姫リンゴの育て方のコツは?剪定から植え替えまで栽培方法を紹介!

姫リンゴは、観賞用や食用にも楽しめて盆栽としても人気があります。姫リンゴを栽培するのは難しそうと思いがちですが、実は育て方のポイントさえおさえれば、難しいことはありません。日当たりの良い場所で水やりや肥料を与えてあげるとスクスクと成長していきます。今回はさらに詳しく苗選びから剪定や植え替え結実についてまで解説します。姫リンゴは可憐な花を咲かせ、可愛い実をつけるので栽培するのがとても楽しいです。是非あなたも姫リンゴ栽培に挑戦してみてください。

姫リンゴの育て方のコツは?剪定から植え替えまで栽培方法を紹介!のイメージ

目次

  1. 1姫リンゴはどんなリンゴ?
  2. 2姫リンゴの栽培に挑戦!
  3. 3姫リンゴの育て方のコツ
  4. 4姫リンゴの剪定
  5. 5姫リンゴの植え替え
  6. 6姫リンゴの育て方を覚えて素敵な庭にしよう!

姫リンゴはどんなリンゴ?

姫リンゴは、バラ科リンゴ属の落葉高木で別名イヌリンゴとも呼ばれています。正しい育て方をすれば家庭でも栽培することができます。今回は、そんな姫リンゴを栽培するにあたって剪定、水やり、結実、肥料などについて詳しく解説していきます。実を食べれるのはもちろんのこと、観賞用や盆栽としても人気を集めています。是非、あなたも姫リンゴを育ててみませんか?

小さくて可愛いリンゴ

姫リンゴは普通のリンゴに比べてかなり小ぶりサイズです。小さなリンゴのことを総称して姫リンゴといいます。大きめのさくらんぼのような感じで、小さな赤い実がたわわに実る姿はとても可愛らしいです。姫リンゴの木は耐寒性があり、暑さに弱いのが特徴です。

姫リンゴの木は庭園樹として観賞用に植えられることも多いです。姫リンゴの実は、かなり酸味が強いので生食向きではありません。姫リンゴの実はコンポートなどに加工すると、お菓子のデコレーションなどに使えて便利です。

花も楽しめる

姫リンゴ5~6月になると3~4cmほどの白くて可憐な花を咲かせます。つぼみの時は濃い桃色なのに、花が開くと白い花なのがおもしろいです。つぼみの時は桃色の世界を、花が咲くと白い世界を見せてくれ観賞用だけでも充分満足出来る美しさです。元気な花をたくさん咲かせるには、日当たりの良い場所に苗を植えるのがポイントです。

果実は飾ったりコンポートに

姫リンゴは見た目は普通の甘いリンゴのようですが、実はそのままで食べるのはちょっと酸味がきつく食べにくいです。そこで、おすすめなのがコンポートにしたりジャムにしたり、リンゴ酒にアレンジすると美味しく頂けます。特にコンポートにすると、お菓子のデコレーションや料理の盛り付けのアクセントとしても使えて重宝します。

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姫リンゴの栽培に挑戦!

姫リンゴの栽培に挑戦してみたい方へ、育て方のいくつかのポイントを解説します。姫リンゴの栽培は中級者向けですが、正しい育て方が分かれば心配いりません。是非、挑戦してみてください!

苗を選ぶ

苗の選び方は、早く収穫したい場合は、大きな鉢にある程度育った苗を購入するのが良いでしょう。育て方も楽なので栽培に自信のない方にはおすすめです。小さなポットに入った苗を購入する場合は、収穫まである程度時間がかかりますが、価格はリーズナブルです。

良い苗を選ぶポイントは、まず幹を見てみましょう。幹がしっかりとしていて、傷がはいっているものやコブが多いものは避けましょう。接ぎ木で育てられた苗の場合は、継ぎ目部分の目だたないものを選んで下さい。継ぎ目が大きいと、その部分から菌が繁殖して姫リンゴの苗が病気になってしまうこともあるからです。正しい育て方をすれば接ぎ木苗でも特に問題はありません。

苗を植え付ける

苗を購入したら、あらかじめ用意した鉢または植えたい地面に植え付けをします。購入した時にすでに鉢に入っている場合はそのままでも構いません。ただ鉢底の穴から根が飛び出している場合は、根詰まりをおこすのでひとまわり大きな鉢に植え替えて下さい。根詰まりは生育の妨げになります

鉢に植える時は鉢底石を一番下に入れます。鉢底石を入れることで肥料が流れ出ることを防ぎ、水やりの後も水はけがよくなります。害虫の侵入も防ぐ効果もあります。次に土を鉢の半分くらい入れて、中心部分に苗を固定します。あとは、縁を埋めるように土を足していき水やりをたっぷりします。

地植えの育て方を選択する場合は、植える前に場所選びを慎重にして下さい。鉢植えの場合は気候や天候によって移動が可能ですが、地植えの場合はそれができません。肥沃な土であれば、水はけや水もちも良く栽培しやすいです。赤玉土小粒と腐葉土を混ぜて使うとバッチリです

