パスタ一人前のグラム数と量り方!乾麺や生麺の種類ごとに紹介!

パスタという呼び名はイタリアでは小麦粉を練って作った食材を総称して言います。パスタの太さや長さ・形など650種類以上も本場イタリアにはあります。食べ方も豊富で、ワンプレートでも楽しめる食事です。一人前のパスタをどの位の量・グラムが目安なのか、量る時に指で挟さむ・ペットボトルを使うなどの量り方があります。生麺・乾麺で味わいも違います。ロング・ショートパスタで料理法や見栄えも変わります。茹で時間や茹で方の違いで食感も違ってきます。パスタ一人前を美味しく食べるためのノウハウを紹介します。

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目次

  1. 1パスタ一人前の目安は何グラム?
  2. 2パスタ一人前の量り方
  3. 3一人前のパスタの茹で方
  4. 4パスタを上手に茹でるポイント
  5. 5パスタ一人前のおすすめレシピ
  6. 6パスタの一人前を知って上手に活用しよう!

パスタ一人前の目安は何グラム?

一人の食事,準備にあまり時間をかけたくない・美味しい食事はしたい、そんな時に茹でるだけのパスタは便利です。具材も好みで加え、ソースも好みで合わせ食事を楽しめます。パスタ一人前の目安は何グラムか分かれば、都度、時短でパスタを調理出来ます。個人の食欲・食べ方などにより一人前の適量は変わってきますが女性の場合は80g~100gが目安のグラム数です。

乾麺の一人前の目安は?

乾麺一人前の目安分量どの種類のパスタかどの状態で食べるのかにより若干違います。男性が食べて満足できる量は150g~200g・女性の場合は80g~100g・子供は年齢で差がありますが80gが目安です。平均をとり一人前の目安は100gが一般的です。いずれも単品で食べる時の目安で、他の料理と一緒に食べる場合は少なめの量になります。

ロングパスタは太さによらず一律

私たちに馴染みのあるスパゲッティマカロニはパスタの一種でロングパスタショートパスタに分類されます。ロングパスタは太さによらず一律で一人前の目安分量は100g・ショートパスタは60g~70gが目安です。 パスタ以外の料理も食べる場合は60g程度が目安となります。乾麺のそうめんやうどんを一人前ずつ結束して売られているのを見かけます。ロングパスタにも、そうした製品があり一人前100g単位で結束されています。

生麺の一人前の目安は?

乾麺と生麺一人前の目安グラム数固形分と水分の比率と茹でる倍数で計算して出すと、乾麺が100g・生麺は120g~130gのグラム数になります。生麺は一人前150g前後で販売されていることが多いので参考にして下さい。生麺には、主に平らな麺のフェットチーネと断面が丸い麺のロングパスタの2種類があります。麺の幅が広く一本の量が多くなるなどグラム数に多少の差が出ます。

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パスタ一人前の量り方

ペットボトルで量る

ペットボトル口

パスタの束一人前100グラムの太さはペットボトルの飲み口の直径(2.3cm)と同じくらいのサイズです。束を手に取り、ペットボトルの飲み口に合わせて量る方法やパスタをペットボトルの中に入れて、底を返し、ペットボトルの口を通り出てきた分を取り出す方法、いずれも一人前の分量を量ることが出来ます。ペットボトルの蓋でもOKで、蓋の方が手で持った束を蓋に合わせて量るので簡単です。

パスタのパッケージで量る

開封前のパスタのパッケージに一人前(100g)のパスタが取り出せる2.3cmの切り込みを入れます。ペットボトル口の直径と同じサイズです。しっかりしたパッケージでなければ、切り込みが大きくなり正確な量を量ることが出来ません。

指を使って量る

指を使って細長のパスタを量る方法です。指で量る誤差が気になる人は結束タイプのパスタなど、一人前がどの位の束か正確に指に記憶させます。パスタ100gの束を親指と人差し指の間に挟み輪をつくり握ります。この状態の人差し指の爪が親指のどのあたりに当たるかを覚えておくと毎回指だけで、パスタ一人前100gを量ることが出来ます。

