モチモチ食感【生麩】の美味しい食べ方16選!低カロリーの田楽や煮物など

生麩とはどんな食べ物か知っているでしょうか?乾燥麩とは違ってモチモチした食感が特徴の生麩は、さまざまな食べ方が楽しめる魅力的な食材です。ここでは、田楽や煮物など生麩を使った美味しい食べ方を16選紹介しています。京都土産としても人気の生麩ですが、実は低カロリーで栄養価の高い食材だと言われています。通販で購入できるおすすめ商品もあるので、気になる方は是非チェックしてみて下さい。

モチモチ食感【生麩】の美味しい食べ方16選!低カロリーの田楽や煮物などのイメージ

目次

  1. 1生麩とは?
  2. 2生麩の美味しい食べ方【煮物・揚げだし】
  3. 3生麩の美味しい食べ方【刺身・田楽】
  4. 4生麩の美味しい食べ方【汁物・その他】
  5. 5生麩の美味しい食べ方【デザート】
  6. 6京都でおすすめの生麩料理の店
  7. 7いろんな生麩レシピを試してみよう!

生麩とは?

生麩と普通の麩(乾燥麩)の違いは?

京都土産として有名な生麩は、もっちりした食感で人気の高い食材です。田楽や揚げ出しなど、さまざまな食べ方で親しまれている生麩ですが、普通の乾燥麩との違いを知っているでしょうか?生麩はグルテンにもち粉や小麦粉を加え、蒸したり茹でたりして作られています。

一方、乾燥麩はグルテンに小麦粉を加え、焼いて乾燥して作られたものです。乾燥麩は、水分を抜いて加工するため長期保存が可能ですが、生麩は乾燥麩よりも保存性が低いという特徴もあります。通販などで購入する場合は、冷凍加工された生麩を購入するのがポイントです。

カロリーと栄養

生麩のカロリーは100gあたり163kcalです。乾燥麩のカロリーが100gあたり385kcalであるのと比べると、生麩はかなり低カロリーな食材と言えそうです。ご飯に比べると糖質も低いため、ダイエット中の方はご飯の代わりに生麩を食べるのも良いかもしれません。

カルシウムなどミネラルが豊富な生麩は、高たんぱくな食材としても人気があります。低カロリーなうえ栄養価が高いため、普段の食生活の栄養が偏りがちな方にもおすすめです。

食感

生麩の一番の特徴は、なんといってもモチモチした食感にあります。乾燥麩とは異なり、弾力のある歯ごたえで少量でも満腹感が得られやすいのも特徴の1つと言えます。また生麩の食感は、揚げたり煮たりしても持続させることが可能です。カロリーが低く、どんな味付けをしても美味しく食べられるのもメリットでしょう。

生麩は通販で購入できる?

生麩は、通販で気軽に購入することができます。京都へ足を運ばずとも美味しい生麩を手にできるのは、通販ならではの魅力と言えます。特に通販で人気なのが、京都志場商店の「京生麩」です。プレーン味のほか、よもぎや生姜など種類が豊富なのもポイントです。通販では500~700円程度で購入が可能です。

また、京都にある茶房が大人気の半兵衛麩も、通販で商品を取り寄せることができます。半兵衛麩では、ごま、あわ、よもぎの3種類の「なま麩」を扱っており、130g440円で通販購入が可能です。他にも生麩でこし餡を包んだ「笹巻麸」1,150円も人気の商品です。

半兵衛麸オンラインショップ

生麩の美味しい食べ方【煮物・揚げだし】

和食の定番「生麩の揚げ出し」

ここからは、低カロリーで栄養が豊富な生麩を使ったさまざまな食べ方を紹介していきます。まず、おすすめしたいのが「生麩の揚げ出し」です。生麩をひと口大にカットし、片栗粉をつけて揚げたものに和風のだしをかけて仕上げます。さっぱり食べたいときは、大根おろしをたっぷりのせると良いでしょう。

カロリーが高くなりがちな揚げ物も、カロリーが低い生麩なら安心して食べられます。独特のもっちり食感にカリっとした香ばしさが加わり、食べ応えがあるのもポイントです。

ジュワっと出汁がしみ込んだ「生麩と茄子の炊き合わせ」

「生麩と茄子の炊き合わせ」は、素揚げの茄子と生麩にだし汁がたっぷりしみ込んだ魅力的な一品です。棒生麩を輪切りにして小麦粉をまぶし、油で揚げます。鍋にだし汁、みりん、酒、薄口しょうゆを煮立たせ揚げた生麩を加えて弱火で煮込みます。器に素揚げした茄子と一緒に盛りつけたら完成です。乾燥麩と違い、火を通しても食感が残る生麩は、揚げ茄子とも好相性な食材です。

見た目も可愛い「紅葉生麩の筑前煮」

色が悪くなりがちな煮物ですが、可愛い模様の生麩を使うとおしゃれなメイン料理にすることも可能です。「紅葉生麩の筑前煮」は、色鮮やかな生麩と秋の味覚が組み合わさったボリュームのある煮物です。生麩は火を通しすぎると食感が悪くなったり型崩れの原因にもなるため、最後に合わせるのがポイントです。通販では、さまざまなデザインの生麩が購入できるので、気になるものを試してみると良いでしょう。

