オクラに黒い斑点があっても食べられる?原因と正しい保存方法を解説!

オクラに黒い斑点が出た時、食べられるのかどうかを見分ける方法を解説します。オクラに黒い斑点が出る原因や、傷んだ時の種の状態も説明します。最後には正しい保存方法についても紹介しますので、合わせてチェックしてください!

オクラに黒い斑点があっても食べられる?原因と正しい保存方法を解説!のイメージ

目次

  1. 1オクラは黒い斑点があっても食べれるのか徹底解説!
  2. 2オクラに黒い斑点ができる原因
  3. 3オクラが黒い時に食べられるかどうかの見分け方
  4. 4オクラが黒い状態になるのを防ぐ保存方法・期間
  5. 5オクラが黒い時まとめ

オクラは黒い斑点があっても食べれるのか徹底解説!

ネバネバとした食感で、茹でたり和えたり、どんな調理をしても美味しいオクラ。カリウムやカルシウムを豊富に含み、免疫力の向上や健康にも美容にも効果が高い食材です。そんなオクラですが、買ってきて2~3日もするといつの間にか先端が黒くなったり、斑点が出てくることはありませんか?

本記事ではこの黒い斑点の原因が何なのか、黒くても食べられるのかについて徹底リサーチを行いました。最後には黒くならない最適な保存方法も紹介しますので、ぜひチェックしてください。

オクラに黒い斑点ができる原因

オクラに黒い斑点が出てしまったら、カビが生えたと思ってショックを受ける方もいることでしょう。ただ黒い斑点が出たからと言って、食べられないというわけではありません。このオクラにできる黒い斑点はカビの場合と、そうでない場合があります。それを見分けるために知っておきたいオクラの黒い斑点ができる原因について紹介します。

原因①生育環境

オクラは鉄分を多く含む野菜です。畑で育てている時や、収穫後の移動で表面に小さな傷がついてしまうことがあり、その傷が時間の経過とともに黒く変色します。これが黒い斑点に見えるというわけです。生育環境でできた傷が変色したものなので、このケースの場合はカビではありません。そのまま調理して、美味しくいただきましょう。

原因②保存環境

オクラを保存するのに最適な温度は10度~15度と言われています。この温度よりも低い温度で保存してしまったり、保存状態が悪いと、黒く変色することがあります。これはオクラが低温障害を起こした証拠です。ただ黒っぽく変色したからと言って、カビが生えたわけではないので、十分食べることができます。

原因③黒斑病

オクラに黒い斑点ができる最後の原因は、黒斑病です。オクラだけでなく、キャベツやトマトなど多くの野菜や果物がかかる病気の一種で、糸状菌というカビが原因とされています。黒斑病にかかると、オクラの表面に濃い茶色の病斑が発生し、次第に黒色に変色していきます。

黒斑病は雨が多く、高温になると発生しやすいという特徴があります。輸送中の湿度や温度環境によって発病を促すこともあり、収穫時には見つけられないケースもあります。

ほかにオクラに黒い斑点が出る原因としては、アブラムシやオオタバコガなどの害虫被害も考えられます。黒斑病にかかった部分や害虫被害にあった部分は、黒い部分を含め周りの部分も取り除いてから食べるようにしましょう。

オクラが黒い時に食べられるかどうかの見分け方

オクラに出る黒い斑点の原因が分かったところで、黒くなったオクラが食べられるのかどうかの見分け方をレクチャーします。食べても大丈夫なのかを知っておくことで無駄に処分することがなくなります。見た目や、臭い、感触など五感をフル活用して、食べられるオクラなのかを見分けましょう。

見分け方①見た目

オクラの新鮮度合いは、まず見た目で判断できます。新鮮なオクラは細かな産毛が豊富にあって、緑色が濃く、外から見てヘタが変色しておらず乾いていないものです。

また見分け方として、大きいものより小さめのものの方が美味しいです。大きく育ちすぎているものは固くて食感が悪い場合があります。これらの見た目は買う時に判断できるので、購入時に黒いものではなく、小ぶりの緑色がきれいなものを選ぶようにしましょう。

緑色の場合

オクラの表面に黒い斑点がなく、全体的に濃い緑色をしているものは、新鮮なオクラです。切ったときに断面がみずみずしく、種も白くて美しい色をしています。さっと茹でて和え物やサラダにして食べると、本当に美味しいです。収穫したばかりの濃い緑色をしたオクラは、歯ごたえもよく、生で食べても美味しくいただけます。

