タンポポオムライスの作り方は？上手に作るコツをマスター！

タンポポオムライスとは、伊丹十三監督の「タンポポ」という映画で有名になったオムライスです。内側が半熟状態のオムレツをチキンライスの上に乗せたオムライスで、もともとは老舗洋食屋のたいめいけんが作り出したといわれています。

本記事では、作るのが難しいといわれているタンポポオムライスの作り方を解説します。基本のレシピと一緒に簡単に作れる裏技も紹介しているので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。

まずは、タンポポオムライスに欠かせないチキンライスのレシピから紹介します。2人分に使う材料は、鶏肉1枚とピーマン1個、玉ねぎ1/2個、ご飯茶碗2杯分、ケチャップ大さじ3杯、ソース大さじ1杯、塩ひとつまみ、バター大さじ1杯、コンソメキューブ1個です。コンソメは顆粒のものでしたら、小さじ2杯使ってください。

ソースはウスターでも中濃でも、お好みのものを使って大丈夫です。具材も自由にアレンジがきくので、嫌いなものを除いたり他の具材を増やしたりしても良いでしょう。鶏肉もどの部位を使っても大丈夫ですので、その時にあるものやお好みの部位を自由に使ってください。もし鶏肉がなければ、ハムやベーコンで代用することも可能です。

まずは、鶏肉と野菜を小さめに切ります。野菜は面倒であれば薄切りなどでも良いですが、食感が気になる場合はみじん切りにするのがおすすめです。次に、フライパンにバターを溶かし、鶏肉を炒めます。火が通ってきたら、野菜も入れて炒めましょう。野菜がしんなりとしてきたら、温かいご飯と塩を入れます。

軽く混ぜたらケチャップ、ソース、コンソメを加えて混ぜます。全体的に混ぜながら、2分ほど炒めたらチキンライスの完成です。

【作り方】

1. 強火にかけたフライパンにバターを入れて溶かします。
2. バターが溶けたら溶き卵3個分を一気に流し入れます。
3. フライパンを前後に揺らしながら、円を描くように混ぜます。
4. 卵の底が固まってきたら、半分に折るようにして端に寄せます。
5. 周りの卵をはがして、フライパンをトントンしながら卵を返していきます。
6. 半分まで返ったら、箸を潜り込ませて一気に卵を裏返します。
7. 器に盛ったケチャップライスの上に優しく乗せたら完成です。

タンポポオムライスのオムレツは、ふわふわでとろとろとした食感が特徴です。最初は作るのが難しくても、何回かやっているうちにコツをつかめてくるはずです。オムレツを乗せたら包丁などで切り込みを入れて、卵を広げてから食べましょう。

上からデミグラスソースをかけると、まるで洋食屋さんのようなタンポポオムライスに仕上がります。デミグラスソース以外にも、お好みでケチャップやクリームソースなどをかけてみるのも良いでしょう。

とろとろのオムレツを作るコツは、卵を焼く時に絶えず菜箸でかき混ぜることです。常に動かしていないと卵が部分的に固まってしまい、とろとろ食感が減ってしまいます。また、ひっくり返す時は怖がらずに、フライパンを大きく振って一気に返しましょう。うまくいかない場合は、菜箸ではなくゴムベラなどを使うと簡単にひっくり返せます。

ゴムベラを使う時はフライパンを動かさず、卵を折りたたむようにして少しずつ裏返していきましょう。ゴムベラでもうまく作れない時は、半熟状態のままラップに移すという方法もあります。卵の上下をラップで折りたたみ、手でオムレツの形を作ってしまいましょう。この方法だと簡単に成型できる上、火が通り過ぎるという失敗もなくなります。

タンポポオムライスの基本レシピや、上手に作るコツをまとめました。タンポポオムライスは見た目が楽しい人気のメニューですが、自分で作るには少し練習が必要となります。しかし、ラップで包むなどの裏技を使えば、誰でも簡単に作ることができます。自分に合ったやり方で、ぜひ一度タンポポオムライスを作ってみてください。