あんこの冷凍保存方法・賞味期限は？美味しい解凍の仕方や活用レシピも

小豆を砂糖とじっくりと煮た餡は、缶詰など密閉してあれば賞味期限が長く保存の効く食品です。ただ、一度に使いきれずに残ってしまう場合もあります。そうして余った場合は、冷凍保存がおすすめです。凍らせても味の変化は少なく、賞味期限を長く保てます。あんこの凍らせ方と解凍の仕方、凍った餡を使った簡単レシピもみていきましょう。

あんこの凍らせ方は簡単です。使いやすいように小分けにして、ラップで包み保存袋に入れて冷凍庫に入れるだけです。大きく丸めてラップで包むと、中心部分が凍りにくく解凍にも時間がかかります。なるべく小さく丸めるか、製氷皿に小分けして凍らせる方法がおすすめです。

和菓子作り用にまとめて使う機会があるなら、直接保存袋に入れて平らにして凍らせる方法もおすすめです。使う時には、必要分だけを割って取り出し可能になります。凍らせた場合の賞味期限は2ヶ月が目安です。

凍らせた餡の解凍は、冷蔵庫に移して解凍します。冷蔵庫へ移して半日ほどおくと使いやすい状態になります。室温が高くなり過ぎなければ、常温での解凍もできます。急いで使いたいのであれば、使う量だけを電子レンジで加熱する方法もあります。解凍したあんこは賞味期限は短いと考え、使い切れる分量だけを解凍しましょう。

お汁粉など加熱調理して食べる場合は、解凍する必要はありません。凍ったままの状態で鍋に入れて砂糖や水を加えて温めれば、簡単にお汁粉が作れます。和菓子の生地に包む場合も、作りたてよりも少し凍っているくらいの餡の方が包みやすくなります。

あんこを数日で使い切るのであれば、冷蔵での保存も可能です。なるべく空気に触れないように、タッパーや密閉袋にいれて冷蔵庫に入れます。大量にある場合なら、長期間保存したい分を凍らせて、数日で使う分だけを冷蔵保存しておくと便利に使えるでしょう。

冷蔵保存の賞味期限の目安は2～3日です。缶詰や袋入りの市販品も開封したら密閉容器に移して冷蔵庫で保存し、早めに使い切ってください。

【材料】

• 小豆餡…適量
• クリームチーズ…適量
• 冷凍パイシート…適量
• 溶き卵…1個分

1. 冷凍パイシートを解凍し薄くのばして、10cm角に切ります。
2. パイシートの上に小豆餡と、クリームチーズを乗せます。
3. パイシートの端に溶き卵を塗り、三角に折って端をフォークでつぶすようにしてしっかりと閉じます。
4. パイ生地の表面に小さく切込みを入れ、溶き卵を薄く塗ります。
5. 230度のオーブンで15分焼いたら出来上がりです。

凍った餡を解凍せずに作れるレシピです。餡の甘さとリームチーズの塩気が美味しいおやつになります。平らにして凍らせた餡なら、パイシートのサイズに合わせて小さく割って使ってください。パイシートに代えて、パン生地で包みオーブンで焼けば、あんぱんになります。

凍ったあんこをそのまま器に盛り付ければ、それだけでアイスのように美味しく味わえます。凍らせる前に餡に牛乳を少し加えて混ぜてから凍らせると、やわらかくしっとりとした食感で食べやすくなります。こしあんや粒あんでも作れ、余った白あんの活用にもおすすめです。

日持ちするあんこでも、余ったら凍らせれば美味しく味わえる期間を延ばせます。冷蔵保存では2日ほどの賞味期限ですが、冷凍すれば2ヶ月くらい日持ちがします。凍らせる方法も簡単で、いろいろな解凍方法が可能です。凍らせた餡のレシピも参考に、手作りスイーツなどに活かしてください。