離乳食におすすめの野菜スープレシピまとめ！アレンジや保存方法も紹介！

野菜の旨味をたっぷり引き出した、離乳食初期から食べられる野菜スープの人気レシピを紹介します。野菜スープを作る際の注意点や、冷凍保存するコツ、おすすめの野菜についても解説します。野菜スープをアレンジした人気レシピを月齢ごとに紹介しますので、離乳食作りの参考にしてください。

野菜スープは離乳食初期から食べられるメニューです。10倍がゆや野菜のペーストに慣れてきたら、数種類の野菜でスープを作ってみましょう。離乳食初期は野菜スープを出汁がわりに使うこともできます。数種類の野菜でスープを作ると、旨味や甘さが引き出されてそれだけで美味しい出汁になります。

さらに野菜のビタミンやミネラルがスープに溶け出しているので、栄養もたっぷりです。この旨味たっぷりのスープで、おかゆを煮たり、白身魚やささみを煮るなどアレンジの幅も広がります。

野菜スープには特に決まったレシピはありません。赤ちゃんが1度食べたことのある野菜であれば、どのような材料で作ってもOKですので、冷蔵庫にある野菜を組み合わせて作ってみましょう。おすすめは、玉ねぎや人参、キャベツ、白菜、トマト、かぼちゃなど、クセが少ない野菜です。

野菜スープを出汁として使う場合は、しいたけを加えると美味しい出汁が出ます。使う野菜に決まりはありませんが、長芋や里芋など粘りがでる野菜はスープには向きません。皮膚に赤みが出たり、かゆみが出る場合もあるので食べさせない方が良いでしょう。

離乳食初期は調味料は一切使わずに、素材の味だけで離乳食を作ります。調味料を使えるようになるのは後期からですが、あくまでも風味付け程度の使用にとどめてください。離乳食後期になると、大人用のスープから取り分けることができるようになります。その場合は、赤ちゃん用に取り分けてから大人用の味付けをするようにしましょう。

野菜スープは冷凍保存可能ですので、多めに作ってストックしておきましょう。製氷皿に入れて凍らせておくと、少量ずつ使えるので便利です。スープを出汁がわりにする場合は、野菜とスープを別々に凍らせておきます。野菜は月齢に合わせて、裏ごししたり刻んで冷凍しておきましょう。

【材料】

• キャベツ・大根・人参・じゃがいも・玉ねぎ・しいたけ…合わせて200g
• 水…3カップ

1. 野菜は皮をむき、ざく切りにします。
2. 鍋に水と野菜を入れ、中火で加熱します。
3. 煮立ったら弱火にし、アクを取りながら20〜30分煮ます。
4. ざるにキッチンペーパーを敷いて、スープをこしたら完成です。

離乳食初期から食べられる、基本の野菜スープのレシピです。こしたスープは旨味たっぷりですので、そのまま飲ませたり、おかゆに混ぜるなど使いまわせます。具材は赤ちゃんに合わせて、食べやすいように裏ごししたり潰してあげましょう。しいたけは固く食べにくい食材ですので、初期はまだ食べることはできません。

【材料】

• 食パン(6枚切り)…1/4枚(10g)
• 茹でた野菜(人参・玉ねぎ・ブロッコリーなど)…10g
• 野菜スープ…80ml

1. 食パンを軽くトーストし、耳を落として5mmに切ります。
2. 野菜は細かく刻むか潰します。
3. (1)(2)を野菜スープで煮たら完成です。

野菜スープをアレンジして作る、パンがゆのレシピです。パンに野菜の甘みが染み込んで、とても食べやすいメニューです。パンが食べられるようになると離乳食の幅も広がるので、少しずつ挑戦していきましょう。

【材料】

• 玉ねぎ…20g
• 人参…10g
• じゃがいも…10g
• キャベツ…1枚
• トマト…70g
• 水…野菜が浸る程度

1. トマトの皮を湯むきし、みじん切りにします。
2. 野菜は皮をむき、全てみじん切りにします。
3. 鍋に野菜と水を入れ、野菜が柔らかくなるまで煮込んだら完成です。

