アイシングクッキーの基本レシピ！簡単にできる可愛いデザインも！

カラフルで可愛いアイシングクッキーは、手作り教室に通う人もいるほど人気のスイーツです。アイシングクリームで絵や柄を書くのは難しいと思われがちですが、コツを掴めば誰でもプロ級の美味しいアイシングクッキーを作ることができます。

本記事では、アイシングクッキーの基本のレシピから、簡単なアレンジまで幅広く紹介しています。初めてアイシングクッキーを作る方もぜひ参考にしてください。

アイシングクッキーの土台となるクッキーの人気レシピを紹介します。土台のクッキー作りは、アイシングクッキーのクリームを綺麗に塗るための重要な工程です。レシピを参考にして、基本をおさえてください。

【材料】

• 無塩バター：100g
• 卵：50g
• ココアパウダー：20g（プレーンの場合は薄力粉を同量追加）
• バニラオイル：少々
• 小麦粉：200g
• 粉糖：70g
• 塩：ひとつまみ

• ボウル
• 木べら
• ゴムべら
• オーブンシート
• 麺棒
• OPPシート
• スキッパー
• 定規または割り箸
• 薄いまな板
• ジッパー付き保存袋
• オーブン
• クッキークーラー

1. バターをブロック状に切り、常温に戻します。
2. 常温に戻したバターを木べらで全体が滑らかになるまで混ぜます。
3. バターが滑らかになったら、粉糖を混ぜ込みます。
4. 溶いた卵を4～5回に分けて入れながら混ぜます。
5. 塩とバニラオイルを入れて混ぜます。
6. ふるいにかけておいた小麦粉・ココアパウダーを加えて、全体を切るように混ぜます。
7. 全体がパラパラになってきたら、押し付けるように混ぜ込みます。
8. ある程度生地がまとまってきたら、生地をお団子状にひとまとめにしてオーブンシートの上にのせます。
9. 生地を少しずつオーブンシートに擦り付けるように伸ばします。
10. 伸ばした部分の生地をスケッパーで切り取り、一か所にまとめていきます。
11. 10で生地を全て伸ばしてまとめたら、9～10の手順をもう一度行い、生地をひとまとめにします。
12. ひとまとめにした生地の上にOPPシートをのせて、麺棒で伸ばします。
13. ある程度伸ばしたら、厚みを均一にするために両サイドに定規や割り箸を置いてさらに伸ばします。
14. 均一に伸ばしたら、麺棒を転がさずに押し付けるようにして生地の表面を平らにします。
15. 伸ばし終わったら薄いまな板などの上に生地をのせて、ジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵庫で一晩寝かせます。
16. 生地を一晩寝かせたら冷蔵庫から取り出して、5分程度常温で置いておきます。
17. 生地を好きな型で抜き、生地同士がくっつかないようにオーブンシートを敷いた天板に並べます。
18. オーブンを170度に予熱して、17分程度焼きます。
19. 焼きあがったら、クッキークーラーにのせて冷まして出来上がりです。

アイシングクッキーの土台となるクッキーのレシピです。こちらのレシピはココアクッキーのレシピですが、プレーンクッキーを作る場合は、材料のココアパウダー20gを薄力粉に置き換えて作ってください。

アイシングクッキーのクリームを綺麗に塗るためには、土台のクッキーの表面がつるつると平らであることが必要です。生地を伸ばす際にOPPシートを使うことで、簡単に表面が平らなクッキーを作ることができます。OPPシートは100円ショップなどで購入できます。

また、生地を伸ばす際には厚みを均一にすることも重要です。生地を伸ばすときに両側に同じ厚みの定規や割り箸などを置いておくと、均一な厚さに伸ばすことができます。

アイシングクッキーのクリームの基本レシピを紹介します。アイシングクリームを基本通りに作って、綺麗な仕上がりを目指しましょう。

【材料】

• 粉砂糖：250g
• 卵白：卵2個分
• 粉砂糖（固さ調節用）：少々
• 水：少々

• ボウル
• ハンドミキサー
• スプーン
• 長方形の硬めのビニール袋（コルネ用）

1. 卵白と粉砂糖をボウルに入れます。
2. ハンドミキサーで、粘り気が出てつのが立つまで5分程度混ぜます。
3. ゆるいクリーム（下地用）を作ります。2のクリームを少し他の器に取り、スポイト等で少量ずつ水を加えてスプーン等で混ぜてゆるくしていきます。
4. 固めのクリーム（デコレーション・文字用）を作ります。2のクリームを少し他の器に取り、粉砂糖を少しずつ加えながらスプーン等で混ぜて固くしていきます。
5. 色を付ける場合は、着色料等を少量混ぜて着色して完成です。

