ひやむぎのカロリーや栄養は?そうめんとの違いについても解説!

ひやむぎのカロリーや栄養についてまとめました。夏に人気のひやむぎのカロリーや栄養素から、同じく人気のそうめんとの違いをカロリー、太さ、色、味の違いに分けて解説!ひやむぎを美味しく茹でるコツやダイエット中に食べるポイントまで紹介します。

ひやむぎのカロリーや栄養は?そうめんとの違いについても解説!のイメージ

目次

  1. 1ひやむぎのカロリーや栄養について知りたい!
  2. 2ひやむぎのカロリーと栄養
  3. 3ひやむぎとそうめんの違い
  4. 4ひやむぎの美味しい食べ方
  5. 5ひやむぎのカロリーと栄養のまとめ

ひやむぎのカロリーや栄養について知りたい!

ひやむぎは暑い夏には欠かせない定番人気のメニューです。そうめんと並んで大人から子供まで人気があります。つるつるとした喉越しとコシのある麺は、食欲のない時でも食べやすくつい食が進んで食べ過ぎてしまう方も多いでしょう。

一見そうめんと色や太さも同じように見えるひやむぎですが、そのカロリーや栄養、そうめんとどう違うのかを知っているでしょうか?人気のひやむぎのカロリーや効能、美味しい茹で方、ダイエット中でも太りにくい食べ方のポイントなどを知って、もっと美味しくひやむぎを堪能しましょう。

ひやむぎのカロリーと栄養

ひやむぎのカロリーと糖質

ひやむぎは小麦粉を原料する乾麺です。種類は2種類あり、機械麺と手延べ麺に分けられます。機械麺は小麦粉と食塩を材料に機械で製造されます。一方手延べ麺は、生地にデンプンや油などを使用して作られます。

ひやむぎは1束が一人前とされているものが多く、基本的に1束は100gです。機械麺のひやむぎのカロリーは100gあたり356kcal、手延べ麺のカロリーは100gあたり342kcalとなっています。商品によって多少の差はありますが、大差はないと考えてよいでしょう。

また、機械麺のひやむぎの糖質は100gあたり70.2g、手延べ麺は100gあたり67.1gです。機械麺と手延べ麺では、機械麺のほうがカロリー・糖質ともに高いといえるようです。

ひやむぎとその他麺類のカロリー比較

ひやむぎと同じ原材料で作られる麺類にはそうめん、うどんがあります。それぞれのカロリーを見てみると、そうめんの100gあたりのカロリーは356kcal、手延べそうめん100gあたりのカロリーは342kcal、うどん100gあたりのカロリーは348kcalです。
そうめんとひやむぎでは機械麺・手延べ麺ともにカロリーに差はないようです。うどんは若干カロリーが低くなります。

また、蕎麦の100gあたりのカロリーは344kcal、パスタ100gあたりのカロリーは378kcalとなります。ひやむぎのカロリーは他の麺類と比べると、ほとんど同じカロリーか若干少ないといえるでしょう。ちなみに、これらの乾麺は実際に食べる時に茹でて水分を吸って増えるため、1食当たりで見るとカロリーは低くなります。

麺類を茹でた場合に135gあたりのカロリーで比較すると、そうめん・ひやむぎのカロリーは171kcal、うどんのカロリーは142kcal、中華麺のカロリーは201kcal、パスタのカロリーは223kcalです。カロリーだけで見ると、ひやむぎはうどんに次いでカロリーが低いといえそうです。

ひやむぎに含まれる栄養素

ひやむぎの原材料は小麦粉、塩、水です。ほとんどの栄養素は炭水化物であり、糖質を多く含んでいます。他にタンパク質、脂質、食物繊維を少量含みます。炭水化物はタンパク質、脂質と並んで体のエネルギー源として重要な役割を果たします。体内で消化されるとブドウ糖に変わり、脳の唯一のエネルギー源として活用されます。

他に、ミネラルはナトリウム、カリウム、ヨウ素、モリブデンを多く含みます。ビタミンはビタミンB、E、Kなどが主に含まれ、カルシウムやリンなども含んでいます。

ひやむぎの効能

ひやむぎに含まれる炭水化物が体内で糖質に変わってエネルギー源として働き、糖質の代謝を助けて疲労回復の効果を発揮するビタミンB1が含まれています。また、ビタミンB2は皮膚や粘膜の機能維持や成長を促す働きがあります。ナイアシンは脳神経を正常に働かせる効果をもたらします。

動脈硬化の予防やストレス軽減に効果のあるパントテン酸や、貧血を予防し赤血球を作るのに欠かせない葉酸も含まれています。血管の老化を防いで免疫力を高めるビタミンEや、骨や歯の生成に欠かせないカルシウム、リンなども働いてくれるでしょう。夏に人気のひやむぎは栄養面でも夏バテ防止などの効果を期待できそうです。

ひやむぎとそうめんの違い

カロリーの違い

ひやむぎとそうめんのカロリーは商品によって違うはあるものの、機械麺では100gあたり356kcal、手延べ麺は100gあたり342kcalと同じカロリーです。原材料も同じですので、見た目もほぼ同じように見えます。ではどうしてひやむぎとそうめんという名前に分けられているのかというと、太さに違いがあります。

