ささげのおすすめレシピまとめ！炒め物や和え物など簡単なものばかり！

ささげは細長く、若いさやは炒め物や天ぷら、煮物、和え物などさまざまな料理に使えることで人気の高い野菜です。また成熟して乾燥した豆は赤く、多くは赤飯として用いられます。ささげは熱さにも寒さにも強いため、全国の畑でよく育つ植物です。よく知られている品種には、30cm以上にも育つ三尺ささげや豆を食べる金時ささげなどがあります。

ささげといんげんはよく似た野菜ですが、同じものではありません。ささげは夏ごろに旬を迎え収穫されますが、いんげんは6月ごろから秋ごろまで美味しく食べることのできる野菜です。見た目はいんげんよりも細長く、いんげんほど丸みを帯びていません。

ただし料理の仕方はいんげんのレシピとよく似ており、いんげんのレシピを使っても美味しく調理できます。

ささげは漢字で大角豆、あずきは小豆と書きます。両方ともよく似た形をしているため混同している人もいるようですが、漢字で書き表すとおり乾燥させた豆はささげの方が少し大きめです。煮るとささげは皮が厚いため破れにくいのですが、小豆は割れやすい特徴があります。

そのため武士は切腹を連想させる小豆を避けて、ささげを用いたという話が残っています。また地方によっては、縁起を担いでお祝い事に使う赤飯を小豆ではなくささげを用いるところもあるようです。

【材料】

• ささげ…170g
• もち米…1㎏
• うるち米…1合
• 塩…小さじ2杯

1. ささげは洗い、800ccの水を入れて強火で加熱します。
2. 沸騰した1に水100ccを加え、さらに中火で20分煮てください。
3. 米を合わせてよくとぎ、２が冷めたら一緒にして一晩浸水させます。
4. 翌日もち米・豆と色水に分けます。
5. もち米・豆を蒸器に入れ、色水は塩を加えて取っておきます。
6. 蒸器に水を張り、蓋をしてもち米と豆を強火で10分蒸してください。
7. 5に200ccの色水をふりかけ、蓋をして中火でさらに5分加熱します。
8. さらに100ccの色水を加えて蓋をし、強火で30秒後中火にして5分加熱します。
9. さらに弱火で7～8分、その後5分蒸らしたら完成です。

豆にも塩気を加えたいときは、最初に加熱する時点で塩を加えましょう。また、蒸器ではなく炊飯器でもお赤飯を炊くことができます。上記の作り方の3までは同じですが、その後は炊飯器が指定する水分量を参考にゆで汁を加えて炊いてください。

炒め物は油と野菜の旨味を味わえる人気の高い調理方法です。ささげは炒めると歯ごたえが良く、さまざまな肉や野菜と相性が良い野菜といえます。この項目では炒め物に特化してきんぴらなど簡単にできる人気のレシピを紹介します。

【材料】

• 人参…1本
• ごぼう…20cm
• ささげ…50g
• ごま油…大さじ1杯
• 赤唐辛子の小口切り…少々
• 砂糖・醤油…各大さじ1杯

1. 人参は皮をむき斜め薄切りに、ごぼうも斜め薄切りにして水に2～3分さらします。
2. ささげは食べやすいように同じ長さにカットします。
3. 鍋にごま油と赤唐辛子を入れ、火にかけて香りを出します。
4. 3に野菜を入れ、油を絡めながらしっかり炒めましょう。
5. 砂糖を入れて混ぜ、砂糖が溶けたら醤油を入れます。
6. 水を大さじ1～2杯ほど入れて、水分がなくなるまでよく炒めます。
7. 野菜全体に味が染みたら火を止め完成です。

動画のレシピはさやいんげんで作られていますが、ささげでも同じようにできます。筋を取る必要がないため、一手間省けて時間短縮になるでしょう。フライパンは、小さめのものを使うと味が染み込みやすいようです。

ささげの食感と豚バラ肉の甘みが美味しい、簡単で人気がある炒め物です。このレシピには他の材料として人参、豚肉が加えられていますが、白滝を入れても美味しいです。また、豚バラ肉から脂分が出るため、炒めるときの油は少なめにするとカロリーをおさえることができるでしょう。

【材料】

• ささげ…300g
• にんにく…2片
• オリーブオイル…大さじ2杯
• みりん…大さじ1杯
• コショウ…お好み量

1. ささげの両端を切り落とし、斜めにそぎ切りします。
2. にんにくをスライスします。
3. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火にかけましょう。
4. にんにくの香りが強くなったら1を入れて中火にし2～3分炒めます。
5. 4がしんなりしてきたら、みりんを入れて炒めます。
6. 最後にコショウを入れて炒めたら完成です。