金沢の郷土料理「生麩入り治部煮」

金沢の郷土料理「治部煮」にも生麩は欠かせません。鶏肉やしいたけ、すだれ麩、生麩などを煮込んで作るのが治部煮ですが、他の煮物と違うのは鶏肉に小麦粉をまぶす点です。そぎ切りにした鶏むね肉に小麦粉をつけ、調味料を煮立てた鍋に入れます。そこに他の食材も入れて火が通れば完成です。

小麦粉のおかげでトロミがつき、いつまでも温かい状態で味わうことができます。柔らかい鶏肉と生麩のもっちり食感が相性抜群に仕上がるでしょう。

生麩の美味しい食べ方【刺身・田楽】

シンプルに美味しい「生麩の田楽」

続いて、生麩を刺身や田楽にした食べ方を紹介します。手軽に作れる京都のおばんざいとして有名な「生麩の田楽」は、たっぷりのせた田楽味噌が味のポイントです。普通の甘味噌でも良いですが、京都らしく西京味噌(白味噌)を使って作るのがおすすめです。通販などで冷凍生麩を購入した場合は、解凍せずに切り分けると作業が楽になります。焼き目をつけたら香ばしさがアップし、お酒にもぴったりなおつまみに仕上がるでしょう。

味を変えて楽しめる「生麩の刺身」

栄養豊富な生麩を「刺身」にするという方法も、京都では定番の食べ方として親しまれています。生麩を輪切りにして醤油やワサビにつけるだけといったシンプルな食べ方ですが、生麩本来の味が楽しめるのが人気の秘訣です。プレーンの生麩のほか、よもぎあわを使った生麩もおすすめです。新鮮な生麩だからこそ味わえる究極の食べ方と言えるでしょう。初めて生麩を食べる方は、まず刺身にすることをおすすめします。

ワインにも合う一品に「揚げ生麩のチーズ田楽」

ワインのおつまみとして生麩を食べるなら、「揚げ生麩のチーズ田楽」はいかがでしょう?輪切りにした生麩に片栗粉をまぶし、カラッと揚げます。あとは皿に盛りつけクリームチーズとパセリをのせるだけで完成です。粗塩をかけると更に美味しく仕上がります。デザートにするのであれば、上からハチミツや黒蜜をかけても良いでしょう。

生麩の美味しい食べ方【汁物・その他】

香ばしさが香る「焼き生麩の味噌汁」

栄養がたっぷり詰まった生麩は、乾燥麩のように汁物にするのもおすすめです。「味噌汁」に入れる場合、お餅のように生麩にグリルで焼き目をつけて入れると風味豊かに仕上がります。味噌汁に合わせる具材は、しいたけなどシンプルな材料が良く合います。出汁も出て、生麩の味噌汁をワンランクアップさせてくれることでしょう。素朴な味わいがじっくり楽しめる、ボリュームたっぷりの味噌汁です。

体も温まる「生麩と三つ葉のお吸い物」

もてなし料理には「生麩と三つ葉のお吸い物」が喜ばれるでしょう。見た目が可愛い生麩を入れると、お椀のフタを開けたときにパッと華やかな印象にすることができます。中が空けて見えるお吸い物だからこそ、生麩のデザインに凝ってみるのもおすすめです。またお吸い物の場合は、生麩に焼き目をつけずに出汁の旨みをきかせると美味しさが増します。

香りと食感がクセになる「生麩のバター焼き」

意外に感じるかもしれませんが、生麩は「バター焼き」とも相性の良い食材です。作り方は生麩を食べやすい大きさにカットし、小麦粉をまぶしてバターを熱したフライパンで焼くだけです。仕上げに塩をふれば、お酒のおつまみにもぴったりな一品に仕上がります。美味しくするポイントは、カリっと香ばしい焼き目がつくまで焼くことです。乾燥麩では味わえないもっちり食感が存分に楽しめることでしょう。

お餅の代わりに「生麩の簡単磯辺焼き」

「生麩の簡単磯辺焼き」は、磯の香りと醤油の風味が香ばしく、ご飯とも相性抜群の食べ方です。お餅よりもカロリーが低く栄養が豊富な生麩は、ダイエットにもおすすめの食材です。作り方は、油を引いたフライパンで生麩を焼き、砂糖と醤油で味付けして海苔を巻いたら完成です。砂糖を多めにすれば、甘辛い味付けの磯辺焼きにすることも可能です。調味料を変えても美味しく作れるので、いろいろ試してみても良いでしょう。

おしゃれなイタリアンに「生麩のカプレーゼ」

生麩は、イタリアンにも良く合います。おすすめなのが素材が際立つ「生麩のカプレーゼ」です。それぞれの食材を薄くスライスし、生麩、モッツァレラチーズ、トマトの順にのせて上からバジルソースをかけたら完成です。食材同士がソースと絡まり、ワインとも抜群に合うおしゃれな前菜になります。更に素材の味が引き立つ食べ方がしたいなら、オリーブオイルと岩塩をかけて食べるのもおすすめです。

