【効能】フェンネルティーのダイエット効果！美味しい淹れ方も紹介！

フェンネルティーがダイエットに効くと話題になっています。ですがこの話は本当なのでしょうか？そもそもフェンネルティーとは一体どんなお茶なのでしょうか？まずはフェンネルティーの素材でもあるフェンネルがどんな植物なのかから紹介していきます。

フェンネルティーの原材料となっているのは、セリ科ウイキョウ属の多年草のフェンネルという植物です。漢方の生薬としても使われていて、和名と同じでウイキョウ(茴香)と呼ばれています。地中海沿岸が原産と言われていて、古代エジプトや古代ローマの時代から栽培記録のある、歴史上最も古い作物のひとつとされているのです。種子はフェンネルシードと呼ばれ、スパイスとしてだけでなくハーブティーにも使われてきました。

料理用のスパイスとして魚料理との相性の良さから「魚のハーブ」と呼ばれたり、教会の清教徒たちが種子をかじっていたことから「教会のシード」とも呼ばれています。そんなフェンネルが日本に入ってきたのは平安時代になります。中国との交易品のひとつとして持ち込まれ、その後全国各地で栽培されるまでになりました。日本国内でのフェンネルの代表産地は、長野県・岩手県・富山県となっています。

フェンネルティーは一体どんな味や香りがするのでしょうか？原料であるフェンネルは植物全体にほのかな甘い香りがあり、生薬名にもなっている茴香(ウイキョウ)は、もともと中国語で「香りが回り来る」という意味から付けられています。味もほのかに甘味のあるスパイシーな苦味もある風味をしています。

フェンネルティーの香りには、女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをするという、植物性エストロゲンとも呼ばれるフィトエストロゲンが豊富に含まれています。香りの主成分としてはアネトールですが、フェンネルティーの香りの効果として、女性の更年期障害のほてりや不眠、不安を和らげる精神安定効果があることがわかっています。母乳の出を良くする効果もありますが、アレルギーの危険性もあるため使用は控えましょう。

フェンネルティーはダイエットに有効なさまざまな効果効能を持ったハーブティーです。では具体的にフェンネルティーは、一体どんな効果効能を持っているのでしょうか？フェンネルティーの持つさまざまなダイエット効果をまとめてみました。

フェンネルティーにはさまざまなデトックス効果があります。次に紹介する発刊・利尿作用もそうですが、フェンネルをハーブティーとして飲むと、消化を促進することで食べ過ぎや飲み過ぎによる胃もたれを解消し、健胃作用で消化不良を防ぐだけでなく、腸に溜まったガスを排出させる駆風効果によって、膨満感の解消にも効果があります。便秘の解消効果もあるため、お腹の中から綺麗にしてくれるお茶なのです。

フェンネルティーにはスパイスを使ったハーブティーらしく、発汗作用や利尿作用があります。スパイスであるフェンネルには、胃腸を整えることで身体の代謝を良くする効果があり、これにより発汗も促されるのです。さらに利尿効果によって体内や皮下脂肪内の老廃物が排出され、先に紹介した駆風効果との相乗効果によって、体内のデトックス効果も期待できるだけでなく皮下脂肪もつきにくくなる、女性に嬉しいお茶なのです。

フェンネルティーには、先にも紹介したように女性ホルモンと同じ働きをする、フィトエストロゲンが豊富に含まれています。そのため女性の更年期障害の症状の緩和だけでなく、月経不順や月経痛、月経前症候群(PMS)といった女性ならではの悩みも改善してくれます。ただし妊活中や妊娠中の人にとっては流産の元にもなってしまうため、状況に合わせて楽しむべきお茶でもあるのです。

フェンネルティーには、スパイスならではの効果である発汗作用があることは、すでに紹介した通りです。フェンネルに発汗作用があるということは、血流の改善効果があるということでもあります。血流が改善されれば体の隅々まで血液が行き渡るようになり、全身が温まることで冷え性の改善効果が期待できます。全身に栄養素が行き渡ることで代謝もアップし、エネルギーの消費量が増えることで、ダイエット効果が期待できるのです。

