とうもろこしの育て方・栽培のコツ!害虫対策など初心者が失敗しないやり方

夏になるとバーベキューや夜店で売られているとうもろこしですが、実は、自宅でも栽培可能なことを知っていますか?一見、育て方が難しそうに見えますが、とうもろこしは意外にも初心者向きの家庭菜園の野菜の一つと言えます。今回は、初心者でもできる、とうもろこしの育て方、栽培方法について、育て方のコツから、人工授粉の仕方、収穫方法、害虫対策なども含めた内容を詳しく紹介していきます。

とうもろこしの育て方・栽培のコツ!害虫対策など初心者が失敗しないやり方のイメージ

目次

  1. 1初心者でもとうもろこしの栽培はできる?
  2. 2とうもろこしの栄養価
  3. 3とうもろこしの育て方:とうもろこし栽培の特徴
  4. 4とうもろこしを初心者でも上手に育てるコツ
  5. 5初心者にもできるとうもろこしの育て方:土作り
  6. 6初心者にもできるとうもろこしの育て方:種まき・育苗
  7. 7初心者にもできるとうもろこしの育て方:植え付け・定植
  8. 8初心者にもできるとうもろこしの育て方:水やり
  9. 9初心者にもできるとうもろこしの育て方:追肥・土寄せ
  10. 10初心者にもできるとうもろこしの育て方:人工授粉
  11. 11初心者にもできるとうもろこしの育て方:害虫対策・鳥害対策
  12. 12初心者にもできるとうもろこしの育て方:摘果
  13. 13初心者でもできるとうもろこしの育て方:収穫
  14. 14初心者でも美味しくたべられる!とうもろこしの調理法
  15. 15さっそくとうもろこし栽培に挑戦してみよう

初心者でもとうもろこしの栽培はできる?

夏から秋にかけて育つとうもろこしは、バーベキューやサラダなど、焼いても茹でても甘くて美味しい人気の野菜の一つです。そんなとうもろこしは、自宅でも栽培できるということを知っていますか?一見難しそうに見えるとうもろこしの栽培ですが、実は、初心者向けの野菜栽培の一つです。プランターでも育てることができます。今回は、初心者でも失敗しないでできる、とうもろこしの育て方、栽培方法について紹介していきます。

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とうもろこしの栄養価

とうもろこしは、米と麦と並ぶ、「世界3大穀物」と言われています。世界中で食べられ、中にはとうもろこしを主食としている国もあります。そんなとうもろこしの栄養成分は、主に炭水化物です。100g当たり、およそ25gの炭水化物を含んでいます。その他にも、とうもろこしには、食物繊維やビタミン、ミネラルも含まれています。

とうもろこしの食物繊維は、サツマイモの約4倍です。便秘解消や、整腸作用の効果が期待できます。また、とうもろこしはビタミンB群を多く含んでいます。糖質の代謝を手助けするビタミンB1、たんぱく質の代謝を手助けするビタミンB6、血流のサポートに役立つナイアシンなどです。

とうもろこしには、むくみの解消や、高血圧予防に効果的なカリウムも多く含まれています。さらに、白米の約8倍の鉄分もあります。このように、とうもろこしは、エネルギー数値と栄養価がとても高い穀物と言えます。他の米や麦などの穀物と比べると、健康やダイエットへも向いている穀物でしょう。

とうもろこしの育て方:とうもろこし栽培の特徴

とうもろこしは、イネ科に属し、高温で日当たりが良い場所を好みます。食用で食べられているのは、スイートコーンと呼ばれるものです。とうもろこしは、実は、荒地でも育つほどの丈夫な野菜で、初心者にも育てやすいです。とうもろこしの甘味は、収穫してから1時間で半減すると言われているほど、鮮度が落ちやすく、できれば収穫したその日に食べたい野菜です。その点も含め、家庭菜園にとても向いていると言えます。

とうもろこしは、初心者でも種から簡単に育てることができます。プランターや畑に直播きして大丈夫です。ただ、害虫や鳥からの被害が多発しやすいため、その点だけは十分に注意して、対策をしておきましょう。