離乳食中期から食べられる、旨味たっぷりのミネストローネです。トマトは旨味成分であるグルタミン酸が豊富な野菜ですので、煮込むと美味しいスープになります。赤ちゃん用に取り分けてから調味料を加えれば、大人も一緒に食べられます。

【材料】

• 大根みじん切り…小さじ1
• 白菜みじん切り…小さじ1
• 人参みじん切り…小さじ1/2
• やわらかコーンフレーク…小さじ1
• ツナ(塩抜きしたもの)…小さじ1/2
• 野菜スープ…大さじ3

1. 小鍋に全ての材料を入れて、弱火で温めます。
2. 温まったら完成です。

ストックがあれば簡単にできる、コーンフレーク入りのスープです。ツナとコーンフレーク入りで栄養バランスも良く、この1皿で炭水化物とタンパク質、ミネラルが摂れます。生後7〜8ヶ月頃のモグモグ期の赤ちゃんにおすすめのメニューです。

レンジで簡単に作れる、野菜スープ入りの茶碗蒸しです。卵と野菜スープがあればあっという間に出来上がるので、もう一品という時に重宝します。具材は小松菜やほうれん草、玉ねぎなど、ストックしてある野菜を混ぜ合わせるだけでOKです。卵はアレルギーが出やすいので、必ず中まで火を通してあげましょう。

【材料】

• そうめん(乾麺)…10g
• 大根…10g
• キャベツ…10g
• 人参…5g
• えのきだけ…5g
• ツナ水煮缶…小さじ1
• 野菜スープ…50cc

1. そうめんは1cm長さに折り、柔らかく茹でます。
2. 茹で上がったらざるにあげて水洗いし、水気を切っておきます。
3. ツナをざるに入れて熱湯をまわしかけて、塩抜きします。
4. 野菜は全て5mm角に切ります。
5. (4)を水から柔らかく茹でてざるにあげます。
6. 鍋に野菜スープと全ての材料を入れて2〜3分煮たら完成です。

野菜スープをアレンジして作る、ツナ入りの洋風そうめんのレシピです。ツナは塩分が多いので、熱湯をかけて塩抜きしましょう。野菜はスープの具材を使いまわせば、茹でる手間が省けます。お好みでトロミをつけてあげると食べやすくなります。

【材料】

• 鶏もも肉…20g
• キャベツ…20g
• じゃがいも…15g
• 野菜スープ…120ml
• 塩…少々
• 牛乳…50ml

1. もも肉は7〜8mm角に切ります。
2. キャベツは中火で2〜3分茹でて、1cm幅の色紙切りにします。
3. じゃがいもは皮と芽を除き、1cm角に切ります。
4. 鍋に野菜スープともも肉・じゃがいもを加えて、中火で7〜8分煮ます。
5. キャベツを加え、さらに2〜3分煮ます。
6. 塩を加えて味を調え、牛乳を加えて温めたら完成です。

牛乳と野菜の美味しさが溶け込んだ、栄養満点なスープです。離乳食後期は調味料を使えますが、あまり濃い味にせず、風味付け程度の量にしましょう。

離乳食後期にぴったりな、ささみの肉団子入り野菜スープのレシピです。ささみは筋を取り除き、丸めやすいように細かく包丁で刻みましょう。面倒な場合は、鶏ひき肉を使用すると簡単に作れます。

野菜スープのストックを使いまわして作る、簡単パスタの作り方です。早茹でタイプのパスタを使えば、レンジ加熱だけで調理できます。少量の調味料を加えたり、チーズを乗せてグラタン風にアレンジもできます。パスタが無い場合は、柔らかく茹でたうどんを入れてもOKです。

野菜スープの基本レシピと、野菜スープを使った人気アレンジレシピを紹介しました。離乳食初期は調味料が使えないので、野菜の旨味が詰まったスープは大活躍です。そのまま飲ませるのはもちろん、月齢に合わせたレシピでアレンジしてみましょう。

野菜とスープを別々にストックしておくと、使いまわせてとても便利です。冷凍庫で1週間ほど保存可能ですので、時間がある時に多めに作っておきましょう。