こんにゃくの賞味期限切れは食べていい?正しい保存方法で長持ち!

こんにゃくは賞味期限が切れていても食べられるのでしょうか?何となく賞味期限が長く保存がきくというイメージのあるこんにゃくですが、たとえ賞味期限が半年から1年くらい切れているものを食べても健康に影響はないのでしょうか?本記事では賞味期限が切れたこんにゃくがどれくらいの期間なら安心して食べられるのか調べてみました。また、未開封のこんにゃくと開封後のこんにゃくでは保存期間に差があるかについて、賞味期限を延ばすための最適な保存方法についても紹介していますのでチェックしてみましょう!

こんにゃくの賞味期限切れは食べていい?正しい保存方法で長持ち!のイメージ

目次

  1. 1こんにゃくの賞味期限切れはいつまで食べていい?
  2. 2こんにゃくの賞味期限《未開封》
  3. 3こんにゃくの賞味期限《開封後》
  4. 4こんにゃくの賞味期限を延ばす正しい保存方法
  5. 5こんにゃくは冷凍できる?
  6. 6こんにゃくの腐っているかの見分け方
  7. 7こんにゃくは賞味期限を知って上手に保存

こんにゃくの賞味期限切れはいつまで食べていい?

ざるのうえにこんにゃくが置かれている

こんにゃくは低カロリーでダイエットに最適なヘルシー食材、かつ、さままざまな料理に活用しやすい食材です。

日々の食卓でも登場しやすいこんにゃくですが、賞味期限が切れていても半年から1年くらいは保存できるという話は本当なのでしょうか?こんにゃくはなんとなく長期保存できる食材、賞味期限が長い食材というイメージがあるかと思います。

今回はこんにゃくが賞味期限を切れても食べられるかどうかについて、未開封、開封後とそれぞれの状態において詳しく調べてみました。

また、美味しく食べられる期間である「賞味期限」をより長く延ばすための保存方法の工夫についても紹介しています。本記事を参考にこんにゃくの賞味期限と上手に付き合えるようになりましょう。

こんにゃくの賞味期限《未開封》

こんにゃくの賞味期限はメーカー、種類にもよりますが製造日から30日から90日程度であることが一般的です。しかし、実際にはそのこんにゃくの多くが高温で殺菌され包装されているため、保存状態が良ければ賞味期限を半年から1年くらい過ぎても腐ることはないとも言われています。

本項ではこんにゃくの賞味期限について、特に未開封の場合はどうなのか具体的に調べてみました。賞味期限が切れているこんにゃくが未開封の状態で冷蔵庫で眠っていたら、一度こちらをチェックしてみましょう。

未開封ならかなり長い

そもそも市販のこんにゃくのパッケージには「賞味期限」は記載されていますが、「消費期限」は記されていません。賞味期限と消費期限の違いはどこにあるのでしょうか?

こんにゃくに記載されている賞味期限は「美味しく食べられる期限」であって、消費期限「安全に食べられる期限」ではありません。そのため、未開封であれば賞味期限をたとえ数日過ぎていても健康に害するような影響はないと言われています。

こんにゃくの賞味期限の多くが30日から90日程度で設定されていますが、たとえ賞味期限が切れていても未開封で、かつ保存状態が良いなどの条件が揃えば製造日から半年~1年くらい過ぎていても問題なく食べられるのです。

未開封は1年過ぎても食べられる?

こんにゃくの賞味期限は製造日から30日~90日程度ともともと長いほうですが、未開封なら半年から1年くらい過ぎていても食べられると聞いてもなんとなく不安を覚える人もいるかもしれません。未開封のこんにゃくなら1年過ぎても本当に食べられるのでしょうか?

答えは、未開封のこんにゃくなら賞味期限を1年過ぎても「食べられる、しかし食味を損なう」です。実はこんにゃくは未開封の状態にあっても賞味期限を過ぎると徐々に水分が抜けていきます。水分が抜けることを「離水」というのですが、この離水の結果、こんにゃくは痩せていき食べるときにやや硬い食感となってしまうのです。

また、覚えておきたいのは絶対に腐らないとは言えないという点です。未開封で賞味期限を過ぎて1年程度であっても、開けた時に例えば異臭があったりぬめりがあるような場合は腐敗している証拠ですのでくれぐれも注意しましょう。賞味期限を過ぎたこんにゃくは、自分の目でみて腐っていないかどうかしっかりと確かめる必要があるということです。

未開封が日持ちする理由

未開封のこんにゃくなら保存状態さえ良ければ賞味期限を半年から1年過ぎていても腐ることはない、そう言える根拠はどこにあるのでしょうか?