とうもろこしの育て方:とうもろこしの種類

とうもろこしの種類は、主に、ポップコーン、ウッディーコーン、白とうもろこし、ヤングコーンなどがあります。ウッディーコーンがスイートコーンと言われるもので、黄色、白、紫色などがあります。粒がしっかりしていて、甘味があり、焼くと香ばしさを増し、さらに美味しくなります。ヤングコーンは、ベビーコーントも呼ばれます。サラダやシチューなどに入れても、色味のアクセントとなり、美味しく食べることができます。

とうもろこしの育て方:栽培時期

とうもろこしは、4月に種をまくと、7月から8月にかけて収穫することができます。苗を買って育てる場合は、5月中に植え付けを行いましょう。また、日にちをずらして種をまくと、長期で収穫することができます。日にをずらす時は、なるべく北側から蒔いていくようにしましょう。

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とうもろこしを初心者でも上手に育てるコツ

とうもろこしを上手に育てるには、多くのポイントやコツがあります。とうもろこし栽培の初心者の方は、これらのことに気をつけて、とうもろこし栽培を始めると良いでしょう。

とうもろこしの育て方のコツ:同じ品種を植える

とうもろこしは、雌雄異花なので、受粉を確実に行うためには、同じ場所に同種類のものを、複数植えるようにしましょう。同じ畑で違う品種のものを植えると、それぞれの花粉が受粉しあって、良い実が取れません。とうもろこしの花粉は、風媒花で300mほどまで飛ぶこともあります。

畑で栽培をする場合は、飼育用のとうもろこしが近くに植えられてないかを確認しましょう。飼育用のとうもろこしと交雑すると、甘味のない実ができてしまいます。

とうもろこしの育て方のコツ:元肥をたっぷりと施す

とうもろこしを上手に育てるコツは、とうもろこしは、根を深く、まっすぐ張る作物なので、土作りをするときは、深めに耕すことです。元肥は、他の野菜に比べて深い位置に施します。とうもろこしに関しては、荒地でも育つと言われているくらい、土質は選びません。ただ、短期間で育つ作物なので、肥料をたくさん吸収します。種まき前には元肥をたっぷりと施して、土に十分に栄養を与えておきましょう。

とうもろこしの育て方のコツ:土寄せと支柱を立てる

ある程度背が伸びたら、風邪で倒れるのを防ぐために、土寄せをしっかり行い、支柱を立てておくことも大切です。土寄せは、追肥をするタイミングで一緒に行うと良いでしょう。支柱も1回目の追肥の時に行います。プランター栽培をする場合は、支柱立てと人工授粉が必要となります。プランターで栽培するときは、最上部の雌穂1本だけにするようにしましょう。

とうもろこしの育て方のコツ:日当たりの良い場所で育てる

とうもろこしは、日当たりの良い高温の環境を好みます。種まきは暖かくなってからにしましょう。ただ、気温が35度を超えてしまうと、受粉率が低くなります。とうもろこしが受粉するためには、他の株からの花粉を得る必要があります。受粉率を高めるために、畑に植える場合は、2列以上で並べて植えると良いでしょう。

とうもろこしの育て方のコツ:害虫や鳥対策を行う

とうもろこしを上手に栽培するには、害虫や鳥対策をしておくことも重要なポイントです。まず、種まき後には、鳥よけをしておくことを忘れないようにしましょう。特に、畑で栽培する場合は、発芽後に鳥に食べられてしまう可能性があります。また、とうもろこしの大敵と言われている害虫「アワノメイガ」からの被害を抑えるため、受粉後、雄穂は早めに切り取っておきましょう。

とうもろこしの育て方のコツ:育てやすいとうもろこしの品種

とうもろこしは、基本的に、種からでも苗からでも育てることができます。とうもろこしの育てやすい品種には、おひさまコーン、ハニーバタム、ピーターコーン、みわくのコーン、キャンベラ90、ゴールドラッシュ90、おおもの、ピクニックコーンなどがあります。比較的、どの品種を選んでも丈夫に育ってくれます。

