長崎皿うどんのおすすめ店ランキング！細麺も太麺も絶品！地元民の口コミも

トルコライスに卓袱料理、カステラにちゃんぽんetc…と、長崎県には実に沢山の名物料理が存在します。過去に出島が設置されていたという歴史的背景もあって、長崎のご当地グルメには異国情緒を感じさせる料理が多いのですが、その中でも最たるモノの1つが今回紹介する皿うどんです。

皿うどんは長崎の地元民にとって郷土料理的な存在です。長崎の地元民はこの皿うどんに対して強い愛着を持っており、常日頃から当たり前の様に皿うどんを食しています。他の都道府県民からすると皿うどんは割と特別な料理ですが、長崎の地元民にとっては白飯や味噌汁と何ら変わりのないモノなのかも知れません。

皿うどんと言うと、多くの方はパリッパリの細い揚げ麺の上に具沢山の餡が掛けられたモノをイメージすると思います。しかしながら元々皿うどんには太麺が使用されていたそうで、そこから作りやすさを重視して生み出されたのが細麺なのだそうです。長崎で皿うどんを頂く際は今でも殆どの店で細麺と太麺の両方を選ぶことができます。

この太麺と細麺は全くの別物です。太麺の皿うどんには主にちゃんぽん麺が使われていますが、これは皿うどんがちゃんぽんの汁を少なくした商品として生み出された背景に拠るものです。一方細麺には専用の揚げ麺が使用されていおり、太麺の皿うどんは焼いた麺の上に餡を乗せますが、細麺の皿うどんは揚げた麺の上に餡が乗せられています。

「皿うどんにはソースを掛けるんだよ」と、そんな話を長崎県民から聞かされた事が有る方もいると思いますが、これは地元長崎では当たり前の事です。それが証拠に長崎で皿うどんを食べようと中華料理店に入ると、テーブルには必ずと言って良いほど酢やラー油等と共にウスターソースが並んでいます。

そして、そのソースを当たり前の様に皿うどんに回しがけている地元民の姿を目撃すると思いますが、これは皿うどんは甘めに味付けされている場合が多い為です。これをソースの酸味によって引き締め、バランスを整えるのが長崎定番の頂き方であり、地元では金蝶ソースという皿うどん向けのソースが存在する程に広く定着しています。

ここからは本題である長崎で人気の高い皿うどん提供店のおすすめランキングの紹介を進めていきます。まずは20位から11位までのおすすめ人気店ですが、何れも長崎県内は元より全国にその名を轟かす有名店ばかりです。気になる皿うどんがあればこの機会にしっかりとチェックしておきましょう。

第20位に選ばれた寶來軒は、長崎県長崎市に店舗を構える有名中華料理店です。令和元年で創業50年を迎えた老舗であり、寶來軒別館の名称で親しまれてきました。この寶來軒は前菜からデザートに至るまで、様々な料理を堪能する事ができる本格派中華料理店ですので、その他の一品料理やコース料理を愉しむ事も可能です。

老舗の名店で自慢の皿うどんをはじめ、様々な料理を食べたいという方にもってこいの店舗であると言えます。

寶來軒の皿うどんは細麺と太麺の2種類から選ぶ事が可能です。細麺は900円、太麺が1000円と太麺の方が100円高い料金設定と成っております。上記画像の皿うどんは太麺のモノになりますが、こちら画像を見てお分かりの通り太麺の皿うどんは餡が掛からないチャーメンの様な仕様と成っております。

一方の細麺に関しては他の長崎皿うどん同様、麺の上に餡が掛けられています。これだけの違いがあるだけに、同じ皿うどんでも其々に異なる味わいを愉しむ事が可能ですので、二人以上で来店し細麺と太麺をシェアすると良いでしょう。

こちらの永楽苑も長崎ではその名を知られた名店中の名店です。地元の人に皿うどんやちゃんぽんの美味しい店を訪ねた場合、必ずやこの永楽苑も候補の一つして挙げられると言われています。それ程人気のあるこの永楽苑ですが、実はダントツ一番人気の商品はちゃんぽんや皿うどんではなく、しいたけ肉そばという商品なのだそうです。

勿論皿うどんもここで取り合えられる位ですので、絶品である事は間違いないのですが、そのしいたけ肉そばは長崎市内でも5本の指に入る名物グルメなのだとか。という事なので、こちらもできれば複数人で来店し、皿うどんと共に絶品のしいたけ肉そばを頂くのがおすすめです。

地元民からの人気も高い永楽苑の皿うどんは、他店と比べて非常にサラリとした餡が特徴です。パリッパリの細麺と甘めの餡の相性が抜群ですが、ここにソースと酢、そして胡椒を適度に回しがけるのが地元長崎でのスタイルだそうです。それによって一気にワンランク上の味わいに変化すると言われておりますので、是非一度お試しを。

