みかんの保存方法別賞味期限【常温・野菜室・冷凍】腐った時の見分け方・対処は?

みかんは一回にたくさんの量を購入することが多いですが、賞味期限が気になる方も多いでしょう。本記事では、保存方法別にみかんの賞味期限を調査しています。また腐るとどのような見た目になるのかや、対処方法も紹介しているので是非参考にして下さい。

みかんの保存方法別賞味期限【常温・野菜室・冷凍】腐った時の見分け方・対処は?のイメージ

目次

  1. 1みかんの賞味期限を知って上手に保存
  2. 2みかんの保存方法べつ賞味期限
  3. 3みかんが腐った時の見分け方と対処法
  4. 4みかんの賞味期限は上手な保存で決まる

みかんの賞味期限を知って上手に保存

冬が近づいてくると食べたくなるのが、今回題材になっているみかんです。お値段が安い上に、小さなお子様からお年寄りまで美味しく頂ける果物として親しまれています。そんなみかんですが、たくさん買っても腐らせてしまうという経験がありませんか?

今回はみかんの賞味期限はどれぐらいで、どのような保存方法が適しているのかを調査しました。また腐るとどのような見た目になるのかについても触れているので、見極めの参考にして下さい。

みかんの保存方法べつ賞味期限

みかんの保存方法は大きく分けると、常温・野菜室・冷凍の3通りに分けることができます。今回はそれぞれの賞味期限について紹介しているので、是非参考にして下さい。

常温

賞味期限 約2週間〜1ヶ月
使用するもの ダンボール、かご

みかんを常温で保存する際に注意する点と保存方法を紹介します。まず、かごや段ボールから出して傷んでいないかどうかをチェックして傷んでいない物はヘタを下にして並べます。カビが生えていることが目に見えて分かるものは迷いなく捨てましょう。

みかんを段ボールに入れ、一段ごとに新聞紙を挟んで積み込んでいきます。そして最後に新聞紙をみかんの上に被せ、箱の蓋を開けたままにして保存します。

風通しが良い場所で保存

保存場所は風通しの良い所で、段ボールの蓋を空けたままにしておきましょう。みかんと言えばこたつの上に置いている光景をよく見かけますが、長い時間置きっぱなしにするのは良くありません。普段は風通しの良い所に置いておき、食べる時に必要な数だけ持ってきましょう。

たまに上下を入れ替える

先ほど段ボール箱に詰める時は、新聞紙を挟んで積み込むことを紹介しましたが、その保存中に時々上下の位置を入れ替えてください。位置を入れ替えるのは、空気を入れ替えるためです。その際に、一部が傷んでいたり、腐っている場合は取り除きます。

みかんの大量買い又は人からたくさん頂いた時も、時々メンテナンスをすると十分段ボールで保存が可能です。そして、保存場所は必ず直射日光の当たらない涼しい場所に置いて下さい。なるべく賞味期限を長くする保存方法を見つけることが重要です。

野菜室

賞味期限 約1ヶ月
使用するもの ペーパータオル又はキッチンペーパー、ポリ袋

そもそもみかんは、涼しい場所での保存が向いている果物です。保存温度は3~8度程度が適切温度なので、冬の寒い時期以外は冷蔵庫の野菜室をおすすめします。

ペーパータオルで包む

冷蔵庫で保存する場合には乾燥しやすくなるため、1個ずつペーパータオルで包むようにしてください。尚、ペーパータオルで包んで保存する時には、こちらも同様ヘタを下にして包み込みます。そうすることによって傷みにくく賞味期限を長くすることが可能です。

ポリ袋へ入れて野菜室へ

みかんを1個ずつペーパータオルで包み終わったら、次はポリ袋に入れます。入れたポリ袋の口は軽く閉じ、やはりこの時もヘタを下にして野菜ボックスに入れましょう。みかんを数個ずつ分けて入れておくと、1個ずつ食べる時に取り出しやすくとても重宝します。野菜室での賞味期限は約1ヶ月と覚えておきましょう。

冷凍庫

賞味期限 約1~2ヶ月
使用するもの ジプロック、金属トレイ

もう一つ、たくさんのみかんが残っている時の保存方法として冷凍保存がありますが、その際に美味しく仕上げる事ができる作業があるのをご存知ですか?次にその作業手順を紹介しますので、その方法で冷凍保存をしてください。