スーパーで普通に売られているこんにゃくはすべて梱包されています。市販のこんにゃくは製造時に加熱殺菌された状態で衛生的にパッキングされていますので、未開封であれば空気を遮断し腐りにくいのです。

これらのことから、未開封かつ高温でないなど環境的に正しい保存状態であれば、賞味期限が1年程度過ぎていても腐敗しにくいと言われています。

とはいえ、重ねて言いますが賞味期限を過ぎたこんにゃくが本当に腐敗していないかどうか、しっかりと自分の目で確かめる必要があります。見た目だけでなく見た目にも注意してチェックしましょう。

こんにゃくの賞味期限《開封後》

市販のこんにゃくの多くが1枚で販売されています。おでんなど大きなサイズでこんにゃくを調理する場合は良いですが、煮物に少量のこんにゃくを使うなど、一度にすべてのこんにゃくを使い切れない人も多いのではないでしょうか?

こんにゃくを一度に使い切れなかった時、どうしていますか?開封後はタッパーや保存袋に入れて冷蔵庫に保管する人も多いかと思います。

こんにゃくの賞味期限は開封後も適用されるのでしょうか?本項では開封後のこんにゃくの賞味期限について、また開封後の保存方法について解説しています。

開封後の目安

こんにゃくの賞味期限は未開封であれば半年から1年過ぎても食べられますが、開封後であればこの賞味期限の目安は適用されません。こんにゃくの外装に記載されている賞味期限もあくまでも未開封の状態での期限です。では、こんにゃくは開封後どれくらい保存することができるのでしょうか?

基本的にこんにゃくは開封後、できれば2日から3日以内に食べきった方が良いとされています。保存する場合はタッパーなどに移し、ベストはこんにゃくが保存されていたアク水と共に保存することです。アク水と保存することでこんにゃくを長持ちさせることができます。

開封後は水につけて保存する

こんにゃくの賞味期限を延ばす正しい保存方法については後述しますが、ここでは簡単に開封後の保存方法についてどのような方法があるのか紹介しましょう。

開封後使い切れなかったこんにゃくを保存する場合は、タッパ―やボウルなどに移し水に浸けて冷蔵庫で保管しましょう。こんにゃくといっしょに包装されていたアク水に浸けるのが一番よいですが、水道水でも大丈夫です。水を毎日替えれば開封後のこんにゃくも数日は傷むことなく保存できます。

水に浸けたこんにゃくであればこんにゃくの離水を防ぎ、ある程度状態を保ったまま保存することが可能です。ただし、再度使う場合は見た目と匂いを確認してこんにゃくが傷んでいないかチェックしてから使うようにしましょう。

こんにゃくの賞味期限を延ばす正しい保存方法

こんにゃくはもともと賞味期限が長い食材ですが、保存方法によっては賞味期限をさらに延ばすことが可能です。本項では未開封、開封後とそれぞれの状態でより賞味期限を長く延ばすための保存方法についてまとめています。正しいこんにゃくの保存方法を知って、賞味期限を延ばし、美味しく食べられる期間を増やしましょう。

未開封の保存方法

未開封のこんにゃくは、直射日光が当たらない冷暗所であれば保存することが可能です。ただ、より長く賞味期限を延ばすためには常温ではなく、冷蔵庫で保存するほうがより安定した状態を保ちやすくおすすめです。

開封後の保存方法

こんにゃくを1枚丸ごと使わず、使い切れないこんにゃくを保存する人も多いかと思います。開封後のこんにゃくはどのように保存すれば賞味期限を延ばすことができるのでしょうか?

使い切れなかったこんにゃくは、ふたができるタッパ―や保存袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。その際に水に浸けておくとより賞味期限を長く延ばすことが可能です。

こんにゃくと一緒に封入されていたアク水があれば、それを使いましょう。アク水はこんにゃくと同じ濃度のアルカリ水であり、こんにゃくの状態を保持する成分が含まれているためです。アク水がない場合は水道水に浸しても大丈夫です。こんにゃくがしっかりと被るように水に浸けます。こんにゃくを浸けておく水道水は毎日替えてください

開封後のこんにゃくは2日から3日で使い切るのがベストですが、保存状態が良ければ1週間から1か月程度保存することも可能です。こんにゃくの状態を確かめて使いましょう。

こんにゃくは冷凍できる?

一度に使い切れなかったこんにゃく、また、こんにゃくを使って作ったおかずを冷凍したいと思ったことはありませんか?おでんのこんにゃくを冷凍してスカスカの状態になってしまい、残念な思いをした人もいるかもしれません。

本項ではこんにゃくの冷凍方法について詳しく調べてみました。使い方を覚えれば賞味期限が切れてしまいそうなこんにゃくの良い活用方法となりますので要チェックです!

