電子レンジでできる鮭の人気レシピ！簡単ホイル焼きから蒸し料理も

忙しい日々の中、帰宅して料理をするのが疲れたときに便利なのが電子レンジです。簡単に食べ物を温めてくれるため、様々な時短レシピが生まれています。子供でも食べやすい魚、鮭も電子レンジでできる簡単なレシピが数多くあります。

しかしながら、電子レンジで作れる料理は卵を入れて温めたら爆発したり、冷凍食品を袋のまま温めたら火花が散ったりしたなど、使い方を誤ると大きな危険もつきまといます。基本的な電子レンジで焼き鮭を作る方法や、簡単にできる鮭の人気レシピを紹介します。

用意するものはクッキングシートと鮭の切り身です。クッキングシートがない場合、電子レンジ対応の耐熱容器や、コピー用紙、半紙、わら半紙などに薄く油を引いて代用することができます。コピー用紙や、わら半紙は印字されていると加熱によってインクが溶けてしまうので、きちんと新しいものを使ってください。

この他に、シリコン製のオーブンシートや、オーブンマットも代用品として使うことができます。ラップも使用できますが、温度が高くなると溶けてしまうこともあるため、レシピによっては使用を避けたほうがよいです。

作り方はとても簡単です。まず、クッキングシートの中央に鮭を置きます。他のものを代用する場合、油を塗るのを忘れないようにしてください。シートの上下をあわせ、左右をねじってキャンディの形になるように包みます。500wの電子レンジで1分30秒加熱したら完成です。

電子レンジのワット数が違う場合は、500W×90秒÷使用したい電子レンジのワット数(W)で計算すると、何分温めればいいかわかります。火が通らなかった場合は、鮭をひっくり返しつつ、30秒ずつ加熱してください。

スーパーで販売されている鮭は、保存のため塩漬けにされている場合が多いです。人によっては塩分過多になるので、塩加減を調節したい人もいます。塩抜きをして、塩加減を調整しましょう。水200ccに対し、みりん小さじ2、酒大さじ1を加え、鮭の切り身を2～3時間漬けてください。

【材料】

• 鮭(切り身)：2切れ
• しめじ：1パック
• まいたけ：1パック
• 酒：大さじ2
• 有塩バター：大さじ2
• 醤油：小さじ2

1. クッキングシートに生鮭、しめじ、まいたけ、酒をのせ、包む。
2. 電子レンジ(600w)で4分温める。
3. バター、醤油をかけ、混ぜ合わせたら完成。

材料をクッキングシートに乗せて、温めるだけでOKの人気レシピです。簡単にできるレシピですが、温めた後クッキングシートの包みを開ける際に熱い蒸気が発生し、火傷をおってしまうこともあるので注意してください。

【材料】

• 鮭(切り身)：2切れ
• にんにく：1片
• しめじ：1/6房
• パスタ：100g
• 水：220ml
• 大葉：3枚
• 牛乳：80ml
• ミックスチーズ：20g
• コンソメ：小さじ1
• 塩胡椒：少々
• 卵：1個
• 醤油：小さじ1

1. 牛乳50ml、ミックスチーズを耐熱容器に入れ、電子レンジ(600w)で50秒加熱する。
2. さらに牛乳30ml、コンソメ、塩胡椒を混ぜ合わせ、粗熱を取る。
3. にんにくはみじん切りに、しめじは石づきを落とし、食べやすい大きさに分ける。大葉は千切りにする。鮭は食べやすい大きさに切る。
4. 耐熱容器ににんにく、水220ml、パスタを入れ、しめじと鮭を上にのせる。
5. 電子レンジ(600w)でパスタの茹で時間＋3分加熱する。
6. 2に卵を入れ、混ぜ合わせる。
7. 5の鮭を取り出し、6の卵液をかけて混ぜる。
8. 鮭は皮を取り、身をほぐす。
9. 鮭をパスタにもどし、醤油小さじ1をかけて混ぜる。
10. お皿に盛り付け、大葉をのせる。
11. 耐熱容器に卵1個、水50mlを入れ、卵黄に一か所穴を開ける。
12. 電子レンジ(600w)で1分加熱する。
13. 出来上がった半熟卵の水気を切り、パスタにのせ、胡椒をかけたら完成。

冷蔵庫にあるような手軽な食材で、簡単に作れるカルボナーラの人気レシピです。工程が多いように見えますが、基本的に材料を入れて温めるだけで仕上がります。チェダーチーズが入っているタイプがおすすめです。

【材料】

• 鮭(切り身)：2切れ
• チンゲン菜：120g
• しょうが(せん切り)：4g
• 酒：小さじ2
• 塩：小さじ1/6弱
• 白ねぎ(5cm)：1本
• 醤油：小さじ1
• だし汁：小さじ1
• にんにく(すりおろし)：小さじ1/5
• ごま油：小さじ1/4

