KyoChonチキンは韓国の人気唐揚げ店！評判やおすすめメニューを紹介

韓国にはフライドチキン専門店が多くあります。その専門店の中でも一番人気で韓国全域に店舗展開しているのがKyoChonチキンです。おしゃれなお店で健康的なフライドチキンが食べられると、韓国での評判が高いお店です。日本人には唐揚げのように親しみやすい味のチキンで、韓国のグルメスポットにもなっています。

1991年に韓国の地方都市で開業してから、ヘルシーな唐揚げとして女性に支持されることで人気を呼び始めました。店舗も屋台のような雰囲気ではなく、洗練されたスタイリッシュな内装にすることで女性や若者の心をつかんでいます。KyoChonチキンは韓国国内にとどまらず中国・タイ・アメリカなどにも出店し、数年前に日本にも上陸しました。

KyoChonチキンは美味しいだけでなく、健康に気づかった調理をしています。鶏肉はもちろん野菜も新鮮なものを使い、化学調味料は使わずに調味しています。さらに、揚げる油にもこだわっていて、本社指定のものを全店舗で使っています。

KyoChonチキンのフライドチキンは、他のお店に比べて鶏肉が小さいと言われることもありますが、これには理由があります。衣を厚くしてボリューム感を出すのではなく、余分な衣と油は落とした後で二度揚げをしているからです。そのため、衣でごまかされることがなく、鶏肉の旨みをしっかりと味わうことができます。

韓国の多くのフライドチキン専門店は、鶏肉に下味を付けて一度揚げたものをストックしておきます。そして、注文が入ると二度目の揚げをします。注文に早く応えながら揚げたてを提供するやり方です。

一方、KyoChonチキンは独特の揚げ方をしていて、注文が入ってから鶏肉の下味をつけて二度揚げします。しかも、一度チキンを揚げた後に旨味成分のアミノ酸をたっぷり含んだソースで味付けをしてから、再度揚げています。手間がかかるため提供までの時間を要しますが、旨味をしっかりと含ませる調理がKyoChonチキンのこだわりなのです。

また、調理法や使用する油を全店舗で統一することで、どこのお店で食べても同じ味になるようにこだわっています。

日本やアメリカでフライドチキンと言えば、塩とコショウで味付けされたものをイメージする人が多いでしょう。その点、KyoChonチキンはしょう油を使ったソースを味付けに使っています。それが、日本人にとってはしょう油で下味をつけた唐揚げのように感じられ、親しみやすい味になっています。

韓国国内ではKyoChonチキンは、美味しくてヘルシーなフライドチキン専門店として認知されています。明るくカフェのようなお店は、ほどよい高級感と清潔感があります。そして、健康志向もかなえてくれるということで女性の評判が良く、そこから、男性客やファミリー層と客層の幅を広げているのです。

フライドチキンとビールの組み合わせを韓国ではチメクと言います。チキンとビールの意味のメクチュを合わせた造語で、チキンの食文化が根付いているからこそ、良く使われる言葉です。KyoChonチキンのフライドチキンは味がしっかりついているので、ビールと合わせて味わうチメクにぴったりという点も人気につながっています。

このチメクを美味しく楽しめるのもチキンと合わせてアルコールメニューも豊富なKyoChonチキンならではでしょう。

KyoChonチキンの特徴の一つにメニューの豊富さがあります。日本で増えている唐揚げ専門店ではニンニク・しょうが・塩といった味のバリエーションが主ですが、KyoChonチキンでは、それぞれの味付けのメニューで手羽・足・全部位などの部位を指定して購入もできるようになっています。

KyoChonチキンで一番人気は、キョチョンオリジナルです。サクサクと揚げられたお肉をほおばるとオリジナルソースの味が広がり、噛みしめていると下味のニンニクしょう油の風味がしてくるのが特徴です。揚げた後にも刷毛で、ニンニクしょう油ソースを丁寧に塗っています。

辛さがなくて誰でも食べやすく、注文に迷った時はキョチョンオリジナルがおすすめです。数種類購入するのであれば、辛いものや甘いものとこのベーシックな味を組み合わせてはいかがでしょう。

