りんごの品種や旬の時期は？産地や美味しいお菓子レシピも紹介！

りんごが美味しい旬の時期は、11月〜12月にかけてが一般的です。しかし今では、日本で約2,000種類栽培されています。品種によって収穫の時期が異なるため、年間通して美味しいものが手に入るようになりました。

本記事ではりんごの主要な品種や、国内外の産地別に異なる旬の時期について解説します。また、りんごを使った美味しいお菓子レシピもまとめました。ぜひ、スーパーで購入する際の参考にしてください。

黄緑色の皮が特徴的な「王林」は、福島県で生まれました。今では主に、青森県や長野県で多く栽培されている品種になります。「王林」は、サクッと軟らかい食感に、甘さと香りが強いのが特徴です。青森県産は11月〜7月頃までと旬が長く、長野県産は11月〜12月までと非常に短いです。

シャキシャキとした硬めの食感に、コクのある味わいが楽しめる「ふじ」は、皮が薄いので皮付きのまま食べても美味しい品種です。「ふじ」の旬の時期は3〜5月頃と、一般的な品種に比べて時期が異なります。「ふじ」は長期保存に向いた品種で、収穫した後に大型の冷蔵庫で貯蔵することによって、時期をずらして出荷しています。

酸味と甘味のバランスが良く、国内生産量1位の「サンふじ」は色んな県で生産されている品種です。果汁がたっぷりあり、蜜が多く甘めで、シャキシャキとした硬めの食感が特徴です。時期が長い青森県は12月〜3月にかけて美味しく、秋田県と岩手県で11月〜12月にかけて旬を迎えます。

爽やかな甘酸っぱさが特徴的な「紅玉」は、加熱することで風味と甘味が増すため、ジャムやお菓子作りに最適な品種です。1年通してスーパーで見かける品種ですが、1番出荷が多い10月〜11月にかけてのものが美味しいです。生産量1位の青森県は、ほぼ通年を通して出荷しており、山形県は9月〜12月にかけて出荷しています。

果汁が多く酸味より甘味が強い品種の「むつ」は、山形県が産地として有名です。1年を通して出荷していますが、旬の時期は11月〜12月にかけてが1番美味しく食べられます。少しキメが粗いので、アップルパイや焼きりんごなどの、加熱には向いていないので注意してください。

国内生産1位の青森県には、たくさんの品種があります。特に青森県産の代表として有名な「ふじ」は、2月〜4月にかけて、次に生産量が多い「つがる」は、9月〜10月にかけて旬を迎えます。黄緑色の「王林」は1月〜3月にかけて美味しい時期を迎えるため、品種によって異なります。

長野県が産地のりんごは、9月から11月にかけて出荷される品種が多いです。上品な甘さが特徴の「王林」や、お菓子作りに適している「紅玉」は10月頃に旬を迎えます。その後の11月に、蜜が多く甘めな「ふじ」や「サンふじ」などが美味しい時期になります。青森県と比べると、旬の時期は短いですがその分甘さが引き立つのが特徴です。

南半球に位置するニュージーランドが産地の品種「サイフレッシュ」は、日本国内の出荷が落ちる7月〜8月にかけて輸入されるため、夏場に旬を迎えます。「サイフレッシュ」は日本での商標名「ジャズ」として販売しています。国内産のものに比べて、小ぶりですが果汁が豊富で、適度な酸味と甘味のバランスがよく人気です。

【材料】
   (A)

• りんご：2個
• はちみつ：大さじ2
• シナモン：少々

• ビスケット：100g
• バター：30g

• クリームチーズ：200g
• はちみつ：80g
• 卵：2個
• 薄力粉：大さじ3
• 生クリーム：180cc
• レモン汁：大さじ1

1. りんごの皮をむき5mm角に切り、フライパンに入れます。
2. Aのはちみつとシナモンを加えて、中火で10分煮詰めます。
3. Bのビスケットをジップロックに入れて細かく砕きます。
4. ビスケットが入った袋に溶かしたバターを混ぜ合わせます。
5. バットにクッキングシートを敷き、上から混ぜ合わせたBを詰めます。
6. 5の上に、煮詰めた2をのせてスプーンで平らにします。
7. ミキサーにCの材料を全て入れて混ぜ合わせます。
8. 6の上に、混ぜ合わさったCを流し込みます。
9. 170度で予熱したオーブンで45〜50分焼きます。
10. 焼き上がったら粗熱をとって、冷蔵庫で2時間以上冷やします。
11. 固まったら、スティック状にカットして完成です。

