きゅうりに発生する病気と症状とは?うどんこ病・べと病の対策方法を解説!

きゅうりを栽培していると病気になってしまうことがあり、もし病気になってしまったらどのような対策をしたら良いのか知っておく必要があります。きゅうりはべと病やうどんこ病など様々な病気になってしまう可能性があり、病気の知識を持っておかないときちんと栽培できない可能性もあります。今回はべと病やうどんこ病を中心にきゅうりがかかってしまう可能性のある病気について紹介をしていきます。

きゅうりに発生する病気と症状とは?うどんこ病・べと病の対策方法を解説!のイメージ

目次

  1. 1きゅうりに発生する病気と症状とは?
  2. 2きゅうりの栽培時期と育成期間
  3. 3きゅうりを栽培するときの注意点
  4. 4きゅうりに発生する主な病気
  5. 5べと病・うどんこ病の病気にならないための対策方法とは?
  6. 6べと病とうどんこ病以外の病気
  7. 7きゅうりの病気になった症状をみてしっかりと対策をしよう
  8. 8まとめ:きゅうりに発生する病気は多数ある

きゅうりに発生する病気と症状とは?

きゅうりを栽培しているとべと病やうどんこ病などの様々な病気になる可能性があり、その症状も様々となってくるため対策方法をきちんと調べておく必要があります。きゅうりをきちんと栽培するためには病気にかからないための対策と、病気にかかったしまったときに症状をみて正しい処置をしなければならないのでしっかりとそのことを覚えておきましょう。

きゅうりの栽培時期と育成期間

きゅうりはウリ科の植物で夏野菜としても広く知られているように、一般的には夏に栽培されている野菜となっています。きゅうりは育成が簡単で初心者の人でも比較的育てやすいことから、家庭菜園やプランターなどで育てている人も多いようです。初心者でも比較的簡単に育てられて、さらに食べても美味しいということから多くの人が栽培をしている人気のある野菜となっているようです。

きゅうりの育成期間は、夏ごろに収穫をする場合には種まきを4月頃行うことが多いようです。種からではなく苗を購入して植える場合には、5月頃に植え付けると大体6月から7月の間に収穫をすることができます。きゅうりは収穫までは40日前後くらいが目安になっているようで、種まきからだともう少し時間がかかることもあります。この期間だけでなく秋ごろ収穫ができる育成時期もあり、きゅうりは多くの期間で栽培が可能です。

きゅうりを栽培するときの注意点

きゅうりを栽培する際に注意をしなければならない点がいくつかあり、まず土の乾燥に気をつけなければなりません。梅雨明けは暑い日が多く土が乾燥しやすくなってしまうので、その時期には特に注意は必要となります。ポイントとしては毎日水をあげるのではなく、2日から3日に1回たっぷりと水をあげるとより育成がスムーズにいくようです。

きゅうりは乾燥に気をつけなければならないのですが、それとともに加湿にも注意をしなければなりません。きゅうりは葉っぱが多いので、風通しの悪い場所で育ててしまうと湿気がこもりやすくなってしまいます。湿気がこもってしまうときゅうりが病気になってしまう可能性が高くなってしまうので、きゅうりを育てるときには病気にならないためにも、日当たりと風通しの良い場所を選ぶことが重要となります。

きゅうりに発生する主な病気

きゅうりに発生する主な病気①:べと病

べと病はきゅうりなどのウリ科の植物に良く発生する病気で、症状としては淡黄色ではっきりとしない小さな斑点が表れて、その後被害が拡大していくとその斑点が淡褐色に変わって葉脈に囲まれた多角形の病斑になります。症状が下葉から発生してその後上葉に症状は拡大していくことが多く、病気にならないために早めの対策が必要となります。

病気が進行すると下葉が全部枯れてしまったり、収穫量が大幅に減りさらにきゅうり自体が曲がってしまうことが多いです。一度被害が拡大してしまうとその後の対策でどうにかする方法が困難になってしまい、最悪の場合きゅうりが全滅してしまうこともあるので、そうなる前の対策を心がけることでべと病を防ぐことが大切となります。

きゅうりに発生する主な病気②:うどんこ病

うどんこ病はその名の通りうどんこのような白い斑点が葉っぱにできる病気で、見た目が解りやすいので比較的簡単に病気を見分けることができます。うどんこ病は最初は白い斑点がポツポツとできるのですが、症状が進行してしまうと葉っぱ全体が白くなってしまい、周りのきゅうりに伝染してしまう可能性もあります。しかしきゅうりのうどんこ病は、きゅうりにしか伝染することがないという特徴があります。

きゅうりにうどんこ病が進行していくにつれて光合成が妨げられる原因となり、きゅうり自体が育成不良に陥ってしまいます。そうなることにより収穫量が減ってしまったり、最悪の場合にはきゅうりがならないこともあるようです。病気を放っておいてしまうと周りのきゅうりにも感染して、すべてのきゅうりが収穫できない可能性もあるので、うどんこ病を発見したら適切な方法で対処が必要です。

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べと病・うどんこ病の病気にならないための対策方法とは?