新鮮なオクラは栄養価も高く、免疫を高めるβカロテンやむくみを解消するカリウムや、骨を強くするカルシウムなどを豊富に含んでいます。健康維持のためにも効果的な野菜なので、新鮮な内に美味しくいただきましょう。

全体に産毛が生えている

細かな産毛は新鮮な野菜の見分け方に必須です。全体に産毛が生えているオクラほど収穫したての新鮮なオクラということになります。そもそもこの産毛は夏の暑さに耐えるためのいわば防護装です。収穫したてのものほど、畑に生えていた状態の産毛が残っているというわけです。

産毛が生えているものとそうでないものがスーパーに並んでいたら、迷いなく産毛が生えているものを選んでください。

黒い斑点がある

オクラが黒っぽく変色してしまった場合、一度切ってみましょう。中の種が白く、きれいな状態であれば食べることができます。

オクラの表面が黒い場合でも、中の種が白いものはまだまだ食べてOKなので、そのまま調理しましょう。生のままだと黒くても、茹でたり、調理すると案外気にならなくなることもあります。黒い斑点が出たものは生で食べるよりは、ごまやおかかと和えたり、細かく刻んでみそ汁などに入れて食べ方がおすすめです。

ちなみにオクラの白い種は取り除かなくてもそのまま食べることができます。種はプチプチとした食感で、サラダや和え物にするとアクセントになって美味しいです。たまに種に苦みがあるものがあるので、気になる方は取り除いてから食べると良いでしょう。種はフォークでかき出すようにすると、簡単に取ることができます。

黒っぽく変色している

オクラに黒い斑点が出ている場合も、一度切って中身を確認することをおすすめします。出荷時のちょっとした傷や保存状態が悪くて黒い斑点が出てしまったオクラでも、中の種が白く、きれいな状態であれば食べることができます。

この場合も生でそのまま食べるというよりは、茹でたり、細かく刻んで調理して食べる方がおすすめです。

種が黒くなっている

オクラの表面に黒い斑点が現れており、尚且切ったときに中の種が黒くなっているものは、残念ながら食べられません。収穫から大分日が過ぎている可能性もあり、痛んでいるものになります。もったいないですが、潔く処分しましょう。

オクラは基本的に日持ちしない野菜なので、買ってきた状態でそのまま冷蔵庫で保存するとすぐに傷んでしまいます。正しい保存方法については後ほど詳しく紹介しますので、しっかりチェックしてください。

見分け方②臭いや感触

オクラの見た目以外に、臭いや触った感触で、食べられるものなのかどうかを判断することもできます。チェックするポイントを紹介しますので、ぜひ試してみてください。

異臭がする

オクラに黒い斑点が出て全体的に黒っぽくなり、かつ異臭がする場合は、腐敗している可能性があります。新鮮なオクラはあまり臭いがないものです。オクラを臭ってみて、嫌なにおいがする場合は、食べるのは控えましょう。

粘つきがある

オクラは切ると特有の粘りが出ますが、新鮮なオクラは表面に細かな産毛が生えており、表面には粘つきはありません。何もしていなくても表面に粘つきがあるオクラは、痛んでいる可能性があります。手で触って糸を引いたり、べたべたしているものは、残念ですが調理せずに処分することをおすすめします。

柔らかい

オクラを触ってみて、ふにゃふにゃと柔らかいものは、収穫から時間が大分過ぎたものである可能性が高いです。オクラが蓄えている水分が抜けてしまった証拠なので、柔らかいものは食べるのを控えた方が良いでしょう。

ただし少々シワシワで柔らかくても、中を切って種が白くきれいなものは大丈夫なこともあります。一度中を確認してから処分するかどうかを判断して下さい。

見た目より軽く感じる

オクラは乾燥しやすい野菜なので、保存状態が悪ければすぐに中の水分がなくなり、鮮度が落ちてしまいます。そのため見た目よりもずっしりと重さを感じるオクラは水分が十分が残っている新鮮なオクラだと言えます。逆に見た目よりも軽く感じるオクラは中の水分が抜けてしまい、古いものだということがわかります。

