はまぐりを冷凍保存する方法は?解凍調理のやり方もチェック!

はまぐりを美味しいまま冷凍保存する方法をまとめました。はまぐりを冷凍保存したときの解凍方法や、下処理の方法なども紹介しています。解凍したはまぐりを使った、簡単で美味しいレシピも紹介していますので、ぜひ作ってみてください。

はまぐりを冷凍保存する方法は?解凍調理のやり方もチェック!のイメージ

目次

  1. 1はまぐりの冷凍保存方法を紹介!
  2. 2はまぐりの正しい下処理方法
  3. 3はまぐりの保存方法
  4. 4はまぐりの解凍方法とレシピ
  5. 5はまぐりを冷凍保存する方法まとめ

はまぐりの冷凍保存方法を紹介!

はまぐりといえば、焼きはまぐりやお吸い物などの料理が思い浮かぶでしょう。高級食材としても人気が高く、ひな祭りやお祝い事にもだされることもあるほどです。なぜかというと、それぞれ対(つい)になっている殻はもともとの対としかぴったり合いません。そこで良縁が舞い込むようにと願いを込めて、ひな祭りや結婚式に出されるのです。

旬の時期は2月から4月で、通常より比較的安い価格で購入できます。そのような時は、大量に買って保存しておきたいものです。本記事では、冷凍保存するときにうま味を長持ちさせる方法や賞味期限、下処理のコツや解凍の仕方を紹介していますので、ぜひ高級なはまぐりを美味しく調理してください!

はまぐりの正しい下処理方法

砂抜き

まず最初に行うのは、砂抜きです。はまぐりは、貝の中に砂を含んでいますので砂抜きをしなければ、食べたときに砂が混じって食感や味に影響が出ます。砂抜きは簡単で塩が3%含まれている塩水を作り、そこにはまぐりを重ならないように並べ、新聞紙などで暗所を作り半日浸しておくことです。そうすると砂を吐き出してくれます。

時短で砂抜きをしたいときは、40~50度のお湯に浸すことです。諸説ありますが、はまぐりが熱いお湯に苦しくなって砂を吐き出すといわれています。途中でお湯の温度が低くならないように足し湯をしながら、最短で5分程度で砂抜きができます。そのあと、貝についている汚れを落としたら砂抜きのの下処理の完了です。

塩抜き

砂抜きのあとは、塩抜きをしましょう。はまぐりは海水で生息しているため、貝の中には海水が多く含まれています。その海水をそのままにしてくと、作る料理の味付けに影響がでてきます。せっかくの高級食材を食べるのですから、下処理は丁寧にきちんと行うことが大切です。

塩抜きも全く難しいことはありません。砂抜きして水気を切ったら新聞紙などをかぶせて約1時間放置するだけです。水や塩水は入れる必要はありません。そのうち自然と塩水を吐き出してくれます。ここまで下処理をしたら、あとは美味しくなる料理を作るだけです。冷凍保存するときも、ここまでの下処理を最低限行いましょう。

はまぐりの保存方法

冷蔵保存する場合

はまぐりを冷蔵保存すると、だいたい2~3日冷蔵庫で保存でき美味しく食べることができます。まずは、砂抜き・塩抜きをしっかりしたら、水気をきちんと取ります。そのあと、貝が重ならないように容器に入れ新聞紙やキッチンペーパーを水で湿らせて貝を包み保存してください。

ポイントは、冷蔵庫で保存するとき、容器を密閉しないことです。貝は冷蔵庫で生きている状態ですので、密閉してしまうと呼吸ができません。また、海水などの塩分が残ってしまうと貝がか活発に行動してしまうため弱ってしまいます。新鮮で美味しいはまぐりを食べるなら、このふたつのポイントは必ず守りましょう。

生のまま冷凍保存する場合

冷凍保存すると、賞味期限が2週間から1か月ほどになります。本当は生きの良いまますぐ食べれば美味しいのですが、安くて大量に買ってしまった時などは早めに冷凍することをおすすめします。方法は簡単で、砂抜き・塩抜きした後に水気をしっかりふき取り、貝が重ならないように真空パックの袋に入れてください。

冷凍保存すると貝が休眠状態になるので、できるだけ空気を抜いて保管してください。また冷凍にしていた方がうま味が凝縮され、料理に使うときとても便利です。注意しなければいけないのは、生のまま冷凍すると貝が開かない可能性があります。その時は、根気よくゆっくりはまぐりを料理してください。

