葉ネギ(万能ねぎ・小ネギ)を栽培しよう!育て方・レシピに保存法も紹介

葉ネギの魅力について徹底解説します!青ネギや万能ねぎ、小ネギとも呼ばれる葉ネギは、栄養豊富で初心者でも栽培しやすい野菜です。葉ネギの種類をはじめ、育て方や栄養効果、おすすめのレシピなどを詳しく紹介します。

葉ネギ(万能ねぎ・小ネギ)を栽培しよう!育て方・レシピに保存法も紹介のイメージ

目次

  1. 1葉ネギの栽培方法やレシピを解説!
  2. 2葉ネギ(青ネギ)の種類
  3. 3葉ネギの育て方
  4. 4葉ネギの水耕栽培について
  5. 5葉ネギの栄養や効果効能
  6. 6葉ネギを使ったおすすめレシピ
  7. 7葉ネギの保存方法
  8. 8葉ネギを栽培して美味しく食べよう!

葉ネギの栽培方法やレシピを解説!

彩りや薬味として毎日の料理に欠かせない葉ネギ。普段はあまり注目されることのない葉ネギですが、実は自宅でも栽培しやすい野菜であることを知っているでしょうか?

本記事では葉ネギの種類や育て方、栄養効果などを詳しく紹介します。栽培のコツやレシピについても触れているので「葉ネギの上手な育て方は?」「どんな食べ方がおすすめ?」などの疑問を持つ方は必見です。ぜひこの機会に知られざる葉ネギの魅力に触れてみてください。

葉ネギ(青ネギ)の種類

葉ネギは緑の部分が多く、葉先から根元まで丸ごと食べられるネギのことです。その見た目から青ネギと言う名でも知られており、主に西日本で好んで食されています。葉ネギを若どりしたものを万能ねぎや細ねぎ、小ネギといい、薬味などによく用いられるのはこれらのネギです。

葉ネギは青ネギと同じく緑の部分が多いネギの総称で、品種をわけるとその種類は多岐に渡ります。ここでは小型、大型、球根タイプにわけて葉ネギを紹介します。

葉ネギの種類(小型)

小型の葉ネギにはジャワ夏ネギ、九条ネギ、博多くろネギなどがあります。コンパクトなのでポットで育てやすく、間引きをしなくてよいため育て方は比較的簡単。葉が柔らかくてツンとしたネギ特有の香りも併せ持っており、薬味や炒め物などに重宝します。

ジャワ夏ネギ

ジャワ夏ネギは柔らかい葉と歯切れの良さが特徴的な葉ネギです。寒さに弱いものの耐暑性に優れているため、高温期に栽培する葉ネギとして徐々に人気が高まっています。生育が早いところも人気の理由の1つで水耕栽培にも適しています。草丈は低いですが濃い緑色をした細いネギが育ちます。

九条ネギ

京野菜の1つである九条ネギは、白い部分が少なく全体的に柔らかい葉ネギです。関西で葉ネギというと九条ネギを指すことが多く、奈良時代から食されてきたという古い歴史を持っています。もとは京都で栽培されていましたが、現在では他府県で栽培されたものも九条ネギとして販売されています。

九条ネギは耐暑性、耐寒性ともにあるため、1年を通して栽培が可能です。九条ネギには細ねぎと太ねぎがあり、小型であるこの九条ネギは細ねぎにあたります。

博多くろネギ

博多くろネギは葉が細長く、味と香りの良さが特徴的な葉ネギの一種です。耐暑性、耐寒性ともに優れており、最近では水耕栽培にも利用されています。低温と乾燥に強く、特にこの時期には成長が早まります。もちろん小ネギとして周年の栽培も可能です。

葉ネギの種類(大型)

大型の葉ネギには九条太やふゆわらべ、東京小町などがあります。小型よりも茎が太く、草丈も高く育つため食べ応えのある葉ネギになります。小型の葉ネギのように小さいうちから収穫は可能なので、あえて再生力の高い大型を育てるのもよいかもしれません。

九条太

九条太は九条ネギの一種で、葉が濃い緑色をしており他の葉ネギよりもヌメリがあるのが特徴です。草丈は1m前後と長く、薬味として使うほか焼き物や煮炊き物などの加熱調理にも向いています。

