チャパティの簡単レシピ！自宅で作れる本場の味！ナンとの違いも！

インドカレーを食べる時には、サフランライスやナンを一緒に食べる人が多いでしょう。しかし、本場のインドでは、チャパティというパンを食べることが多いです。日本ではあまり知られていない食べ物ですが、発酵不要で短時間で作ることができます。そこで自宅で本場のチャパティの味を楽しめる簡単レシピを紹介します。

日本ではまだ認知度が低いチャパティですが、実はインドだけでなく、パキスタンやバングラデシュ、アフガニスタンなどかなり広い地域で食べれている人気のパンです。

アタと呼ばれる全粒粉と水をこねて生地を作り、発酵はさせずにタワーという円形の鉄板や直火で焼いて作ります。形は直径12cmくらいの円形で、薄いクレープのようです。レシピも味もとてもシンプルで、小麦の美味しさを実感できます。

チャパティとナンの違いは、まず原料があげられます。チャパティの材料はアタと呼ばれる全粒粉ですが、ナンは精製された小麦粉から作られます。また、チャパティは発酵せずに焼きますが、ナンは発酵が必要です。他にも鉄板で焼くチャパティは円形ですが、壺のような窯の中で焼くナンは、細長い形をしています。

チャパティに似ているインドのパンにロティがあります。両者は共に全粒粉を材料にした発酵不要のパンです。レシピも形もそっくりで、この2つに明確な違いはなく、地方によって呼び名が違うだけのようです。

チャパティを食べる地域の人にとってチャパティは、日本人におけるお米のような存在です。食べ方はカレーにつけたり、料理を包んだりしながら食べます。また、チャパティは油で揚げるとプーリー、生地に油を塗ってから焼いたものをパラータとと名前を変えます。

【材料】

• 全粒粉（アタ） 250g
• 水 175cc

1. 大きめのボウルに全粒粉と水を入れてよく混ぜます。手にくっつかなくなるまでこねてください。
2. 1にラップをかけて30分以上寝かせます。
3. その後、生地を丸め、ゴルフボールより小さめの玉を作りましょう。
4. この生地を潰し、少しだけ全粒粉をまぶします。
5. 4を綿棒で伸ばしていきます。くっつくようならさらに全粒粉をまぶします。
6. 生地は薄さ2ミリ、直径12㎝の正円にしてください。
7. フライパンを弱火で加熱したら6を乗せて焼いていきます。
8. 4分ほどで全体が茶色くなってきますので、フライパンから生地を取り出し、ガスコンロの直火を中火にして、その上に乗せます。
9. 生地がすぐに膨らみますので、まんべんなく膨らめば出来上がりです。

チャパティの生地をひっくり返したり、直火に乗せたりするときに、生地に傷がついてしまうとうまく膨らみません。よって、生地をつかむときには丁寧につかむようにしましょう。また、直火に乗せると生地が焦げやすくなりますので、注意してまんべんなく火で炙るようにしてください。

チャパティはアタと水と塩のみで作られるシンプルなレシピのパンです。それゆえ、コツを知っておくと、さらにおいしく作ることができます。

チャパティの原料は全粒粉のため、精製された小麦粉に比べ水分が馴染むのに時間がかかります。そのため、水分と混ぜると、はじめはゴワゴワでベチャベチャの状態が続きます。しかし、根気よくこね続けると、だんだんと滑らかな生地になります。力を込めてこねることで、きれいないい生地になり、成形しやすいものになります。

チャパティは発酵要らずのパンとはいえ、ふっくらしたパンにしたいのなら、生地を寝かせる必要があります。できれば一晩寝かせることにより、滑らかで弾力のあるチャパティに仕上がります。

チャパティを膨らませるには焼き方にもコツがあって、高温で焼くことで、生地は膨らみやすくなりますので、中火～強火でさっと焼いてください。インドではガスコンロの上に網を置き、直火で焼くこともあるそうです。

チャパティの簡単で人気のあるレシピをいくつか紹介します。薄力粉や強力粉、米粉で作ったレシピや具材が練りこまれたレシピなどを紹介しますので、ぜひ作ってみてください。

