ブランデー梅酒の作り方!手作りレシピとポイントは?飲み方も紹介

ブランデー梅酒を味わったことがありますか?ブランデー梅酒は家庭でも手軽に手作りすることができ、レシピも梅酒づくりをした経験があれば、ブランデーを使うだけで難しいものではありません。梅酒とは違った香りや甘み、とろみのあるブランデー梅酒の作り方や簡単でおすすめのレシピを紹介します。レシピにおすすめな銘柄のブランデーや市販のチョーヤなどのメーカーのおすすめブランデー梅酒も紹介しています。

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目次

  1. 1ブランデー梅酒とは?
  2. 2ブランデー梅酒の作り方
  3. 3ブランデー梅酒の手作りレシピのポイント
  4. 4ブランデー梅酒のおすすめの飲み方
  5. 5ブランデー梅酒のおすすめ銘柄
  6. 6ブランデー梅酒は簡単に作れて美味しい

ブランデー梅酒とは?

初夏になると青い梅を使って、梅酒や梅シロップを手作りする人も多くいます。一般的な梅酒の作り方は、梅と砂糖にホワイトリカーという無味無臭の焼酎を使っています。ホワイトリカーを使った梅酒は、梅の味が強く出やすく、値段も手ごろに手作りしやすいというメリットがあります。

最近はホワイトリカーだけでなく、日本酒や焼酎を使った梅酒の銘柄も増えていて、味わいも様々です。手作りであれば、その割合やどんな梅、どんなアルコールを使うかによって、レシピは同じでも香りや味わいを変えることができます。

その中でも手作り梅酒としておすすめなのが、ブランデー梅酒です。ホワイトリカーで梅酒を作ったことがあれば、レシピは同じで漬け込むものをブランデーにするだけですが、味わいが深く甘みやとろみが増して、いつもの梅酒とは違う味を楽しむことができます。

ブランデー梅酒の作り方

ブランデー梅酒を味わったことがあっても、作り方は知らないという方にでも分かりやすいレシピを紹介します。基本は梅酒の作り方と同じで、使うアルコールがホワイトリカーからブランデーに変わるだけですが、レシピのポイントを抑えておくと、初めてでも失敗なくブランデー梅酒を作ることができます。

用意するもの

ブランデー梅酒も通常の梅酒と用意するものは、アルコールの種類が変わるだけで、他に必要なものは同じです。青梅、砂糖、ブランデーと漬け込み用の保存瓶を用意します。

梅は5月から6月に出回り始める青い梅を使います。梅は時間が経つと黄色くなってきますが、黄色から赤くなり熟していきます。未熟な梅は数日でシワがでてきてしまい梅の香りが弱いので、そうした梅を使うよりも、はりがあって青から黄色になりかけている梅がおすすめです。青い梅の方が香りが強めの梅酒になります。

手作り梅酒には糖分も必要です。ブランデー梅酒の作り方では、ブランデーに含まれる糖分を利用することで糖分をいれない作り方もありますが、基本の作り方では氷砂糖を使います。氷砂糖を使うことで、ゆっくりと糖分が溶けだし、梅酒を攪拌する必要がなく、梅のエキスも上手に引き出すことができます。

ブランデーはいろいろな銘柄があり、手作り果実酒用のブランデーも市販されています。ブランデーは果実を原料として蒸留させたもので、お手頃な価格のものをレシピに使っても十分に美味しい、手作りのブランデー梅酒の材料となります。

梅の下準備をする

手作り梅酒では、先ず梅の下準備をします。梅酒用に販売されているものであれば、そのまま洗えばよいですが、庭になっている梅を使う場合など固くて青い梅の場合は、梅をボウルにいれて、全体が浸るくらいの水に半日くらいつけてアクを抜くと梅酒の仕上がりがよくなります

市販の梅であれば水洗いを丁寧にして、傷がついていたり傷んだりしている梅は取り除きます。傷がついている梅を使うと、漬け込んでいる期間に果肉が染み出し、にごりのある梅酒になってしまいます。この梅の選別が出来上がりに透明感のあるブランデー梅酒を作るための、レシピのポイントになります。

洗った梅はザルに上げて清潔なキッチンペーパーなどで水気を拭き取り、表面を乾燥させます。その時に竹串などを使って、梅のヘタ部分を取り除きます。このヘタがついているとえぐ味がでることがあるので、丁寧に取り除いておきます。

容器を殺菌する

梅酒作りに使う容器や道具は、消毒しておく必要があります。良い梅や高い銘柄のブランデーを用意しても、瓶や蓋に雑菌がついていると、熟成させている間に、梅酒がカビてしまうこともあります。