生で食べるとピリッとした辛さがありますが、加熱するととろけるように甘くなるのも九条太の特徴です。耐寒性に優れているため、秋に種をまいて冬から春に収穫します。

ふゆわらべ

ふゆわらべは下仁田ネギと九条ネギの2つの特性をあわせ持つ、これまでにないタイプのネギです。葉ネギと同じく青い部分まで美味しく食べられるのが特徴で、辛みが少なく柔らかい肉質で人気があります。

しっかりとした太さはあるものの、コンパクトなサイズで冷蔵庫での保管にも場所を取りません。根深ネギと違って栽培期間が2か月ほど短いため、病気や気象による被害が少ないのもメリットです。

東京小町

東京小町はワケネギの新品種として東京で生まれたばかりのネギの一種です。ワケネギとは分けつ(株分かれ)の多い葉ネギのことで、主に関東地方で多く生産されています。東京小町は従来のワケネギよりも濃い緑色をしており、肉厚で食べ応えがあるのが特徴です。

このネギは年間を通して栽培、収穫が可能な上、ネギ坊主ができにくく葉折れが少ないのも魅力的。育て方が比較的簡単なのでまずは1品種から育てたいという方に向いています。

葉ネギの種類(球根タイプ)

球根タイプのネギには縄文ネギ、アサツキ、廿日ネギ、ワケギ、ノビルなどがあります。球根タイプは育て方がそれほど難しくないため、葉ネギを育てたことのない人でもトライしやすいです。収穫までの期間が短く、長い間楽しめるのもメリットです。

縄文ネギ

縄文ネギは古くから野生しているネギで、今もなお昔の姿を保ったまま栽培されています。野生種ならではの生命力があり葉ネギ独特の強い香りが楽しめるため、薬味やネギ味噌などによく使用されます。

非常に育てやすいネギになるので、プランターを使った家庭菜園にもぴったりです。育て方は8~10月に定植、収穫を行うのが一般的ですが、冬枯れした球根を保管しておくと翌年新たに縄文ネギを作ることができます。

アサツキ

アサツキはネギ属の球根性多年草でネギの一種に分類されます。漢字で浅葱(アサツキ)と書くように葉ネギよりも浅い緑色をしており、葉が非常に細いのが特徴です。アサツキに似たものにチャイブがありますが、草丈はそれよりも低く辛みが強いので薬味にはあまり向いていません。

アサツキの旬は春と秋でそれ以外に出回っているものは葉ネギを若どりしたものが多いようです。分けつ力があって成長が早いので葉ネギの代わりとしても重宝します。

廿日ネギ

廿日ネギはその名の通り植えてから20日で収穫できる成長の早いネギの一種です。植え方が簡単で畑、プランターのどちらでも栽培できるため、家庭菜園などでも人気があります。甘みがあるので葉ネギのように刻んで薬味に使うほか、和え物や卵とじなどにもよく合います。季節問わず1年中栽培、収穫できるのも廿日ネギの魅力です。

ワケギ

ワケギは葉ネギに非常によく似た見た目をしていますが、ネギと玉ねぎをかけあわせた雑種に分類されます。特に関西地方で多く栽培されており、香りが柔らかくクセが少ないことから薬味やヌタ、卵とじなどに用いられることが多いようです。

根元は球根のように丸みを帯びていて、葉は葉ネギのように青々としています。育て方が簡単で何度も収穫できるため、初心者にもおすすめです。

ノビル

ノビルは葉ネギとは異なり、根元の玉ねぎのような部分を食用とする多年草です。旬は春でその季節になると、ヨモギなどと一緒に河原や土手に自生しているのをよく見かけます。

葉の部分はニラのような形をしており、ニンニクやラッキョウに似た味わいが特徴です。河原などでも気軽に採れるノビルですが、日当たりの良い庭でも簡単に育てることができます。

葉ネギの育て方

ここからは葉ネギの育て方について紹介します。種まきから収穫まで手順ごとに育て方をわかりやすく解説しています。種類によって育て方が異なるものもありますが、それぞれの工程を詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

葉ネギの栽培の魅力

スーパーでも気軽に購入できる葉ネギですが、使い切れずに腐らせてしまったことはありませんか?家庭で葉ネギを栽培していれば、欲しい時に欲しい分だけ使うことができます。

料理にたっぷり使ったり薬味にほんの少し散らしたりと、好みに合わせて使えるのも魅力的。また葉ネギは一度収穫したら終わりというわけではなく、長期にわたって何度も収穫できるので経済的にも嬉しい食材と言えます。

葉ネギの栽培時期は?

