いちじくは食べ過ぎると下痢になる可能性も!1日の目安摂取量は?

いちじくを食べ過ぎた際の注意点や症状などを紹介していきます。いちじくの食べ過ぎで下痢や腹痛になってしまう理由をまとめました。また、下痢以外の症状や摂取量を守って食べた時のメリットも掲載しているので、いちじくを購入した際の参考にしてください。

いちじくは食べ過ぎると下痢になる可能性も!1日の目安摂取量は?のイメージ

目次

  1. 1いちじくの食べ過ぎで下痢や腹痛になる理由を紹介
  2. 2いちじくの食べ過ぎで起こる症状
  3. 3いちじくの目安摂取量と食べ過ぎによる症状の対処法
  4. 4いちじくを食べ過ぎずに摂取量を守った際の効果効能
  5. 5いちじくは食べ過ぎると下痢や腹痛を引き起こす!

いちじくの食べ過ぎで下痢や腹痛になる理由を紹介

スーパーなどでも購入することができるフルーツのいちじくは、食べ過ぎると下痢を伴う腹痛を引き起こしてしまう可能性があるフルーツです。本記事では、いちじくを食べ過ぎると下痢や腹痛になる理由について紹介していきます。

また、その他の食べ過ぎた際に起こってしまう下痢以外の症状についてもまとめました。そして、いちじくの食べ過ぎによる症状の対処法や1日の摂取量目安についても掲載しているので、間食に食べる際の参考にしてください。

いちじくの食べ過ぎで起こる症状

まずは、いちじくを食べ過ぎてしまった際に起こる症状について見ていきましょう。下痢や腹痛といった症状の他にも身体に悪影響を及ぼす可能性があるので、いちじくの食べ過ぎには注意しましょう。

下痢や腹痛が起きる

いちじくはフルーツの中でも食物繊維が豊富に含まれており、食物繊維の摂取量は適量であれば、便秘解消の効果が期待できます。しかし、水溶性食物繊維のペクチンは便を柔らかくしてしまうので、いちじくを食べ過ぎると下痢や腹痛を引き起こす可能性があるので注意しましょう。

特に、ドライフルーツのいちじくは生のものよりも、食物繊維が多く含まれています。そのため、ドライフルーツを食べる際にはさらに注意が必要です。

肥満に繋がる

次にいちじくを食べる際に注意しないといけない点は、食べ過ぎると肥満に繋がってしまうことです。生のいちじくの100gあたりのカロリーは約50kcalとなっており、糖質は約12gとなっています。そして、乾燥させて水分を抜くことによって、ドライいちじくの糖質やカロリーは生の状態の約5倍以上です。

果物に含まれている果糖は太りにくい糖質とされていますが、食べ過ぎてしまうと肝臓に負担をかけ肝脂肪の原因になってしまう恐れもあります。また、果糖の取り過ぎは、中性脂肪の増加も引き起こしますので、1度の摂取量はできるだけ15g以下になるようにしましょう。

嘔吐や消化不良の症状も

いちじくの食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のどちらも含まれています。食物繊維は消化吸収されない栄養素となっているため、食べ過ぎてしまうとどんどんと腸に溜まっていきます。そのため、腸の働き方が悪い人は便秘解消にも効果的ですが、食べ過ぎてしまうと排出しきれずに、便秘や下痢に繋がってしまいます。

また、いちじくの苦味成分は、ベストアルデヒドと呼ばれる抗がん物質のものとなっています。ベストアルデヒドは摂取量をしっかりと守ることで、がんなどの腫瘍に効果的だといわれていますが、多量に摂取してしまうと嘔吐や胃痛を引き起こす恐れもあるので注意しましょう。

栄養の吸収が低下する

いちじくに含まれている水溶性の食物繊維は、腸内で糖質や脂質、老廃物などの不要なものを吸収して効果を阻害する効能があります。しかし、必要以上に摂取してしまうと、身体を作るうえで必要となるビタミンやミネラルなどの栄養素も吸収してしまう恐れがあるので、食べ過ぎには注意しましょう。

口の中に痛みが走る

いちじくに見られる乳白色の液体には、タンパク質の分解酵素のフィシンが含まれています。このフィシンには胃腸の消化機能を向上させ、消化しきれなかった余分なものが身体に蓄積されるのを防ぐ効果があり、太りにくくする効能が期待できます。また、消化が促進されるので、胃もたれや二日酔いの際にもおすすめの栄養素です。

しかし、通常口内の粘膜は唾液によって保護されていますが、唾液が減っている時にタンパク質分解酵素を取り入れてしまうと、口腔内に痛みやかゆみといった症状を引き起こす可能性があります。タンパク質分解酵素は熱に弱いため、気になる人はいちじくを1度加熱してから食べるようにしましょう。

アレルギーの症状

いちじくには、ラテックスフルーツ症候群と呼ばれるアレルギーを引き起こす可能性があります。天然ゴム製品などに接触することで引き起こされる蕁麻疹、アナフィラキシーショック、喘息発作などの即時型アレルギー反応のことをラテックス・アレルギーといいます。