チーズケーキに、りんごとはちみつを煮詰めて挟んだ美味しいお菓子のレシピです。ミキサーがない場合は、ボウルにCの材料を順番に入れて、泡立て器でしっかり混ぜても作れます。スティック状のケーキを、おしゃれなワックスペーパーで包むとプレゼントにも最適です。

【材料】（直径26cmフライパン1台分）

• りんご：1個
• ホットケーキミックス：150g
• 卵：1個
• 牛乳：100cc
• 砂糖：40g
• バター：30g

1. ボウルに卵を割って、溶きほぐします。
2. 牛乳とホットケーキミックスを加えて、その都度混ぜ合わせます。
3. りんごは1/4に切って皮と芯を除き、4〜6等分に切ります。
4. フライパンにバターを入れて、切ったりんごを炒めます。
5. 全体にバターが馴染んだら、砂糖を加えて煮詰めます。
6. 形を整えて、その上に2の生地を流し入れます。
7. フタをして弱火で10〜15分ほど焼いて、生地に火が通ったら完成です。

フランスのお菓子「フロランタン」を再現したお菓子レシピです。ポイントは、りんごと砂糖でしっかり煮詰めることです。酸味と甘みのバランスが程よくでき、美味しく仕上がります。

【材料】（8個分）

• 冷凍パイシート：4枚
• りんご：2個
• 砂糖：70g
• 卵黄：1個
• レモン汁：小さじ1

1. りんごを4等分にしてヘタと皮を取り、いちょう切りします。
2. 切ったりんごをボールに入れて、砂糖を加えて混ぜます。
3. 更にレモン汁も加えて混ぜます。
4. レンジ600Wをラップなしで4分間加熱します。加熱後、更に30秒混ぜます。
5. ザルでこした後、10分ほど冷まします。
6. 冷凍パイシートを縦に半分切ります。横は3：2の割合で切ります。
7. 小さいパイシートに切れ目を入れます。1列目は3ヵ所切れ目を入れます。
8. 2列目は2ヵ所切れ目を入れ、3列目は3ヵ所切れ目を入れます。
9. 冷ましたりんごを大きめのパイ生地の上にのせます。
10. 切れ目を入れたパイシートを上にのせます。
11. 溶いた卵黄をパイシートに塗ります。
12. 200度に予熱したオーブンで20分焼いたら完成です。

冷凍パイシートで簡単にアップルパイが作れるレシピです。ポイントは、レンジで加熱したりんごをしっかり冷ますのと、水分をしっかり切ることです。水分が残ったまま焼いてしまうと、ベチャっとなるので注意してください。

【材料】（2個分）

• りんご：2個
• バニラアイスクリーム：100g
• 卵：1個
• 砂糖：50g
• 水：大さじ1

1. りんごの上部を切り落とし、スプーンで中身をくり抜きます。
2. くり抜いた部分の芯を取り除いて、細かく刻みます。
3. 耐熱容器にりんごと砂糖20gを加えて、ラップをし600Wのレンジで3分加熱します。
4. 別の耐熱容器にアイスクリームを入れて600Wのレンジで1分加熱します。
5. 加熱後、アイスクリームが溶けるまで混ぜます。
6. 溶けたアイスクリームに、溶き卵を加えて600Wのレンジで1分30秒加熱し混ぜます。
7. くり抜いたカップに6を流し入れて冷蔵庫で1時間以上冷やします。
8. フライパンに砂糖30gと水を加えて、弱火で加熱しカラメルを作ります。
9. 最後に冷えたプリンの上に、カラメルをかけたら完成です。

材料5つで簡単に作れる「アップルブリュレプリン」のレシピです。りんごを加熱する際に、変色が気になるようであれば、レモン果汁を加えるときれいに仕上がります。

りんごの酸味とチョコレートの濃厚な味わいが、一緒に味わえるブラウニーのレシピです。レシピの材料では、サンふじを2個使用していますが、紅玉の場合なら3個使用するとちょうどいいです。

りんごの主要な品種や、国内外の産地別で異なる旬の時期について解説しました。この旬の時期をしっかり覚えておくと、スーパーで美味しいりんごを選ぶ際の目安になります。お菓子レシピは、保存料などの添加物が入っていないため、子供のおやつとして安心して食べさせられます。ぜひ、本記事を参考にお菓子作りにチャレンジしてください。