発芽玄米と玄米の違い8選!カロリー・栄養素や味を比較!味を比較!

発芽玄米と玄米にはどのような違いがあるか知っていますか?玄米を発芽させたものが発芽玄米です。元は同じものでも発芽しただけでとれくらいの違いがあるのでしょうか?その違いをそれぞれの炊き方からそれぞれに含まれている栄養素、味の違い、消化時間やカロリーなどにも違いがあるのか?また、ダイエットに効果的なのはどちらの米なのかなど、発芽玄米と玄米を徹底的に比較していきます。

発芽玄米と玄米の違い8選!カロリー・栄養素や味を比較!味を比較!のイメージ

目次

  1. 1発芽玄米と玄米の違いが気になる!
  2. 2発芽玄米と玄米の大きな違い
  3. 3発芽玄米と玄米の違い8選
  4. 4発芽玄米と玄米の炊き方の違いは?
  5. 5発芽玄米でお米のいいとこどりをして健康や美容に役立てよう!

発芽玄米と玄米の違いが気になる!

健康食、美容食として人気の玄米、玄米には発芽玄米と玄米など種類がありますが、発芽玄米と玄米には、どのような違いがあるかを知っていますか?ここでは、 発芽玄米と玄米の違いからそれぞれのカロリーや味、栄養にも違いがあるのか?ダイエットには、発芽玄米、玄米のどちらが効果的なのか、炊き方にも違いがあるのかなどを紹介していきます。

お米は、普段食べ慣れている白米、玄米と白米の中間にある分づき米、胚芽米、そして玄米、発芽玄米などの種類があります。 分づき米は精米の度合によって3分づき米、5分づき米、7分づき米と選ぶことができます。胚芽米は、精米する時に胚芽を残してあるお米のことをいいます。玄米や発芽玄米を食べつけてない人には、胚芽の部分やビタミン、ミネラルなどが残っている分づき米や胚芽米から始めてみるのにおすすめのお米です。

発芽玄米と玄米の大きな違い

玄米とは?

では、玄米について詳しくみていくことにしましょう。玄米とは精米前の米、もみ殻を取り除いただけの米をいいます。玄米は精白されていないので、茶色っぽい色をしています。表皮部分のぬか層がついたままの玄米には、白米よりビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれているので、健康食、美容食として人気があります。

また、玄米は、貯蔵性に優れているので日本では、収穫された米の貯蔵はほぼ玄米の状態で保存されています。では、玄米と発芽玄米にはどのような違いがあるのでしょうか?

発芽玄米とは?

ここでは、発芽玄米についてみていきましょう。発芽玄米は、玄米を発芽された米のことです。玄米をひと晩からふた晩程度、20度~30度の水に浸して0.5mmほどの芽が出た状態のものです。ただし、根が伸びすぎると味、栄養価ともに落ちてしまう難点があります。現在では、保存性を高める為に玄米を発芽させた一番良い状態で乾燥させた発芽玄米が商品として流通しています。

食べやすいのはどっち?

ここでは、玄米と発芽玄米はどちらが食べやすいのかをみていきます。ズバリ!食べやすさからいうと、玄米より発芽玄米の方が断然食べやすく美味しく感じる人が多いと思います。特に、炊き立ての発芽玄米は、ふっくらとしていて食感もモチモチとしています。

一方、玄米は食感がボソボソしていて味に独特のクセがあります。栄養があると玄米を食べ始めてみても慣れるまでは食べにくさを感じるかもしれません。玄米と発芽玄米を食べ比べてみるとその違いに驚くはずです。

発芽玄米と玄米の違い8選

カロリーや糖質

ここでは、発芽玄米と玄米のカロリーや糖質の違いについてみていきます。発芽玄米、玄米100g当たりで見てみると、発芽玄米344㎉、玄米350㎉です。カロリーにはさほど違いはありません。糖質量に関してもそれほど差はありません。

しかし、白米と比べると、白米は100g当たり365㎉ですので糖質も玄米、発芽玄米と比べると高めです。結果、普段食べている白米を発芽玄米や玄米に変えるのであれば低カロリーだといえるでしょう。

ここでは、発芽玄米と玄米の味の違いについてみていきましょう。玄米には、ぬかや胚芽がついている分、玄米独特の香りや味にもクセがあります。食感も粘りのないぼそぼそとした食感です。玄米の味は、好みが分かれるでしょう。玄米が好きな人にとっては、この香りと玄米独特の味がクセになるという人が多いです。 

では、発芽玄米と玄米、味に違いはあるのでしょうか?玄米独特の味に比べて、発芽玄米は、白米に近い味と食感があります。玄米を水に浸して発芽させた分、水分をたっぷり含んでふっくらもちもち、ぷちぷちとした食感がクセになる美味しさです。

ダイエットに向いているかどうか

発芽玄米と玄米の糖質やカロリーのところでみてきましたが、カロリーや糖質はそれほど低いわけではありませんので、ダイエットに特におすすめという食品ではありませんが、日常で白米を食べている人が主食を白米から玄米や発芽玄米にする方法であれば、ダイエット効果は期待できるといえます。

玄米や発芽玄米をしっかりと噛んで食べることによって満腹感も得られます。また、白米にはないビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素も摂ることができます。特に、玄米や発芽玄米には、便秘解消効果が期待できる食物繊維が含まれているのも白米には含まれていない栄養素で、ダイエット効果に繋がります