1. 鮭の皮を剥き、3等分に削ぎ切りする。チンゲン菜は食べやすい大きさに切る。
2. 耐熱容器にチンゲン菜を広げてのせ、鮭をのせ、しょうがを添える。
3. 塩と酒をかけ、ラップをふんわりかける。
4. 電子レンジで5～6分加熱する。
5. 白ねぎの芯をとり、千切りにして水にさらし、白髪ねぎにする。
6. 醤油、だし汁、にんにく、ごま油を混ぜ合わせる。
7. 4を皿に盛り付け、白髪ねぎをのせ、6を添えたら完成。

きのこが苦手な人には、小松菜を使った鮭の電子レンジ蒸しもおすすめです。ふんわりとしたごま油の香りが広がります。

【材料】

• 鮭(切り身)：2切れ
• かぼちゃ：200g
• 玉ねぎ：1/4個
• しめじ：1/2房
• にんにく：1欠片
• オリーブオイル：大さじ1
• 牛乳：200ml
• 生クリーム：50ml
• フィットチーネ：160g
• 塩：ひとつまみ(茹でる用)
• コンソメ：小さじ1と1/2
• 黒胡椒(粗挽き)： 少々
• 刻みパセリ：お好み

1. かぼちゃを2cm各に切り、耐熱容器に並べ、水をすこしかける。
2. ラップをして、電子レンジ(600w)で3分加熱する。
3. かぼちゃの1/3程度を取り分け、さらに小さく切り分ける。
4. 残り2/3のかぼちゃを潰し、牛乳、生クリームを入れ、混ぜ合わせる。
5. 玉ねぎを薄切りにする。しめじと鮭は食べやすい大きさに切る。にんにくはみじん切りにする。
6. 耐熱容器にオリーブオイル、にんにく、しめじ、玉ねぎ、鮭を順番にのせていく。
7. 塩胡椒をかけ、蓋とラップをする。電子レンジ(600ｗ)で3分加熱する。
8. 鮭を取り出して骨を取り除く。
9. 4を7と混ぜ合わせる。
10. パスタを茹でる。
11. 9にパスタの茹で汁を大さじ5加える。
12. 電子レンジ(600w)で2分加熱する。
13. 混ぜ合わせて乳化させ、コンソメ、黒胡椒、パスタ、かぼちゃを加えて混ぜ合わせる。
14. 最後に鮭を加え、崩さないように混ぜ合わせ、皿に盛り付けパセリを散らしたら完成。

秋鮭とかぼちゃのレシピは、調理が簡単にも関わらず華やかさを加えてくれるレシピです。かぼちゃの甘みに鮭の塩気が程よくマッチしており、とても美味しく人気があります。

【材料】

• 鮭(切り身)：4切れ
• 焼肉のタレ
• ニラ：適量
• すりごま：適量

1. 鮭の切身を食べやすい大きさに切る。
2. 耐熱容器に鮭の切り身を入れ、ニラをのせる。
3. 焼肉のタレ、すりごまをかけ、混ぜ合わせる。
4. 電子レンジ(600w)で4分加熱し、皿に盛り付けたら完成。

魚料理といえば照り焼きも定番です。電子レンジと焼肉のタレがあれば、簡単に鮭の照り焼きが作れます。火が通るようにきちんと焼き加減を見て調節しましょう。マヨネーズをさらにかけるのもおすすめです。

【材料】

• 鮭(切り身)：2切れ
• 酒：大さじ1
• めんつゆ：大さじ1
• ごま油：大さじ1/2〜1
• 塩：お好みの量
• 白ごま：小さじ1

1. 耐熱容器に鮭を並べ、酒、めんつゆ、ごま油をかける。
2. ふんわりラップをかけ、電子レンジ(600w)で3分加熱する。
3. 鮭の身をほぐして、骨と皮を取り除く。
4. ラップをして、粗熱を取る。
5. 塩をかけて味を調える。
6. 白ごまを振りかけて混ぜたら完成。

お弁当のおかずとしても人気がある鮭フレークは、自宅でも簡単に作ることができます。白ごまを混ぜることで、よりヘルシーな仕上がりになります。鮭の脂が少ないと感じた場合は、ごま油を多めにかけてください。

【材料】

• 塩鮭(甘口)：3切れ
• まいたけ：1パック
• えのき：1パック
• しめじ：1パック
• バター：30g
• あごだし(4倍濃縮)：大さじ1と1/2(代用：めんつゆ)
• 塩：少々
• ブラックペッパー：適量
• 醤油や万能ねぎ：お好み

1. 耐熱容器にしめじ、えのき、まいたけをほぐして広げる。
2. 塩鮭に軽く塩をかける。胡椒は多めにかける
3. きのこの上に塩鮭を並べる。
4. 塩鮭1切れに対し、大さじ1/3ずつかけていく。
5. バターを塩鮭の上にのせる。
6. ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600w)で5分ほど加熱し、お皿に盛り付けたら完成。