牛乳パックを利用して量る

牛乳パックを利用して量る方法は牛乳パックを洗ってしっかり乾かし水気を取り使います。牛乳パックは5cm幅・長さ16cmの5×16短冊のように切り、外周14.5cmの筒状にホッチキスなので留めて作ります。筒にパスタをさして一人前の分量を量ります。二人前は直径3cm・外周19cm、三人前は直径3.8cm・外周を24cm、縦の長さを5cmで幾つか作っておくと、量る時に活用できます。

一人前のパスタの茹で方

乾麺パスタは茹でると2.5倍に嵩が増します。一人前のグラム数が100gだと250gになります。パスタを具材と一緒に食べる場合、多い量だと思ったら、グラム数80gは茹でて200gになり、女性一人前の分量に適しています。生麺は茹でると1.5倍になります。種類によって茹で上がりの量に差がありますが、乾麺は生麺の一人前より量は多くなるのが基本です。茹で方のコツを掴んで上手にパスタを茹でましょう。
 

材料

一人前のパスタの材料乾麺100g・水1L・塩10gです。一人前のショートパスタ60g~70gはパスタが泳げるくらいのお湯、ロングパスタに比べて少ないお湯の量でOKです。一人前の生麺パスタ120g~130gの塩は乾麺と同じ、水の量に対して1%です。オリーブオイルを小さじ1杯を茹でる時にお湯に加えます。
 

茹で方

一人前のパスタの茹で方は鍋に湯を沸かし、塩を加えます。湯が沸騰したら、両手でパスタを持って軽くひねって手を離すと、鍋の中にばらけて広がります小鍋を使う場合は麺を半分に折ると、ばらけ易いです。湯の中から出ているパスタを箸などでしずめ、しんなりしたら、くっつかないようにかき混ぜます。火加減を弱めパッケージに書かれている茹で時間を目安に茹でます。茹で上がる前に一本パスタをすくって硬さの確認をします。

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パスタを上手に茹でるポイント

パスタの茹で方はご飯を美味しく炊くのと同じで大切です。パスタを上手に茹でるにはパスタを沸騰させたお湯に入れて茹でます。沸騰前のお湯にパスタを入れると、パスタの風味がおちます。麺同士の引っ付きを避けるため、なるべく大きな鍋で茹でますさし水はNGです。急激にお湯の温度が下がりパスタの食感が悪くなります。茹でる前に塩とオリーブオイルを少量入れると吹きこぼれやお湯の温度が下がるのを防いでくれます。

茹でる温度

パスタの茹で方は強火で沸騰した状態のお湯に投入するのが必須です。火加減を少し弱め、ふつふつと沸騰している状態(中火〜強めの中火)で、規定時間茹でます。100℃に近い温度で沸いているお湯で茹でていれば、食感を損なうことはありません。温度が低いお湯で茹でたパスタは食感が悪くなり、合わせるソースと絡みにくくなります。
 

茹で時間

パスタの茹で時間は料理方法で変わります。オイル系パスタは具材と味がすぐ馴染むので表記時間クリーム系のパスタはソースと合わせる時に熱で麺が伸び易いので表記時間よりも少し短めに・フライパンでソースを絡める・煮込むパスタは後から火を通すのでアルデンテよりも硬め冷たいパスタは茹で時間を長めで冷水ですぐ冷やします。パスタの種類では生パスタは一人前およそ3分が目安です。麺の太さでも茹で時間は変わります。

塩加減

美味しいパスタを食べるために、茹でると言う工程で塩の分量は大事です。塩を加えて茹でることでパスタに薄い塩味(下味)がつき、合わせるソースや具材と馴染みバランスのある味わいになります。一人前のパスタ100g・1Lの水・塩は1%(10g)が基本です。本場イタリアでは味見することなく海水の様な濃度でパスタを茹でる程、日常生活に馴染んだパスタ料理です。

