きゅうりの支柱の立て方は?長さ・高さとプランターの場合も調査!

きゅうりの支柱の立て方はご存じですか?新しい年度が始まる春は家庭菜園をはじめてみようと考える方も多いと思います。特にきゅうりは初心者向けのお野菜で、春から夏にかけて育てることが最適なお野菜です。広い庭がなくてもプランターや鉢でも育てられます。簡単に育てられると言われるきゅうりですが、病気を防ぐためにも支柱を立てることは必須です。しかしここが初心者のつまずき所です。今回はきゅうりを育てるのに必要な支柱の立て方について、高さや長さ、プランターの場合について解説していきます。

きゅうりの支柱の立て方は?長さ・高さとプランターの場合も調査!のイメージ

目次

  1. 1 春はきゅうりを育てるのに最適な時期
  2. 2きゅうりの支柱の適切な高さや長さは?
  3. 3お庭でのきゅうりの支柱の立て方
  4. 4プランターできゅうりを育てるとき支柱の長さや高さは?
  5. 5プランターでのきゅうりの支柱の立て方
  6. 6不器用で支柱を立てるのが難しい人には
  7. 7きゅうりの支柱を立てたら
  8. 8夏には美味しいきゅうりを食べよう

春はきゅうりを育てるのに最適な時期

今年の春は家庭菜園をはじめてみようとチャレンジし、きゅうりを育て始めた方もいるのではないでしょうか?きゅうりは病気や害虫に強く、成長も早いので家庭菜園を行う中でも初心者向けで人気が高い野菜です。

きゅうりはほとんどが水分で栄養価が低いとも言われていますが、夏野菜の代表の名のとお り熱中症の予防に最適のお野菜です。多量の水分の中に微量ですがナトリウム, カルシウム が含まれているので天然のスポーツドリンクと言えます。

そのほかにビタミンAやK等のビタミン類や、亜鉛、マグネシウム等のミネラルもわずかながらバランスよく含まれています。カリウムも含まれているので利尿作用も期待できます。薄切りにして、やけどやあせもなどに貼り付けても効果的です。
 

まとめると夏に最適なお野菜といえるでしょう。春のきゅうりの植え付け時期は4月上旬~7月下旬、収穫時期は6月下旬~9月下旬までです。春に育て始めると初夏には収穫できるようになります。

きゅうりを育て始めると、まず始めにつまずくのは支柱についてではないでしょうか?特に春の栽培は生育期間に梅雨があるため、病害虫が発生しにくいよう環境を整える必要があります。そのためには支柱栽培は避けられません。今回は支柱について、選ぶべき高さや長さ、立て方など詳しく解説します。

きゅうりの支柱の適切な高さや長さは?

家のお庭やベランダできゅうりを育てるぞと意気込んでホームセンターに行くと、そこには長さや太さが様々な支柱を目にすることになると思います。この中からどの支柱を選べば良いのか?悩み所です。
 

きゅうりはつるが旺盛に伸びる野菜です。そのため他の野菜と比べ背が高くなり、株のサイ ズは150cm以上にもなります。株とは植物の全体を表し、植物を数える単位です。ですので、きゅうりの支柱はそれなりの高さが必要になります。
 

お庭できゅうりを育て始める人、ベランダでプランターを使い育てる人と分かれると思いますが順番に解説していきます。まず始めにお庭で育てる方にむけて解説します。お庭で育てるときは長さ2mの支柱を使いましょう。

先ほど成長する高さは150cm以上と述べましたが、きゅうりは高く育つぶん根も良く伸びるため、地中が閉鎖されていない空間のお庭はよりきゅうりが育ちます。そのため支柱が重みで倒れる可能性も十分あります。支柱が倒れないように深く埋める必要があるので、余裕をもって2mのものを購入して下さい。幅は2cmのものを使用して下さい。
 

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お庭でのきゅうりの支柱の立て方

お庭できゅうりを栽培する際にはおすすめの支柱の立て方は2種類あります。「垂直式支柱」と「合唱式支柱」です。きゅうりを畝にどのように植え付けたかによって変わってきます。ちなみに畝とは、耕した土を10cm~20cmの高さに細く盛り上げたものです。
 

1条に植えたときは:垂直式支柱

畝に1条できゅうりを植え付けたときは「垂直式支柱」という立て方をします。1条とは畝に1列にきゅうりを植え付けた状態のことを表します。支柱を1株に対し 10cm 苗から離れた場所に1本立て、立てた支柱の上下に1本ずつ支柱を通し、支柱が倒れないようにします。

最低限の支柱で立てるため、日当たりが確保できますが強度が少し乏しいため、斜めに支柱を立てて補強したほうがなお良いです。特に春~夏にかけて栽培するときは台風に当たる可能性があるため、倒れないよう補強することはとても重要です。
 

最後にネットを張れば完成です。ネットはなくても育ちますが、きゅうりは親づるから伸びる子づる、さらに孫づるにまで実をつけます。支柱のみだとつるを誘引しにくくなるため、 ネットはできるだけ張ったほうが良いです。誘引はつるを支柱やネットに巻き付けさせることを言います。

2列にきゅうりを植えたときの立て方:合掌式支柱

合唱造りの屋根のように、支柱の上部をクロスさせて立てる立て方が「合掌式支柱」です。2条できゅうりを植え付けたときはこの立て方が適しています。畝の両端に支柱を立て、上部をクロスさせて固定します。クロスさせた上に支柱を1本通し、固定してネットを張ります。垂直式の立て方と比べると安定感がありますが、日当たりが多少悪くなることがあります。
 

こちらは安定感があるため特に1本足して補強は必要ありませんが、実が成り出すと支柱に相当な重みがかかります。そのため両側の支柱は倒れないようにしっかり埋めましょう。 30cmは埋めた方が無難です。

プランターできゅうりを育てるとき支柱の長さや高さは?

