メスキートは低GI値のスーパーフード！栄養価や食べ方・レシピとは？

メスキートは、アメリカ南西部原産のマメ科の植物で、大きなものは高さ7m近くに伸びる常緑低木です。砂漠の緑化のために植えられた植物で、強い繁殖力があり厳しい乾燥地帯でも育ち、砂漠周辺に住んでいる人々の主食などとして、何世紀にもわたり食べられてきました。

今、スーパーフードとして注目されているメスキートは、日本ではパウダー状に加工されたものが販売されています。今回は、メスキートの栄養や効果を紹介します。

メスキートは成長した木に、豆が入ったサヤに包まれて育ちます。メスキートパウダーは、木からサヤごと収穫し乾燥させ、豆が入ったサヤごと粉末状に加工します。

メスキートがスーパーフードと呼ばれる理由は、その栄養価の高さにあります。たんぱく質、食物繊維、アミノ産、ミネラルなどを栄養素を豊富に含み、最近、健康維持に関して注目されているGI値が低い、低GI食品として話題になっています。ここでは、GI値と、メスキートのGI値について解説します。

GI値とは、食後血糖値の上昇を示す値を食品ごとに数値化したものです。「グリセミック・インデックス」の略語で、食品による血糖値の上がり方の違いを表わした数値です。

食品摂取後2時間の血糖値の時間変化をグラフにし、その曲線が描く面積によってGI値が数値化されます。したがって、長時間血糖値が上がる食品は面積が多くなりGI値が高くなり、面積が少ないものは低GI値の食品といわれています。

GI値は、食品に含まれている炭水化物50gあたりの分量で比較するため、試料は全ての食品ごとに違いがあります。一般的にGI値が70以上を高GI食品、56から69が中GI食品、55以下が低GI食品として扱われています。

メスキートのGI値は、平均25程度が一般的です。これは、100%メスキートパウダーで販売されているものです。この数値は、スーパーフード・キヌアが平均26程度ですので、ほぼ同じGI値です。

GI値が低いメスキートはスーパーフードと呼ばれ、たんぱく質や食物繊維も豊富で、血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。低カロリーですのでダイエット中でも安心して使用できます。

メスキートには、身体に必要な栄養素や、身体によい栄養成分がたくさん含まれています。ここでは、メスキートの栄養素と効果効能を紹介します。

メスキートに含まれている栄養素の一つ目は、たんぱく質です。たんぱく質は、筋肉や臓器、血液や骨、肌の基礎など、身体を作る栄養素として非常に重要です。たんぱく質は吸収された後、身体に必要なたんぱく質に再合成され、身体を健康状態にするように作用し、肌トラブルに良い効果があるといわれています。

メスキートに含まれている栄養素の二つ目は、食物繊維です。マメ科の植物のメスキートには、食物繊維がたくさん含まれています。食物繊維は、小腸での栄養素の吸収のスピードを緩やかにし、食後の血糖値の上昇を抑える効果があります。消化器系にも効果があり、排便がスムーズになります。

メスキートに含まれている栄養素の三つ目は、アミノ酸です。アミノ酸は、たんぱく質を構成する高分子化合物です。体内で合成できる非必須アミノ酸と、体内で必要量を合成できない必須アミノ酸があり、必須アミノ酸は、食品から摂取する必要があります。メスキートには、たくさんのアミノ酸が含まれています。

メスキートに含まれている栄養素の四つ目は、ミネラルです。メスキートに含まれてるミネラルは、カリウム、亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどです。カリウムは、むくみ予防や血圧を低下させる効果があり、カルシウムやマグネシウムは、骨の健康を維持したり、代謝をアップさせる効果があります。

メスキートは、メスキートパウダーとして購入するのが一般的で、ここでは、スーパーフード・メスキートの食べ方や使い方について説明します。

メスキートの食べ方・使い方の一つ目は、甘味料として使います。メスキートは、カラメルのような香ばしさとココナッツシュガーのような甘みがあるのが特徴です。さらに低カロリーであることから、甘味料としての使い方があります。砂糖の代わりにメスキートを使えば、糖質制限にもつながりダイエットにもおすすめです。

メスキートの食べ方・使い方の二つ目は、唐揚げの衣にする使い方です。唐揚げの衣に使っている小麦粉の代わりに、メスキートパウダーを使います。小麦粉を使わないので、糖質制限にもつながります。

メスキートの食べ方・使い方の三つ目は、小麦粉の代わりにつなぎとして使います。メスキートはグルテンフリー食材で、アレルギー反応が出やすい方にもおすすめです。揚げ物などのつなぎに使われる、小麦粉の代わりに使用することもできます。