気候的には20℃前後が生育適温です。

葉ネギの品種にもよりますが、ネギは全般的に暑さに弱い野菜です。そのため暑さが落ち着く8月後半から9月にかけて栽培し始めるのがよいでしょう。生育に適した温度は20℃前後です。ただしその土地の気候や葉ネギの種類によっても育て方が異なるので、品種に合った栽培方法を心がけてください。

初心者には球根タイプがおすすめ

葉ネギには大きく分けて種から育てるタイプと球根から育てるタイプの2種類があります。どちらも育て方は比較的簡単ですが、初心者は成長が早く長期間楽しめる球根タイプから始めるのがおすすめです。

アサツキやワケギ、廿日ネギなどの球根は7月ごろからホームセンターや園芸店に出まわります。植え付けは一般的な葉ネギと同じく8~10月ごろが適期です。

栽培手順①土・プランターを用意

葉ネギは根が浅く酸素を好んで成長するため、通気性があって水はけの良い土を用意する必要があります。また酸性の土を嫌うので種まきの前には石灰を入れ、中性~アルカリ性の土にしておくことも重要です。

畑で育てる場合は2週間前に1平方メートルにつき苦土石灰を100g程度、1週間前に1平方メートルにつき完熟堆肥を3kg程度と化成肥料を150g程度を入れてよく耕します。そのあと10cmほど土をもって60~90cmの畝を立てましょう。

プランターで育てる場合は幅65cm、深さ20cmほどのものを用意し、市販の野菜用園芸培養土を入れれば準備完了です。

栽培手順②種まき

タネをまき溝に5mm間隔でスジまきし、3~5mmの厚さに覆土して手でしっかりと押さえ、水やりします。

葉ネギの種まきは事前に土を湿らせてから行います。種と種との間を5mmずつあけてまき、3~5mmの覆土をして軽く押さえましょう。

まき溝の間隔は15cmほど、プランターの場合は2列作ることができます。種まき後も水やりを行い、発芽するまで土を乾かさないように気をつけてください。高温乾燥時はもみ殻などをかけると乾燥を防ぐことができます。

栽培手順③植え付け

市販されている葉ネギの苗は、深さ5~10cmほどの穴を掘ったところに3、4本まとめて植え付けます。株と株との間は15cmほどあけると葉ネギ同士の揃いがよくなります。

栽培手順④間引き

種まきした葉ネギは、葉が混み合ってきたら2回の間引きを行います。草丈が6~7cmの時に1.5cm間隔、草丈が10cmの時に3cm間隔になるようにそれぞれ育ちの悪い株を間引きします。その際、残す株を傷つけないように気をつけてください。

間引いた葉ネギは芽ネギとして食べることができます。お寿司にしたり薬味として汁物やスープに浮かせたりしてもよいでしょう。

栽培手順⑤追肥

葉ネギの追肥は種まきから1か月ごとに行います。畑の場合は1平方メートルにつき化成肥料を50g程度与えます。そのタイミングで土がかたくなった部分を軽く耕して土寄せすると、葉ネギの根に酸素が行き渡り成長を促すことができます。プランターの場合は週に1度の割合で液体肥料を与えてもよいでしょう。

栽培手順⑥収穫

家庭菜園では地際部5cmのところから摘みとることで継続的に収穫できます。

品種にもよりますが、葉ネギは草丈が50~70cm(小型は30~40cm)になったところで収穫します。株元を3~5cm残してハサミでカットすれば引き続き収穫することができます。なお収穫までの目安は植え付けから50~60日ほどです。根まで引き抜いてしまうとそれ以上は生えてこないため注意しましょう。

葉ネギの育て方のコツ

葉ネギは土が乾燥すると成長が遅くなるだけでなく品質も悪くなります。そのため、土の表面が乾いたらその都度水をたっぷりやるのが上手に育てるコツです。また葉ネギは半日陰のような場所でも育ちますが、やはり日当たりの良い場所の方が生育が良い傾向にあります。