そして、果物の一部にはラテックスと交叉抗原性をもっており、ラテックスに感作された人がいちじくなどの特定の果物を食べることで、蕁麻疹・アナフィラキシーのような強い症状を引き起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。

いちじくの目安摂取量と食べ過ぎによる症状の対処法

次は、1日に何個までいちじくを食べられるか、いちじくの食べ過ぎによる症状の対処法について紹介していきます。いちじくの摂取量を守っていたとしても、体調不良を引き起こしてしまう可能性もあるため、食べ方なども工夫して美味しく食べましょう。

いちじくの1日あたりの目安摂取量

まずは、いちじくの1日あたりの摂取カロリーの目安を守りましょう。フルーツのいちじくは、デザートやおやつと同じように間食や嗜好品に分類されます。そして、間食に当てることができるカロリーは、総摂取カロリーの約10%といわれています。

成人の総摂取カロリーは、性別や年齢によって多少の違いはありますが、おおよそ1700kcal~2000kcalです。そのため、1個約40kcalのいちじくは、多くても1日4個までに抑えて食べ過ぎには注意しましょう。

子どもと妊婦は摂取量に注意

子供と妊婦さんはいちじくを食べる際には、摂取量に注意しましょう。子供の場合は、体格によって間食に当てられるカロリーが変わってきてしまうため、それぞれの年齢、体格に合った摂取量を事前に把握しておく必要があります。

そして、妊娠中の妊婦さんはホルモンバランスが崩れやすく、免疫力も低下しているため、いちじくに含まれている成分に過剰に反応してしまう恐れがあります。そのため、いちじくを食べ過ぎによる下痢やアレルギー症状を引き起こさないためにも、1日多くても2個以下に抑えるようにしましょう。

ドライフルーツの場合の摂取量

ドライフルーツの状態のいちじくを食べる際には、摂取量を生のものよりも減らすようにしましょう。一見少量に見えるドライフルーツですが、水分が抜けて、凝縮されることで栄養価や食物繊維は生の状態よりも多く、カロリーや糖質も増えています。

そして、ドライ状態の場合、甘みが強く噛み応えがあり、咀嚼回数が増えることで満腹中枢も刺激されるため、少量でも充分満足できるので、通常のものの半分以下を目安にして、食べ過ぎないようにしましょう。

対処法①乳製品と同時に摂取する

いちじくに含まれていているフィシンによる、口内の痛みを和らげるためには、乳製品と一緒に食べるのがおすすめです。牛乳やヨーグルトの乳製品にはタンパク質が豊富に含まれており、タンパク質分解効果を持つフィシンを作用させることで、舌や口内への影響を緩和できます。

対処法②胃を休める

いちじくの食べ過ぎによって腹痛で下痢を引き起こしてしまった際には、消化のいい栄養のある食べ物で胃を休ませましょう。逆に胃に負担をかけてしまうケーキなどの甘みが強く、乳脂肪分が多いものや、脂身が多いもの、味が濃い料理などは控えましょう。

また、消化を良くするために、料理の下処理をする際に食材を小さく切ったり、柔らかく作ることで胃に優しい料理に仕上がります。

いちじくを食べ過ぎずに摂取量を守った際の効果効能

次は、いちじくの1日の摂取量目安を守った際に期待できる効果効能について紹介していきます。食べ過ぎると下痢などを引き起こしてしまう可能性があるフルーツでも、摂取量を守ることで、さまざまな効能が期待できるので1日の目安を守って間食に取り入れましょう。

美肌効果

いちじくには、抗酸化作用が高いアントシアニンが含まれており、老化や肌トラブルの原因となる活性酸素を除去する効果が期待できます。メラニン色素の発生を抑え、皮膚の弾力を保つために必要なコラーゲンの合成を促進させる作用があるため、シミ予防や肌のハリを保つために必要な成分でもあります。

整腸作用

いちじくの不溶性食物繊維で便の量を増やし腸を刺激し、水溶性食物繊維のペクチンの整腸作用によって、便秘解消の効能が期待できます。また、ペクチンは腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の繁殖を抑えられます。さらに、糖分の吸収を抑制できるため、血糖値の急上昇を抑えて、コレステロール値を下げる働きも期待できます。

むくみ予防

いちじくに含まれているカリウムは、体内の余分な塩分、水分を排出する働きがあるので、過剰に水分を溜めることが減り、むくみの予防に繋がります。特に、カリウムはドライイチジクに多く含まれているので、摂取量を守って食べましょう。

その他

いちじくには、女性ホルモンに似た成分が含まれており、女性ホルモンのバランスを調整できる効能があります。そのため、月経前のイライラや生理痛の緩和や更年期障害の予防、改善にも効果が期待できます。また、鉄分も豊富に含んでいるので、貧血になりやすい人やにもおすすめのフルーツです。

いちじくは食べ過ぎると下痢や腹痛を引き起こす!

いちじくは適量を食べることで、美肌効果や便秘解消などの効能が期待できるフルーツですが、食べ過ぎてしまうと、下痢を伴う腹痛などを引き起こしてしまう可能性があります。また、食べ過ぎると太る原因にもなってしまうので、いちじくを食べる際は1日の摂取量を守りましょう。

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