アイシングクッキーのクリームの基本レシピです。混ぜ方に特にコツはなく、材料も少ないので簡単にクリームを作ることができます。乾燥してしまわないように、作ったクリームにはそれぞれ常にラップをしておくようにしてください。

作ったクリームは、一日程度であればラップをかけて冷蔵庫で保存することができます。ただ、クリームが古くなると滲んだりして綺麗に仕上げることが難しくなります。出来立てのクリームを使うことで塗りやすくなり、アイシングクッキーの仕上がりも綺麗になります。

1. ビニールの袋の底をハサミで切り取ります。
2. 袋の両側を切って2枚に分けます。
3. 三角形になるように切ります。
4. 三角形の一番長い辺の中心を軸として、端からきつめに巻いていきます。
5. 重なっている部分をセロハンテープでとめて完成です。

簡単なコルネの作り方を紹介しました。アイシングクリームをクッキーに塗る際に、コルネにクリームを入れて絞ります。コルネはアイシングクッキー作りの際に大量に使用するため、あらかじめ多めに作っておくようにしましょう。

100円ショップのラッピング用のビニール袋などを活用して作ることができます。また、クッキングシートを同じ形に切って代用することも可能です。

アイシングクッキーの基本のデザインを紹介します。ベース塗りや直線とカーブの書き方は、アイシングクッキー作りに欠かせない重要な技術です。基本の塗り方や書き方を覚えることで、様々なデザインに応用することもできますので、練習してみてください。

1. 固めのクリームで、塗る面を縁取ります。
2. ゆるめのクリームを、1で縁取った中に少しずつ絞ります。

アイシングクッキーの基本となる、ベース塗りの方法です。細かい部分は、つまようじなどを使ってクリームを伸ばします。気泡ができた場合は、つまようじでつぶすようにしましょう。

1. コルネの先をクッキーに付けて絞り始めます。
2. 直線を描きます。コルネを倒し、斜め上にクリームを引っ張るイメージで絞ります。
3. 絞り終わりは、少し手前で親指の力を抜いて、先端を下げてクッキーに付けて止めます。
4. 曲線を描きます。真上に糸を引くイメージでクリームを出して、たるみを利用して垂らすように進みます。
5. 親指の力を抜いて、先端を下げてクッキーに付けて止めます。

直線とカーブの描き方です。アイシングクッキーの縁取りをする際や、絵や文字を描く際の基本となります。線を描く際は固めのクリームを使ってください。直線やカーブを紙に書き、クッキングシートをその上に敷いてクリームを絞って線を描く練習をしてみてください。

コルネのクリームに空気が入っていると、描いている途中で線が途切れることがあります。コルネにクリームを詰める際には、空気が入らないよう注意しながら詰めるようにしましょう。

アイシングクッキーの基本をおさえたら、可愛いデザインのクッキー作りに挑戦してみましょう。アイシングクッキーの簡単で可愛いデザインの人気レシピを集めたので、ぜひ参考にしてください。

【材料】

• ハート型のクッキー
• アイシングクリーム（赤・白・ピンク）

1. ハート型のクッキーの縁を、5mmほど余白を残して白のアイシングクリームで縁取ります。
2. 縁取った中を白のクリームで塗りつぶします。
3. つまようじやピックで、クリームの表面が滑らかになるようにくるくるとならします。
4. 白のクリームをならしたら、赤いクリームで均等に水玉模様を描きます。
5. ティッシュを片手に持ちながら、ピックで水玉の中心を上から下になぞってハート模様にします。
6. 一つハート模様を描いたら、ピックをティッシュで拭いてから次の水玉をなぞってハート模様にします。
7. 手順5～6を、全ての水玉がハートになるまで繰り返します。
8. 白く塗った部分の縁に、固めのピンクのクリームでコルネを前後に動かしながらデコレーションして完成です。

