おこわは炊き込みご飯と何が違う?基本の仕込み・レシピも紹介

おこわと炊き込みご飯の違いがわかりますか?おこわと炊き込みご飯は似ている食べ物ですが、どのような違いがあるのでしょうか?またおこわという名前にはどのような意味があるのでしょう。今回はおこわ、炊き込みご飯、混ぜご飯の違いやおこわの一種でもある赤飯の作り方、またおこわを作るための下準備に必要なもち米の仕込み方法、虫篭の使い方などについても詳しく見ていきます。ぜひ参考にしてみてください。

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目次

  1. 1おこわと炊き込みご飯の違いとは?
  2. 2おこわと炊き込みご飯の意味と語源の違い
  3. 3おこわと炊き込みご飯の作り方の違い
  4. 4おこわの基本の仕込み
  5. 5おこわを炊く「蒸篭」の使い方
  6. 6おこわの美味しいレシピ3選
  7. 7おこわと混ぜご飯の違い
  8. 8おこわと炊き込みご飯を作ってみよう!

おこわと炊き込みご飯の違いとは?

考えている女の子

おこわとはどのような食べ物でしょうか?おこわに似た食べ物に炊き込みご飯がありますが、おこわと炊き込みご飯にはどんな違いがあるのでしょうか?おこわと炊き込みご飯、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

おこわと炊き込みご飯の意味と語源の違い

おこわと炊き込みご飯は同じような食べ物ですが、どこが違うのでしょうか?名前が違うということは、おこわと炊き込みご飯には何か明確な意味の違いがあるはずです。ここでは、名前の違いと語源の違いについて見ていきます。どのような差が、おこわと炊き込みご飯という名前の違いになっているのでしょうか?

おこわ

「おこわ」という名前は「おかゆ」の対義語として、名づけられたと言われています。日本人は古来の主食がおかゆでしたが、このおかゆは弱飯(ひめいい)と呼ばれていました。反対に特別な日にはもち米を食べる慣習があり、もち米はおかゆに比べて堅いご飯であるため、強飯(こわいい、こわめし)と呼ばれました。

強飯は御強(おこわ)とも表現され、特別な日やお祭りなどに食べるお祝い料理として位置づけられていました。おめでたい日やお祝いごとの日に赤飯を食べることもあると思いますが、この赤飯もおこわの一種として親しまれているものです。

赤飯は一般的に小豆を入れて赤く蒸したおこわの一種で、この赤飯の赤は邪気を払ったり魔よけの意味も含まれています。このことからおめでたい日やお祝いごとの日には、赤飯を食べるようになりました。
 

炊き込みご飯

炊き込みご飯は、うるち米(普通のお米)を使って作られます。そもそも炊き込みご飯が始まったのは、お米の収穫が十分な量を確保できなかったころ、お米の節約をする意味で具材をたくさん入れて炊いたのが始まりと言われています。

この炊き込みご飯は、関西地方では加薬(かやく)ごはんやかやくめしとも呼ばれています。また関東地方では五目飯や五目ごはんとも呼ばれることもありますが、炊き込みご飯=加薬飯=五目飯(五目ごはん)ともにどれも同じ意味で、炊き込みご飯のことを指しています。

炊き込みご飯にはたくさんの具材を加えることができるため、通常の白飯よりも栄養価も高くすることができ、効率的に栄養摂取することも可能である調理法です。

おこわと炊き込みご飯の作り方の違い

おこわと炊き込みご飯の意味や違いはわかりましたが、続いてはそれぞれの意味ではなく、作り方の違いについて見ていきましょう。どのような違いが、おこわと炊き込みご飯の違いとなるのでしょうか?

おこわ

おこわはもち米を蒸した料理です。塩味、しょうゆ味、栗や鶏肉などどんな具材が入っているとしても、もち米を蒸して作られている=おこわと呼ばれます。現在では炊飯器でおこわや赤飯など作ることができますが、蒸篭の使い方は難しいイメージがあるかもしれませんが、とても簡単です。

蒸篭の詳しい使い方はこのあと紹介しますが、蒸篭は蒸気を使って食材を加熱していく方法です。途中で打ち水などをする必要がありますが、蒸篭を使うことでふっくらもちっとしたおこわを作ることができます。おこわを作る際にはもち米を使いますが、このもち米をしっかりと水に浸しておく必要があります。

もち米を水に浸しておく意味は、蒸す際に必要な工程だからです。蒸篭を使ってつくるおこわは蒸気を利用しますが、この時にもち米が十分に水分を含んでいないと、もち米に芯が残ってしまいます。これを防ぐために蒸篭を使って作る場合は、事前にもち米を十分に水に浸しておくようにしましょう。

