ラングドシャのカロリーを比較！白い恋人の脂質がダイエットに危険？

「ラングドシャ」と言えば、クッキーより少し薄く、食べるとバター風味の甘さが広がって、コーヒーや紅茶などの飲み物にぴったりなお菓子です。最近ではラングドシャの間にチョコレートなどを挟んだものもあり、色々な種類が売られています。このラングドシャはどこの国のお菓子なのか、まずは由来から紹介します。

ラングドシャはフランス語で「langue de chat」と書きます。これは「猫の舌」と言う意味で、猫の舌のように細く長いお菓子を指します。日本では、四角いものやチョコレートなどを挟んだものもラングドシャと呼びますが、厳密に言うと違います。しかし、筒状だけれど細長い形のお菓子は、ラングドシャとしてフランスでも呼んでいるそうです。

ラングドシャは17世紀頃からあるお菓子とも言われていますが、正確な歴史は不明です。しかし、20世紀のはじめころのお菓子の本にラングドシャの名前が書かれているとも言われています。

ラングドシャの作り方は、室温に戻したバターと同量の砂糖を混ぜ、小麦粉・卵白・バニラエッセンスを加えて生地にし、薄く細長くしたものをオーブンで焼きます。しかし、昔のラングドシャは砂糖・小麦粉・泡立てた生クリームと卵白を混ぜ合わせ、生地を絞り袋に入れて焼いたそうです。それが現代になって進化し、今のレシピになったのです。

セブンイレブンで人気のお菓子といえば「ラングドシャチョコレート」。値段は一袋9個入りで170円です。バターたっぷりの風味に板状のチョコレートをサンドしたくちどけなめらかなお菓子です。カロリーなどの表示もきちんとパッケージ表面に記載されています。

気になるカロリーは、9個入りで387kcalなので、1枚当たり43kcalとチョコレートがサンドしてる分、カロリーも高めです。脂質や糖質も調べてみると、脂質は1枚当たり約2.6g、糖質は1枚当たり約4.4gと一見少なく感じますが、1枚の大きさが薄く、一度に何枚も食べれる薄さなので、食べ過ぎには注意が必要だと思います。

お土産や手土産などで有名な「ヨックモック クッキーラングドシャ」はシガール状の形が特徴的です。14本入りで972円と手土産にはお手頃価格。また、カロリーは1本当たり59kcalになっています。脂質は3.7g、糖質は5.7gとトータル的に高カロリーになっています。

ヨックモックはこれ以上入れるとお菓子にならないという分量までバターをふんだんに使っているので、カロリーが高いのですが、腹持ちが良いので、1.2本食べただけで満足感が得られると思います。

手軽に食べられるということで人気の「ブルボンプチシリーズ ラングドシャ」はチョコとホワイトチョコがあります。値段は81円とおやつには嬉しい価格になっています。気になるカロリーは一袋47gで253kcalになるので1枚当たり12.65kcalとなります。ちなみにホワイトチョコは1枚当たり12.85kcalと若干カロリーが高いです。

脂質は1枚当たり1.3g、糖質は約1.34gになります。セブンイレブンやヨックモックに比べてカロリーは低いですが、1枚の大きさが全然違います。おやつとしてはおすすめですが、ダイエット中の人にはおすすめできないお菓子です。ちなみにセブンイレブンのラングドシャの製造元はブルボンなので、少し味が似ています。

ヤマザキナビスコからも「ラングドシャ S」が販売されています。値段は18枚入り2パックで203円です。こちらのカロリーは、1パック313kcalと表示されていたので1枚当たりに換算すると約17.4kcalになります。このお菓子も1枚が大きくないので、脂質は1枚当たり0.89g、糖質は2.19gとかなり脂質が低くなっています。

カロリーや脂質、糖質が低いのは、1枚当たりの薄さに関係していると思います。また、チョコレートなどがサンドしていない分、他のお菓子よりもカロリーが低めです。枚数を制限して食べることが出来るのであれば、ダイエット中の人におすすめのお菓子だと思います。

イトウの「ラングリーシリーズ」にはチョコレートクリーム、バニラクリーム、宇治抹茶玉露入りの3種類があります。値段は3枚4パック入りで228円です。カロリーはどの種類も殆ど変わらず、1枚当たり59kcalとお菓子の中でも高カロリーです。脂質は3.3g、糖質は6.5gで、糖質は紹介したラングドシャな中で一番高い数字になっています。