生麩の美味しい食べ方【デザート】

簡単で美味しい「生麩でわらび餅風」

あっさりした味わいの生麩は、甘いデザートとも相性抜群です。まずおすすめしたい食べ方が「生麩でわらび餅風」です。ひと口大にカットした生麩を沸騰したお湯で茹で、浮き上がってきたら取り出します。きな粉、砂糖、塩少々を入れたものにまぶし、黒蜜をかけたら出来上がりです。茹でることで少し柔らかくなり、わらび餅のような感覚で食べることができます。栄養が豊富なので、安心しておやつにも食べられるでしょう。

モチっと食感が人気「生麩ぜんざい」

「生麩ぜんざい」は、お餅の代わりに生麩を使ったアレンジレシピです。焦げ目をつけた生麩はカリっと香ばしく、お餅とはひと味違う美味しさが楽しめます。ポイントは小さめに生麩をカットすることです。見た目の可愛らしい生麩を一緒に添えると、カフェのような仕上がりにすることも可能です。

意外な組み合わせ「生麩のドーナツ」

ドーナツ生地にくぐらせて揚げると、一口サイズの可愛い「生麩のドーナツ」が作れます。簡単に作る場合はホットケーキミックスを利用するのがおすすめです。栄養価の高い生麩と使うと、子供にもぴったりなヘルシーデザートになります。仕上げにきな粉や抹茶を振りかけたら、もてなしにも喜ばれそうなおしゃれな仕上がりにすることも可能です。

簡単に作れておしゃれ「生麩の和風アイス添え」

もっと手軽に生麩デザートを作るなら、「生麩の和風アイス添え」はいかがでしょう?小さめに切った生麩を柔らかくなるまで茹で、水にとってから水気を切ります。皿に盛りつけてアイスクリームを添え、黒蜜ときな粉をかけたら完成です。ガラス皿に盛りつけると夏にも最適なデザートになるでしょう。ヘルシーなので、カロリーが気になる方にもおすすめです。

京都でおすすめの生麩料理の店

生麩と京都の関係

京都土産としても有名な生麩ですが、その歴史は室町時代にまで遡ります。当時中国へ渡った修行僧が麩を日本へ伝えたのが始まりとされており、肉食を厳禁としていた寺院などで重要なたんぱく源として重宝されていました。しかしその時代、小麦は大変高価な食材であったため、特別な身分の者しか口にできなかったようです。生麩が世間に広まったのは明治時代以降と言われており、今でも京都の伝統食として人々に根付いています。

ランチメニューの生麩丼がおすすめ「とようけ茶屋」

ここからは京都でおすすめの生麩料理店について紹介します。まずおすすめのお店が「とようけ茶屋」です。京都市上京区にあるこちらのお店は、京野菜や生麩、生湯葉を使った料理で人気があります。「生麩丼」980円は豆腐や漬物などがセットになっており、コスパの良さも魅力となっています。

しっかりした味付けでご飯とのバランスも良く、お肉を食べているかのような満足感が得られます。お店へのアクセスは京福電鉄「白梅町駅」から徒歩5分営業時間は11時から15時、木曜日が定休日です。

洋風にアレンジしたスイーツが人気「OTYOBO by ENGAWAcafe」

京都市中京区にある「OTYOBO by ENGAWAcafe」は、栄養価の高い生麩を洋風スイーツにアレンジしたメニューで人気のお店です。中でもおすすめなのが、作りたてのモチモチ生麩が味わえる「otyobo​の生麩パフェ」750円です。

オーダーを受けてから作るというこだわりぶりで、多少の待ち時間があっても注文する人が後を絶ちません。生麩とともに抹茶アイスやチョコクランチがトッピングされており、さまざまな食感が楽しめるパフェとなっています。お店は地下鉄「京都市役所前駅」から徒歩4分の場所にあります。

京都の生麩のお土産やさん「おちょぼ」

300年以上続く名店「半兵衛麩 茶房」

最後に紹介するのが、通販でも人気の「半兵衛麩 茶房」です。京阪線「清水五条駅」から歩いてすぐというアクセス抜群の場所にあり、メニューは「むし養い」3,500円のみとなっています。麩と湯葉づくしというだけあり、生麩田楽や湯葉の揚げ物、みぞれ椀などバリエーション豊かな料理を味わうことができます。肉や魚を使っていないので、低カロリーでヘルシーなのもポイントです。

専門店だからこそ味わえる繊細な味付けと、種類の豊富な麩に驚くこと間違いなしでしょう。営業時間は11時から16時まで(入店は14時半まで)、定休日は年末年始です。なお、予約必須なので電話で連絡してから訪れるようにしましょう。

店舗案内 / 本店のご案内 | 半兵衛麸

いろんな生麩レシピを試してみよう!

生麩は乾燥麩と違い、モチモチした食感が魅力の食べ物です。食事だけでなくデザートとも相性が良いため、さまざま食べ方が楽しめるのも魅力でしょう。通販などで生麩を手に入れたら、揚げたり焼いたりといろんな調理法にチャレンジしてみることをおすすめします。低カロリーで栄養価の高い生麩を、是非味わってみて下さい。

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