初心者にもできるとうもろこしの育て方:土作り

土作りは、初心者の方は、市販されている培養土を利用する方が簡単なので便利です。もし、土作りからする場合は、赤玉土、腐葉土、バーミキュライトを7:2:1で混ぜ合わせます。それに石灰を土10L当たり10gと、化成肥料を10〜30g混ぜましょう。土作りは、植え付けの1ヶ月前までには済ませておいてください。肥料が足りないと、苗がヒョロヒョロとなって失敗してしまうので、元肥は惜しまず、たっぷりと与えるようにしましょう。

とうもろこしは、日陰を嫌う作物です。畑に作る際は、朝日と夕日がたっぷり当たるよう、畝は南北に作ると良いでしょう。2列で植える場合は、株間30cm、畝幅90cmを確保します。畝を立てたら、黒マルチを張っておきます。そうすることで、雑草を抑制したり、地温を上げたりといった効果を期待することができます。

また、とうもろこしは、基本的に連鎖障害は出にくい作物です。ただ、念のためにできれば1年間は、とうもろこしを栽培していない場所を選ぶようにしましょう。

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初心者にもできるとうもろこしの育て方:種まき・育苗

とうもろこしは、寒さに弱いため、種まきは、早くても4月下旬頃が良いでしょう。とうもろこしを種から育てる場合は、直播きする方法と、ポリポットに植える方法の2つがあります。ポリポットで育てる場合は、9cmポットに2〜3粒蒔いて、本葉が3枚になったら、植え付けをします。コツは、発芽を促すために、種をまく前に一晩浸水させておくことです。種をまくときは、指の第一関節くらいの深さに埋めましょう。

プランターに直播きする場合は、株間を20cm程度開けて蒔きましょう。使用するプランターは、深型で大型サイズ60cm以上のものを利用するようにしましょう。とうもろこしは、根をまっすぐ深く張るので、浅型のものは使わないでください。

畑に直播きする場合は、株間30cm、条間50〜60cmの2列で、一箇所に3〜4粒蒔きます。とうもろこしは、種を蒔いてから発芽するまでの間は、土の表面が乾かないように、こまめに水やりをするのがポイントです。乾燥しないように、わらやマルチングを行う方法もあります。

種まき直後は、ハトやカラスの被害を受けやすくなります。種を蒔いたら、土を3cmくらいのやや厚めにかけて、押さえておきましょう。もし、ハトやカラスの被害に合う可能性がある土地の場合は、種を蒔いたら、畝に防虫ネットなどをかけておくといいでしょう。約1週間くらいが経って、本葉が出てきたら外しても大丈夫です。

とうもろこしは、暑さに強い作物なので、長期間の栽培をすることも可能です。もし、長期間に渡って収穫したい場合は、種まきを数回に分けて、2週間おきなどにするといいでしょう。その際は、4月の下旬頃に北側から先に蒔いていきます。

とうもろこしの育て方:間引き

畑に直播きした場合は、苗が15cm程度まで大きくなったところで、間引きを行います。育ちのいい1本を選び、後は取り除きましょう。とうもろこしを間引きするときは、茎の部分をカットせずに、ハサミを土に入れて、根の部分から取るようにしましょう。勢いよく抜くと、残したい株の根まで傷つけてしまう恐れがあります。

とうもろこしの育て方:育苗のポイント

育苗のコツは、日光には十分に当てますが高温になりすぎないよう、換気に気をつけなければいけません。また、夜に水分が多いと、徒長の原因になるため、水やりは朝行うようにしましょう。

とうもろこしの育て方:苗の選び方

とうもろこしの苗を購入して栽培する場合は、本葉が3枚以下のものを選ぶことが、うまくいくコツです。また、茎が太い、濃い緑色をしたものを選びましょう。苗が育ちすぎていると、定植をする前に枯れてしまう恐れがあります。

初心者にもできるとうもろこしの育て方:植え付け・定植

ポット蒔きから、3〜4週間、15cm程度まで育ったら、植え付けを行います。根鉢を壊さないように丁寧にポットから外して、1本ずつに分けます。プランターで栽培する場合は、株間を15cm〜20cmとります。畑に植える場合は、株間を30cmと、条間50〜60cmの2列で植えます。

自宅のベランダなどで、プランターで育てる場合は、風によって倒れないように、支柱も用意しておきましょう。支柱を立てるタイミングは、最初の追肥の頃で大丈夫です。支柱は100円ショップでも手に入ります。

