杏仁豆腐の人気レシピ！杏仁霜を使った本格派から簡単な作り方まで

とろりとした食感とオリエンタルな香りが人気の杏仁豆腐ですが、本記事ではその杏仁豆腐の人気レシピを紹介します。最近はコンビニでも買うことのできるの杏仁豆腐ですが、意外にも家庭で簡単に作ることが可能です。

杏仁豆腐は中華料理を代表する人気スイーツです。そして、もともと薬膳スイーツだったと言われています。そのため、レシピには見慣れない材料もちらほらあります。杏仁霜を使った本格レシピや簡単レシピ、さらに人気のアレンジレシピを調査しました。

まずは、基本レシピから紹介します。杏仁豆腐の杏仁とは、杏子の種子内にある白い実のことです。古くから生薬として漢方薬に利用されてきました。杏仁豆腐の独特な香りは、杏仁によるものです。

杏仁霜は「きょうにんそう」と読み、杏仁をパウダー状にして甘味を加えたものです。本格的な杏仁豆腐には必ずこの杏仁霜が必要となります。なぜなら杏仁霜を使用すると、お店で食べるようなしっかりとした味わいに仕上がるからです。

杏仁豆腐には、寒天とゼラチンを使用するそれぞれの作り方があります。ここでは、寒天を用いたレシピを紹介します。

• 杏仁霜　15g
• 牛乳　400ml
• グラニュー糖　60g
• 粉末寒天　小さじ1(約2g)

1. 鍋に寒天を含む全ての材料を入れて火にかけます。
2. ホイッパーで絶えず混ぜながら沸騰させ、弱火で約5分煮立たせます。
3. 熱いうちに耐熱容器に5等分（1個約90ml）になるように流し入れます。
4. そして、あら熱が取れたら冷蔵庫で2〜3時間冷やし固めます。
5. クコの実をお湯で柔らかくもどし、トッピングしたら完成です。

手軽に杏仁豆腐を作るレシピを紹介します。この手順なら手間をかけずに、濃厚な杏仁豆腐を作ることが可能です。また、牛乳と生クリームの配分を変えてやると味の濃さが調節できますので、あっさりした杏仁豆腐も作ることができます。

とろりとした杏仁豆腐を作るコツは温めながら十分に混ぜるのがポイントです。寒天ではなくゼラチンを使用すると口当たりが柔らかくなります。

• 粉ゼラチン（1g）
• ゼラチンを溶かすお湯（80cc）
• グラニュー糖（30g）
• 生クリーム（200cc）
• 杏仁霜（40g）
• 牛乳（200cc）

1. 鍋に牛乳、グラニュー糖、杏仁霜を入れます。
2. 80ccのお湯でゼラチンを溶かしておきます。
3. グラニュー糖、杏仁霜が溶けるまで火にかけ、沸騰する直前で火からおろします。
4. ボールに3を移し、飲むヨーグルトのようなとろみが出てくるまでかき混ぜます。
5. 溶かしておいた粉ゼランチを加えさらに混ぜます。
6. 生クリームを加えて混ぜます。
7. 器に盛り、冷蔵庫で冷やして固めたら完成です。

【材料】

• 牛乳700ccと牛乳パック
• 生クリーム200cc
• 杏仁霜大さじ9g
• 砂糖大さじ6杯
• 粉ゼラチン15g

1. 牛乳700ccのうち500ccを耐熱容器に入れます。
2. その容器に杏仁霜と砂糖を入れて、しっかり混ぜます。
3. 次に電子レンジ（600W）に容器を入れ、2分30秒間加熱します。
4. さらにしっかりと混ぜて溶かします。
5. 粉ゼラチンを冷めないうちに容器に入れて素早く完全に溶かします。
6. 残っている牛乳パック（200cc）に、茶こしなどで漉しながら入れていきます。
7. 次に生クリームを入れて、開け口をしっかりと持って振り混ぜます。
8. 牛乳パックの蓋が開かないように止め、冷蔵庫に入れ4時間前後冷やしたら完成です。

杏仁豆腐は、杏仁霜を使用すると本格的な味になります。そして、生クリームを入れることで濃厚な味わいになり、ゼラチンを使用するとなめらかさを出すことができます。牛乳パックを容器にすると簡単に作ることが可能ですので、チャレンジしてみてください。

【材料】

• アーモンドプードル大さじ3杯
• 生クリーム200ml
• 牛乳300ml
• 上白糖大さじ3杯
• 粉ゼラチン5g
• 水50ml

1. ゼラチンを水に入れて溶かしておきます。
2. 鍋に生クリームを注ぎ、牛乳、砂糖、アーモンドプードルを入れます。
3. 弱火でかき混ぜながら溶かしていき、砂糖を溶かし湯気がでてきたら火を止めます。
4. 水で溶かしたゼラチンを鍋に入れ、混ぜ合わします。
5. 容器に入れ冷蔵庫で冷やしたら完成です。
6. ときどき固まり具合を見ると良いでしょう。