基本的に冷凍に向かない

こんにゃくは果たして冷凍することができるのでしょうか?実はこんにゃくは冷凍すると食感がかなり変わってしまいます。

こんにゃくは冷凍後、解凍した時に水分が抜けてしまい、スポンジのような硬い食感になります。一度スカスカのスポンジのような状態になってしまえば、再度こんにゃくを水に浸けても元に戻ることはありません

ゴムのような、あるいは牛すじのような食感のこんにゃくは、その食感を生かしたレシピであれば美味しく食べられますが、通常のこんにゃくと同じように使うことはできません。このため、こんにゃくは基本的に冷凍には向かない食材と言えるでしょう。

冷凍こんにゃくの使い方

一度冷凍したこんにゃくは、解凍すると牛すじのような硬い食感に変化します。これを利用してあえてこんにゃくを冷凍し、レシピに活用することもできます。

冷凍こんにゃくを作るなら、保存する前に下ごしらえをしておきましょう。まず適当な大きさに切ったこんにゃくを1~2分程度茹で、アクを抜きます。ざるにとって水気をとったらフリーザーバッグなどに移して冷凍しましょう。

解凍は自然解凍するか、流水に当てながら解凍します。解凍後はしっかりと絞ってこんにゃくの水分を出して下ごしらえは完了です。

画像のように炒め物に使っても良いですし、煮物にしても味がしみこみやすく美味しく仕上がります。また、肉のような食感を利用して唐揚げにするのも美味しいです。鶏肉のから揚げよりもヘルシーに作れます。

冷凍こんにゃくの賞味期限は1か月程度が目安です。賞味期限が切れそうなこんにゃくを冷凍しておくのも料理の幅が広がり良いかもしれません。

こんにゃくの腐っているかの見分け方

賞味期限が長く、また賞味期限を過ぎてもある程度品質が保持できるこんにゃくですが、開封時には腐敗していないかどうか自分の目で確かめる必要があります。本項ではこんにゃくが腐っているかどうかを見極める見分け方について解説しています。

賞味期限を過ぎても未開封だから大丈夫と思いこまず、自分でしっかりと品質をチェックしてから使うようにしましょう。

見た目や臭いの変化

ざるの上のこんにゃく

こんにゃくが腐っているかどうかを見極める方法、まずは見た目に注目しましょう。未開封の場合なら包装されているパッケージごしに、こんにゃくの端を触ってみてください。ぐにゃりとした感触がしたらこんにゃくの腐敗が進んでいる証拠ですので要注意です。

未開封で袋に入っている場合、浸けている水が濁っていたり、袋自体が膨張していたりしていてもアウトです。また、開封後にボウルやタッパーに移し水を張って保存する際も、その水に膜が張っていたり、ぬめりが見られるようなら傷んでいる証拠ですので食べてはいけません。

次に見た目以外にも、匂いでこんにゃくの腐敗が分かるケースもあります。こんにゃくは腐敗すると強烈な悪臭を放ちます。ツンとした匂いがしたらそのこんにゃくはもう腐っているという意味ですから、決して食べないようにしてください。

小さく縮んだもの

手づくりこんにゃく

未開封で、かつ良い環境で保存されていたこんにゃくなら、賞味期限を過ぎても半年から1年程度は食べられます。ただし、賞味期限を過ぎればこんにゃくの水分が徐々に抜けてしまうことは避けられません。これを「離水」と呼びます。

このため、賞味期限を過ぎたこんにゃくは離水により小さく縮んでいるように見えるものもあります。離水状態にあるこんにゃくは食べても健康に害はありませんが、こんにゃく自体が痩せてしまい食感もやや硬く感じられます。こんにゃくらしい弾力ある美味しさを楽しむためには、離水して縮むまえに食べきるのがおすすめです。

こんにゃくは賞味期限を知って上手に保存

こんにゃくはヘルシーでさまざまな料理に活用でき、長期間保存が可能で便利な食材です。保存状態に気をつけていれば「美味しく食べられる期限」賞味期限を過ぎても半年から1年程度は食べることが可能です。

今回はこんにゃくの賞味期限について、未開封、開封後とそれぞれの状態でどれくらい保存が可能なのか詳しく調べ、まとめてみました。

また、どのように保存すれば賞味期限をより長く延ばすことができるのか、具体的な保存方法についても紹介しました。正しく保存することができれば長く楽しめるこんにゃくを、日々の料理に上手に活用してみましょう!

Thumbこんにゃくの保存方法と保存期間【常温・冷蔵・冷凍】最適なのは? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbこんにゃくの冷凍保存方法!かたい食感に変化してダイエット向き? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbめかぶの賞味期限切れはいつまで食べられる?正しい保存方法も! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