ベランダなどで育てる場合もできるだけ日光がよく当たる場所で育てることをおすすめします。葉ネギの育て方はそれほど難しくありません。使い勝手が良いのでぜひ気軽に栽培してみてください。

病害虫に注意

さび病は、葉に橙色の小斑点が生じます。春から秋に発生し、夏の被害は少ないです。

葉ネギは育て方が簡単で病害虫にも強い野菜です。しかし時期によってはさび病やべと病になることがあります。さび病は葉に鉄サビのような色の斑点ができる病気で、5~6月と10~12月に発生しやすくなります。

べと病は葉に黄色や白の大きな斑点ができる病気で、残暑の頃や長雨が続くと発生しやすくなります。これらは水はけの良い土づくりを行うことである程度防げます。また乾燥時にはアブラムシやネギアザミウマ(スリップス)などの虫が発生しやすいため、薬剤を早めに散布するようにしましょう。

葉ネギの水耕栽培について

葉ネギは水耕栽培できる?

実は葉ネギは水耕栽培にも適しています。向いているのはジャワ夏ネギや九条ネギ、博多くろネギなどの小型のタイプ。種から育てる場合、切り込みを入れたスポンジに種を入れて軽く水で濡らせば一晩で大体の種が発芽します。

それを明るい窓辺に置いて水と液体肥料をやり続けると、1か月ほどで芽ネギになります。根元に日光が当たると藻が発生するため、根の部分を遮光して葉だけに日光を当てるのが育て方のポイントです。

購入したネギを水耕栽培してみよう

葉ネギを種から水耕栽培で育てるのは意外と手間がかかります。そのため、手っ取り早くネギを収穫したいという方はスーパーなどで購入した葉ネギを利用する方法がおすすめです。まずは根をつけた状態で根元を5cmほど残して葉ネギをカットします。そして残った根つきの茎部分を水を入れたコップやペットボトルに入れます。

水をかえるタイミングは気温の高い季節なら毎日、それ以外の季節は2~3日に1回が目安です。暖かい時期であれば早くて5日ほどでネギが収穫できるようになります。水耕栽培用の液体肥料を与えると成長を促すことが可能です。

葉ネギの栄養や効果効能

葉ネギにはさまざまな健康効果が期待できることを知っているでしょうか?昔の人は体調が悪い時に、ネギを薬代わりに使っていたというほど身近な健康食材なのです。ここからは葉ネギに含まれる栄養素とその効果効能を紹介します。

風邪予防に

ネギの健康効果として有名なのが風邪予防でしょう。ネギに含まれるアリシンとネギオールには殺菌作用があり、血行を促進して代謝を上げる働きがあります。

血の巡りが良くなると体温が上がるため、免疫力アップも期待できるようになります。アリシンにはビタミンB群の吸収を助ける働きもあるので、風邪予防だけでなく風邪を引いた時にもおすすめです。

疲労回復効果

ネギ特有の香り成分であるアリシンには、疲労物質の乳酸を分解する働きがあるといわれています。そのため葉ネギを食べると肩こりや筋肉痛を和らげる効果が期待できます。アリシンはビタミンB群の吸収を助ける作用があるので、ビタミンB1が豊富な豚肉を一緒に食べるのもおすすめ。ネギに含まれるビタミンCも疲労回復に効果的です。

生活習慣病予防

実はアリシンにはコレステロール値や血糖値の上昇を抑制する働きもあります。血管を丈夫にしたり血液をサラサラにしたりする作用もあるので生活習慣病の予防にも役立ちます。さらにビタミンCが血管をしなやかに保つ働きをサポートしてくれるため、動脈硬化や高血圧の予防効果も期待できます。

美肌効果

葉ネギに含有するβカロテンは、体内でビタミンAとなり粘膜や肌の健康維持に働きかけます。加えてβカロテンにはシミ予備軍といわれる隠れジミを減らす効果も期待できます。