そしてもう一つの大きな特徴は、何と言っても値段にあります。この永楽苑の皿うどんは何と1杯たったの600円と超が付くほど破格のお値段で、コスパにおいても抜群です。長崎の中華街で皿うどんを注文した場合、1000円を超えるモノも少なくありません。そんな中で600円とは驚きです。

昭和2年創業と長崎での指折りの老舗として知られる会楽園は、本格的なコース料理を愉しむ事ができる長崎有数の中華飯店です。市内中心部からのアクセスも良く、多くのメディアにも取り上がられている事から、県内外問わず日々多くの来店客が訪れております。

その料理の味には定評がありますが、かと言って其程値が張る訳では無いのが嬉しいところ。皿うどん以外の料理も含めてじっくりと長崎中華街の味を堪能したいという方におすすめです。

会楽園の皿うどんは細麺と太麺の2種類と、其々に特製皿うどんが用意されております。お値段は細麺太麺共に850円で、特製皿うどんが1200円です。通常の皿うどんと特製皿うどんの違いは具量にあり、特製には肉団子などの具材がタップリと投入されております。言わば特製は豪華バージョンの総称と言ったところでしょう。

こちらも例に漏れず細麺の皿うどんはあんかけで、太麺の皿うどんはチャーメンタイプでの提供と成っております。特に細麺にウスターソースがけを回しかけるのがおすすめだそうで、口コミにもそちらについて多くの声が寄せられています。

17位にランクインした寿々屋は、今回紹介する皿うどんのおすすめ店の中でも1、2を争うようなローカル飲食店です。長崎の中華街から約5分程歩くと館内（かんない）というエリアと成るのですが、その館内の一角にひっそりと佇むのがこちらのお店です。地元の人間じゃなければ見逃してしまう確率が高いかも知れません。

寿々屋のメニュー数は決して多くありません。ちゃんぽんや皿うどんの他には、普通のうどん数種類に焼きそばと焼き飯、そして巻き寿司やいなり寿司がある程度です。そして、それら全てが安価でしかも美味しいというのが最大の特徴なのです。有名中華料理店の皿うどんも良いですが、ローカルのお店も是非抑えておきたいところです。

寿々屋の皿うどんも他の店舗同様に、細麺あんかけのいわゆる王道スタイルと太麺のチャーメンスタイルからチョイスする事ができます。その優しい味わいには唯一無二の奥深さがあり、食べ進める度に美味さが増していくと言われる程だそうです。この味を求めて多くの有名人がこの店を訪れているというのも納得です。

そんな寿々屋の皿うどんはお値段何と700円です。地元のローカル民が足繁く通う名店の皿うどんを、皆さんも是非ご賞味下さい。

長崎でも有数の人気中華料理店として知られる紅灯記。おすすめの中華料理店を聞かれた時は、いつも紅灯記をおすすめしているという地元民も多いそうです。中華街から離れているにも関わらず人気が高いというのは、それだけ料理が美味しいという事ですから、期待が持てる事は間違い無さそうです。

紅灯記の皿うどんには驚く程の具材が盛り付けられており、それらが麺と抜群の相性を誇ります。特に海鮮皿うどんは必食で、タップリと投入された大ぶりの海鮮物には圧巻される事間違いありません。それでいてお値段も1000円と中華街の2/3程度の設定ですので、お得感もかなり高めです。

満福はいわゆる街中華と呼ばれる様な、手頃な値段と豊富なメニューで人気の大衆中華料理店です。ここでは皿うどんからカツカレーまで、実に多くの料理を堪能する事ができます。

満福には他店にはないオリジナルの皿うどんがあります。それが上記画像のカレー皿うどんです。満福自慢のカレールーで餡を作ったこのカレー皿うどんは、長崎市内でもこの満福でしか食べられない一品です。最初は半信半疑でも、一口食べた瞬間にその美味さと衝撃で大半の方が驚くのだとか。

長崎新地中華街の名店である新和楼も、創業昭和3年の伝統ある老舗料理店です。年配の地元の方に皿うどんのおすすめを聞くと、この新和楼の名を挙げる方が非常に多いそうです。これは長きに渡り信頼を勝ち取っているという事の現れと言えるでしょう。

新和楼の皿うどんは、その触感が特徴です。餡と絡みあった周囲の麺は柔らかく、中心の麺はパリパリ感が残る、という細麺の皿うどんならではの触感を愉しむ事ができます。甘めの餡も良い味付けで、これでお値段も800円と申し分ない設定です。