おすすめの消毒方法は、大きな鍋に水からいれて、沸騰させて自然乾燥させることです。大きな瓶を使う時には、ホワイトリカーなどアルコール度数の高い焼酎やブランデーを少量入れて、保存容器の全体に行き渡るように回すことでも消毒ができます。消毒用につかったアルコールは残らず捨てます。蓋部分も消毒をしてください。

梅と氷砂糖とブランデーを入れる

容器の消毒、梅の下準備ができたら、容器に梅を先ずいれ、ある程度の高さになったら氷砂糖を入れます。梅と氷砂糖を交互にいれて、そこにブランデーを流し入れて蓋をきちんと閉めておきます。漬けこんだばかりの2~3週間の間は、週に数回、容器を回すようにして、糖分の溶け具合を均一にするのもレシピのポイントです。

レシピ材料のそれぞれの分量は好みによりますが、目安として青梅1kg、氷砂糖300~500g、ブランデー1.8リットルです。ただこの分量では、容器も4~5リットルサイズのものが必要になるので、半量や1リットルくらいの容量の瓶を使って作ることも可能です。

ブランデー梅酒の手作りレシピのポイント

ブランデー梅酒の基本的な作り方が分かったところで、味の決め手になるレシピのポイントをおさえておきます。

おすすめのブランデー銘柄

手作りブランデー梅酒は、どんなブランデーを使っても構いません。アルコール度数が35度以上あるものを使うのが、手作り果実酒の基本で、ブランデーであれば大抵のもので梅酒が作れます。

ホワイトリカーよりも高価なブランデーですが、安いブランデーやブランデーそのものを飲んだけれども、あまり美味しいと感じられないものを使うこともできます。ブランデーは果実を原料としていることで梅との相性もよくフルーティーな梅酒が作れます

初めてブランデー梅酒を作るのであれば、サントリーの「V.O」という銘柄のものがおすすめです。640ml入りで1,000円ほどで購入できます。またチョーヤが販売している「V.O果実の酒用」もおすすめで、1,800mlで2,300円前後で販売されています。

おすすめの砂糖と割合

ブランデー梅酒を手作りする場合、糖分の量を好みの割合にできるという楽しみもあります。ブランデーそのものが糖分を含んでいるので、砂糖を全く使わなくても梅酒はできますが、氷砂糖の割合を多くすると、糖分がとけだし浸透圧の関係で梅エキスが早く抽出されて熟成が早くすすみます

ホワイトリカーを使う場合よりも半量程度の氷砂糖が目安量ですが、好みで梅と同じ量くらいから無糖まで調整が可能です。また氷砂糖に代えて果糖を使うと糖分が早くブランデーに溶けるのでより熟成が早くなります。

氷砂糖にかえて、黒糖やはちみつを使ってブランデー梅酒を作ることもできます。初めて手作りするのであれば、ゆっくりとけてくれる氷砂糖がおすすめです。

熟成期間

ホワイトリカーを使った梅酒は半年くらいから1年くらい熟成したものが飲み頃ですが、ブランデーは3か月くらいから飲み頃になります。これはブランデーにも糖分が含まれているので、梅のエキスが出やすいということもあります。

半年から1年熟成させたブランデー梅酒も、味の変化を楽しめ、ブランデーと梅の香りと味も混じり合い、1年以上寝かせたものの方が美味しいと感じる方もいます。反対に、2~3か月で梅の香りを強く感じられるようなものが好みの方もいます。

梅の実は一年半ほどしたら、消毒した菜箸などで取り出した方が、濁ることのないブランデー梅酒になります

短期間で作るなら冷凍梅を使う

手作りのブランデー梅酒の熟成期間を短くする方法として、冷凍した梅を使う方法もあります。冷凍することで、梅の細胞壁が壊れやすくなって梅のエキスが抽出されやすくなります

冷凍する梅は、梅酒の作り方で準備するものと同じもので構いません。よく洗って表面をふき、ヘタをとってからフリーザーバッグにいれて1日以上冷凍させます。これをブランデー梅酒の作り方で梅を入れる時に凍ったまま保存容器に入れるだけです。

青梅をたくさん購入した場合など、一部を冷凍させておけば、秋や冬になってからブランデー梅酒を仕込むこともできるというメリットもあります。

保管は冷暗所で

ブランデー梅酒を仕込んだ後は、冷暗所で保管します。直射日光が当たらず、室温の変化があまりない場所がおすすめです。冷蔵庫ほどになると、梅のエキスが染み出るまでに時間をたっぷりと要しますが、涼しい場所の方がカビも生えにくく、安定して熟成できます。

ブランデー梅酒のおすすめの飲み方

ブランデーは度数が高くて飲みにくいと感じている人でも、ブランデー梅酒にすると、梅の香りとブランデーのまろやかさが混ざり合い、飲みやすく感じることが多いです。作り方にもオリジナルなものがあるように、飲み方にも決まりはないですが、おすすめの飲み方を紹介します。