濃厚な杏仁豆腐の味とプリンのなめらかさをプラスしたような食感が楽しめます。アーモンド風味をしっかりと味わいたい方は、アーモンドプードルを1杯足すと良いでしょう。

【材料】

• 牛乳500ml
• 生クリーム100ml
• グラニュー糖80g
• アマレット（お酒）30g
• 板ゼラチン1枚か粉ゼラチン10g
• ボウルと氷水

1. ボウルに氷水を入れて用意します。
2. 次に、鍋に牛乳を入れて沸く手前まで温めて、ゼラチンを入れ溶かします。
3. グラニュー糖を入れて溶かし、アマレットを入れ混ぜ合わします。
4. ボウル入れた氷水の上にさらにボウルを用意し、網で濾していきます。
5. そして、熱が取れたら生クリームを入れて混ぜ合わします。
6. 別の容器を用意し、再度濾したら完成です。

このレシピのポイントは生クリームを用意し、2回濾すことです。2回濾すことで濃厚さと滑らかさが増し、プロの味が再現可能です。家庭で作る際は、ぜひ本格杏仁豆腐を試してみてください。

【材料】

• 粉ゼラチン5g
• 水大さじ2杯
• クコの実適量
• 水少量
• ガムシロップ少量
• タピオカ適量(冷凍でも可）
• グラニュー糖50g
• 杏仁霜（アーモンドエッセンスでも可）50g
• 牛乳500g
• 生クリーム100ml

1. 粉ゼラチンと水大さじ2杯を容器に入れ、20分放置しておきます。
2. クコの実と水、ガムシロップを容器に加え、もどしておきます。
3. 鍋にグラニュー糖と杏仁霜を入れて混ぜ合わせます。
4. さらに牛乳を加えて、沸騰しないように弱火で加熱したら火を止めます。
5. 鍋に放置していたゼラチンを入れ溶かし、漉していきます。
6. 漉すときにはボウルで氷水を作り、その上にボウルの中に漉していきます。
7. そして、粗熱が取れるまで置いておきます。
8. 粗熱が取れたボウルに、生クリームを入れ混ぜ合わせましょう。
9. カップを数個用意し、底にタピオカを入れて作った液体を流し込みます。
10. そして、冷蔵庫である程度固まるまで冷やしたら完成です。

台湾で人気のタピオカと杏仁豆腐のコラボレーションです。杏仁豆腐にタピオカを入れることで食感が変わり、また違う杏仁豆腐の食感を楽しめます。

【材料】

• ゼラチン5g
• 水大さじ2杯
• アーモンドミルク300ml
• 生クリーム200ml
• ラカント大さじ4杯
• シロップ適量

1. ゼラチンと水をコップなどに入れて、ふやかしておきます。
2. 鍋にアーモンドミルクと生クリーム、ラカントを入れます。
3. 混ぜ合わしながら沸騰する直前まで温めます。
4. ふやかしておいたゼラチンを鍋に入れ溶かしていきます。
5. 溶かし終わると氷水を入れたボウルの上で漉しています。
6. 少しトロッとするまで混ぜ合わせ容器に入れます。
7. 冷蔵庫で半日～1日冷やしたら完成です。

アーモンドミルクを使用することで、低糖質な杏仁豆腐を作ることができます。そして、アーモンドミルクの量を増やし、生クリームの量を減らすことであっさりとした味わいになります。

【材料】

• イチゴ適量
• オレンジ適量
• キウイ適量
• 粉寒天6g
• 水100ml
• 杏仁パウダー大さじ3杯
• 砂糖30g
• 牛乳400ml
• 生クリーム150ml
• シロップ適量
• ワインやリキュールなど

1. イチゴのヘタを取って半切り、オレンジは皮を剥いて8～10個に切ります。
2. そして、キウイも皮剥いてざく切りにします。
3. 鍋に粉寒天と水を入れて弱火で溶かします。
4. 次に、杏仁パウダーと砂糖を入れて溶かしていきます。
5. 牛乳と生クリームを加えて混ぜ合わします。
6. そして、パッドに流し込み冷蔵庫で固まるまで冷やしていきます。
7. 冷やし終わると、一口サイズのひし形などに切ってシロップを全体にかけていきます。
8. 切った杏仁豆腐、フルーツを適量取り、お酒が入ったグラスに入れると完成です。

お酒の入ったフルーツたっぷりの大人が楽しめる杏仁パフェです。子供が食すときにはシャンメリーで代用すると良いでしょう。フルーツと杏仁豆腐を用意すると、簡単に家庭で作ることができます。

杏仁豆腐は子供から大人まで喜んでもらえる人気のデザートです。杏仁豆腐には簡単に作れるものから本格的なものまで、さまざまなレシピがあります。本記事で紹介したレシピを参考にして、これを機会に好みの杏仁豆腐を作ってみましょう！