たくさん収穫したりもらったりしたときには、このレシピは一度にたくさん食べることができるためおすすめです。このレシピの特徴は、斜めそぎ切りにしているところでしょう。この切り方が美味しさを引き出すようですが、慣れない人は斜めにスライスしてもよいです。

シメジ、厚揚げを加えベーコンと人気のオイスターソースで味付けした、ボリュームたっぷりのレシピです。最終的に味見をして味が足りないと感じたら、オイスターソースを足して調整しましょう。野菜嫌いの子供でも、美味しく食べることができる料理です。

【材料】

• ささげ…200g
• 塩…適量
• 豚ひき肉…150g
• オイスターソース…小さじ1杯
• 醤油・酒…各大さじ2杯
• 砂糖…大さじ1杯
• 片栗粉…小さじ1/2杯
• ごま油…大さじ1杯
• にんにく…1/2片
• しょうが…5g

1. 鍋に水と塩を入れて沸騰させ、ささげを入れて１分ほど塩茹でします。
2. １は食べやすい長さにカットしておきます。
3. 器にすべての調味料を合わせておくと便利です。
4. フライパンにごま油とみじん切りにしたにんにく・しょうがを入れ、炒め合わせます。
5. 4に豚ひき肉を加え、混ぜながら炒めて肉に火を通しましょう。
6. 5に２を加えて炒め、さらに３の合わせ調味料を加えて味が整ったら完成です。

下茹でのポイントは、後でひき肉と一緒に炒めるためできあがりが柔らかくなり過ぎないように固めに茹でることです。そうすることで歯ごたえが残り、美味しく炒めることができます。また炒めものを美味しくするポイントは、炒める時間を適切にすることです。炒める時間がかかり過ぎないように、調味料はあらかじめ合わせておきましょう。

人気の肉巻きをアレンジしたレシピです。柔らかく湯でたものを豚肉でまくため、豚バラ肉に焼き色がついて調味料が絡まったら食べることができます。豚バラ肉で巻くときはきつめに巻いて、先に巻き目を下にして焼くのがポイントです。甘さはお好みで加減しましょう。

ささげ自体は味や風味に癖がなく、さまざまな調味料と合わせやすい食材といえるでしょう。和え物は基本的に食材をカットし茹でて調味料で和えるだけの料理のため、忙しい人に特におすすめの料理といえます。この項目では、人気のもろみや梅肉などを使った簡単で美味しい和え物を紹介します。

【材料】

• ささげ…100g
• 塩…適量
• 白胡麻…大さじ3杯
• 砂糖…大さじ1杯
• しょう油…大さじ1杯

1. ささげを2分ほど塩ゆでします。
2. 茹で上がったら水に取り、粗熱を取ります。
3. キッチンペーパーで水気を拭き取り、食べやすい大きさにカットしてください。
4. 白胡麻をフライパンに入れ、弱火で胡麻の香りが立つまで乾煎りします。
5. 煎り終わった白胡麻はバットに移して粗熱を取り、すり鉢に入れてよくすります。
6. 胡麻をすり鉢の中央に寄せ、砂糖としょう油を加えよく混ぜ合わせます。
7. 6の中に3のささげ加え、箸としゃもじを使って和えたら完成です。

胡麻の風味がきいた人気の高いささげの胡麻和えです。ごまを煎るときは、焦げないようにたえずフライパンを振り続けてください。忙しい人は販売されている煎り胡麻やすり胡麻を使用することもできますが、胡麻の風味に明らかな違いが現れます。胡麻を煎るこの一手間が、胡麻和えの美味しさを左右するといえるでしょう。

おかかとからしを加えマヨネーズで和えただけの簡単レシピです。からしをきかせればお酒のおつまみにぴったりですし、からしをひかえれば子供にも喜ばれるおかずになります。お好みで少しだけしょう油を足しても美味しく食べることができます。

他の調味料は全く使用せず、もろみで和えただけの最短でできるレシピです。もろみはそれだけでご飯のお供にできるほどしっかりと味が付いているため、他の調味料を必要としません。ささげの歯ごたえが生かされたレシピで、お酒のおつまみとしても喜ばれます。

【材料】

• 豚肩ロース肉…40g
• 十六ささげ…30g
• れんこん…20g
• 酢…10g
• 梅肉…3g
• 砂糖…1g
• オリーブ油…4g
• ミニトマト…20g

