卵は常温保存で何日持つ?常温で大丈夫?冷蔵と常温どちらがいいか解説

卵の保存で常温保存をしている方はいるでしょうか?卵は常温保存して大丈夫なの?と疑問に思う方も多いことでしょう。実は、卵は保存方法をしっかり守っていれば常温でも保存が可能なのです。では、卵を常温保存した場合には何日ほど持つのかを知っているでしょうか?今回は、そんな卵の常温保存について詳しく解明していきましょう。合わせて冷蔵保存についても、紹介していきましょう。

卵は常温保存で何日持つ?常温で大丈夫?冷蔵と常温どちらがいいか解説のイメージ

目次

  1. 1卵は常温保存でも大丈夫なのか知りたい!
  2. 2卵は常温保存で大丈夫?
  3. 3卵は常温と冷蔵保存のどちらが良い?
  4. 4卵の保存方法で気をつけること
  5. 5新鮮な卵の見分け方
  6. 6卵の賞味期限が切れた時の見分け方
  7. 7卵は常温でも大丈夫だが正しく保存しよう!

卵は常温保存でも大丈夫なのか知りたい!

紙ケースに入った卵

卵を購入してきた際に、どのように保存を行っているでしょうか?卵の保存方法は、常温や冷蔵などどちらの保存方法も耳にしたことがある方も多いことでしょう。ですが、生ものであることから常温の保存は少し心配という方も少なくありません。

今回は、卵の常温保存について詳しく解明していきましょう。常温保存で何日程度保存が可能なのか、そもそも常温保存をして大丈夫なのか、常温と冷蔵ではどちらの保存が良いのかなど、気になる卵の保存事情を見ていきましょう。

卵は常温保存で大丈夫?

では、まず卵を常温保存をしても大丈夫なのかを見ていきましょう。スーパーなどでは、冷蔵コーナーではなく常温に近い状態で販売のされている卵を見かけたことがある方もいることでしょう。

スーパーの中は、少々涼しく温度設定がされていることもあり、常温で販売していても大丈夫なように思えますが、自宅に帰ってから常温で保存するのは大丈夫なの?という疑問点が浮かびます。詳しく見ていきましょう。

購入時に常温なら大丈夫

卵は基本的に販売時には常温で販売がされています。常温で販売がされている理由のひとつに、卵は大変デリケートな食材であることから、温度差で傷んでしまうため販売時には常温で卵本来の温度が上下しないようにしているためです。

そのため、常温で販売のされている卵であれば温度差に変化をつけないためにも、常温での保存が可能となるのです。

卵の常温保存のポイント

卵をスーパーなどで購入した後に、保存をする際のポイントとして直射日光の当たる場所や高温になる場所は避けるのが好ましいです。直射日光や高温になる場所で保存を行うことで、サルモネラ菌が繁殖する恐れがあり、卵が何日も持たずにすぐに食べることのできない状態になってしまいます。

サルモネラ菌は、食中毒の原因となる菌です。夏場は特に卵の常温保存場所には注意し、風通しが良く冷暗所での保存が好ましいでしょう。

卵は温度変化に弱い

コルクの上に卵が一個

幾度となくお伝えをしていますが、卵はデリケートな食材です。一番の大敵は温度変化といえるでしょう。卵にとって温度の変化は、劣化する大きな原因となるのです。そのため、卵を購入した際には温度変化を与えることなく保存をするのが良いとされています。

スーパーの店内は、外の気温よりも少々涼しく設定がされていることが多い印象を受けるでしょう。そんな涼しい場所で販売のされていた卵を自宅までの移動の際に温かい気温に触れないように注意する必要があります。多くは、夏場が危険度が上がるといわれています。

常温での保存期間は何日?

常温で保存をした場合には、何日ほど保存が可能なのでしょうか?卵の常温での保存は、季節により異なります。卵や卵のパックに、賞味期限が記載されていることも多いためそちらを参考にするのが適切ですが、基本的には冬場では1ヵ月~1ヵ月半夏場では2週間程度を目安に使い切ることが良いとされています。

この常温での保存期間は、産卵後からの目安の期間になっているため、自宅に戻ってからですと冬場は3週間ほど夏場は1週間ほどを目安にするといいでしょう。ですが、保存環境によっては期間が短くなる可能性もあるため注意も必要です。

卵は常温と冷蔵保存のどちらが良い?