炊き込みご飯

炊き込みご飯は、うるち米(普通のお米)を使い出汁や具材と一緒に炊いて作ります。出汁や具材と一緒に炊き込むことで、濃厚な味付けになります。炊き込みご飯=具材と一緒に炊き込むということです。この炊き込むという点が、おこわとの大きな違いです。

具材が同じものを使っていたとしても蒸しているか、炊き込んでいるかによっておこわか炊き込みご飯か呼び方が異なってきます。

美味しい炊き込みご飯を作るためには、ちょっとしたコツがあります。ふっくらとしてしっかりと味のついた炊き込みご飯を作るには、具材の量を調節すること(具材を入れすぎない)お米は30分程度浸水しておくことです。30分程度浸すことには、味を染み込みやすくする意味があります。

しかし味付け済みの水に漬け込むことはNGです。調味料が沈殿してしまうため上手に炊き上がらなくなります。炊飯器にご飯、しっかりと混ぜた調味料、お好みの具材を入れたらすぐに炊飯器のスイッチを押せば準備完了です。美味しい炊き込みご飯が作れるでしょう。ぜひお試しください。

おこわの基本の仕込み

おこわと炊き込みご飯の作り方の違いがわかりましたが、次は仕込み方法と蒸篭の使い方について見ていきます。正しい仕込み方法と蒸篭の使い方がわかれば、簡単に美味しいおこわを作ることができるでしょう。ぜひ蒸篭の使い方を覚え、美味しいおこわづくりの参考にしてみてください。

材料

おこわを作る際には、もち米と白米を準備します。もち米だけでもOKですが、白米も一緒に混ぜると時間がたってからも、もちもち食感が保てるのでおすすめです。このほかの具材は、お好みでOKです。たけのこやごぼう、ニンジンなどの野菜、鶏肉や豚肉などお好きな具材を入れましょう。

おこわは季節を問わず年中楽しむことができるメニューですが、季節感を楽しむ意味を持たせるためには、山菜やあさり、栗やまつたけ、ほたてやカニなどのその時期ごとの旬の食材を入れて作るのも良さそうです。ぜひいろいろな食材を入れてオリジナルのおこわを作ってみてください。

もち米の下準備

もち米を通常の白米を炊くときと同じように洗い、2時間程度水に浸しておきます。時間に余裕がある場合は、水に浸す時間は8時間程度浸すのが理想とされています。水につける時間は蒸篭を使ってつくるおこわの場合は、8時間のように長い時間が理想です。蒸篭の使い方は、次項で紹介します。

もち米をしっかりと水に浸しておくことで、芯が残らず滑らかなおこわをつくることができます。十分と水につける工程はふっくらとしたおこわを作るために必要ですので、必ず行うと良いでしょう。

炊飯器には、おこわモードがついている場合があります。メーカによって炊飯器の使い方は異なりますが、炊飯器の場合は長い時間水に浸してしまうと柔らかくなりすぎてしまうようなので、30分程度浸すだけでOKです。蒸篭の使い方、炊飯器の使い方を考慮しながらもち米の浸漬時間は調整すると良いでしょう。
 

おこわを炊く「蒸篭」の使い方

使い方を覚えれば、簡単に上手におこわや赤飯を作ることができます。ぜひ紹介する使い方を参考に、赤飯づくりをしてみてください。

まず蒸篭を水でさっと濡らします。そのあとに鍋にたっぷりのお湯を沸かします。お湯が十分沸騰したら、もち米を入れた蒸篭を鍋の上に乗せます。蒸されたおこわや赤飯が蒸篭にくっついてしまうのを防ぐために、蒸し布を準備すると良いでしょう。

蒸し布は水でしっかりと濡らした後に水気を絞り、蒸篭全体に広げます。蒸し布を広げた上に、水気を切ったもち米を入れればOKです。

また注意点として、蒸す前にふたにふきんや手ぬぐいを巻き付けてから蒸し始めると良いでしょう。これは蒸気で食材を蒸す=ふたに水滴が溜まりやすいということで、ふたについた水滴が食材に落ち水っぽくなってしまう可能性があります。ふたにふきんや手ぬぐいを巻くことによって防ぐ効果があります。

蒸し時間

中火と強火の間の火加減に調整した後に、しっかりと蒸気が出ている状態で15分蒸します。15分経ったら火を消してふたを開けます。蒸し布を広げ打ち水をします。このときの打ち水は「酒を加えた塩水」を使うといいです。この「酒を加えた塩水」を使うと適度な塩気と香りのよいおこわに仕上がります。