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パスタ一人前のおすすめレシピ

フライパンひとつのトマトパスタ

フライパン一つで出来るトマトパスタ一人前です。トマト缶を使うと酸味が気になりますがトマトケチャップが味を和らげてくれます。

  • スパゲッティ(1.8mm): 80~100g
  • ツナ缶:1/2 缶(40g)
  • しめじ:50g
  • カットトマト缶 :1/2缶(200g)
  • 水:200ml
  • オリーブオイル:大さじ1/2
  • ケチャップ :大さじ1
  • 塩;小さじ1/4
  • コショウ 少々・粉チーズ 適量

  1. ツナと小房に分けたしめじをオリーブオイルを引いたフライパンに入れて中火で炒めます。
  2. しめじがしんなりしてきたらカットトマト缶・水・ケチャップと順に加えて、ひと煮立ちさせます.
  3. スパゲッティを半分に折って(2)に加えて、軽く混ぜたら蓋をして煮込みます。2~3回かき混ぜながら表示時間煮ます。途中パスタの硬さをチェックして下さい。
  4. 蓋を取り汁気をとばす様に軽く煮詰め、塩、コショウで味を調え完成です。

アボガドクリーミーパスタ

1人ランチにぴったりの簡単で美味しいパスタです。熟れたアボガドを使うとパスタ全体がクリーミーになります。

  • ロングパスタ:80~100g
  • 水:1L・塩10g
  • アボカド:1個
  • 牛乳:100ml
  • オリーブオイル: 大さじ1
  • おろしにんにく(チューブ):2cm
  • コンソメキューブ:1個
  • 塩:ひとつまみ
  • ブラックペッパー:適量

  1. 大きめな鍋に湯を沸かし、塩を加えます。沸騰したらパスタをいれ茹でます。茹で時間は規定時間より1分程短めにします。
  2. フライパンにオリーブオイルを熱してにんにくを入れ、軽く混ぜながら香り立たせます。角切りしたアボカドを加え炒めます。
  3. 牛乳・コンソメ・塩を入れ、混ぜながらとろみが出るまで煮立たせます。
  4. 火を止め、タイミングを合わせて茹で上がったパスタを入れ和えます。ブラックペッパーを上から振り完成です。

 

ほうれん草とベーコンの和風パスタ

にんにくの香り漂うオイル・じっくり焼いて出たベーコンの旨味と茹で汁・香り付け程度の醤油にほうれん草が彩りよく噛み合って美味しいパスタです。濃度は茹汁加えることでで調整します。茹で汁の塩分・ベーコンの塩分もあるので、最後の塩は味を見て調整して下さい。

  • ロングパスタ:80~100g
  • オリーブオイル:大さじ1.5
  • にんにく:1かけ
  • ベーコン:50g
  • 茹で汁:大さじ2~4
  • 顆粒だし:小さじ1/2 
  • ほうれん草:1/2束
  • 醤油:小さじ1
  • 塩:適量
  • バター:5g

  1. 洗ったほうれん草を1分ほど茹で、流水で冷やして水気を絞り、一口大に切っておきます。
  2. 水1Lに塩10gを加え沸かします。沸騰したらパスタを入れ茹で始め、茹で時間は表示時間より1分早く、具材が用意された時間に合わせて取り上げます
  3. オリーブオイルとにんにくのみじん切りをフライパンに入れ弱火にかけ、にんにくの香りをオイルに移します。拍子木切りのベーコンを加え、弱火でベーコンに焼き色をつけます。
  4. 大さじ2ほどの茹で汁と顆粒だしを加え、少し煮詰めます。
  5. パスタをフライパンに入れて茹で汁を吸わせるように混ぜます。ほうれん草・醤油を加え全体を混ぜ、火からおろしてバターを加えて完成です。

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パスタの一人前を知って上手に活用しよう!

一人分のごはん・軽く食べたいランチなど、キッチンにあるものでパパッと作って食べたい時に簡単・手軽に作れるのがパスタです。一人前に小分けされていないパスタを計る方法を紹介しました。一人前を把握すれば何人分でも作れます。パスタの形や種類は豊富でそれぞれ名前が異なり・グラム数の違い・茹で時間の違いがあります。一人前のグラム数・茹で方を把握して、簡単で美味しく見た目も彩り良い一人パスタを楽しんで下さい。

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