卵の常温保存が可能であることが分かったところで浮かんでくる疑問点が、卵の保存には常温と冷蔵とどちらが好ましいのか、という点です。常温保存でも大丈夫な卵ですが、冷蔵と比べると少し劣る気がする方も多いことでしょう。ここからは、常温と冷蔵の保存について詳しく見ていきましょう。

常温でも大丈夫だが冷蔵保存が理想

ここ近年では、常温で卵を保存する方は少ないといわれています。やはり、食中毒などの心配が大きな要因になっているのでしょう。風通しの良い場所、冷暗所であってもやはり自宅内の常温での保存では限られているのが正しいのでしょう。卵は、常温で保存しても大丈夫ですが基本的には冷蔵保存をすることが望ましいという声も少なくありません。

昔では、冷蔵庫がない時代もあったことから常温で保存を行っていましたが、現在では各家庭に1台は冷蔵庫の設置がされています。冷蔵庫の中にも、卵を保存する場所が元々作られているデザインの冷蔵庫も多くなっています。そのため、多くの方が購入をしてきた卵をそのまま冷蔵庫に入れて保存をする方のほうが多くなってきたのでしょう。

冷蔵保存の日持ちは何日?

冷蔵庫での保存を行った場合でも、風通しの良い冷暗所で常温保存を行った卵と日持ちをする期間はそこまで変わりありません。何日程度、ではなく卵や卵のパッケージに記載のされている賞味期限を目安にするのが良いとされているでしょう。

ですが、常温で保存をした卵は生で食べる場合は1週間以内で食べた方がいいですが、冷蔵の場合は2週間以内であれば生のまま卵を食べることができるといわれています。

この期間は、卵の劣化をしっかりと防ぐよう保存をした場合になるため、保存環境によっては期間はもう少し短くなる可能性がありますので注意しましょう。冷蔵の方が、常温に比べると何日かは長く期間が設けられていると考えて良いでしょう。

卵の保存方法で気をつけること

ここからは、卵の保存方法で注意するポイントを見ていきましょう。これは、常温でも冷蔵でも同じ注意点になります。そのため、卵自体を保存する際には以下の点に注意、注目をして保存するようにしていきましょう。

冷蔵庫のドアの卵ケースは使わない

冷蔵保存をする際に、卵を冷蔵庫のどの位置に保管しているでしょうか?冷蔵庫のドア側のポケットに、卵ケースの常備された冷蔵庫を使用している方は、そのまま卵をパックから移している方も多いのではないでしょうか?卵は、温度の変化に弱いためドア側に保存をすると、冷蔵庫を開けたり閉めたりする際に温度差が生じます

温度差を避けるためにも、ドア側のポケットではなく冷蔵庫内でも温度差の変わりにくい場所で保存するのが好ましいといえるでしょう。

また、卵のパックから出して卵をむき出しのまま卵ケースに入れる方も多いですが、卵をむき出しのまま保存をすることで衝撃に寄りヒビが入ってしまったり、また殻から細菌が入ってしまったりなどの危険性があるため、卵は購入してきたパックの姿での保存が良いとされています。

冷凍保存はしない

卵は、常温保存や冷蔵保存ができると紹介をしてきましたが冷凍保存ができるのだろうか?と疑問に思う方も少なくありません。ですが、卵は冷凍保存はできないのを覚えておきましょう。

仮に、卵を冷凍保存をした場合に卵にどのような現象が起きるのかというと、白身は解凍しても変わりありませんが、黄身に関しては解凍することで粘り気が出てしまいます。何日も保存が効く冷凍保存をしたいところをグッと抑えて、常温もしくは冷蔵で保存を行いましょう。

冷蔵で売られているものは常温保存できない

ざるの上の卵

卵は、常温保存が可能であると紹介をしてきましたが、常温で保存をする卵は限定されている点に注意が必要です。常温での保存ができる卵は、店舗などでも常温で販売のされていた卵のみが常温保存可能です。

店舗で購入をする際に、冷蔵をして販売をしているお店は少ないですが、まれに冷蔵をして販売しているお店もあります。お店での販売状況を確認してから、自宅で常温で保存をするのか、冷蔵で保存をするのかを見極める必要があるでしょう。

尖った方を下に向ける

卵の形は、楕円形で下が広がっている形が特徴的でしょう。そんな特徴的な卵の形ですが、保存をする際には尖った方を下にして保存するのが好ましいとされています。多くの方は、尖った方を上にして保存をしている方も多いことでしょう。

この尖った方を下にする保存方法は、卵の殻の中の作りにあります。卵は、古くなってくると黄身が上がってくる性質を持っています。尖った方を下にすることで、黄身が浮かんだ時に気屋という箇所が関係し、黄身が殻に触れるのを防ぐのです。そのため、尖った部分を下にすることで長持ちするといわれています。これは、常温でも冷蔵でも同じです。

洗わずに保存する

お皿に入った卵

卵を購入してすぐに、洗ってから保存をしているという方もまれにいるといいます。実は、卵の殻にはいくつもの小さな目では確認のできない穴が開いています。卵を保存する前に洗ってしまうことで、その穴から細菌が入ってしまう可能性が否めません。

卵の表面が仮にでも汚れてしまっていた場合でも、洗うのではなく清潔な布巾などで拭き取るのが好ましいでしょう。また、手についている細菌も卵に付着しかねません。食べる直前に殻を洗うのは良いとされていますが、その際には手も清潔にしてから卵に触れるようにしましょう。

