無洗米の正しい炊き方を徹底解説!水加減や美味しく炊くポイントも!

無洗米を食べたことがありますか?水研ぎしなくてよい無洗米は、水の節約になり、手間もはぶけることから環境に優しい米として人気がでています。今回は、無洗米の正しい炊き方を徹底解説します。無洗米と精米された米との違いや、優れている点、無洗米の炊飯器や鍋での正しい炊き方、無洗米の美味しい炊き方のポイントなど、水の量や水加減を解説します。また、無洗米の上手な保存方法も併せて紹介します。

無洗米の正しい炊き方を徹底解説!水加減や美味しく炊くポイントも!のイメージ

目次

  1. 1無洗米の正しい炊き方が知りたい!
  2. 2無洗米の炊飯器や鍋での正しい炊き方
  3. 3無洗米の美味しい炊き方のポイント
  4. 4無洗米の上手な保存方法
  5. 5無洗米の正しい炊き方を覚えよう!

無洗米の正しい炊き方が知りたい!

無洗米と精米の違い

今回のテーマ「無洗米の正しい炊き方」ですが、無洗米のことをよく理解しなければなりません。まず、無洗米と精米の違いを紹介します。一般的にスーパーや米屋などで米を購入する場合、精米された白い白米を購入すると思います。この白米には、通常の精米ではまだ残っている肌糠(はだぬか)という層が、まだついています。そのため、肌糠を取り除くため米を研ぐ必要があります。これが精米された米です。

無洗米は水でとぐ必要がない無洗米は水でとぐ必要がない

無洗米は名前の通り、米を洗わなくてよい米で、米を研ぐ必要はありません。あらかじめ肌糠を取り除いているため、ごはんを炊く前に米を研ぐ必要がなく、水を加えて炊くだけで食べられるように加工された米のことです。

精米より栄養豊富

精米した米を購入した場合、米を研がなければなりません。米の研ぎ方には個人差もあると思いますが、綺麗になるよう肌糠を取り除こうと、丁寧に米を研ぐことになります。すると、水溶性ビタミンのビタミンB1やナイアシンのかなりの部分が流れてしまうといわれています。

無洗米と精米された米を比較すると、炭水化物やたんぱく質など基本的な栄養素の量は同じです。しかし、無洗米は研ぎ洗いする必要がないため、水溶性のビタミンが流れてしまうことなく残っているため、精米された米より栄養価が高くなっていることがわかっています。

美味しい無洗米が増えている

最近、美味しい無洗米が増えてきています。今までの精米法では、肌糠と一緒に甘みや旨味成分がつまった亜糊粉層も取り除かれていました。最近の無洗米には、この旨み成分を残す均圧精米法と、肌糠が持つ粘着性を利用したBG無洗米方法とを組み合わせ洗米しているものもあり、美味しい無洗米が増えてきています。

Thumb無洗米とは?メリットは洗わないだけ?美味しい炊き方のコツも解説! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

無洗米の炊飯器や鍋での正しい炊き方

計量する

無洗米の炊飯器や鍋での正しい炊き方を説明します。無洗米、精米した米、どちらにもいえることでしょうが、美味しいごはんを炊く場合に大切なポイントは、米の量をきちんと計るということです。だいたいでは駄目で、きちんと計量カップなどで正確に計りましょう

水の量を量って入れる

水の量も重要なポイントです。炊飯器にも違いがありますが、米を炊く場合、水加減も重要なポイントです。精米された米の水加減の割合は、米1に対し1.2ほどです。ですが、無洗米の水加減に違いがあり割合は、米1に対し1.4から1.5ですので、精米に比べ、無洗米を炊く時には水の量を多めに入れる必要があります。目安としては、無洗米1合に対し230ccの水の量が必要です。

水に漬ける

美味しいごはんを炊く場合、精米、無洗米ともに違いななく、水に漬ける浸水は必要不可欠な重要なポイントです。無洗米にもたっぷりと水を吸わせます。夏場なら30分以上、冬場は長く60分以上、浸水してから炊きます。途中、吸水しやすくするために、米を水と数回混ぜ合わせることがポイントです。

炊飯器で炊く

浸水が終わったら、いよいよ炊飯器でごはんを炊きます。米の量をきちんと計量し、水の量と水加減も完璧、あとは炊飯器で炊くだけです。米を入れたら、平らにならすと炊きムラを防げます。炊飯器にもよりますが、炊飯時間は30分くらい、蒸らし時間は10分くらい、全部で40分くらいで美味しいごはんが炊き上がります。

鍋を使った炊き方

鍋を使った無洗米の炊き方を紹介します。さきに説明した、無洗米を炊飯器で正しく炊く場合と同じように、きちんと米を計量し、正確な水の量で水加減を完璧にします。さらに、しっかりと浸水させ米に吸水させます。いよいよ、鍋に米を投入し平らにならします。ここで鍋に点火します。鍋にふたをして中火にかけ、10分ぐらい沸騰させます。ここでの注意点は強火は禁物です。