京華園も長崎新地中華街の有名な中華料理店です。一品料理からコース料理まで幅広く愉しむ事ができる本格派的中華飯店ですが、名物のちゃんぽんや皿うどんをはじめとした一品料理に関しては其程お値段を気にせず頂く事が可能です。

京華園の皿うどんも細麺と太麺の2種類からチョイスが可能ですが、特に太麺のモチモチ感には高い定評があり、この麺を目当てで京華園に訪れる方も少なくないそうです。

思案橋横丁の一角に店舗を構える康楽（がらく）は、市内で最もちゃんぽんが美味い店とも言われています。ちゃんぽんのおすすめを地元民に訪ねた場合、まずこちらの名前が上がるのは間違いない程の名店です。外観は完全に何の変哲のない街の中華店ですが、そのポテンシャルの高さは長崎でも屈指です。

そんな最強のちゃんぽんを提供する康楽ですが、皿うどんにも全く同様の具材が使われており、見た目はコッテリでも実はアッサリというコッサリ系の餡は、ほっぺたが落ちる程の美味さだそうです。思案橋付近で皿うどんを探すなら、この康楽は絶対に候補から外せません。

こちらの群来軒も知る人ぞ知る超有名店で、お忍びで多くの有名人が訪れる事でも知られています。絶品のちゃんぽんが看板商品で、そのスープは毎日でも飲みたく成る程の美味さだと言われています。

絶品ちゃんぽんが看板商品の群来軒ですが、皿うどんも負けず劣らずの人気があります。こちらパリパリの細麺ととろみの有る餡で構成された王道の一杯ですが、餡の美味さは群を抜く程のレベルだそうです。

あの福山雅治が帰省した際に必ず訪れるとして有名な思案橋ラーメン。その影響もあって、福山雅治を崇拝するファンが多数訪れる事でも知られております。メニューも豊富な街中華で、名物の爆弾ちゃんぽんをはじめ、ラーメンやおでんなど数々の名物料理を頂く事ができます。

思案橋ラーメンの皿うどんは、豚骨の出汁が効いたコクの有る餡の味が特徴です。麺とのバランスもよく、程よい主張を見せる味付けと成っており、最後まで飽きずに頂く事ができるそうです。また途中から定番のウスターソースを掛け回し、味変を愉しむのもおすすめです。

大波止エリアの名店として知られる桃華園も、長崎を訪れた際は必ずチェックしておきたいところです。通常は中華料理店として営業している桃華園ですが、ランチはちゃんぽんと皿うどんのみでの提供と成っているとの事です。それだけ味に自信があるのは間違いないでしょう。

桃華園の皿うどんは、まずその驚く程の餡のボリュームに度肝を抜かれます。他店の皿うどんの場合は麺の上にしっとりと乗っかっている様な印象ですが、桃華園の皿うどんは餡によって麺が包まれている感じです。そしてその餡の味が絶妙で、食べれば食べるほどに美味さを増していきます。まさにコレを食べずして長崎を語るなかれな一品です。

長崎駅の駅ビルであるアミュプラザに店舗を構える皇上皇は、絶品のちゃんぽんで有名な中華料理店です。一品辺りの料金設定は割と高めですが、料理のクオリティはそれに見合う高さを誇ります。ロケーションも抜群で、長崎を後にする前の最後の食事にこちらを選ぶ方も多いとのことでした。

餡掛けの細麺と炒め麺の太麺の2タイプの皿うどんを提供する皇上皇ですが、特に太麺の皿うどんが人気を集めています。しんなりとした野菜の皿うどんが多い中で、こちらの野菜は非常にシャキシャキとしており、歯ごたえを感じる事ができるそうです。そして全体的な味のバランスもよく、麺のコシも抜群です。

長崎新地中華街に店舗を構える蘇州林は、本格的な飲茶をはじめとした自慢の中華料理を手頃な価格で頂く事ができる人気のチャイニーズレストランです。冷凍ちゃんぽんや皿うどん、そして長崎お菓子は全国発送も行っておりますので、皆さんの中にも口にした事が有るという方がいるかも知れません。

蘇州林の皿うどんは、皿うどん・上皿うどん・極上皿うどんの3タイプで、いずれも細麺での提供と成っております。14種類の新鮮な野菜を中心にたっぷりの具材を、これまた深い旨味を感じる餡でとじた蘇州林の皿うどんは、まさに極上の一品です。

また、上皿うどんや極上皿うどんになると五島列島で取れた新鮮な海の幸もたっぷりと盛り込まれます。お値段はそれなりに貼りますが、贅沢な皿うどんを食べたいという方には是非ともおすすめしたい一品です。

新地中華街に店舗を構える福寿は、中華街でも一際目立つ真っ赤な外壁と大きな店名看板がトレードマークのお店です。皿うどん以外にもちゃんぽんに高い定評があるとの事で、中華街でも高い人気を誇る事で知られているそうです。人気店だけにピークタイムはかなりの行列に成ることも有るので、来店の際は事前のチェックが必須です。