べと病とうどんこ病ともにきゅうりを密植してしまい、風通しが悪わるく湿気が多くなってしまうと被害が拡大してしまうケースが多いようです。さらにうどんこ病は感染してしまうため、狭い場所でたくさんのきゅうりを育てていると被害が拡大しやすい傾向にあるので、狭い場所にたくさん植えすぎないようにすることを心がけましょう。

もしきゅうりがうどんこ病やべと病になってしまったときには、適切な方法で対応しなければ被害が拡大してしまいます。どちらも病気になっているのを見つけたのが初期ならば病気になっている箇所の葉っぱをちぎって様子を見れば大丈夫なのですが、症状が進行していると薬をあげなければなりません。薬は市販されているので、かかっている病気の症状を見て薬を購入することが適切な方法となります。

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べと病とうどんこ病以外の病気

炭疽病

炭疽病はカビの一種で症状としては葉に黄褐色の円い斑点ができ、その後に斑点の内側は退色して破れます。そして茎には細長い病斑ができて少し凹み、果実には褐色の凹んだ病斑ができます。カビの一種なので湿気の多い場所で発生しやすく、対策方法としては水はけを良くしたり風通しを良くしたりすることで湿気を逃がすことが大切です。

もし炭疽病になってしまったら早めの対策が必要となり、適切な薬剤を与えることで被害を最小限に食い止めることができます。炭疽病は伝染病であるため、対応が遅れると感染してしまい被害が拡大してしまう恐れがあります。炭疽病になった植物はすぐに除去して、別の場所の土の中に埋めるなどしないと次の感染源になることもあるので気をつけましょう。

褐斑病

褐斑病の症状は葉の表面に淡褐色の病斑が表れ、それがだんだんと大きくなっていきます。褐斑病はカビの一種となっているので湿気の多いところで発生しやすくなっているので、風通しや排水を良くしておくことで病気を防ぎやすくなります。病気の適温は25度から30度なため比較的暖かい時期に発生しやすくなっています。

褐斑病は伝染しやすい病気となっているため、もし感染した植物があったらすぐに薬剤を散布し、感染した植物は他の場所へ移して処分をしなければなりません。褐斑病は種子などにも感染してしまう恐れがあるので、早めの対応をしてきちんと対処しなければ、感染が拡大してしまうので注意しましょう。

つる枯病

つる枯病の症状は名前の通り茎が枯れてしまうのですが、茎だけでなく葉っぱや果実部分にも発生してしまう病気となっています。特に地際部で発生しやすくなっており、症状の進行は遅いのですが放っておくと上部すべてが枯れてしまうことになるのできちんと対応しなければなりません。低温からやや高温の時期まで長期間発生する可能性があるので注意が必要です。

つる枯病になってしまったらしっかりと薬剤を撒かなくてはならないのですが、その時にきちんと地際部までかかるように薬剤を散布することが大切です。多湿になると病気になりやすくなってしまうため、きちんと風通しの良い環境を整えることで病気を防ぐことができます。

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きゅうりの病気になった症状をみてしっかりと対策をしよう

きゅうりが病気になってしまったときには、きちんと症状を見て適切に対応をしなければ病気になってしまった箇所だけではなく、その他にも被害が拡大してしまうので注意が必要です。感染力の高い病気だと対応が遅れてしまうと全滅してしまう可能性もあるので、その病気に適した薬剤などを使用して被害が最小限になるようにすることを心がけましょう。

特に高温多湿の条件下で発生しやすくなる病気が多いため、密植をせずに風通しが良くなることを気を付けて、水はけや日当たりにも気を付けることが病気への対策となります。病気になる前に病気になりにくい条件を作ることが大切になるので、きゅうりを植える際にはそういったこともきちんと考えましょう。そうすることできゅうりが病気になりにくく育成も楽になります。

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まとめ:きゅうりに発生する病気は多数ある

きゅうりに発生する病気は数多くあり、病気になったときには症状をしっかりと見極めて正しく対応することが大切です。病気の中でも症状の似た病気がいくつかあるため、対応を間違えないように注意しましょう。きゅうりを育成する際には病気の発生しにくい環境を整えて、病気にもきちんと対応することで、健康的で美味しいきゅうりが栽培をすることができます。

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