あごだしを使用した蒸しレシピも人気があります。蒸す切り身を増やす場合は、1切れに付き1分程度加熱時間を伸ばしましょう。臭みが気になる場合は、酒を大さじ1いれることをおすすめします。

【材料】

• 鮭(切り身)：4切れ
• 塩：少々
• じゃがいも：中2個300g
• えのき：2パック
• 酒：大さじ2
• 水：100cc
• 牛乳：100cc
• 白だし：小さじ2
• 辛子明太子：正味40g
• 水溶き片栗粉：片栗粉を大さじ1、水を大さじ2

1. 鮭の両面に塩を少々振って馴染ませたら、10分ほどおく。
2. 余分な水分をキッチンペーパーで拭き取る。
3. じゃがいもは細切りにして水にさらし、水気を切る。えのきは石づきを落としてしてほぐす。
4. 耐熱容器にじゃがいも、えのきの順に広げ、最後に鮭をのせる。
5. 全体に酒を振りかけ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600w)で6～7分加熱する。
6. 水、牛乳、白だし、辛子明太子を耐熱ボウルに入れる。
7. ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600w)で3分加熱する。
8. 明太子をほぐし、熱いうちに少しずつ水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
9. 5と8をお皿にもりつけたら完成。

たらこあんを作る際、ダマになりやすいので水溶き片栗粉は少しずつ回し入れましょう。クリームたらこあんによって、鮭が苦手な人でも食べやすいレシピです。タラや白身魚、鶏肉でもアレンジできるため人気があります。

【材料】

• レタス：2枚
• 塩鮭(甘口)：100g
• サラダ油：大さじ1と1/2
• 溶き卵：1個分
• ご飯：360g
• 塩胡椒：少々

1. 鮭の骨と皮を取り除き、一口大に切る。レタスは食べやすい大きさにちぎる。それぞれサラダ油を絡める。
2. ボウルに溶き卵とサラダ油大さじ1、ご飯を入れ、混ぜる。
3. 耐熱皿に2をドーナツ状に広げ、鮭を散らしてのせる。
4. ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600w)で4分加熱する。
5. 鮭をほぐし、レタスを散らして再度電子レンジ(600w)で1分加熱する。
6. 全体を混ぜ合わせたら完成。

レタスの食感がアクセントになり、さっぱりしたチャーハンが作れるレシピです。ご飯をドーナツ状に広げることで熱を均一に通すことができるので、必ずドーナツ状に広げましょう。レタスの代わりにキャベツを使用しても美味しいです。

【材料】

• 鮭(切り身)：2切れ
• キャベツ：100g
• しめじ：30g
• 玉ねぎ：1/4個
• コーン：大さじ1
• 塩胡椒：少々
• バター：10g
• 味噌：大さじ1と1/2
• 砂糖：大さじ1/2
• 酒：小さじ1 
• 醤油：小さじ1/2
• にんにく：小さじ1/2

1. キャベツは一口大に切る。しめじは食べやすい大きさにほぐし、玉ねぎは薄切りにする。
2. 鮭は両面に塩、酒を振りかけ10分ほど置いたら、ペーパータオルで水気を取る。
3. 味噌、砂糖、酒、醤油、にんにくをよく混ぜる。
4. 耐熱容器にキャベツ、しめじ、玉ねぎ、コーンを入れ、塩胡椒をふって混ぜ合わせる。
5. 鮭の皮を上にし、ソースを塗ってバターをのせたら電子レンジ(600w)で5分加熱する。
6. 盛りつけたら完成。

チャンチャン焼きとは、焼いた魚と野菜を味噌などで味付けした北海道の郷土料理です。電子レンジを使い簡単に作ることもできます。鮭に火が通るまで、きちんと加熱しましょう。

鮭のホイル焼きは簡単で人気があるレシピですが、電子レンジで作る場合は注意が必要です。電子レンジでアルミホイルを使用するとアルミホイルの金属に反応し、電流が発生して火花を散らします。場合によっては火災の原因になったり、故障の原因になったりします。

最近では、オーブンレンジが主流になりつつありますが、オーブン機能であればアルミホイルは使用しても大丈夫ですので、どうしてもアルミホイルでホイル焼きを行いたい人はオーブン機能を使ってください。

ホイル焼きはアルミホイルでなくとも、クッキングシートで代用することもできます。クッキングシートは約250℃程度の耐熱性があり、丈夫で便利なシートです。ただし、高温の調理や加熱時間が長い場合、燃える可能性もあるので注意してください。

電子レンジを使った簡単レシピは、私達の想像以上にバリエーションが多くあります。アルミホイルをレンジ機能で使ってはいけない等、気をつけるべき点はありますが、基本的には火を使わず、材料次第では刃物も使う必要がないため、子供が作るのにも安全です。ぜひ、試してみてください。