またビタミンCにはコラーゲン生成やシミ、そばかす予防、ビタミンEには新陳代謝アップやメラニン色素のターンバックを促す美肌効果などが期待できます。

がん予防

葉ネギには風邪予防だけでなくがん予防の働きもあることがわかっています。特に効果的だとされるのがネギの青い部分にある通称ヌルと呼ばれる粘液です。このヌルッとした液体は免疫力アップ効果が高く、発がん物質を抑制する働きがあるといわれています。

嬉しいことにヌルの効果は加熱しても冷凍しても失われることがありません。他にはアリシンやビタミンAにもがん予防の効果が期待できます。

葉ネギの効果的な食べ方

さまざまな健康、美容効果が期待できる葉ネギですが、栄養を効率よく摂取するには食べ方にも気をつける必要があります。調理法によっては栄養が失われてしまうこともあるため、ぜひ効果的な食べ方を覚えておきましょう。

切り口が乾く前に食べる

ネギの香り成分アリシンは切った直後が最も多く、時間の経過とともに減っていきます。切り口が乾いてしまうとその効果も弱まってしまうため、効能を取り入れたい場合は切ってから早めに食べることをおすすめします。またアリシンは熱に弱いので生で食べる方が効果的です。

水に晒しすぎない

ネギの辛味を抜くため、水で晒してから料理に使うという方も多いでしょう。ネギを水に晒すと辛み成分は抜けますが、それと同時にアリシンやビタミンCなど水溶性の栄養素も流れていきます。水に晒す場合は食べる直前に短時間で行うようにしましょう。

油で調理する

葉ネギの辛味が気になる方は油を使った食べ方がおすすめです。熱に弱いアリシンですが、水に晒したり他の方法で調理したりするよりも油で炒めた方が栄養が残りやすいです。カサが減ってたくさん食べられるのもこの調理法のメリットです。

白ネギと青ネギで栄養の違いはある?

白ネギと青ネギは見た目が違うだけでなく、含まれる栄養素の量もそれぞれ異なります。白ネギに多いのはビタミンC、青ネギに多いのはβカロテン、ビタミンC、カルシウムなどです。

青ネギは緑黄色野菜の1つであり、栄養価の面でも圧倒的に白ネギよりも優れています。とは言え白ネギもさまざまな栄養素を含む魅力的な食材です。レシピや調理法で使い分け、どちらも美味しく食べましょう。

食べすぎるとどうなる?

さまざまな栄養効果のあるネギですが、食べすぎると胃腸障害や口臭、体臭が悪化することがあります。その原因となる物質がネギの栄養素アリシンです。しかし体調の悪い時やよほど大量に食べない限りは問題ありません。口臭が気になる場合は食後のうがいと歯磨きである程度防ぐことができます。

葉ネギを使ったおすすめレシピ

ザーサイとネギのサラダ

  • 万能ねぎ1束
  • 水菜ネギの1/3量
  • ザーサイ1瓶(100g)
  • サラダチキン1個
  • ごま油大さじ3
  • ブラックペッパー好みで
 
  1. 万能ねぎと水菜を3cmほどの長さに切ります。
  2. ザーサイを適当な大きさに切ります。
  3. サラダチキンをフォークや手などで食べやすい大きさに割きます。
  4. 全ての材料をボウルに入れて全体を混ぜ合わせたらレシピの完成です。

葉ネギ(万能ねぎ)がたっぷり食べられるおつまみ感覚のサラダです。ごま油の香りとブラックペッパーのピリッとした辛さがきいていて、お酒やご飯がどんどん進みます。サラダチキンを入れているのでタンパク質を一緒に摂れるのが嬉しいポイント。混ぜるだけでできるため、もう1品おかずが欲しい時にもおすすめです。

イカの冷菜ネギソース

  • いか200g
  • 豆もやし60g
  • 絹さや50g
  • 粉山椒少々
  • 青ネギ10本分(A)
  • おろし生姜1片分(A)
  • オリーブオイル100ml(A)
  • 塩少々(B)
  • 砂糖少々(B)
  • ごま油少々(B)
  • 塩少々(C)
  • オイスターソース少々(C)
 