糖質が多い要因としては、どのお菓子よりもサンドしているクリームの分量が多いのとセブンイレブンのラングドシャと同じくらい1枚が大きいからだと思います。しかし、食べ方によっては腹持ちが良いので、1枚食べるだけならカロリーも低くすみます。

そこで、お土産ランキングでもいつも上位に入っている石屋製菓の「白い恋人」のカロリーを検証してみましょう。パッケージを見ただけで、中身がわかるほど知名度の高い白い恋人ですが、カロリーを気にする人はあまりいないと思います。値段は18枚入りで1142円とお土産には少し高めの値段設定です。

そこで、1枚当たりのカロリーを調べてみると、チョコレートサンドは59kcal、ホワイトチョコレートサンドは60kcalとヨックモックのラングドシャと同じくらいの高カロリーだとわかりました。

高カロリーということは、脂質や糖質もどのくらい高いのか気になります。調べると、脂質は3.2g、糖質は6.6gとやはり高い数字であることがわかりました。糖質は今回おすすめした商品の中では最も高く、ラングドシャの材料でもあるバターや砂糖、そしてさんどしてあるチョコレートが高カロリーの要因であることは明らかだと思います。

白い恋人の一枚のカロリーが高いということは、1枚食べただけでも腹持ちが良いということになります。これはダイエット中には効果的で、腹持ちが良いということは、満腹感が持続できるからです。また、セブンイレブンのラングドシャもそうですが、チョコレートがホワイトチョコレートがあることによって、味に飽きがこないのも良いところです。

また、チョコレートには食欲抑制効果があります。チョコレートは食べることによって血糖値をあげるため、食欲を抑えることが出来るのです。

ダイエットにはチョコレートは不向きと考える人もいるかもしれませんが、ルールをきちんと守って食べれば、効果的なお菓子にもなるのです。ちなみにチョコレートは脂肪の吸収力が優秀なので、血液中の脂肪を残留するのを抑えてくれます。

そして、ダイエット中に甘いものを食べたいというストレスも出てくると思いますが、白い恋人を食べることによって軽減されると思います。なぜなら、スナック菓子や甘いジュースを飲むよりも腹持ちが良く、食欲を抑えてくれる効果があるからです。

まずは、甘いものを摂りたいという欲求が出た時、ラングドシャを食べることを習慣づけておけば、余計なカロリーを摂らなくても良くなるのです。

これまで、ラングドシャはダイエット中でもおすすめのお菓子だと紹介してきましたが、最も注意しなければいけないのは、「食べ過ぎ」です。バターたっぷりで甘くておいしく、チョコレートも挟んであったら、何枚でも食べられそうですが、高カロリーです。

ラングドシャは腹持ちが良いので太りにくいですが、食べ過ぎると、どのお菓子よりもリバウンドしてしまいます。どんなに食べても1日2枚～3枚に抑えましょう。

ラングドシャを効果的に食べる方法として、朝食に置き換えるのが実は最も良い方法です。8枚切りの食パンのカロリーは約132kcalです。これをチョコレートがサンドしてあるラングドシャと置き換えてみてください。チョコレートは食物繊維と一緒に食べると緩やかに血糖値を上げてくれるので、昼食まで食欲を抑えてくれるのです。

また、カロリーを計算することによって自然とカロリーを抑えることが出来ます。そして、1食分のカロリーを500kcalで計算することをおすすめします。成人が1食に必要なカロリーは約650kcalと言われていますが、ストレス軽減のため、おやつなどを摂取する日があるかもしれません。また、主食が魚とお肉だとカロリーも全然変わってきます。

なので、1日1500kcalを目指してカロリーを計算することによって、おやつにラングドシャを食べても無理なくダイエットが出来ると思います。

ラングドシャは薄く焼きあがったバター風味の生地が魅力です。また、チョコレートがサンドしてあると腹持ちが良く、食べ過ぎないようにすればダイエットに効果的なこともわかりました。高カロリーではありますが、カロリーを知っていれば美味しく食べることが出来るお菓子なので、ひと息つきたい束の間の時間に、ぜひ味わって食べてください！