納豆と卵は食べ合わせが悪い?相性の悪いNGな組み合わせも紹介!

納豆と卵を絡めた熱々ご飯は朝食でも夜食でも、手間がかからずに美味しく頂け日本の食卓の友である食材です。しかし、その納豆と生卵の組み合わせがNGだという情報。その他、何気なく日頃、食べている食べ合わせが、栄養素を摂取できなくなるという非常に勿体ない食べ方であったという事が解りました。納豆と生卵の白身を一例として、その理由を調べてみたいと思いますので是非、参考になさって下さい。

納豆と卵は食べ合わせが悪い?相性の悪いNGな組み合わせも紹介!のイメージ

目次

  1. 1納豆と卵の相性が悪い理由とは?
  2. 2納豆と卵を一緒に食べる方法
  3. 3食べ合わせNGな野菜とその理由
  4. 4食べ合わせNGな食べものとその理由
  5. 5納豆と卵は危険な食べ合わせだった!

納豆と卵の相性が悪い理由とは?

納豆と卵の相性が悪い?えっ、いつも食べている、朝食の定番なのに!と思われる方も多いのではないでしょうか?納豆に生卵を混ぜて、ご飯の上に乗せて食べる事が好きな方も多いかと思います。が、実は食べ合わせとしては良くないというショッキングな話があります。何故、何が悪いのかを調べてみましょう。

納豆に含まれるビオチン

納豆は健康食でいつも食べているのにと思っている方々、納豆の成分を改めて知っておきましょう。納豆の中に含まれるビオチンというビタミンBの一種は、体内酵素を活性化して、コラーゲンの生成を助けて、頭皮の血行促進に効果があり、皮膚や粘膜に影響を与えてくれ皮膚のビタミンと云われています。水に溶けやすく、熱には弱く壊れやすい性質を持っています。不足になると肌荒れや脱毛の原因になってしまいます。

生卵に含まれるアビジン

卵の白身に含まれるアビジンとは、タンパク質の一つ、糖タンパク質の一種です。 アビジンは酸や熱に弱いので卵の白身が熱々のご飯に接すると活性を失ってしまいます。アビジンの過剰摂取は、納豆で摂取したビオチンが機能しなくなり、白髪や脱毛、更には皮膚の炎症や湿疹など皮膚トラブルを引き起こしてしまいます。アビジンの影響が気になる人は、加熱した白身と納豆を合わせれば、アビジンの働きを失くすことができます。

ビオチンとアビジンの関係性

アビジンはビオチンと強く結合しやすく、結合するとビオチンの成分が吸収されにくくなり、ビオチンが体外へ排出されてしまうので食べ合わせが良くないという事です。また、卵の白身に含まれるアビジンは熱に弱い特徴があり、加熱されると納豆に含まれているビオチンと結合することができなくなり、折角の栄養素を取り込む事が出来なくなってしまうので、残念ながら組み合わせとして、納豆と生卵(白身)はNGとなってしまいます。

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納豆と卵を一緒に食べる方法

納豆と生卵の組み合わせがNGなら、どうしたら卵と納豆をミックスして食べることが出来るのでしょうか?何か方法はあるのでしょうか?納豆の癖を和らげてくれ、まろやかにしてくれる卵の存在です。何とか一緒に食べたいと思っている方もいらっしゃるかと思いますので、調べてみました。

NGなのは生の白身

納豆と生卵の組み合わせがNGなのは、卵が生の状態の場合であることが解かりました。アビジンがビオチンの摂取を妨げるのは、白身が生の場合のみで、加熱すると活性が落ちて、ビオチンの摂取の邪魔をしなくなります。納豆と生卵を一緒に食べたい場合は黄身と納豆の食べ合わせなら、問題はありません。

美容効果と美味しさを残す半熟卵

ゆで卵は高タンパクで低カロリーで、筋トレ後のメニューやダイエット食品としても知られています。卵にはビタミンや良質なタンパク質等、私たち人間の体に必要不可欠な必須アミノ酸がバランスよく含まれています。タンパク質は筋肉や骨、皮膚などのもとになる大切な栄養素となります。卵は半熟卵(温泉卵もOK)程度にすると、体内吸収率が97%になるようで、消化吸収効率がよくなり効果的に栄養素が摂取出来ます。

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食べ合わせNGな野菜とその理由

納豆と生卵のように、美味しくそして何気なく、普段食べているメニューが、栄養素の面で考えると食べ合わせが良くないというものが、沢山あることをご存知でしょうか?知らず知らずのうちに身体に悪い影響を与えていたり、折角の栄養素を吸収せずにいる可能性があります。普段から何気なくよく食べている組み合わせだけれど、食べ合わせが良くない食材をNG理由と合わせてご紹介したいと思います。