結実と受粉について

姫リンゴは1本だけ育てていても結実できません結実を成功させるには受粉をする必要があります。そのためにはもう一本別の種類のリンゴを置いてあげます。自然受粉も良いですが、確実に受粉させたいなら人工授粉をしてあげる方法もあります。

受粉作業なんて難しそうと思ってしまいますが、初心者でも簡単にできます。人工授粉は花どうしを軽く擦りつけたり、刷毛などで取った花粉を雌しべに付けるだけでもOKです。姫リンゴは実のつきがいいので、受粉した花の数だけ結実し、鈴なり状態で実がなるでしょう。

姫リンゴの育て方のコツ

姫リンゴの栽培を成功させるには、やはり育て方のコツを把握することです。いったいどんなコツを押さえておけばよいのか解説しましょう。

日当たりの良い場所で栽培する

姫リンゴは日当たりの良い場所に植えると良く育ちます。鉢植えなら時々鉢を回して均等に日当たりが良くなるようにして下さい。日当たりが悪いと姫リンゴの実がつきにくく、色もツヤも悪くなります。特に姫リンゴの木の成長期である春から初夏にかけては日当たりが重要なポイントとなります。

暑さに注意

姫リンゴは、日当たりを好むのですが夏の暑さには弱いのが特徴です。日当たりが良くても直射日光を浴び過ぎると葉焼けしてしまいます。真夏は半日は日陰に鉢を移動させたり、涼しい環境を作ってあげたりして工夫しましょう。ずっと日陰に置いてしまうと成長の妨げになるので注意して下さい。

水やりや肥料の与え方

姫リンゴの成長期である春から夏にかけて水をきらしてしまうと結実の状態が悪くなります。特に鉢植えの場合は水をきらさないように様子を見て、朝夕の水やりを心がけましょう。土の表面が乾いていたら水やりをする目安にしてください。冬場は1日に1回の水やりで充分です

姫リンゴを栽培する時は、なるべく化学肥料を使わない方が良いです。春と秋に緩効性肥料を置き肥として与えて下さい。有機肥料を多めに与えて油かすや骨粉を使用するのがおすすめです。肥料が足りないと病気になりやすくなったり害虫の被害も受けやすいので注意してください。

日照不足や乾燥にも気をつける

結実できないのは、日当たりが悪かったり逆に日照りが強くて乾燥しすぎたりすることに原因があるかもしれません。鉢植えや盆栽の場合は、水やりが足りないと葉っぱの先が茶色っぽく変色してきます。そういう時は水やりの回数を増やしてみましょう。同時に肥料を与えてみると改善する可能性があります。

姫リンゴの剪定

姫リンゴを盆栽として育てる場合、特に気になるのが剪定です。剪定は姫リンゴを美しい姿を鑑賞するためには必要な作業です。ここで剪定の仕方について詳しく解説します。

剪定時期

姫リンゴを剪定する時期に最も適しているのは7~8月と葉を落としている12~3月下旬くらいの時期です。植え付けて4年目くらいから枝を整えていきます。

剪定方法

剪定の方法は、短い枝と立枝の分岐点のすぐ上の部分、そして枝分かれさせたい部分のすぐ上を切っていきましょう。不要な枝は間引きすると良いでしょう。

収穫時期

秋ごろにピンポン玉くらいの大きさに育ったら収穫の時期です。実が自然に落ちるのを待っていると樹が弱くなってしまうのでタイミングを見て収穫して下さい。丁寧に1個1個手で摘み取って下さい。年内のうちに収穫を終わらせてしますのがベストです。

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姫リンゴの植え替え

植え替え時期

姫リンゴを鉢で栽培する場合は、植え替えをするのが長く育つポイントです。姫リンゴの成長と共に根も伸びて鉢の中で詰まってきます。鉢を一まわり大きくすることで、姫リンゴも大きく成長していきます。植え替え時期は11~3月下旬が良いでしょう

植え替えの方法

植え替えは、植え付けの時と同じ方法で行って良いです。鉢から姫リンゴを取って、伸びすぎた根や太くなったまわり根などはカットして構いません。根を整えたら、鉢底石を敷いた一まわり大きな植木鉢に植え替えます。姫リンゴは水が大好きな植物なのに、水はけが悪いと枯れてしまうことがあります。植木鉢の底には水はけ用の穴が開いているものを使うことをおすすめします

植え替えの頻度は?

植え替えの頻度は目安として2~3年に1度は行った方が良いでしょう。植え替え時に根を整えたり、肥料を足したりしてあげるとさらに元気になり、美しい姫リンゴを楽しめます。

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姫リンゴの育て方を覚えて素敵な庭にしよう!

いかがでしたでしょうか?姫リンゴの栽培は意外と簡単なことが分かりました。育て方のコツやポイントさえおさえれば誰にでもできます。姫りんごは綺麗な花を咲かせ、結実するとたわわに実がなるので目に見えて成長過程を楽しめる植物です。是非あなたもこの記事を参考にして姫リンゴの栽培に挑戦してみて下さい。

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