先ほどまでお庭でのきゅうりの支柱について解説してきました。次はベランダなど限られた スペースでプランターを使い、きゅうりを育てている方にむけて解説していきます。きゅうりは生育が早く、株が高く育つ野菜です。

その分根が良く伸びることは前述しましたが、プランターのような容器で栽培すると根が育つ範囲が制限され、生育不良になります。プランターはできるだけ大きく、底が深いものを使用して下さい。

さて、そのプランターに立てる支柱についてですが、根が制限されたのでお庭で育てた場合ほどの高さは出なくなります。ですので、2mという長さは必要ありませんが、それでも高く育つ野菜です。支柱の長さは180cm、太さは11mmか16mmほどのものを購入して下さい。

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プランターでのきゅうりの支柱の立て方

スペースが限られたプランターで、きゅうりの支柱を立てるのにおすすめの立て方は4つあります。「合掌式支柱」、「交差組み型」、「スクリーン仕立て」、そして「あんどん仕立て」の4つです。
 

プランターを2つ並べて:合掌式支柱

先ほど紹介した立て方の1つ、「合掌式支柱」です。この支柱の立て方はプランター栽培でも利用できます。プランターを2つ並べ、2条植えにして支柱を組み立てます。あとのやり方はお庭で栽培するときと同じです。プランター同士の距離は適宜スペースに合わせて下さい。
 

プランターを並べることができない場合:交差組み型

スペースが狭く、プランターを並べることができないときは「交差組み型」がおすすめです。プランターに対し垂直に支柱を2~4本立てます。立てた支柱の中央と上部に2~3本の支柱を横に通して固定し、ネットを張ったら完成です。
 

中央と上部に使う支柱についてですが、180cmの長さの支柱とは別に、使用しているプランターと同じ長さの支柱も用意するとぴったり収まります。ちょうどいい長さの支柱がないときは次の立て方がおすすめです。
 

同じく狭い空間に適した:スクリーン仕立て

「交差組み型」と同じく、狭い場所を使用してきゅうりを育てるときに適しています。またこの方法だと支柱の本数が少なくて済みますが、その分強度は弱くなるので風が強い場所で育てたり、台風の日などは注意が必要です。またスクリーン式はゴーヤとともに育ててグリーンカーテンを作ることも可能です。
 

支柱をプランターに垂直に等間隔で立て、ネットを支柱の頂部左右に紐で結びます。ネットをピンッと張りながら支柱の高さの中程と下部を紐で留めたら完成です。倒れないように、立てるときは支柱を深く刺すようにしましょう。

鉢植えで育てはじめてしまった場合:あんどん仕立て

もし、プランターではなく鉢植えで育てている場合は「あんどん仕立て」がおすすめです。小学生のとき、アサガオを育てた方は多いのではないでしょうか?その際に何段か輪をつけたような支柱を使用したことがあるはずです。あんどんのような形をしていることから、「あんどん仕立て」と呼ばれています。

立て方は簡単です。支柱を苗を囲むように等間隔で立てます。立てたら麻ひもを地表から15cmくらいの位置に結びつけ、支柱の外周を囲むように結びつけます。下段から30cmずつ、同様に紐を結びつけたら完成です。
 

不器用で支柱を立てるのが難しい人には

ここまで様々なきゅうりの支柱の立て方を解説してきました。しかし私には不器用で難しい、もっと簡単にはできないの?と思う方もいるかもしれません。そんな方には朗報です。

実はホームセンターに行くと、きゅうりなどのつる性野菜専用のネットまでついている鉢セットが販売されています。家庭菜園初心者の方は専用セットからはじめることもありだと思います。慣れてきた頃から 上記の解説を取り入れて、家庭菜園に役立てていくのもおすすめです。
 

きゅうりの支柱を立てたら

支柱を立て、きゅうりの苗が20cm~30cmくらいの高さまで育ったら、きゅうりのつるを誘引しましょう。つるを支柱に紐でゆるく結べば自然に支柱へ巻き付いてくれます。さらに育つと、きゅうりは水分を多く求めるようになります。梅雨の時期もあるので根腐れしないよう、水やりには気をつけて下さい。

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夏には美味しいきゅうりを食べよう

きゅうりの支柱の立て方について、いかがでしたか?きゅうりは夏野菜の代表で、熱中症の予防に効果的です。そのままでも食べられますし、浅漬け、ぬか漬けなど調理法も様々、ヘルシーなのでおやつ代わりにもなります。今年の春はきゅうりを育てて暑い夏をのりきりましょう。
 

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