臭いが強いものの近くに置かない

紙ケースに入った4つの卵

前述でも紹介したように、卵にはいくつもの穴が開いています。そのため、常温でも冷蔵でも保存方法に限らず匂いの強いものの傍に保存をすることで、卵に匂いが移ってしまう危険性があるといわれています。卵の小さな穴は気孔と呼ばれ、卵1つにつきおよそ1万個あるといわれています。

何日も匂いの強いものの傍に置いてしまうことで、卵には相当の匂い移りが考えられるため、卵のパックの中、もしくは卵単体で保存をできる場所の確保が必要であるといえるでしょう。常温、冷蔵に関わらず卵の周りの匂いには注意をしましょう。

新鮮な卵の見分け方

卵は殻に包まれていることから、新鮮な卵を見分けるのは難しいのでは?と思われがちですが、実は殻のついた状態でも新鮮な卵を見分けることは可能です。卵を購入する際にも注目のできるポイントになりますので、ぜひ新鮮な卵の見分け方を覚えましょう。

表面がザラザラしている

卵の表面はツルツルしているイメージを持っている方も多いことでしょう。ですが、新鮮な卵の殻の表面は実はザラザラしているのです。卵を触ったときに、ツルツルではなくザラザラの卵に出会ったことがある方も多いことでしょう。このザラザラは、新鮮な卵の証にもなるためスーパーなどで卵を購入する際の目安にしてみましょう。

少し透明がかっている

たくさんの卵の中に置物の卵

新鮮な卵は、光に照らすことで透明がかっているのも特徴のひとつです。スーパーなどで、光にかざすことは少々難しいですが、ひとつの目安にもなるでしょう。この光にかざした時に、新鮮な卵の場合は中が薄く見えるものも存在します。

中が薄く見える卵であれば、より新鮮であるといえるでしょう。これは、茶色の卵よりも白い卵の方が判別しやすいので、ぜひ試してみましょう。

水に沈む

人差し指とビックリマーク

購入をしてきた卵で、新鮮なのかどうかを自宅で試す方法として知られているのが、卵を水に入れた際に沈むのかどうかです。

新鮮な卵は水に入れた際に、沈む傾向にあります。この理由として、新鮮な卵は卵の中身が十分に詰まっていることにあるといえるでしょう。ぜひ、自宅の卵が新鮮なものかどうかを試す際には水に入れて確認を行ってみましょう。

卵の賞味期限が切れた時の見分け方

新鮮な卵の見分け方に対し、賞味期限が切れて美味しく食べることのできない卵の見分け方も覚えておきましょう。卵は、何日も長い期間の保存には向いていません。卵やパッケージに賞味期限が記載されていることも多いですが、卵自体を見て食べることのできない卵を見分ける方法を見ていきましょう。

パッケージから卵を出してしまって、家にある卵の賞味期限が分からないという場合にも食べることのできない卵を見分けるポイントにもなることでしょう。

異臭がする

卵は殻を割っていない状態でも、異臭がするのかを確認ができますが、まずは割ってから異臭がするのかを確認するのが一番でしょう。卵の異臭は、嗅いだらすぐに分かるほど鼻に響いてくる匂いのため、異臭であることに気付きます。

また、割った際に黄身部分に白い膜が濃く張っている場合も注意が必要になるため、何日も放置をしてしまった卵の場合には、割って確かめるのが適切です。

水に浮く

卵が新鮮な場合には、卵を水に入れることで水の中に沈むと紹介をしましたが、古くなってしまった卵は水の中に入れても沈むことなく浮いてくるといいます。

これは、古くなった卵の中に空間ができてしまったことによって起きる現象になり、水の中に沈むことなく浮いてしまう卵は、古くなっていると思っていいでしょう。卵を割ることなく確認することができます。

卵を振ると音がする

水に沈むことなく、浮いてくると紹介をしましたが、卵の中に空間ができてしまう現象により古くなった卵は振ることで空間の中で卵の白身と黄身が動くためペチャペチャといった音が聞こえます。

卵の中で、動きのある音が聞こえる場合には卵の中に空間ができており、卵が古くなっているサインにもなるので確かめる際に試してみてはいかがでしょうか?水、振るの確認は常温と冷蔵のどちらの保存方法でも確かめることが可能となります。

卵は常温でも大丈夫だが正しく保存しよう!

たくさんの卵

卵は常温で保存をしても大丈夫なことが分かったことでしょう。ただし、常温で卵を保存する場合には保存方法に注意しないと卵の劣化を速めてしまいます。

基本的には、冷蔵での保存が好ましいですが常温で卵を保存する際には、今回紹介をした保存方法でしっかりと卵を守って保存するようにしましょう。また、常温でも冷蔵でも新鮮な卵、古くなった卵の確認方法で食中毒から我が身を守りましょう。

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