トマトときゅうり

サラダとしての定番野菜のトマトとキュウリも食べ合わせとしてはNGです。トマトに含まれるビタミンCは脳卒中・心臓疾患・がんなどを阻止してくれますが、キュウリに含まれるアスコルビナーゼにはビタミンCを壊す作用がありますので、食べ合わせとしてはNGとなります。しかし、アスコルビナーゼは酢と熱に弱い性質を持っていますので、酢の入ったマヨネーズやドレッシングをかけて食べれば問題はありません

ねぎとわかめ

お味噌汁の定番である、わかめとねぎの組み合わせは栄養吸収の面では組み合わせがNGとなります。わかめに含まれる豊富なカルシウムの吸収を、ネギが持つ硫化アリルが邪魔をしてしまうためです。一緒に食べても深刻な問題はないのですが、折角の栄養素を効率的に吸収したい際には食べ合わせとして避けましょう。

大根としらす

大根しらすはお酒のおつまみに、食事の共に食卓に上がるケースが多いのではないでしょうか?そんな大根しらすが食べ合わせがNGだなんて。

しらすには、体の成長に関係する必須アミノ酸のリジンが含まれています。しかし大根には、このリジンの吸収を阻害する物質が含まれています。しかし、その一方で、大根にはしらす干しに含まれている、カルシウムやカリウムの吸収を活発にしてくれるビタミンCも含まれています。この矛盾をクリアするには、お酢をかければ解決できます

ほうれん草とごま

ほうれん草の胡麻和えは、食卓の定番メニューとして親しまれていますが、ほうれん草に含まれるシュウ酸が、ごまのカルシウムと結合して、カルシウムの吸収を抑制してしまいます。カルシウムの摂取を第一に考えた場合はNGの好ましくない組み合わせとなります。

食べ合わせNGな食べものとその理由

えっ?命の危機まで?と思ってしまうような都市伝説から、一般的には邪道でしょう!と云われている食べ合わせが存在します。何故、一緒に食べてはいけないのか?その理由を紹介していきます。

ラーメンとごはん

チアミン(ビタミンB1)はブドウ糖をエネルギーに変換する際に必要な栄養素です。その必要摂取量は炭水化物の摂取量に依存します。ラーメンとご飯(白米)は共に炭水化物でビタミンB1が不足し、エネルギーに変換することができず、炭水化物がそのまま脂質に変換されて脂肪細胞に蓄積されるので肥満の原因になってしまいます。

カニと柿

固く消化の悪い柿と傷みやすいカニの組み合わせで、柿もカニも体を冷やす食材のため、一緒に食べるとダブルで身体を冷やしてしまいますので、冷え性の人は症状が重くなるので注意をして下さい。蟹はビタミンB1・B2が多く、栄養の代謝を良くするといった一面を持ちますが、傷みやすいといった面が難点となります。

カニと柿の組み合わせは、海の幸と山の幸の組み合わせであり、両方を一緒に食べようとすると、昔は食材を調達するまでに時間がかかり、カニか柿のどちらかが傷んでしまうことがあった為、食中毒になったという戒め、云われでもあるようです。

ドリアンとアルコール

ドリアンは果物の王様とも呼ばれ、とても臭いフルーツとして知られています。東南アジアでは、昔から「お酒を飲みながらドリアンを食べると死ぬ」という言い伝えが残っています。これは、ビールなどのアルコールのエタノールとドリアンの酵素が反応して、死に至る危険性があるとされています。

「ドリアンとアルコールを一緒に摂取しても、実際は死亡につながることはありません。」と管理栄養士さんは言い伝えを打ち消していて、都市伝説のような言い伝えのようです。しかし、ドリアンには沢山の繊維質や炭水化物が含まれていて、その結果、引き起こす膨張感や胸やけを訴える人はいますと言っています。

酒とからし

お酒に含まれるアルコールと同様に、からしなどの辛いものも血行を促すため、かゆみが出てしまう可能性があります。湿疹やじんましんが出やすい人は、注意換気、要注意です。更に、この食べ合わせは、高コレステロール・糖尿病・高血圧といった大病を引き起こす可能性がある生活習慣病を助長してしまいます

リスクを減らす対策として、セロリ・トマト・キュウリなど体を冷ます作用のある食べ物を一緒に摂るとよいでしょう。

納豆と卵は危険な食べ合わせだった!

納豆と生卵の食べ合わせがNGな理由が解りました。納豆との食べ合わせがNGなのは生卵の白身だと解りましたので、納豆の栄養であるビオチンの栄養をしっかりと摂取したい場合には、生卵の白身を取り除く黄身のみにしたり、卵を過熱して半熟にしたりして、納豆と共に食べましょう。

納豆に含まれるビオチンは正常に皮膚を保ったり、髪を元気にしたり、たんぱく質の合成を助ける働きがあるので、不足すると抜け毛や肌荒れの原因になりますので注意が必要な食べ合わせとの事です。その働きを妨げる生卵の白身との食べ合わせは危険と覚えておきましょう

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