福寿の皿うどんは一見コッテリだが案外サッパリとした旨みたっぷりの餡が特徴で、これにウスターソースを適量回しかけて頂くのがおすすめです。甘みと酸味がバランスよく混ざり合い、極上のハーモニーを口の中で奏でるとの評判です。お値段が850円と割安なのも嬉しいポイントと成っております。

また、こちらには通常の皿うどんの他にそぼろ皿うどんと呼ばれる物があります。名前だけ聞くと鳥のそぼろが具材に使われているかと思いますが、これはワンランク上を示しているのだそうで、特にそぼろが具材として使われている訳では無いそうです。

思案橋駅付近で人気No.1との呼び声も高い天天有は、創業から既に70年以上というこれまた老舗の中華料理店です。元々は清海楼という中華料理店でしたが、原爆により店舗が倒壊。そして戦後の昭和21年に店名を現在の天天有に改めて再スタートを切りました。以降、庶民に愛されてきたこだわりの味を今日まで守り続けています。

天天有の皿うどんは、長崎の皿うどんの王道である甘めの餡が特徴的な一品です。この餡からは非常に深いコクを感じるそうですが、それはこの天天有の看板メニューであるちゃんぽんのスープで餡を溶いているからだと言われています。この餡とパリパリの細麺が見事にマッチしているので、女性でも難なく食べられるのだそうです。

ミシュラン長崎2019にも掲載されている共楽園は、眼鏡橋のすぐ近くに店舗を構える人気中華料理店です。長崎No.1と言われているちゃんぽん目当てに、連日多数の方がこちらを訪れています。長崎でも屈指の人気店なので、土日に行かれる場合は待ち時間を多めに見ておきましょう。

共楽園と言えばちゃんぽんがおすすめですが、負けず劣らず皿うどんも人気です。長崎の地元民達も絶賛する共楽園の皿うどんは、太麺を自慢のちゃんぽんスープに絡めて香ばしく炒めた焼うどんタイプの一品です。

こちらは今回唯一の佐世保市内にある中華料理店です。こちらもミシュランに掲載された名店で、極上のちゃんぽんや皿うどんを頂く事ができます。ハウステンボス等で佐世保を訪れる際は、是非香蘭にも足を運んでみてはいかがでしょうか？

香蘭の皿うどんの特徴は、長崎県内でも屈指の絶品と呼ばれる自慢のちゃんぽんスープで溶かれた餡にあります。とにかくコクが深く、口の中いっぱいに豊かな海の香りが広がります。これは九十九特産の牡蠣が味の決め手と成っている為で、これにより深いコクと濃厚なまろやかさを感じる味わいの餡に仕上がるのだそうです。

地元で知らぬものはいない四海樓は、ちゃんぽんと皿うどん発祥のお店です。創業は1899年（明治32年）と大変古く、以後、今日までその看板を守り続けています。今や長崎を代表する名物と成ったちゃんぽんと皿うどんの原点は、この四海樓に有るのです。

四海樓の皿うどんは他店と比較しても段違いの餡量が特徴です。しかもその餡に含まれている具材の量もモリモリで、食べごたえも抜群です。そして何よりも餡の存在が前に出過ぎること無く、麺との絶妙なバランスを保っているのです。これは流石元祖と言ったところでしょう。

1位に選ばれた江山楼は、知名度人気共に長崎No.1と言われる超人気店です。平日でも常に満員御礼という屈指の繁盛店ですが、それは勿論他店では味わう事の出来ない絶品料理を提供するからこそです。長崎訪問の際は是が非でも立ち寄っておきたい、そんな名店です。

江山楼の皿うどんは、パッと見は非常にシンプルで何処ででも食べられそうな印象を受けますが、実際に口にするとその違いを実感する事ができます。一つ一つの仕事が完璧で、派手さは無いのに完成度が段違いというのが最大の特徴です。

長崎県内にある皿うどんのおすすめ店をランキングで紹介してきました。地元民からの人気も高い名店がズラリと並んだランキングと成りましたが、気になるお店と皿うどんは見つかりましたか？長崎には非常に数多くの絶品グルメが存在しておりますが、その中でも皿うどんだけは絶対に外せない一品です。

残念ながら私達人間の胃袋に入れる事ができる量には限度があるので、今回紹介した全ての皿うどんを一度の長崎訪問で食べ尽くすことは限りなく不可能です。だからこそどのお店の皿うどんを選ぶのか？という愉しみも有ります。そんなワクワクも味わいながら、長崎で絶品皿うどんを心行くまで堪能して下さい。