ハート柄のアイシングクッキーの人気レシピです。ピックを使うことで、簡単にハートマークを描くことができます。ピックはつまようじでも代用可能です。ハートを1つ描く毎に必ずピックをティッシュで拭くようにしましょう。

白いクリームでベースを塗った後は、乾かないうちに手早くハート模様を描くようにしてください。また、古いクリームを使うと赤のクリームが滲んでしまうことがあるため、クリームは使う直前に作ることをおすすめします。
 

【材料】

• クッキー（ツリー型・星型）
• アイシングクリーム（緑・白・黄色）
• トッピングシュガー
• アラザン

1. ツリー型のクッキーを作ります。固めの緑のクリームで縁取りをします。
2. 縁の中をゆるめの緑のクリームで塗りつぶします。
3. 表面が少し乾いたら、固めの白いクリームで模様を付けます。
4. 星の形のトッピングシュガーを頂点に飾り、アラザンで飾り付けて乾かします。
5. 星型のクッキーを作ります。固めの黄色のクリームで縁取りをします。
6. 縁の中をゆるめの黄色のクリームで塗りつぶします。
7. トッピングシュガーやアラザンを飾って乾かします。

クリスマスのアイシングクッキーの人気レシピです。トッピングシュガーやアラザンを使うことで、簡単にアイシングクッキーを可愛く仕上げることができます。星やツリーをベース塗りで塗りつぶす際に、細かい部分はつまようじを使ってクリームを伸ばしてください。

【材料】

• ユニコーン型のクッキー
• アイシングクリーム（白・水色・薄紫・黒・ピンク・黄色）

1. ユニコーン型のクッキーの、たてがみ・角・しっぽの部分を残して白いクリームで縁取りします。
2. 固めの白いクリームで角を描きます。
3. 1で縁取った中を、後脚と前脚のそれぞれ一本ずつ以外の部分を塗りつぶします。
4. 20分程度乾燥させます。
5. 3で塗っていない脚の部分を塗りつぶします。
6. 星型口の絞り袋に、水色と薄紫の固めのクリームを半分ずつ入れます。
7. たてがみとしっぽの部分に、6のクリームを絞ります。
8. 黒の固めのクリームで目を描きます。
9. ピンクの固めのクリームでほっぺたとバレエシューズを描きます。
10. クリアファイルやクッキングシートに、ピンクと白の固めのクリームを小花型に絞り、小花の中心に黄色の固めのクリームを絞ります。
11. 10で描いた小花を30分以上乾かしたら、そっと剥がします。
12. パーツをのせたい部分に白の固めのクリームを少量絞り、ピンセットで小花をのせて固定します。乾かして完成です。

ユニコーンのアイシングクッキーの人気レシピです。絞り袋を活用することで、ユニコーンのたてがみやしっぽを立体的に可愛く再現することができます。絞り袋にクリームを入れる際は、絞り袋の先端をコップ等に入れて固定し、口を広げておくと入れやすいです。

手順の10で作る小花のパーツは、デコレーションシュガー等で代用しても簡単に可愛く仕上げることができます。手順は多いですが、意外と簡単に作ることができますのでぜひ作ってみてください。

振るとシャカシャカと音がするアイシングクッキーの人気レシピです。中に入れるパーツやアイシングの色によって、デザインの幅が無限に広がります。材料のパラチニットは、飴玉でも代用可能です。意外と簡単に作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。

カップケーキ型のアイシングクッキーの人気レシピです。アイシングクッキーを2枚組み合わせることで立体感を出す可愛いデザインになっています。アイシングクッキー同士を組み合わせる際は、固めのクリームを使用することでしっかりと固定できます。

野菜のアイシングクッキーの人気レシピです。少し変わったデザインのアイシングクッキーですが、チョコマフィンを畑に見立てて野菜のアイシングクッキーを刺すと、大変可愛い仕上がりになります。

アイシングクッキーのレシピを紹介しました。難易度が高いように思えるアイシングクッキーですが、基本をおさえて練習を重ねることで思い通りのデザインを描けるようになります。基本をマスターして、オリジナルのアイシングクッキーを作ってみてください。