春雨の正しい冷凍保存方法は？保存期間や解凍の仕方も紹介！

中華スープやサラダなどダイエット中でも食べることができる料理に使われることも多い春雨ですが、皆さんは春雨の賞味期限を知っていますか？春雨の原材料は緑豆やジャガイモなどを使っているため、炭水化物に分類されています。また、春雨のほとんどは乾燥させたものとなっているので、消費期限はないとされています。

しかし、消費期限と賞味期限は違い、賞味期限は美味しく食べられる期限となっているので、賞味期限をしっかり把握して美味しく春雨を食べるようにしましょう。春雨の賞味期限は未開封のもので約2年、開封後のものは約1か月で食べきるようにすることをおすすめします。

次に春雨の保存方法について紹介していきます。まずは未開封の春雨の保存方法を見てみましょう。未開封の春雨の場合は常温で保存することが可能です。ただし、常温で春雨を保存する場合は冷暗所で保存するようにしましょう。

開封後の春雨の保存方法は冷蔵保存がおすすめです。開封した春雨は湿気などで傷みやすくなってしまうため、ジップロックなどの密封した容器に入れて、冷蔵庫で保存するようにしましょう。開封後の春雨を冷蔵庫で保存した場合の賞味期限は1か月ほどとなっているので、開封後の春雨はできるだけ早く食べきるようにしましょう。

また、下茹でした春雨も冷蔵保存することができます。その際のポイントは春雨を少し固めに茹で上げるようにしましょう。茹で上がった春雨は、冷水で締めて余分な水気を切るようにします。その後、ごま油をまぶして春雨を油分でコーティングしてあげることで、水っぽくなるのを防ぎます。そして、密封容器に入れて冷蔵庫に保存しましょう。下茹でした春雨の冷蔵保存期間は2日～3日ほどとなっています。

皆さんは春雨には複数の種類があることを知っていますか？まずは、冷凍保存に向いている春雨の種類について見てみましょう。春雨にはマメ科のデンプンで作られた緑豆春雨とジャガイモやサツマイモのデンプンで作られた国産春雨が存在します。緑豆春雨は熱に強く、加熱しても煮崩れしにくくコシがある春雨となっています。そのため、下茹で後に冷凍ができる春雨となっています。

一方、国産春雨のいも類のデンプンは熱に弱く、火が通りやすいため煮汁を多く含み、加熱しすぎると伸びて煮崩れしてしまいます。冷凍をしても解凍時にべちゃっとしてくっつきがちになってしまうため、国産春雨は冷凍保存にはあまり向いていません。

次に春雨を冷凍保存する際の正しいやり方について紹介していきます。上記でも紹介したように国産春雨よりも緑豆春雨の方が冷凍保存に向いているため、冷凍保存をする場合は緑豆春雨を買うようにしましょう。冷凍する際の正しいやり方は、乾燥春雨を下茹でしたらしっかりと水気を切ります。使いやすい量ごとにラップなどで包み、ジッパー付きの保存袋で保存して、早めに使い切るようにしましょう。

朝の忙しい時や小腹が空いた時にすぐに使えるメリットがある反面、冷凍される際に水分が膨張して解凍時に組織が崩れるため、食感はやや損なわれてしまうので気になる人は冷蔵保存をして早めに使い切るようにしましょう。

春雨を冷凍保存する際のコツは、調理して冷凍することです。春雨は冷凍することができますが、解凍する際に組織が崩れて食感が損なわれてしまうため、チャプチェなどに調理してから小分けにして冷凍保存することをおすすめします。調理後に冷凍することでお弁当などにもそのまま入れることができるので、時短にもなります。

次は冷凍されている春雨の保存期間について紹介していきます。冷凍された春雨の保存期間は厳密には決められていませんが、日にちが経つごとに傷んでしまうため、冷凍保存をした場合でもなるべく早い期間で食べきるようにしましょう。

続いては冷凍した春雨の正しい解凍方法について紹介していきます。正しい冷凍春雨の解凍方法を守って美味しく春雨を食べるようにしましょう。冷凍した春雨を解凍する場合は、最初に自然解凍させるようにしましょう。いきなり鍋や電子レンジで解凍をすると解凍時間かかってしまうため、冷凍春雨を使う前日などに冷蔵庫の中に入れて自然解凍させます。