  1. いかはひと口大の薄切りにします。絹さやは筋を取って細切りにします。(A)のネギは小口切りにします。
  2. (A)をミキサーにかけてなめらかなペースト状にします。
  3. 鍋に湯を沸かし、豆もやしを入れて2分程茹でます。さらに絹さやを加えてサッと茹で、一緒にザルに上げます。熱いうちにザルの上で(B)を加えて混ぜ、器に盛ります。
  4. 3の湯で1のイカをサッと茹でてザルに上げ、水気をしっかり拭き取ります。ボウルに入れて熱いうちに3と同じように(B)を加えて混ぜます。
  5. 2のソースを大さじ2取り分け、4に加えて混ぜます。(C)で味を調え、野菜の上に盛り付けたらレシピの完成です。

お洒落な前菜にイカを使った冷たい一皿はいかがでしょうか?青ねぎの色味が映えるソースは香りや風味が良く、見た目だけでなく味も存分に楽しむことができます。ネギソースの残りは冷蔵庫で1か月ほど保存できるため、茹でたエビや肉、野菜などにかけて食べ方をアレンジしてもよいでしょう。

ネギチヂミ

  • 好みのネギ100g
  • 醤油大さじ1(A)
  • 酢大さじ1(A)
  • 白いりごま小さじ1/2(A)
  • 薄力粉1/2カップ(B)
  • 片栗粉1/4カップ(B)
  • 卵1個(B)
  • 塩小さじ1/4(B)
  • ごま油大さじ2
 
  1. ネギは斜め切りにします。(A)を混ぜ合わせます。
  2. ボウルに(B)と水150mlを入れて泡立て器で静かにかき混ぜます。全体が混ざったらネギを加えて合わせます。
  3. フライパンにごま油半量を入れて中火で熱し、2を流し入れてフライ返しで押さえるようにします。4分ほど焼いて焼き色がついたら裏返し、残りのごま油を鍋肌から入れます。
  4. 香ばしい焼き目がついたら食べやすい大きさに切り、(A)を添えたらレシピの完成です。

もっちりとした生地がクセになるネギチヂミのレシピです。使用する野菜はネギだけとシンプルですが、じっくり焼いた葉ネギは甘みがあってとても美味しいです。タレに辛みをプラスしたりネギ以外の野菜で作ったりと、オリジナルのチヂミを作っても面白いでしょう。

葉ネギの肉巻き

  • 豚バラ薄切り肉200g
  • 塩こしょう少々
  • 片栗粉適量
  • 細ねぎ1/2袋
  • 酒大さじ1(A)
  • みりん大さじ2(A)
  • 砂糖小さじ1(A)
  • 醤油大さじ2(A)
  • おろしニンニク小さじ1(A)
 
  1. 細ねぎは半分に切って重ねます。
  2. ラップを広げて豚肉を少しずつ重なるようにして並べ、塩こしょう、片栗粉をまぶします。
  3. 2に1の細ねぎをのせて手前から巻いていき、なじませます。
  4. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、豚肉の巻き終わりを下にして入れて焼きます。
  5. 全体に焼き色がついたら肉に火が通るまで弱火で3分ほど焼きます。(A)を加えて絡め、2cmほどにカットすればレシピの完成です。

細ねぎをたっぷり巻いた豚の肉巻きです。色味が綺麗で食べ応えがあるので、夜ご飯のメイン料理にぴったり。甘辛いタレをたっぷり絡めながらいただきましょう。

梅のネギ味噌焼きおにぎり

  • 温かいご飯茶碗2杯分
  • ごま大さじ1
  • 梅干し1個
  • みりん大さじ1
  • みそ大さじ1/2
  • 細ねぎ3本
 
  1. 梅干しは種を取り除き、叩いてペースト状にします。
  2. 細ねぎは小口切りにしてトッピング用に少量取り置きます。
  3. ボウルに梅干し、みりん、みそ、細ねぎを入れて混ぜます。
  4. 別のボウルにご飯、白いりごまを入れて混ぜ、ラップの上に1/4量ずつのせて固めのおにぎりを握ります。
  5. アルミホイルの敷いた天板に4をのせ、トースターで5分ほど焼きます。裏返して3を塗り、再度焼き色がつくまで5分ほど焼きます。器に盛って細ねぎを散らせばレシピの完成です。

香ばしい味噌の風味が漂うおにぎりのレシピです。ネギの香りと梅干しの酸味も味噌と好相性で、意外なほどさっぱり食べられます。飲み会のシメやに食べるほか、だし汁をかけてだし茶漬けにするのもおすすめです。