あまりにも表面に黒い斑点が出て、変なにおいがしたり、粘着きがあるものは処分すると思いますが、そうでない場合は判断が難しいものです。どのくらい保存しているかわからなくなりそうな時は、わかりやすいように買ってきた日にちをメモしておくのがおすすめです。

オクラが黒い状態になるのを防ぐ保存方法・期間

新鮮なオクラを見分けて購入してきたら、気を付けたいのが保存方法です。デリケートな野菜なので、保存方法を間違ってしまうとたちまち傷んで黒い斑点が出たり、水分が抜けてしなしなになってしまいます。せっかく購入したオクラを少しでも長持ちさせる保存方法をレクチャーします。

冷蔵保存方法

オクラを冷蔵庫で保存するときは、10度~15度が適しています。保存する温度が高すぎたり、低すぎた場合は、すぐに黒い斑点が出て見た目が悪くなってしまいます。使っている冷蔵庫に野菜室がある方は、野菜室で保存することをおすすめします。

冷蔵庫で保存する時は、キッチンペーパーや新聞紙に包みます。さらにそれをビニール袋に入れて野菜室で保存してください。

もうひとつ冷蔵保存で知っておいてほしいのが、新鮮保存できる裏技です。オクラが黒くならずに長持ちするとっておきの方法は、コップに少量の水を入れ、オクラのヘタが水に漬かるように入れるというものです。すぐに黒い斑点が出てしまうオクラも、この保存方法なら驚くほど長持ちします。

買ってきたものはすぐに食べた方がよいですが、しばらく使う予定がないという方は、水に漬けて保存するのがおすすめです。

冷蔵保存の賞味期限

キッチンペーパーや新聞で包み、ビニール袋に入れて野菜室で保存したオクラの賞味期限は、せいぜい1日程度です。日がたつごとに黒い斑点が出てくるので、長期間保存したい時には向きません。水に漬けて保存したオクラは、5~7日ほど長持ちします。すぐに使わない場合は、水に漬けて野菜室で保存するようにして下さい。

またカットしたオクラの賞味期限は、2~3日が目安です。ヘタの部分をカットしたり、スライスしてしまうと、すぐに鮮度が落ちてしまいます。その日に食べる場合はカットしても良いですが、そうでない場合はなるべくそのままの状態で保存するようにしましょう。

冷凍保存方法

意外と思われる方もいるかもしれませんが、オクラは冷凍保存することができます。冷凍保存しておけば、黒い斑点が出ることもなく新鮮な状態をキープできます。冷凍保存するときはまず塩をまぶして板ずりし、産毛を取り除いてください。下処理を終えたら生のまま、もしくは茹でて保存します。それぞれの詳しい冷凍保存方法を紹介します。

生のまま冷凍

オクラを生のまま保存するときは、産毛を取り除いた後、さらにヘタの部分にあるガクの固い部分を削いでおきましょう。皮をむくように包丁で薄く固い部分を取り除きます。

水分が出ている場合はキッチンペーパーなどで水分をしっかりふき取ります。その後、冷凍できる保存袋に入れて冷凍庫で保存してください。使う時は冷蔵庫に移して自然解凍するか、さっと湯がいてから料理しましょう。

茹でてから冷凍

オクラを茹でてから保存する場合も、板ずりして産毛を取り除きます。その後、沸騰したお湯で30秒ほど軽く茹で、流水で冷やしてください。あまり茹ですぎると食感が悪くなってしまうので、茹でる時間は短めで大丈夫です。冷やしたものはキッチンペーパーで水分をしっかりふき取ります。

1回使う分をひとまとめにし、ラップで包みます。その後、冷凍できる保存袋に入れて冷凍庫に移します。使う時は生で冷凍保存する時は、常温解凍してください。

冷凍保存の賞味期限

冷凍保存したは約1か月ほど保存できます。生のままだとあまり日持ちがしないオクラも、冷凍することで長期間保存できます。特売で大量に買っても冷凍保存しておくことができるので安心です。

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オクラが黒い時まとめ

本記事ではオクラが黒くなる原因や、黒くなった時に食べられるのかの見分け方を中心に紹介してきました。今まで黒くなったものを使ってよいか悩んでいた方も、これからは迷う必要がありません。上手な保存方法も解説しましたので、ぜひ参考にしてください。

オクラは美味しいだけでなく、栄養満点の野菜です。食べられるのかどうか正しく判断して、美味しく食べましょう!

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