冷蔵庫で半解凍させた、春雨はスープの鍋や炒め物のフライパンに投入するようにしましょう。春雨は自然解凍で半解凍させてから鍋や電子レンジで解凍することで解凍のムラを減らすことができるのでおすすめです。冷凍春雨を急いで解凍させたい場合は、電子レンジなどで温める方法も可能ですが、その際は機種ごとに時間やワット数を調べてから解凍させるようにしましょう。

最後に冷凍春雨を使ったおすすめの簡単レシピについて紹介していきます。下茹でした冷凍春雨を使うことで調理の時短をすることもできるため、忙しい朝など調理の参考にしてください。

最初に紹介する冷凍春雨を使ったおすすめレシピは、冬の寒い時期にもピッタリの「春雨スープ」です。今回紹介する春雨スープは野菜たっぷりのスープで、寒い冬の朝やダイエット中の人にもおすすめのレシピとなっています。春雨スープに使う材料や作り方は以下を参考にしてください。

• トマト1/4個
• オクラ4本
• 冷凍コーン大さじ2
• えのき1/2袋
• ちくわ小1/2本
• 冷凍した緑豆春雨20g
• 水300cc
• 中華スープの素（粉末）小さじ1
• めんつゆ（3倍濃縮）小さじ1
• いりごまやラー油適量

1. 冷凍している春雨は前日に冷蔵庫に入れて自然解凍させておきます。
2. 最初に食材を切ります。トマトは2cm角、オクラは1～2cmの長さに切ります。えのきは石づきを落とし、3等分の長さに切ります。ちくわは1cm幅の輪切りにしていきます。
3. 鍋に水を入れ、沸騰したらトマト、えのき、ちくわ、冷凍コーン、中華スープ、めんつゆ、を加えて中火で煮ていきます。再度沸騰したら火を止めます。
4. 食べる直前に再度中火にかけて沸騰したら、春雨とオクラを加えて2～3分煮ていきます。
5. お椀に盛り、お好みでいりごまやラー油をかけたら完成です。

次に紹介する冷凍春雨を使ったおすすめレシピは「ベーコンチャプチェ」です。こちらのレシピは春雨を使って定番おかずとして子供から大人まで、様々な世代に愛されているメニューです。コチュジャンのピリ辛さが春雨に染み込み、ニンニクとベーコンのカリカリ感も合わさって、ご飯のお供にもピッタリとなっています。用意する材料と作り方は以下を参考にしてください。

• 冷凍した緑豆春雨適量
• ベーコン3～4枚
• ピーマン1～2個
• ニンジン1/4本
• 刻みニンニク（桃屋、ビン詰め）小さじ1
• サラダ油大さじ1
• A.酒大さじ1
• A.塩少々
• A.しょうゆ大さじ1
• A.砂糖大さじ1
• A.みりん大さじ1
• A.コチュジャン小さじ1/2
• A.鶏がらスープの素大さじ1

1. 冷凍されている緑豆春雨は前日に冷蔵庫に入れて自然解凍させておきます。
2. ボウルにA.の材料をすべて入れて混ぜておきます。
3. ベーコンは1cm幅程度に切って、ピーマンとニンジンは細切りにしておきます。
4. フライパンにサラダ油を引き、熱したら3のピーマンとニンジンを入れて、ピーマンに火が通るまでよく炒めます。
5. 4の中に、ベーコンと刻みニンニクを入れて、ベーコンに少し焦げ目ができるくらいまで炒めます。
6. 5の中に半解凍された春雨を入れて野菜と混ぜたら、1を加えてさらに混ぜ合わせていきます。
7. 6の春雨にタレが絡んだら器に盛り付けて完成です。

春雨の正しい冷凍保存方法や保存期間、冷凍春雨の簡単レシピについて紹介してきましたが、どうだったでしょうか？春雨は冷凍することで食感がやや損なわれてしまいますが、下茹でした春雨を冷凍保存することで調理する際に時短することが可能です。また、調理した春雨も冷凍することができるので、春雨の冷凍保存方法を覚えて、忙しい朝やすぐに調理したい際に活用してください。