KyoChonチキンへ行ったら、とりあえずこのキョチョンオリジナルとビールの組み合わせを注文する人も多いです。唐揚げに近いニンニクしょう油の味は、日本人観光客の評判も良く、初めて食べるチキンにはオリジナルがおすすめです。

レッドオリジナルは、粉唐辛子で下味をつけてた辛口のフライドチキンです。唐辛子にもこだわりがあり、韓国産のチョンヤン唐辛子というものを使っています。辛いものが苦手な人は、辛すぎて食べられないかもしれません。辛いものが好きであれば食べてみてください。スパイシーさが病みつきになるような旨味を出しています。

レッドオリジナルは、かなり辛いという評判で、辛さに弱い人では食べられない人もいます。辛い味が得意な人の中には、期待していたほど辛くないと思う人もいるので、ビールなどと合わせれば食べやすいかもしれません。

定番のキョチョンオリジナルと辛口の味付けをしたレッドオリジナルを半量ずつ合わせたものが、キョチョンハーフ＆ハーフです。1箱の容量はオリジナルやレッドオリジナルと同じですが、両方の味を食べられるのでお得感があります。

KyoChonチキンの注文でハーフ＆ハーフを購入すれば、味に飽きることもなく一人でも完食できるという評判が見られます。一度にオリジナルも辛口のレッドオリジナルも食べてみたい人は、こちらを注文してください。

キョチョンオリジナルやレッドオリジナルの定番チキンは骨付きですが、キョチョンサルサルチキンは骨を抜いたチキンです。サルは韓国語でお米のことで、米粉をまぶして揚げたチキンです。

お肉は手羽部分ではなくササミとモモ肉を使い米粉をまぶして揚げ、表面はカリカリとし肉はふんわりとしています。味はシンプルな塩味で、マスタードソースやジャンバラヤシースなどが添えられています。ソースを替えることで味の変化も楽しめるメニューです。

キョチョンサルサルチキンは骨がないだけに食べやすいという口コミが多いです。カリカリに揚げているので他のチキンよりも手が油で汚れないという意見もあります。ソースを替えるだけで味が変わるのも、好まれている点です。

辛いものよりも甘い味付けが好きな人におすすめは、キョチョンハニーオリジナルです。辛味が無いので子供でも食べやすく、甘いハチミツをベースにしたソースをからめています。甘さは強めですが、しつこくなくビールにも合うような味付けです。

韓国ではハチミツを使ったお菓子やスイーツがブームとなったことがありました。そのハチミツ味の人気に火をつけたのが、KyoChonチキンのハニーオリジナルとも言われています。

見た目はオリジナルと変わらないハニーオリジナルですが、食べると甘く次々と食べたくなる人もいるようです。この甘口チキンとビールを合わせたいという人やスパイシーなレッドオリジナルと合わせて注文し、辛くなった口をハニーオリジナルでマイルドにするといった食べ方をする人もいるようです。

キョチョンソイサルサルも米粉を使った骨なしチキンシリーズの一つです。キョチョンサルサルはカリカリに揚げたチキンを玉ねぎやネギなどの野菜と合わせていて、優しい甘みのあるオリジナルのしょう油ソースをたっぷりとかけたサラダ仕立てになっています。

フライドチキンの脂っぽい感じが野菜としょうゆソースで和らげられ、野菜も一緒に食べられるので、よりヘルシーなメニューです。

ソイサルサルは骨もなくて食べやすく、ネギの香味としょう油の味が日本人向きという口コミが多いです。美味しいので自分で唐揚げを作りソイサルサルを真似してネギとしょう油ソースをかけて味わっている人もいます。

フライドチキンだけでなく野菜もたっぷり食べたいという人におすすめなメニューが、ケイジャンキチンサラダです。たっぷりのグリーンサラダに骨なしのチキンがのっていて、ハニーマスタードソースをかけて味わいます。

ケイジャンチキンサラダはフライドチキンそのものはオーソドックスなフライドチキン味です。ドレッシングはハニーマスタードで、サラダ全体として甘目の味になっています。このドレッシングが気にいる人もいれば、チキンには合っても野菜には合わないと感じる人もいるようです。