ネギとん焼き

  • 青ネギ1束
  • 小麦粉40g
  • 水40ml
  • ごま油適量
  • かつお節適量
  • 豚バラ肉2枚
  • とろけるチーズ適量
  • 醤油適量
 
  1. 青ネギは刻みます。
  2. ボウルに小麦粉と水を入れて混ぜ合わせます。
  3. ごま油を熱したフライパンに2を広げ、裏面が固まったらかつお節、ネギ、豚肉、チーズの順にのせて生地を半分に折りたたみます。
  4. 豚肉に火が通るまで焼いたら両面に醤油を塗ります。皿に盛り付けたらレシピの完成です。

お酒にもご飯にもよく合うネギとん焼きのレシピです。もっちりとした生地にチーズと豚肉が入っていて、食べ応えのある一品に仕上がります。作り立てはとろけるチーズがネギに絡んで絶品の味わいです。

二段重ねのネギ豚丼

  • ご飯丼ぶり1杯分
  • 豚こま切れ肉250g
  • 青ネギ適量
  • 刻み海苔適量
  • 糸唐辛子適量
  • 醤油大さじ2(A)
  • みりん大さじ1(A)
  • 砂糖大さじ1(A)
  • 生姜すりおろし少々(A)
  • ニンニクすりおろし少々(A)
  • ごま油小さじ1(A)
  • 片栗粉小さじ2(A)
 
  1. 豚こま切れ肉を細かく切ります。
  2. 器に1と(A)を入れてよく混ぜ、500Wの電子レンジで3分加熱します。いったん取り出してよく混ぜ、再度3分加熱します。
  3. ご飯を丼ぶり鉢の半分くらいまでよそい、刻み海苔、豚肉、ご飯、豚肉の順にのせます。仕上げに青ネギをかけて糸唐辛子をのせたらレシピの完成です。

青ねぎの辛味と風味が存分に楽しめるボリューミーな豚丼です。電子レンジしか使わないので手軽に作れるのが魅力的。豚肉を二段重ねにしているため、最後の最後まで美味しく食べることができます。好みで仕上げにマヨネーズをトッピングしてもよいでしょう。

ネギ味噌

成長して固くなった葉ネギが美味しく食べられるネギ味噌のレシピです。ネギを油で炒めるのでアリシンの流出が少なくて済むのがメリットです。ほんのり甘みのある味噌は、ご飯にのせたり焼きおにぎりにしたりといろいろな食べ方が楽しめます。

固いねぎでベーシックなネギ味噌 by ニャゴめし食堂 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが321万品

葉ネギの保存方法

そのまま保存する場合

市販の葉ネギは茎を切り落としたものが一般的ですが、そのまま保存する場合は茎つき、土つきの方が長持ちします。保存する際は新聞紙に葉ネギを包み、日のあたらない場所に立てかけて置いておきます。

より長持ちさせたい場合は日光が当たらないところで白い部分に土をかけ、立てて置いておくのがおすすめです。この方法であれば約1か月は日持ちします。

冷蔵保存の場合

冷蔵保存の場合は新聞紙に葉ネギを包み、野菜室で保管します。可能であれば育った環境と同じように立てて置いておく方がより日持ちがします。刻んだものは傷みやすいですが、密閉容器や密閉袋に入れて冷蔵庫で保存すれば3~4日は持ちます。

冷凍保存の場合

使い切れないほど葉ネギが手に入った場合は冷凍保存しておきましょう。刻んだ葉ネギを密閉容器か密閉袋に入れ、できるだけ空気を抜いた状態で冷凍庫へ入れます。冷凍した葉ネギの保存期間は3週間~1か月が目安です。

葉ネギを栽培して美味しく食べよう!

本記事では葉ネギの種類や育て方、効果効能などを紹介しました。葉ネギは栄養豊富で健康、美容効果がたくさん期待できる野菜です。九条ネギやジャワ夏ネギ、ふゆわらべなど種類もいろいろあるので、気になるものがあれば自分で栽培してみてもよいでしょう。

初心者の方は育てやすい球根タイプから挑戦するのがおすすめです。ぜひ栽培した葉ネギを使って美味しい料理作りにも挑戦してみてください。

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