打ち水をしたら蒸し布を戻してふたを閉め、再度中火と強火の間の火加減に調整して5分程度蒸します。このあとは5分蒸す→蒸し布の四隅をもってもち米を軽く動かしてから打ち水→5分蒸して打ち水→5分蒸して蒸し布の四隅をもってもち米を軽く動かしてから打ち水→5分蒸すと完成となります。つまり合計蒸し時間は35分です。

火を消して打ち水をしますが、蒸している途中でお湯が無くなっていないか確認しながら進めましょう。もし足りないようであればお湯を足し入れましょう。この調節ができないと焦げてしまったりすることがあるため気を付けてください。

おこわの美味しいレシピ3選

おこわの作り方がわかったところで、次はおすすめおこわのレシピを紹介します。どれも簡単に作ることができますので、ぜひ作ってみてください。今回は赤飯、白蒸し、栗おこわの3種類について紹介します。

赤飯

  • もち米3合
  • お米1合
  • 小豆100~125g
  • ゴマ塩適量
 
  1. 小豆をさっと洗います。小豆から4~5センチくらいの高さまで水を入れて一度沸騰させ、灰汁を取るためにお湯を捨てる。
  2. もう一度小豆から4~5cmくらいの高さまで水を入れて沸騰させ、中火で30分煮る。
  3. 小豆を煮ている間に、もち米と米を一緒に洗いざるにあげておきます。
  4. 小豆を固めに煮たあとに、小豆と煮汁と分け、煮汁は1カップ取っておく。
  5. 炊飯器に洗っておいたもち米と米を入れて、4合分の水を入れます。
  6. 4で固めに煮た小豆を5の炊飯器に入れて、炊けば完成です。

赤飯は、お祝いの日などに食べることの多い料理になっています。簡単に自宅でも作ることができるので、ぜひ作ってみましょう。

白蒸し

おこわの種類の中で「白蒸し」があります。この白蒸しとは、もち米を蒸しただけの簡単なレシピです。味付けはせず、具材も一切いれません。もち米本来の甘みを楽しむことができるレシピとなっています。作り方は実にシンプルです。まずはもち米を一晩水につけます。その後10分おきに打ち水をしながら炊きます。

炊き上がったらうちわであおぎながらツヤを出せば完成です。本来の白蒸しは具材も入れず味付けもしませんが、アレンジレシピとして、黒豆やぎんなんや大豆などを入れて少しだけ塩を加えて味を整える作り方もあります。どちらも簡単に作ることができるため、ぜひお試しください。

栗おこわ

  • 栗適量
  • もち米2合
  • 酒大さじ2
  • 塩小さじ1
 
  1. もち米をとぎます。
  2. お酒と塩を入れて、水を目盛まで入れます。
  3. 20分程度もち米を水につけたら、栗を入れて炊飯すれば完成です。

おこわと混ぜご飯の違い

次はおこわに似ている食べ物のうち、混ぜご飯に注目してみていきましょう。混ぜご飯もおこわに似ていますが、どこが違うのでしょうか。

混ぜご飯の材料

混ぜご飯に入れる材料は、何でも構いません。ひじきやしらす、鮭やわかめ、タケノコやツナなどお好みの材料を入れて混ぜ込めば、混ぜご飯は完成します。このときのご飯は炊きたてのご飯でもOKですが、塩味やしょうゆ味など味付けをしてあるご飯でも大丈夫です。

混ぜごはんと炊き込みご飯もとてもよく似た食べ物ですが、混ぜご飯に入れる具材は、長い時間加熱したりすることで味や食感が変わってしまうものを選んで入れることもあります。例えば代表的な混ぜご飯として有名なのは、ひつまぶしやかにめしといったものがあります。これらは軽くご飯と混ぜ合わせながら食べる、混ぜご飯です。

混ぜご飯の作り方

混ぜご飯は、炊きたてのご飯や味付けをしているご飯に、ほかに味付けをしておいた具材を入れて混ぜ込むと完成です。炊きたてのご飯を使うと、より味が染み込みやすく美味しく作れるでしょう。

混ぜご飯はご飯に混ぜ込むだけで作ることができるので、おこわや赤飯、炊き込みご飯よりも簡単かつ時短で作ることができます。お好みの具材を混ぜるだけなので10分もかからず出来るでしょう。白ご飯でたべるご飯も美味しいですが、好きな具材を加えて混ぜご飯にして食べるとより美味しくご飯を楽しむことができるでしょう。

おこわと炊き込みご飯を作ってみよう!

料理をしている女性

おこわと炊き込みご飯、また混ぜご飯の違いが分かったことでしょう。おこわ、炊き込みご飯、混ぜご飯は似たような食べ物ですがどれも明確な意味の違いがありました。しかし、どれも簡単に作ることができる料理です。ぜひお好みの具材を使っておこわや炊き込みご飯、混ぜご飯を作ってみてください。

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