ストレート

手作りしたブランデー梅酒を初めて味わう時には、ストレートがおすすめの飲み方です。梅の香り、まろやかさがしっかりと分かります。ストレートで少し飲んでみて、ブランデーの味が強いようであれば、まだ熟成期間が短いと考えられますし、ほどよい甘さと香りがでていれば飲み頃を迎えていると考えられます。

また熟成は常温の涼しいところでさせているので、ストレートなら常温で口に含むので、香りが感じやすくなります食前酒として少量飲むのにもおすすめです

ロック

手作りブランデー梅酒をストレートで味見をして、とろみがついていたらグラスに氷をいれ、そこにブランデー梅酒を注ぎいれるロックでの飲み方もおすすめです。ロックにすることで、少し薄くなりますが、ほどよくとろみがのばされてより味わいが分かりやすく、また氷で冷やされるので舌ざわりもよくなります

ロックで味わう時には、大き目で固い氷を使い、ゆっくりと時間をかけて氷がとけてブランデー梅酒の味の変化も楽しんでください。

ソーダ割り

ブランデー梅酒をもっとすっきりと味わいたい、甘さが気になるという時にはソーダ割りがおすすめです。グラスに氷を入れ、そこにブランデー梅酒を注ぎよくかき混ぜてブランデー梅酒が冷えたところに、炭酸水を注ぎ入れ軽く混ぜるだけです。チョーヤでは梅酒1に対し炭酸水2の割合をおすすめしています。

炭酸のシュワシュワっとした感じがさわやかさを感じさせてくれ、冷えたブランデー梅酒を味わえるので、感じる甘さが控えめになります。またアルコールに弱いけれど、梅酒なら味わえるという人でもアルコール度数を低くすすにもソーダ割りはおすすめで、市販のチョーヤのブランデー梅酒などでもソーダ割りがよく合います。

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ブランデー梅酒のおすすめ銘柄

梅酒といえばチョーヤがCMなどでも馴染みがありますが、他にも美味しいブランデー梅酒の銘柄があります。国産のブランデーを使っていたり、熟成方法に特徴があったりと飲み比べても楽しい銘柄を紹介します。

チョーヤ「ゴールドエディション」

チョーヤからは数種のブランデーを使った梅酒が発売されています。その中でも、チョーヤ最高級レベルの梅酒と言われるのが「ゴールドエディション」です。大粒の紀州産南高梅を使い、そこにフランスのコニャック地方のブランデーで漬け込んでいます。

南高梅の味を引き立てるためにブレンドしたブランデーを使っているので、まろやかな風味で華やかな香りを感じられます。金箔も入っているので、ギフトにも適した商品で、500ml入りで9,000円ほどになります。

チョーヤからは750ml入り、1,500円ほどの「エクセレント」というブランデー梅酒も発売されています。こちらはボトルのまま冷やして、ストレートでの味わい方もおすすめのチョーヤ銘柄です。もう1種チョーヤでのおすすめは「極熟梅酒 熟リッチ」で、熟した梅酒を使っていて濃密な味わいながらカロリーとアルコール度数は控えめな銘柄です。

井口食品「梅子桜子」

大粒で香りがよく大粒の南高梅とオランダ産のチェリーを原料にしたブランデーと合わせ、オーク樽でじっくしと熟成させているのが「梅子桜子」です。梅とチェリーで美しい赤い色をしているブランデー梅酒で、香りがとても華やかです。

500ml入りで2,000円ほどとお手頃価格で、ラベルもレトロな女性二人、梅子と桜子のイメージしたデザインが特徴的です。ロックで香りを楽しむのも良く、色がきれいなのでカクテルベースとしての使い方もおすすめです。

五一わいん「梅酒8年貯蔵ブランデー仕込」

長野県で自社のぶどう農園のぶどうを使い、ワイン造りをしている五一ワインが熟成させているブランデー梅酒が「梅酒8年貯蔵ブランデー仕込」です。ブランデーも自社製のものを使い、長野県産の梅と合わせ、フレンチオーク樽で熟成させています。

梅そのものの酸味と果実感に、国産ぶどうを原料としたまろやかなブランデーの香りも合わさった贅沢な梅酒です。500ml入りで1,620円です。

ブランデー梅酒は簡単に作れて美味しい

ブランデーを使った梅酒は、チョーヤなどメーカーから販売されているものもありますが、家庭でも簡単に作ることができます。梅のシーズンになったら、ホワイトリカーに漬ける一般的な梅酒だけでなく、一部はブランデーを使って梅酒を仕込んで、3か月後からは味わえる楽しみもあります。

好みの銘柄のブランデーを使って、糖分の割合も調整したオリジナルのレシピで、ブランデー梅酒作りも楽しんでください

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