1. 十六ささげを茹でて斜め切りにします。
2. れんこんは半月切りにした後、歯ごたえを残す程度にさっと茹でておきます。
3. 豚肩ロース肉も食べやすい大きさにカットし、茹でておきましょう。
4. ボールに調味料の酢・梅肉・砂糖・オリーブ油を入れてよく混ぜ合わせます。
5. 4にミニトマト以外の具材を加えて、調味料を絡ませます。
6. ミニトマトを４等分にし、器に盛った4の上に飾り付けたら完成です。

見た目にボリュームはあるのですが、1人分のエネルギーはおよそ163kcalです。ダイエットに最適で、健康的な料理として作りたいレシピといえるでしょう。梅肉のさっぱりとした風味と色合いの美しさで、おもてなし料理としてもおすすめです。

ツナ缶の旨味に水菜のシャキシャキ感とささげの歯ごたえがマッチした一品です。このレシピはしょう油で味付けしていますが、これにマヨネーズを加えても美味しいです。また人参やキャベツなど冷蔵庫に残っている野菜を加えても美味しく、アレンジしやすいレシピといえるでしょう。

煮物は昔から、いろいろな食材を組み合わせて作られてきました。具材に鶏肉や練り物などだしが出やすいものを加えると、旨味が増すようです。この項目では、ささげと美味しい食材との組み合わせによる人気の高い煮物を紹介します。

【材料】

• ささげ…250g
• 油揚げ…1枚
• 砂糖…大さじ1/2杯
• しょう油…大さじ2杯

1. ささげを洗い、食べやすい大きさにカットします。
2. クック膳にすべての材料を入れて、軽く混ぜます。
3. きちんと蓋をして、レンジで4分加熱したら完成です。

ちくわから美味しいだしが出る煮物です。このレシピは卵とじにしても美味しいでしょう。煮物を美味しくするコツは、調味料の入れる順番を守ることです。一般的には味がしみ込みにくいものから先に入れるのが良いとされ、砂糖→塩→酢→しょう油→味噌の順番で入れるとほとんどの煮物が美味しくなります。

このレシピはささげとさつま揚げをフライパンで軽く炒めた後、耐熱容器にすべての具材や調味料を入れてレンジでチンした簡単料理です。

最初から耐熱容器にすべての材料を入れてレンジでチンしても料理はできますが、事前に炒めるこの一手間が美味しいコクを引き出してくれます。少し多めに作って翌日温めて食べると、味が染みてさらに美味しく感じるでしょう。

【材料】

• ささげ…200g
• さつまあげ…100g
• 水…2カップ
• 和風顆粒だし…大さじ1/2
• 醤油・酒・みりん…各大さじ2杯
• はちみつ…大さじ1杯

1. ささげを斜め切りにし、さつま揚げは厚めにスライスします。
2. 1を油でさっと炒め、調味料と一緒に耐熱容器に入れます。
3. 2の上にクッキングシートをかぶせその上からラップをかけます。
4. 耐熱容器のかどに空気の抜け口を作りましょう。
5. 600ワットのレンジで20分かけ、その後200ワットにしてさらに20分かけます。
6. 器に盛って完成です。

具材をカットして調味料を合わせ、耐熱容器に入れて電子レンジでチンするだけの簡単レシピです。もう一品欲しい時や忙しい人に大変おすすめの料理です。

この料理は、はんぺんなど練り製品と昆布茶の旨味が染み込んでいる煮物です。このレシピを美味しくするポイントは、ささげを柔らかくなり過ぎないように煮ることです。味を染み込ませるために調味料を入れて煮ますが、煮過ぎないようにしましょう。

ささげの豆は甘く煮ると優しい甘さとホクホクとした食感が味わえます。また煮崩れがしにくいため、小豆に比べ見た目も美味しく感じます。煮るポイントは、一度茹でこぼした後じっくりと弱火で煮込むことです。

柔らかく煮える前に煮汁が少なくなってきたら、水を足して豆が常に浸っている状態で煮ていきましょう。甘さは好みで調整してください。

ささげのさやはいんげんとよく似ており、調理法もほとんど同じと考えてもよいようです。肉や練り製品と煮たり、きんぴらのように炒めたり、ゴマやシーチキンと和えたり、さらには天ぷらや汁物に入れたりとそのレシピは数えきれないほどあります。

店頭に並ぶことはさやいんげんほどありませんが、全国でよく作られる野菜のためいただくことも多いでしょう。手に入ったら上記のレシピを参考に、自分なりのアレンジレシピで美味しく調理しましょう。