ボイルしてから冷凍保存する場合

ボイルして冷凍保存するときは、ゆで汁も一緒に冷凍しましょう。ゆで汁には、はまぐりのうま味成分が全部吸収されています。栄養素の中には、鉄分が多く含まれており貧血の予防・改善に効果的だといわれています。また、ミネラルも含まれているので高コレステロールの改善、動脈硬化・高血圧症の予防・改善にも活躍します。

ゆで汁と中身を一緒に保存するのが難しいのであれば、別々に保存しても問題ありません。ただ、ボイルした中身はうま味や風味が落ちてしまいますので、パスタや何かと和えるときに使うと良いでしょう。シーフードカレーやシチューにいれても美味しくなります。

冷凍保存期間の目安

冷凍保存期間の目安は2週間~1か月程度です。目安期間に幅がありますが、砂抜き・塩抜きをきちんとして、冷凍するときに空気を抜いて真空にすれば約2か月持つかもしれません。しかし、こまめに出し入れすると空気に触れてしまい、傷みやすくなります。使う分だけ小分けにして冷凍しておけば、風味を損なうことなく保存できます。

はまぐりの解凍方法とレシピ

凍ったまま調理する

実は、新鮮なうちに冷凍保存するのが一番うま味や風味が味わうことができます。煮込み料理やお吸い物、炒め調理なら熱を必ず通しますので、凍ったまま他の野菜などと炒めればうま味が料理全体に染み込みます。お吸い物も、だしを取らずにはまぐりだけのうま味で調理すれば優しく上品な味を楽しめます。

ボイルしたものを酒蒸しにするときは、先にゆで汁と酒や水を加えて煮込み、最後にむき身を入れ蓋をして蒸すと美味しく仕上がります。あまり早くむき身を入れてしまうと身が硬くなってしまいますので、注意してください。

自然解凍する

冷凍したものを焼いて食べるときは、凍ったままではなく解凍しなければいけません。その時は冷蔵庫で自然解凍してください。その際、うま味が溶けて流れ出るかもしれません。できるだけうま味は取っておいて、焼いたときに貝の中に入れてください。そうすれば、流れ出たうま味がなくなることなく食べることができます。

常温で自然解凍すると、菌などが発生する可能性もあります。できるだけ冷蔵庫のような場所で少しずつ解凍してください。ボイルしてむき身にしたいときも自然解凍して取り出し、溶けてしまったうま味も一緒に冷凍しましょう。

はまぐりのボンゴレビアンコ

【材料】

  • にんにく...1片
  • 鷹の爪...1本
  • オリーブオイル...30~50cc
  • パスタ...100~120g
  • パセリ...お好み
  • はまぐり...3個(大きいサイズ)
  • アスパラ...1本
  • 白ワイン...50cc

【手順】
  1. アスパラの根元の皮を削ぎ、一口大に斜め切りします。
  2. 塩分濃度1.5%をきちんと量り、パスタを茹でます。
  3. 冷たいフライパンににんにくとオリーブオイルを入れます。最初は強火、ふつふつ沸いてきたら弱火にします。
  4. 茶色くなったら、下準備したはまぐりと白ワインを入れ蓋をします。
  5. 貝が開いたら取り出し、その間にアスパラを茹でます。
  6. 貝を全部取り出し煮詰めている間に鷹の爪も入れます。
  7. 6に茹でたパスタ、アスパラを入れ炒めます。味見をして塩で調整してください。
  8. 器に盛り、はまぐりを飾りパセリを散らしたら完成です。

美味しいはまぐりがあったら、一度はボンゴレビアンコのパスタを作りたいと思うでしょう。ポイントは、パスタを塩水で茹でることと、貝が開いた後ゆで汁を煮詰めることです。このふたつをきちんとすることによって、貝のうま味が十分染み込ます。子供が食べるときは、白ワインではなくみりんで代用してください。

はまぐりを冷凍保存する方法まとめ

はまぐりは、常時冷蔵庫にあることはなく、旬の時期や安いときに大量に購入してしまうことが多いでしょう。栄養価も高く、うま味があるため美味しく食べたいと思ったらまず、砂抜き・塩抜きをきちんと行い、食べられない分は冷凍保存を行えば、食べたいときに美味しいはまぐりを食べられます。

はまぐりの料理方法は様々です。焼きはまぐりは有名ですが、お祝い事に良く出されるお吸い物、お洒落なパスタ・酒蒸しなど作り方を考えればきりがありません。もし安価で新鮮なはまぐりに出会ったら、ぜひまとめて購入してください。冷凍保存をきちんと行えば、いつでも食べたいときに美味しいはまぐりを食べられること間違いなしです!

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