みかんを食べ過ぎると肌が黄色くなる理由は?健康への影響はあるの?

みかんを食べ過ぎると肌が黄色くなるというのは、みかんの栄養素が関係しています。どんな栄養素で肌が黄色くなるのかをみていきます。またみかんを食べ過ぎる事で、太る事や下痢になる場合もあります。どうして太る事や下痢になる事があるのかもまとめます。

みかんを食べ過ぎると肌が黄色くなる理由は?健康への影響はあるの?のイメージ

目次

  1. 1みかんの食べ過ぎは危険?体への影響は?
  2. 2みかんを食べ過ぎると肌が黄色くなる理由
  3. 3みかんを食べ過ぎると健康に悪い?
  4. 4みかんは食べ過ぎずに適量を!

みかんの食べ過ぎは危険?体への影響は?

皮をむいたみかん

寒い時期になると、温かい部屋で食べるみかんが美味しくて、ついつい何個も食べてしまう人もいるでしょう。美味しいみかんではありますが、食べ過ぎると下痢になるなど、体に悪影響を与える事があります。みかんの何が悪影響になるのか解説します。

みかんを食べ過ぎると肌が黄色くなる理由

みかんを食べ過ぎた時、手の色が変わった気がする事はないでしょうか?みかんを食べ過ぎると、肌が黄色くなるのはどんな理由からなのでしょう。

肌が黄色くなる理由①血中のカロチン濃度が上昇するから

みかんを食べ過ぎると、血中のカロチン濃度が上昇します。カロチンは人間の体にとってはいい栄養素で、みかんにはたくさん含まれています。

みかんの中でカロチンは色素であるため、たくさんみかんを食べると色がついている栄養素を体にたくさん吸収する事になるのです。結果として血中カロチン濃度が上昇すると、みかんと同じように肌が黄色くなってしまいます

肌が黄色くなる理由②脂溶性なので体脂肪に溶け込むから

みかんに含まれるカロチンは、βクリプトキサンチンと言われるものです。この栄養素は、脂溶性という油脂に溶けやすい栄養素になります。体に取り入れるとすぐに、体脂肪に溶け込んでいくのです。

このβクリプトキサンチンは、もともと強力な抗酸化作用がある栄養素です。この栄養素は体脂肪に溶け込んで、中性脂肪を低下させたり血液循環を改善したりしてくれるため、糖尿病の予防や改善の効果が期待できるといわれます。

肌が黄色くなる理由③何個以上が食べ過ぎ?

みかんは栄養の事だけを考えると、みかんのビタミンCを摂取したいという時には、みかん6個で1日にビタミンCを摂取する事ができるといわれます。

ところがカロリーの事を考えると、みかん6個は食べ過ぎです。成人の場合、みかんは3個までが適量だといわれています。4個食べると食べ過ぎになります。気を付ける点として、子供が摂取する時にはさらに摂取量を減らす必要があります。子供の場合は、1日半分から1個が適量といわれています。

肌が黄色くなる理由④黄疸と柑皮症の見極め

みかんを食べ過ぎると、黄疸と柑皮症という病気になる事もあります。黄疸というのはビリルビンという色素が血液中に増えてしまう病気です。黄疸で肌が黄色い場合には、遺伝的な事もあるため、親族に黄疸の人がいる場合には注意をするといいでしょう。

柑皮症は、みかんなどの柑橘系のものを食べ過ぎる事で、カロテノイドを過剰に摂取して皮膚が黄色くなってしまう病気です。皮膚ガンを抑制する効果があるといわれています。循環器疾患に有害であるという報告もされているため、摂取しすぎには注意が必要です。

みかんを食べ過ぎると健康に悪い?

みかんを食べ過ぎると、柑皮症などの病気になってしまう可能性もあります。みかんは美容にいいからと食べている人もいるでしょう。しかし、食べ過ぎると下痢になるなど健康に悪いともいわれます。

みかんの食べ過ぎが及ぼす影響①太る

みかんの食べ過ぎで健康に悪いといわれるのは、みかんの食べ過ぎで太る事です。お菓子をみかんに変えて食べる事で、ダイエットになるともいわれますが、みかんを食べるから痩せるわけではありません。みかんのカロリーは、ショートケーキの1/10のカロリーです。

ショートケーキを食べるなら、みかん1個を食べた方がいいですが、みかんを10個食べればショートケーキを食べるのと変わりません。みかんで太る事はないと食べ過ぎると、カロリーを摂取しすぎて太る原因です。みかん100gのカロリーは46kcal程度、普通サイズのみかん1個で34kcalほどのカロリーがあります。

みかんの食べ過ぎが及ぼす影響②肝臓への負担

みかんを食べ過ぎる事で太るのも困りますが、太るというのは目に見えてわかるため予防しやすいものになります。太る事よりも怖い事が、肝臓への負担がかかっているという点です。

みかんにはたくさんのビタミンCが含まれています。適量を摂取する事は健康にもいい事ですが、過剰に摂取しすぎると肝臓に負担がかかるのです。肝臓の働きには、栄養の貯蔵や有害物質の分解、食べ物の消化に必要な胆汁の分泌があります。

みかんの食べ過ぎが及ぼす影響③下痢や酸蝕歯

みかんを食べると、下痢になると言われています。それはみかんを食べ過ぎる事で、肝臓に負担をかけてしまうからです。肝臓は食べ物の消化に必要な胆汁の分泌をしているため、肝臓の働きが悪くなる事で、下痢になってしまう場合があります。

糖尿病の予防のためのサプリメントにも、ビタミンCが多く含まれているものがあるようです。サプリメントを摂取している場合、少量のみかんでも下痢になってしまう事があります。

下痢になるのも嫌ですが、みかんは酸性の果物であるため、食べる過ぎる事で歯が溶けてしまう、酸蝕歯になる場合があるようです。みかん1個程度で酸蝕歯になってしまう事はありません。特に、大人の歯になったばかりの子供は口をすすぎましょう

みかんは食べ過ぎずに適量を!

皮をむいたみかんとむいていないみかん

みかんは栄養素がたくさん含まれる、おすすめの果物です。適量を食べるのはおすすめですが、食べ過ぎる事で太る原因になったり下痢の原因になる事があります。体にいいと言われるものでも、食べ過ぎる事はよくありません。摂取量を確認しながら、美味しく食べるようにしましょう。

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