初心者にもできるとうもろこしの育て方:水やり

とうもろこしは、乾燥を嫌う作物なので、とうもろこしを栽培するときは、土の表面が乾いてきたら、水をあげるようにしましょう。特に、開花直後と成熟前後は、水不足になると実のつき方にも影響が出てしまいますので注意が必要です。

ただ、過度の水やりは根を腐らせてしまう原因となります。水やりは回数を増やすより、一回分の量を多くするといった方法で行うと良いでしょう。プランターで育てている場合は、毎回プランターの下から水が流れてくるくらい、たっぷりと水を与えましょう。

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初心者にもできるとうもろこしの育て方:追肥・土寄せ

とうもろこしは、肥料食いと言われるほど、肥料をたくさんこのむ野菜です。とうもろこしを育てる場合は、追肥をしっかりとすることで、大きな実を育てることができます。プランター栽培の場合、追肥は合計で2回行います。最初の追肥は、本葉が6〜8枚になったときです。2回目の追肥は、雄穂が出たときです。1株あたり10gの化成肥料を、プランターの淵に沿って入れます。そのあと、軽く混ぜ込むようにすれば大丈夫です。

畑で栽培をしている場合は、苗が50〜60cmになったときに、1回だけ追肥を行いましょう。株元に化成肥料を30g施して、株が倒れないように土寄せを行います。もし、地面に近い葉が枯れだしたら、肥料切れのサインですので、覚えておきましょう。また、追肥を行う場合は、液体肥料や化成肥料を使うと、効き目が早いのでおすすめです。

初心者にもできるとうもろこしの育て方:人工授粉

とうもろこしは、種が発芽してから、1ヶ月くらい経つと、茎の先端から穂が出てくるのを確認することができます。とうもろこしには、茎の先端にある雄穂(ゆうすい)、茎の中程にある雌穂(しすい)があります。とうもろこしの実についている、ヒゲのようなものが雌しべです。

とうもろこしは、基本的に、虫ではなく風によって花粉が運ばれて受粉する作物です。しかし、プランター栽培の場合は、本数が少ないため、自然に任せると受粉のできが下がってしまい、うまく実がならない可能性があります。そのため、プランター栽培をするときは、人工授粉が必要となります。

とうもろこしの人工授粉のやり方は、雄穂を切り取り、雌穂のヒゲにところに、ふさふさと落とすような感じで、花粉をつけるという方法です。特に難しくないので、初心者でも簡単にできます。受粉がうまくできていないと、実の先端部に粒がつかなかったり、歯抜けになったりと、不恰好な実ができてしまうので、丁寧に行いましょう。

初心者にもできるとうもろこしの育て方:害虫対策・鳥害対策

とうもろこしは、基本的に病気の被害よりも、害虫や鳥による被害の方が多く見受けられます。しっかりと対策をしておきましょう。とうもろこしに発生しやすい害虫は、アワノメイガ、イネヨトウ、アブラムシ類、カブラヤガ、コガ類、カメムシ類などです。特にアワノメイガやイネヨトウのイモムシ系の害虫は、実に入っていくので、被害を受けたら厄介です。

とうもろこしによく発生する害虫「アワノメイガ」は、体調5mm〜2cmの黄白色の芋虫です。この虫は、雄穂の匂いに誘引されて産卵し、その幼虫が雌穂について、茎を食べて成長を阻害したり、実の中に入って食べたりしてしまいます。

受粉が終わったら、雄穂をカットすることで、害虫からの被害を防ぐことができます。受粉がされたかどうかの見分け方は、雌穂から出るヒゲが色づき始めたら、受粉が完了したサインです。もし害虫を見つけたら、すぐに捕殺するようにしましょう。

他の害虫も見つけた場合は、すぐに始末しましょう。万が一、被害を受けてしまったら、薬剤を使って害虫駆除をするか、拭き取って、他の株に移らないようにしっかりと処分しておくことが大切です。害虫被害にあってないか、チェックするところは、雄穂付近です。雄穂付近に卵がないか、茶色い糞が付いてないか、茎に穴が空いてないかなどです。

