がなく、乳白色の皮で中身も白色です。完熟すると、とてもメロンらしい甘みが強くなり、果肉は柔らかく、ジューシーで舌の上で溶けるような感触が味わえます。重量は1キログラムぐらいです。香りは控えめです。白肉ハネデューと緑肉ハネデュー系を混ぜ合わせて生まれました。病気に強いのが特徴で、栽培しやすく熊本、茨城で主に栽培しています。食べごろはお尻の部分に重さを感じたらOKです。

メロンの栽培と育て方:キンショーってなに?

キンショーメロンは楕円形で細長く、サイズは400グラムから600グラムと小さめのサイズです。色は、メロンにはめずらしく黄色く、果肉はクリーム色をしています。甘みはしつこくなく爽やかな甘さです。他のメロンに比べると固めです。

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メロンの栽培と育て方:害虫や病気について

メロンにつく害虫としては、アブラムシなどが代表的なものです。オルトラン系の農薬を土壌に散布しておきましょう。口にするものなので農薬が気になる人は、天然成分でできた農薬、有機栽培認定薬があります。最近だと、自分で作れる物としてはとうがらしニンニクスプレーなどが有名です。農薬の他にも防虫ネットをしっかり張っておく事が重要です。

メロンは酸素を必要とする植物です。水はけの悪い場所に植えていると酸素不足になり、収穫前に枯れてしまう”急性萎凋症”という病気にかかってしまいます。メロンは湿気が原因の病気にかかりやすいので、土に植え付ける際には浅植え程度にして、水のやりすぎにはくれぐれも注意しましょう。

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まとめ:メロンの栽培と育て方はさまざま!

メロンの種まきから収穫までの栽培、育て方をまとめてみました。高級なイメージで、家で育てるなど難しいイメージがあるメロンですが、正しい方法を行えば、家庭で生育する事も可能なのです。育てるなら苗を買ってきた方が楽かも知れませんが、せっかくなら種まきからやってみるのも良いでしょう。栽培できた時の満足感が違うはずです。是非、ご家庭でメロンを種まきから栽培する育て方を試してみてはいかがでしょうか?

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