鍋の中でブクブクと音がしてきたり、フタから泡がこぼれ出てくきたら、沸騰した合図です。沸騰したらそのまま2分くらい炊き、その後、火を少し弱めて3分くらい炊きます。そして弱火に落として5分から7分炊きます。トータル10分から12分炊いたら、フタを少し開けてみて、水分が残っていないかを確認します。水がなくなっていればできあがりです。

注意点として、鍋でごはんを炊く場合、コンロの性能(火力)や鍋の厚さにより違いがでます。鍋でごはんを炊く場合、火加減が重要なポイントで、お使いのコンロの火力や使う鍋で時間が変化しますので、何度もチャレンジしてみてください。鍋でも美味しいごはんが炊けるはずです。

炊けた後の美味しい食べ方

無洗米が炊けた後の美味しい食べ方を紹介します。ごはんが炊けた後に十分に蒸らしたら、ごはんの粒を潰さないようよく混ぜます。濡らしたしゃもじを使い、4等分に切りわけ、釜の底から大きく掘り起こします。余計な水分を飛ばすのが目的で、ごはんのべちゃつきを防ぎます。力強くやるのではなく、米の粒を潰さないように、優しく混ぜほぐしてください。

Thumb無洗米の水加減は普通の白米と違う?2合だと計量カップでどのくらい? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

無洗米の美味しい炊き方のポイント

計量はすりきりで手早く

無洗米の美味しい炊き方のポイントは、無洗米をきちんと計量することです。無洗米は、肌糠を取り除いている分、精米された米より粒が小さくなってます。ですので、無洗米を計量する場合、無洗米専用の計量カップの使用をおすすめします。

購入されている無洗米の種類に違いがありますが、精米された米と同じ計量カップで計ると、精米された米と比べて5%くらい量が多くなるといわれています。見た目で、無洗米の粒が小さい場合は、無洗米専用の計量カップを使用してください。

水加減に注意

無洗米を美味しく炊くポイントは、水加減に注意することです。無洗米は、精米された米と違い水研ぎがないため、水研ぎの最中に水を必要以上に吸収しません。したがって、水の量が精米された米より多めになります。ですので、水の量も軽量カップなどで正確に計りましょう。

時間がある場合はできるだけ吸水させる

無洗米の美味しい炊き方のポイントは、時間がある場合はできるだけ吸水させることです。浸水も重要なポイントで、米の美味しさを最大限に引き出すためには吸水させる必要があります。無洗米の場合、精米した米より長い時間が必要です。また、米は2時間以上、水に浸けておいても、一定量以上の水は吸収しないので、それ以上の浸水の必要はありません。

水を加えたらかき混ぜてほぐす

無洗米の美味しい炊き方のポイントは、水を加えたら優しくかき混ぜてほぐします。炊きムラを少なくするため、かき混ぜるというより、優しく平らにならします。かき混ぜしすぎると、デンプン質が浮き上がり粉っぽく炊きあがりますので、優しくならすのが、無洗米が美味しく炊けるポイントです。

無洗米の上手な保存方法

無洗米の保存方法

無洗米の保存方法を紹介します。無洗米、精米された米の保存方法として、どちらにもいえることですが、高温、多湿、酸化が、米に良くない環境です。無洗米を保存する場合最適なのは、気温は15℃以下、湿度は70%以下、さらに空気に触れないところです。
 

無洗米に限らず、米は空気に触れると、酸化が進み乾燥しやすくなります。ですので、一番のポイントは密封した容器などで保存するのが最適です。おすすめはペットボトルなどの密封容器で、風通しの良い冷暗所で保存することをおすすめします。昔から知られている保存場所として冷蔵庫がベストで、密封容器に入れて保存します。乾燥対策、酸化対策、防虫対策あらゆる面で冷蔵庫は保存場所としておすすめです。

食べきれない分は冷凍保存を

無洗米を食べきれない分は、冷凍保存をおすすめします。最新型の炊飯器でも、美味しく保存するには5・6時間ぐらいが限界といわれており、水分がなくなりだんだんと乾燥し、さらに変色し、食感も悪くなります。ですので、残ったごはんは冷凍保存が最適です。

食べきれない分は冷凍保存する場合、できれば、炊きたてのまま冷凍保存させることをおすすめします。これは、水分を蒸発させないためで、ごはんが温かいうちに密封容器に入れるか、ラップにくるんで冷凍庫へ入れてください。あとは電子レンジで温めるだけで、ふっくらした食感がもどり、美味しくいただけます。冷凍保存しますと約3ヶ月間保存できますが、米は生鮮食品ですので、なるべく早めにいただくことをおすすめします。

無洗米の正しい炊き方を覚えよう!

いかがでしたか?無洗米の正しい炊き方を紹介しました。無洗米は水研ぎしなくてよく、水溶性のビタミンが流れでていないため、精米された米より栄養価が高くなっています。また、水洗いがないので環境にも優しい米で人気がでてきています。さっそく、無洗米を正しい炊き方で炊いてみましょう。手間がはぶけるうえ、美味しいごはんが炊けたら最高の幸せです。ぜひ、無洗米の正しい炊き方を参考に、チャレンジしてみてください。

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