食べやすさ

発芽玄米と玄米、食べやすさからいうと率直に発芽玄米の方が玄米に比べて食べやすいです。玄米には、ぬかや胚芽が付いている分、独特の香りや味がします。一方、発芽玄米は、玄米がたっぷりと水を含んで発芽した状態のものを炊いている分、玄米に比べてふっくらモチモチ、食感もぷちぷちとした白米に近い食べやすい味です。特に炊き立ては、香り、味、食感どれもが格別です。

玄米の毒素「アブジシン酸」

玄米食は、健康食という意見がある一方で玄米は害があるという話を聞いた事はありませんか?その理由が玄米に含まれているフィチン酸とアブシジン酸といわれていますが、この成分はほとんどの穀物や種子に含まれている成分です。植物が子孫を残すために必要な成分なのです。

ただこの成分は、加熱したり水に浸すことによって簡単に分解されます。玄米を生で食べることはまずありませんので、心配する必要はありません。特に発芽玄米は、浸水して発芽したものを加熱して食べます。フィチン酸やアブシジン酸の特性を知ればなにも敬遠する必要はありません

発芽玄米の「GABA」と「PSG」

玄米は栄養豊富な完全食といわれていますが、それ以上に発芽玄米には栄養が含まれています。特に多く含まれている栄養素がGABA(ギャバ)とPSGです。GABAとは、日本語ではガンマ-アミノ酪酸という成分でアミノ酸の一種です。哺乳動物の脳やせき髄にある成分で、脳内の興奮を鎮めてくれる効果があります。他にもGABAには、アルツハイマー予防やリラックス効果や安眠効果、血圧を下げる効果などが期待されています。


もうひとつ発芽玄米に含まれている注目の物質がPSGです。PSGは発芽玄米の研究から発見されたまだ新しい成分です。PSGから期待できる効果は、基礎代謝の向上、動脈硬化や生活習慣病の予防などがあります。発芽玄米と玄米のそれぞれの含有量は、GABAが玄米の約2倍以上、PSGが玄米の約2倍です。

栄養素の違い

発芽玄米を食べるか?玄米を食べるか悩んでいる人にとって重要な要素のひとつ、ここでは発芽玄米と玄米の栄養素の違いについてみていきましょう。 玄米には、ビタミンやミネラル、食物繊維の栄養素が豊富に含まれています。発芽玄米は、玄米に含まれている栄養素以上の栄養が含まれています。栄養素からみても発芽玄米が玄米より勝っています。

消化の違い

玄米食のデメリットとして玄米の消化の悪さがいわれています。玄米は消化に負担がかかると敬遠する人もいます。確かに精白されていない玄米は、まだ固い殻に入った状態で表面が覆われています。普通に炊いてしまうと固く覆われた米はボソボソとして消化に悪いのは考えただけでも分かります。

ただし、その固い殻に覆われた状態の玄米を水に浸水させることによってたっぷりと水分を吸収しさらに発芽した玄米は、消化もよくなり、さらに味や香りも格段によくなります。消化の面からしても、玄米より発芽玄米のほうが消化に優しい米といえるでしょう。

発芽玄米と玄米の炊き方の違いは?

発芽玄米の炊き方

ここでは、発芽玄米の炊き方を紹介します。炊飯器でも手軽に炊くこともできますが、発芽玄米を炊飯器を使って炊いたご飯と土鍋で炊いたものと比べるとその差は歴然!ここでは、土鍋で炊く方法を紹介していきます。

まず、発芽玄米を土鍋に入れて適量の水を注ぎます。米1合に対して、水200mlです。土鍋に蓋をして中火で炊き始めます。沸騰したら火を弱火にして25分~30分炊きます。30分ほど経ち蒸気が出なくなったったら蓋を開けても大丈夫です。蓋を開けて水分が残っていないか確認します。水分が無くなっていたら、一度30秒ほど強火にして火を消します。そのまま10分くらい蓋をしたまま蒸らせばできあがりです。

玄米の炊き方

発芽玄米同様、玄米も土鍋を使って炊く炊き方を紹介します。まず、玄米をよくこすり合わせて拝み洗いします。米2合に対して水の量は約540~610mlが目安です。土鍋に玄米と水、自然塩(米2合に対して0.6g) を入れて6時間以上しっかりと浸漬します。

浸漬したものを中火にかけます。沸騰したら弱火にし、土鍋の蓋の穴に栓をして40分~50分くらい炊きます。50分ほど経ったら最後に30秒ほど火を強火にして水分を飛ばします。10分ほど蓋をした状態で蒸らします。蓋を開けしゃもじで天地返しをしたらできあがりです。

どっちが炊きやすい?

発芽玄米と玄米の炊き方を紹介しましたが、発芽玄米と玄米 の炊くまでの時間や炊き方にも違いがありました玄米は浸漬の時間に炊き上がるまでの時間と食べるまでにかなりの時間がかかります。それに対して発芽玄米は、白米と同じくらいの時間で炊くことができます。炊き方からみても炊きやすいのは、発芽玄米です。

発芽玄米でお米のいいとこどりをして健康や美容に役立てよう!

「発芽玄米と玄米の違い8選!カロリー・栄養素や味を比較!味を比較!」いかがでしたか?玄米と、玄米を水に浸して発芽させた発芽玄米、元は同じものでも、味や栄養、消化にかかる時間、さらには炊き方までさまざまな違いがありました。

発芽玄米と玄米、カロリーには大幅な違いはありませんでしたが、味、栄養などを比較すると発芽玄米に軍配がありました。目的が健康のため、ダイエットのためであっても、美味しくないと続きません。あなたも発芽玄米を食べて、健康的なダイエットを始めてみませんか?

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