薄力粉で作ったチャパティのレシピなので、全粒粉を買わずとも、家にある小麦粉を使って作ることができます。水分量は温度や湿度によって適量が変わりますので、様子を見ながら小麦粉と混ぜてください。生地をこねてもベチャベチャ感がある場合は、小麦粉を足してください。

こちらは強力粉を使ったレシピで、日本人には食べやすく人気のレシピです。薄力粉や全粒粉のものに比べ、モチモチした生地に仕上がります。しっかりこねてグルテンができてからオイルを入れるようにしてください。

人参と玉ねぎのすりおろしを生地に練りこんだ人気のチャパティです。粉は強力粉を使い、モチモチで甘みのある生地に仕上がります。こちらは東アフリカで食べられているチャパティのレシピになります。

インドではチャパティにいろいろなものを入れて焼くようです。こちらのレシピではほうれん草とチーズやじゃがいもとオリーブを入れています。具は小さめに刻んで、生地は通常のチャパティより厚めにしてみてください。

材料をフードプロセッサーに入れてスイッチオン。生地はこれで完成の簡単で人気のレシピです。手軽にチャパティを作りたいときにおすすめのレシピです。

薄力粉で作った白いチャパティのレシピです。こちらはホエー（乳清）も入っており、酸味がカレーに合って美味しく人気です。インド風のおかずを巻いて食べてください。

モチモチ度がかなり高いチャパティのレシピです。麺棒で伸ばすことが困難なので、手の平で潰して伸ばします。こちらは直火で炙っても膨らみません。

チャパティはインド料理と食べるものですが、小麦粉を使った薄いパンなので、ちょっとした手を加えることでアレンジして食べることが可能です。そこでチャパティを使った簡単アレンジレシピを紹介します。

チャパティをたくさん作ってしまって、もうカレーに飽きたというときにおすすめしたいレシピです。ピザソースとチーズ、お好きな具材を乗せてトースターで焼けば出来上がりの簡単レシピなので、ぜひ試してみてください。

【材料】

• 全粒粉 1/2カップ
• 塩 小さじ1/2
• 水 50cc
• 万能玉ねぎドレッシング
• 水溶き片栗粉 小さじ1
• サニーレタス
• スライスチーズ
• 牛バラ肉
• キャベツ
• 胡椒

1. ボウルに全粒粉、塩、水を入れて菜箸でかき混ぜます。
2. 馴染んできたら手でよくこねてください。
3. 生地に弾力が出てきたら、丸めてラップし、30分から1時間冷蔵庫で休ませます。
4. その後、打ち粉をしてその上で生地を押しつぶし、半分に分けます。
5. 4を丸めてから、2ミリくらいの厚さに麺棒で伸ばしてください。
6. 強火で温めたフライパンで、5を焼いていきます。
7. 両面とも茶色に変わってきたら、フライパンから出し、ガスコンロの直火で炙ります。
8. まんべんなく炙り、膨らんできたら火から下ろしましょう。
9. 万能玉ねぎドレッシングに、水溶き片栗粉入れてかき混ぜてからラップし、500wの電子レンジで2分加熱します。
10. 8を半分に切り、中にサニーレタス、スライスチーズ、牛バラ肉、キャベツ、胡椒を入れてその上に9をかければ出来上がりです。

ピタパンの要領で作ったサンドイッチのレシピです。チャパティは直火で炙ると膨らんで2層になるので、そこに具材を入れてください。

チャパティはインド料理と一緒に食べる小麦粉を使った発酵なしのパンです。アタと呼ばれる全粒粉を使った、糖質の低いヘルシーなレシピで、フライパンでも手軽に焼くことができます。

薄力粉や強力粉、米粉などでも作ることができますし、生地に具材を練りこんだりとアレンジも可能です。また、インド料理と共に食べずとも、ピザにしたり、サンドイッチにしたりすることも可能です。簡単でヘルシーなチャパティなので、ぜひ作ってみてください。