皮を洗ってから二段階冷凍

みかんは二段階冷凍すると美味しく仕上がります。そのやり方はまず最初に皮ごと水で良く洗い、その後は水気を拭き取らず、ボウルか金属トレイに並べて下さい。洗ったみかんをそのまま急速冷凍させ、その冷凍したみかんに再度水をかけて、もう一度冷凍保存することにより氷の膜を作ります。

保存袋に入れて冷凍庫へ

二段階冷凍が終わった後は、みかんを冷凍用のジップロックなど保存袋に入れ再び冷凍します。そして最後に冷凍したものを冷凍庫から取り出し、30分位半解凍してシャーベット状にすると美味しい冷凍みかんが完成します。

みかんが腐った時の見分け方と対処法

みかんの常温・野菜室・冷凍での賞味期限を紹介しましたが、期限内だったとしてもカビが生えてしまっていたり、柔らかくなってしまう場合があります。このような状態になると捨てる方も多いでしょうが、腐るとどうなるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。

ここでは、腐った時の見分け方やその時の対処方法について紹介します。みかんはたった一つ腐っただけで、周りまで腐らせてしまうと言われています。腐らせるのを防ぐために、どのような対策方法があるのか見ていきましょう。

みかんは腐りやすい果物

みかんは水分量が多い上に、外皮が柔らかい果物です。そして輸送の過程などで皮に傷がつくと、目に見えないほどの傷でもそこから腐ってしまいます。輸送によく使われる段ボール箱は、みかん自身の重さで下の方にあるものが潰されてしまいます。これらを合わせて考えると、みかんは腐りやすい果物と言えるでしょう。

カビは腐敗とは違う?

みかんを腐らせていく原因は細菌であり、腐るとジュクジュクした水分が出て、そこからカビが生えます。カビの正体は菌類で、細菌と菌類は別のものです。カビは、胞子をまき散らすことで拡大します。なおカビには、カビ毒(マイコトキシン)を持っている種類もあるので、カビが生えているものはそっと捨てるようにしましょう。

腐ったみかんの見分け方

みかんが腐っているかどうかの見分け方の注意点は3つあります。それは、外観と臭いそして傷があるかの3つです。1つ目の外観についてですが、みかんは賞味期限が切れて腐ってくると表面のつやがなくなり、皮が薄く透明になってきます。大丈夫だろうか?と心配になったら、表面の状態をよく見てください。

2つ目の臭いについてですが、賞味期限が切れて腐ってくると異臭がします。柑橘類の臭いではなく、泥に似た臭いがするようになると注意してください。3つ目の傷があるかについてですが、みかんは表面に傷があるとそこからカビが発生して傷んでいきます。表面が変色していたり、カビが生えていたら取り除くようにしてください。

みかんが腐ると伝染する?

みかんは1つ腐ると、周りのものも腐っていきます。これはまるで、みかんが腐るとまわりに伝染するみたいです。この現象には理由が2つあります。

1つ目の理由はエチレンガスという植物ホルモンです。みかんは熟していく過程でエチレンガスという植物ホルモンを出します。このホルモンは、みかんを熟させ甘くする効果があるのですが、熟し過ぎると腐ってしまいます。1つのみかんから腐敗が移っているのは、エチレンガスが原因です。
 
2つ目の理由は、アオカビのためです。柑橘類はカビが生えやすいです。みかんの皮は柔らかく傷つきやすいので、そこから内部の水分が出てカビが繁殖しやすい状態になると、あっという間にアオカビが生えてしまいます。これが、腐敗の伝播の2つ目の理由です。

みかんが腐った時の対処法

みかんが腐っている場合は迷う事なく捨てるようにしましょう。腐った部分を取り除けば食べられるのでは?と思いがちですが、それは間違いです。腐った部分を取り除いたとしても、その周りはカビが繁殖しています。見た目が普通な場合は勿体無いと感じてしまいますが、賞味期限切れのみかんを食べて体調を悪くしては元も子もありません。

また腐ったみかんを捨てる時はそのまま捨てるのではなく、ポリ袋などに入れてしっかり結んでから捨てるようにしましょう。何故なら直接ゴミ箱に入れてしまうと、大量のカビ菌が空気中に分布してしまうからです。

みかんの賞味期限は上手な保存で決まる

本記事では常温、冷蔵、冷凍の場合に分けてみかんの賞味期限を紹介しました。みかんは保存方法次第で腐るのを予防できます。常温の場合は上下を入れ替えたり、野菜室の場合はペーパータオルで包む等、その時に適した方法を実践してみて下さい。みかんの賞味期限を確認して、見た目も良く美味しいうちに食べきりましょう。

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