フェンネルティーの原料であるフェンネルには、他にも女性に嬉しい効果効能があります。単なる健康効果にとどまらない、フェンネルの女性に嬉しい効果効能をまとめてみました。

フェンネルティーは何も飲むだけのお茶ではありません。クレンジングオイルの代わりとしても、優れた洗浄力を持つのです。フェンネルはスパイスでもあるため、濃く煮出してしまうと敏感肌の人ほど肌荒れを引き起こしかねません。まずは煮出してから薄めてみて、服に隠れる場所や目立たない場所で刺激が強すぎないか確認をし、それから顔やくすみが気になる場所に使うようにしましょう。

フェンネルティーのクレンジングで肌の汚れを落としたら、次はマッサージをして古い角質も落としてしまいましょう。フェンネルティーは肌にも良いので、そのままスキンケアに使うことができるのです。肌の汚れを落とし終わったらフェンネルティーを化粧水代わりに使っても、お肌がしっとりと落ち着きます。

フェンネルティーには、豊富なビタミンとミネラルが含まれています。豊富なビタミンB類で肌の代謝を促進し、ビタミンCが活性酸素や紫外線から肌を守ってくれるだけでなく、コラーゲンの生成も促進してくれます。カリウムが肌や全身の老廃物を体外に排泄してくれます。フェンネル自体の香りと抗炎症作用で、口臭予防にも効果があります。フェンネルティーは全身を綺麗にしてくれるハーブティーなのです。

フェンネルティーには、さまざまな健康・美容効果があることがわかりました。フェンネルティーを飲むのであれば、せっかくなら美味しくいただきたいものです。ではフェンネルティーの美味しい淹れ方はどうしたら良いのでしょうか？フェンネルティーのおすすめの淹れ方を紹介します。

ドライのフェンネルティーを使った、基本の淹れ方から紹介します。まずはティーカップとティーポットの両方にお湯を入れて温めます。ポットが温まったら中のお湯を捨て、お湯300ccに対してフェンネルティーをティースプーンで2杯ほどを目安に入れます。再びポットにお湯を注いで、蓋をしたら3分ほど蒸らします。カップのお湯を捨てて、茶漉しで漉しながらカップに注いで完成です。

フェンネルティーはストレートでも美味しくいただけますが、甘味が欲しいと感じたらはちみつがおすすめです。フェンネルはスパイスでもあるため、独特なスパイシー感もあるお茶です。はちみつを足すと、ただ甘味だけでなくコクも加わり、マイルドな味わいに変えることができます。

フェンネルティーは他のハーブとの相性も良いので、ブレンド茶にしてもマイルドな味わいを楽しめます。レモングラスやセージなど、爽やかさを足したり、スパイシー感を強調したり、さまざまな味を作ることができます。紅茶とのブレンドもおすすめです。

フェンネルティーは、フレッシュな葉を使って淹れても、美味しいハーブティーです。自宅でフェンネルを育てている方は、摘みたての葉を使った淹れ方も楽しんでみませんか？ティーカップとティーポットをお湯で温めたら、摘み取ってきて洗っておいた新鮮な葉をひとつかみ、お湯を捨てたポットに入れてお湯を注ぎなおし、好みで加減をしつつ数分蒸らします。独特の爽やかさだけでなく、甘くまろやかな口当たりが楽しめます。

フェンネルティーには女性に嬉しい効果効能がたっぷりと含まれています。こんなに素敵なフェンネルティーですが、残念ながら妊婦さんや授乳期の母親、婦人病で治療中の人、小さいお子さん、セリ科の植物にアレルギーのある人には不向きなお茶です。もしあなたがフェンネルティーと相性の良い人であれば、ぜひ生活に取り入れてみてください。きっと心休まる健康な日々が手に入ることでしょう。