太さの違い

ひやむぎとそうめんはJASの規定により太さが決められています。JALの規定によると、ひやむぎの太さは直径1.3mm以上1.7mm未満、そうめんの太さは直径1.3mm未満です。1.7mm以上の場合はうどんに分類されます。そうめんよりやや太い麺がひやむぎとなるようです。

しかし、手延べ麺の場合は手作りのため太さを均一にすることが難しくなります。その場合1.7mm未満ならそうめん、ひやむぎのどちらを使用しても良いようです。

色の違い

ひやむぎは時折色付きのカラフルな麺が入っている商品を見かけることがあります。ピンクや緑などが数本入っていると見た目も楽しく子供にも人気があります。この色付きの麺は、そうめんとひやむぎを区別するために入れていると言われています

色付き麺は天然の着色料を使用しており無味無臭です。通常の麺と同じように食べることができます。数本入っているだけのは、見た目にも涼しさや爽やかさを感じさせる理由もあるようです。現在ではしっかり商品管理を行って間違えることもなくなったため、色付き麺入りの商品は少なくなっているようです。

味の違い

原材料が同じひやむぎとそうめんは、一見味の違いのないように見えます。しかし、実際に味覚センサーで甘味を調べてみると、そうめんよりひやむぎのほうが若干甘味が多いという結果が出ています。またさらに、うどんのほうがより甘味が強いようです。

同じ原材料で作られているのになぜ味の違いが出るのでしょうか?これは太さによって表面積に対する体積の割合が違うことに原因があるようです。麺が細いほど茹でた時にお湯の中にデンプンが流れやすくなります。このデンプンが甘味のもとであるため、麺が細い方が甘みがお湯に流れて低くなってしまうのです。

ひやむぎの美味しい食べ方

茹で方のコツ

まず、ひやむぎ1束に対して麺の重さの10倍以上の水、100gなら1リットルほど鍋に入れて沸騰させます。麺自体に含まれている塩分を出すので、茹でる時に塩は入れないようにします。沸騰したお湯にパラパラと麺を入れたら軽く混ぜる程度にして、対流に任せておきます。

吹きこぼれそうになっても水は加えずに火加減で調整しましょう。茹で時間はパッケージの記載時間を参考に好きな固さに調整します。一般的にそうめんは3分、ひやむぎは8分程度です。時間になったら火を止めてザルに取り、冷水で手早く水洗いしましょう。冷やし過ぎると風味が落ちるのでさっと冷やします。水道水が温かい時は氷水で冷やします。
 

アレンジも豊富

冷たいひやむぎとめんつゆ、薬味だけでも美味しいですが、同じ食べ方では飽きやすく栄養が偏りがちです。肉や魚介類、卵などのタンパク質を加えれば満腹感が得られ、夏バテ防止にも効果を発揮します。牛ひき肉の肉味噌や豚肉のしゃぶしゃぶ、鶏ささみ、ツナなどがよく合うでしょう。

また野菜をプラスすればより栄養豊富なメニューになります。きゅうりやトマト、オクラなど夏野菜をふんだんに摂り入れれば、体にこもった熱を下げてくれる働きがあります。冷たい麺としてだけでなく、具沢山の具材と炒めてチャンプルーにしても美味しいです。味噌汁やカレーに加えても楽しめます。

ダイエット中の食べ方のポイント

ひやむぎだけでは栄養が偏るだけでなく、つい食べ過ぎて糖質を摂り過ぎになりがちです。タンパク質と野菜をたっぷり加えれば、満腹感を得るだけでなく見た目も鮮やかになります。たっぷり具材を増やした分カロリーが高くなる時は、麺を半分に減らすなどの工夫をしてカロリーを抑えましょう

ひやむぎだけで食べるとツルツルとつい食べ過ぎてしまいがちです。いろいろな食材を摂ることでしっかり噛んでおかずを食べることでも食べ過ぎを防止することができるでしょう。また毎日同じようなメニューでは飽きてしまいがちです。食材を変えながら飽きずに楽しく続けることがダイエット中の食べ方のポイントです。

ひやむぎのカロリーと栄養のまとめ

夏に定番人気を誇るひやむぎのカロリーや栄養について紹介しました。ひやむぎはそうめんより若干太めですが、原材料やカロリーはほとんど同じです。ひやむぎだけで一食を済ますと栄養が偏りがちになりますので、肉や野菜などを加えれば栄養も豊富です。アレンジ次第でダイエットメニューにもなる優れものです。

茹で方のコツなど美味しい食べ方もぜひ参考にして、肉や野菜をたっぷり入れた美味しいひやむぎを食べて暑い夏を乗り切りましょう!

Thumbひやむぎのアレンジレシピまとめ!あと一品欲しい時に便利な料理! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbそうめんの原料や栄養成分を調査!うどんやひやむぎと同じ小麦粉? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbそうめんとひやむぎの違いとは?それぞれの歴史や由来・麺の太さを比較! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