ただ、生野菜をたっぷりと食べられるので、フライドチキンだけを食べるよりも健康のためにこのメニューを選ぶ人もいます。

韓国のフライドチキン店では、大根のピクルスを付け合わせとして添えているところが多いです。KyoChonチキンでも小さな角切りにしたものを甘酢に漬けた大根ピクルスが、サービスとして添えられます。フライドチキンの後に食べることで、口の中をさっぱりとさせてくれます。

大根ピクルスには、胃もたれ防止の効果があります。キョチョンチキンを多く食べても、大根ピクルスを合わせて食べていれば、消化の助けにもなるでしょう。お代わり自由なKyoChonチキンの店舗も多いので、フライドチキンと合わせて、遠慮なく味わってください。

KyoChonチキンの大根ピクルスは見た目はナタデココのように見えるが、酸っぱすぎず甘すぎずに美味しいという評判があります。韓国のKyoChonチキンでは大根ピクルスはサービス品ですが、日本の店舗では有料となったことを残念がるつぶやきもみられました。

KyoChonチキン店はソウル市内だけでも180件もありますが、観光客におすすめは東大門（トンデムン）店です。販売数・来客数など韓国内でナンバーワンの店舗です。日本人観光客の間でも日本語メニューが用意されているなど利用しやすいお店と評判のスポットになっています。

場所はソウル特別市鍾路区鍾路、地下鉄1・4号線東大門駅から徒歩１分の場所にあります。入口は1階にありお店は2階に広がっています。テーブルもゆったりと配置されていて、ゆっくりとチキンを味わうことができるでしょう。

24時間営業していて、夜に行くならライトアップされた東大門こと興仁之門(フンインジムン)を望める窓際の席がおすすめです。また、アルコールの品ぞろえも豊富で、韓国で人気のクラフトビールやフルーツフレーバー焼酎もあります。KyoChonチキンとアルコールを合わせて、より美味しく韓国の人気の味を楽しんでください。

ソウル市内だけでなく韓国に1,000店舗もあるKyoChonチキンは、日本人が観光で訪ねるようなエリアには大抵2～3店舗はあります。

日本人が利用しやすいおすすめ店一つ目は新村店で、ソウルの学生街でもあり日本人も多く暮らしているエリアです。深夜1時まで営業しているので、夜遅くにテイクアウトをしてホテルで夜食として味わうこともできます。もう一つはソウル市内の若者の街と言われる弘大にある弘大店で、こちらは深2時まで営業しています。

デリバリーサービスをしている店舗も多く、自宅やホテルにフライドチキンを配達してくれます。韓国旅行でリーズナブルなホテルを利用するのであれば、KyoChonチキンをホテルに届けてもらって味わうこともできます。ホテルがデリバリーを許可しているかの確認をしてから、利用してください。

KyoChonチキンは2015年に日本に進出し、東京の六本木に店舗を構えました。カフェのようなおしゃれなインテリアの中で、韓国ならではのフライドチキンを食べられるとして話題になったのです。実際に味わうと唐揚げのような味が日本人にも受け入れられ、人気が出ました。

唐揚げのようでありながら衣が薄く、スパイシーなものや野菜と合わせたものなどメニューも豊富で、日本での評判も上々となります。特にビールとフライドチキンを合わせて食べるチメクという韓国流のスタイルが注目され、夜だけでなく休日ランチにKyoChonチキンでチメクした人もいるでしょう。

開店直後は人気を呼び、客数も多かったのですが、値段設定が高めだったことが原因でリピート利用には繋がらず、翌年には閉店してしまいました。その後、日本でKyoChonチキンを味わった人が、その味を求めて韓国でKyoChonチキンへ行って味わうというグルメ旅行が生まれました。

韓国で人気のフライドチキン専門店KyoChonチキンは、健康にも気づかった調理法とメニューの豊富さが特徴のお店です。お店も清潔感があり明るい雰囲気なので、観光客でも利用しやすく日本語メニューがある店舗もあって安心して利用できます。

韓国へ行ったらいくつもあるフライドチキン専門店の中でも、KyoChonチキンで唐揚げのようなチキンを味わってみてください。