メスキートの食べ方・使い方の四つ目は、お菓子作りに使います。お菓子作りによく使われる、小麦粉の代わりにメスキートは最適です。メスキートには、素材そのものに甘味があり、パンやケーキなどの小麦粉の代用におすすめで、砂糖やグラニュー糖などの分量も少なくできます。

ここでは、メスキートを使ったおすすめレシピを紹介します。メスキートの低GIクッキー、メスキートわらび餅、メスキートの米粉だんごの材料とレシピを紹介します。

• メスキートパウダー・20g
• バター・90g
• 粉糖・45g
• 卵黄・1個
• バニラオイル・適量
• 薄力粉・120g

1. ボウルで柔らかくしたバターを良く練り、粉糖を数回に分けて加え、泡立て器でよく混ぜ合わせる
2. そこに、卵黄を加えよく混ぜ合わせ、さらに、バニラオイルを加えて混ぜ合わせる
3. そこに、薄力粉とメスキートパウダーをふるいにかけながら加える
4. 生地が、ひとまとまりになるようによく混ぜあわせる
5. ひとまとまりになったら、ラップにくるみ、冷蔵庫で30分程度寝かせる
6. 冷蔵庫から取り出し、厚さ5mmくらいに延ばし、型で抜く
7. 180度に予熱したオーブンで、20分程焼き上げれば上げればできあがりです

メスキートを使ったおすすめレシピの1品目は、メスキートの低GIクッキーです。クッキーの大きさは、直径約3cmで、約30個から40個分の材料とレシピです。

• わらび餅粉・100g
• 砂糖・100g
• 水・400g
• メスキートパウダー・適量
• 黒蜜・適量

1. わらび餅粉と砂糖をよく混ぜ合わせる
2. 水を加え、よく溶かしながら火にかけ、透明感がでるまで練り合わせる
3. 水でぬらした型に流し込み、よく冷やす
4. 固まったら食べやすいサイズにカットし、メスキートパウダーを振りかける
5. 最後に黒蜜をかければできあがりです

メスキートを使ったおすすめレシピの2品目は、メスキートわらび餅です。わらび餅に使われるきな粉の代わりに、特有の甘味と香ばしがあるメスキートを使ったレシピです。4名から5名分の材料とレシピですが、砂糖が甘めのわらび餅の分量ですので、甘さ控えめにしたい方は、砂糖の分量を少なくしてください。

• 米粉だんご用
• メスキートパウダー・小さじ2杯
• 米粉・150g
• 水・150g
• 味付け用ソース
• 黒砂糖・大さじ4杯
• みりん・大さじ2杯
• しょうゆ・大さじ1杯
• 米粉・小さじ2杯
• 水・大さじ4杯

1. ボウルにだんご用米粉を入れ、水を少しずつ加えながらよく混ぜ、手で生地をまとめたあと、2cmほどのだんごに丸めておく
2. 多めにお湯を沸かし、鍋にだんごを入れて茹でる
3. だんごが浮いてきたらザルにあける
4. 粗熱がとれたらバットにあけて、だんご用メスキートをまぶしておく
5. 味付け用ソースを作る。小鍋で、黒砂糖、みりん、しょうゆ、水を煮立てたら米粉を加えてとろみをつける
6. だんごを盛り付け、味付け用ソースをかけ、メスキートを振りかければできあがりです

メスキートを使ったおすすめレシピの3品目は、メスキートの米粉だんごです。米粉だんごにメスキートパウダーと黒蜜で味付けする、2名から3名分の材料とレシピです。

メスキートは日本では栽培されていません。したがって、日本で購入できるメスキートは、アメリカからの輸入商品です。ここでは、日本でのメスキートの購入方法を紹介します。

メスキートは、最近注目されていることから、街中の店舗でも購入できるようになってきました。健康食品やスーパーフードを取り扱っている大手百貨店や、小さいながらも品揃えが豊富な自然派食品店で購入することができます。

メスキートの購入方法で一般的なのが、インターネットで購入する方法です。有名ネットショップや、独自のネットワークがあるネットショップで購入できます。しかし、ネットショッピングの場合、口コミや販売店について良く調べてから購入してください。

いかがでしたか？スーパーフード・メスキートについて紹介しました。メスキートは自然派由来の健康食品で、糖質制限したい方やダイエットに最適です。ココナッツシュガーのような甘味と、カラメルのような香りが特徴です。レシピを参考に、メスキートを味わって健康になりましょう。