また、種まき直後や、実が大きくなってきた頃には、鳥に食べられるという被害も考えられます。鳥対策には、ネットや糸を張っておくと良いでしょう。新聞の広告を円錐形に丸めて、かぶせるという方法もあります。糸を張る場合は、畝から2mの高さの位置に透明な太い釣り糸(テグス)を張るといいです。

初心者にもできるとうもろこしの育て方:摘果

摘果とは、1株に複数ある雌穂を一つだけにして、実の成りをよくするための作業のことです。とうもろこしには、2〜3本の雌穂ができます。基本的に、一番上の雌穂に栄養が集中して届くため、中身がぎっしりと詰まった大きい実ができます。とうもろこしの摘果の方法は、この最上部にある、一番大きく育つ身だけを残して、他は全部取り除くようにするという方法です。プランター栽培の場合は、2つ残しても大丈夫です。

もし、とうもろこしを摘果をせずに、複数の実を大きくさせようとした場合には、未成熟で食べる実が少ないとうもろこしができてしまいます。摘果した実は、「ヤングコーン」と言われるもので、サラダやスープなどに入れて、食べることができます。

初心者でもできるとうもろこしの育て方:収穫

さて、いよいよ収穫です。収穫のサインは、ヒゲが茶色担って縮れてきたときが目安です。開花から約20〜25日くらいでしょう。とうもろこしの実の取り方は、実の付け根を切るか、下に倒してねじってります。収穫の時間たちとしては、早朝に収穫するのがおすすめです。とうもろこしは、夜に糖度が高まるので、早朝の収穫時が、一番甘い実を採ることができます。

とうもろこしは、手で押したときに中身の手応えを感じられるものや、中の実の粒が膨らんでいるものが、収穫しても良いものです。たまに、ヒゲが茶色くて縮れていても、実がふっくらしていない場合があります。それは受粉に失敗したもので、放っておいても変わらないため、早めに収穫してしまいましょう。

初心者の場合、触っただけでは、収穫できるかできないかの見分けがつかないかもしれません。そんな時は、少し上の方をめくって粒の大きさを確認しましょう。

とうもろこしの収穫適期はわずか3日ほどなので注意が必要です。とうもろこしは、収穫期をすぎてしまうと、実が固くなります。逆に、早すぎても、ずいぶんが多くて柔らかすぎます。また、とうもろこしは、鮮度が落ちやすいため、すぐに食べない場合は茹でてから、冷凍保存しておくと良いでしょう。

初心者でも美味しくたべられる!とうもろこしの調理法

とうもろこしは、採ったその日のうちに食べてしまうのが理想的です。せっかく手をかけて育てたとうもろこしですから、食べるときも美味しい食べ方を知っておいたほうが良いでしょう。とうもろこしの加熱方法には、茹でる、蒸す、電子レンジで温めるの3通りあります。

まず茹でる場合は、水の入った鍋にとうもろこしを入れ、沸騰してから4〜5分ほどで火を止めます。あとは余熱で中まで火を通します。蒸す場合は、皮1枚を残して、蒸気の上がった蒸し器に入れて蒸しましょう。電子レンジで加熱する場合は、ラップできっちりと包み、600Wで4〜5分ほど加熱します。

とうもろこしのひげは漢方薬に

とうもろこしのヒゲの部分には、「南蛮毛」という名称がついています。普段捨ててしまいがちな、この南蛮毛は漢方薬で使われているほど、栄養価が高いということは知っていましたか?「南蛮毛」には、特にカリウムが多く含まれています。カリウムは、むくみ、膀胱炎、血圧降下などに効くとされています。

実際に、中国などでは、その効能から、ダイエット茶などとして販売されています。そんな健康にいい、とうもろこしのヒゲを無駄にしたくない場合は、ヒゲを干してから煎じて飲むといいでしょう。便秘解消にもおすすめです。

さっそくとうもろこし栽培に挑戦してみよう

いかがでしたか?難しそうで意外と初心者向きな、とうもろこし栽培は、少しのコツとポイントを抑えるだけで、自宅でもプランターで簡単に栽培することができます。この夏は、とうもろこし栽培に挑戦して、採れたての甘いとうもろこしを堪能してみませんか?

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